タグ検索で♀龍×♂人間16件見つかりました。

天国に息衝く母達

「ふぅ・・・今日は定時に上がれそうだな・・・」 「ああ、俺も何とか目途が付きそうだよ。週末くらいは早く帰りたいしな」 「まあ今年も新入社員は入らなかったから、新人の面倒を見るのに手間が割かれてないだけまだマシな方だよ」 俺はそう言ってもう定時5分前となった社内の時計に目をやると、ようやく一段落した今日の業務を見直していた。 「そういやあいつ、今年も後輩が出来なかったってぼやいてたなぁ」 「そう言ってられるのも今の内だろ。いざ新人が入ったら、自分の仕事なんかまるで手に付かなくなっちまうからな」 そして同僚と…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c5%b7%b9%f1%a4%c... - 2018年08月08日更新

思いがけぬ再会

ガシャアァン・・・ 重々しい鉄格子の閉じる音で、俺はそれまで何処か希薄だった意識が唐突に現実に引き戻されたことに気付いていた。 「こ、ここは・・・?」 壁の松明がほんのりと周囲を照らし出す、薄暗い城の地下牢。 それは分かるのだが、俺は果たしてこんな独房に繋がれる程の大罪を犯したのだろうか・・・? ふとした出来心から鍵の開いていた他人の家に盗みに入ってしまったのは確かなのだが、このマレーナ国では少なくとも数年前まで人を殺したり放火をしたりというような重罪でない限りこんな重罰は受けなかったはずなのだ。 それに…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bb%d7%a4%a4%a4%a... - 2019年01月22日更新

楽園の週末

「ロブ、そろそろ飯に行かないか?」 週末の差し迫った金曜日の昼・・・ ぽっかりと講義の無い2限目の空白の時間を何時ものようにロブ達と図書館で過ごしていた俺は、少しばかり空腹を訴え始めた自分の腹を摩りながらそう漏らしていた。 「ああ、もうこんな時間か。そうだな、食堂に行こうぜ、ジェーヌ」 「ええ、分かったわ」 相変わらず、ロブとジェーヌの仲は順調に進展しているらしい。 この前大学の裏に新しく出来た雌竜天国という風俗店に行ったことで、ロブは普段ジェーヌがどれ程自分に対して気を遣ってくれているのかを理解したと言…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b3%da%b1%e0%a4%c... - 2018年06月03日更新

愛竜の住まう天国

ピピピピッ・・・ピピピピッ・・・ 「んっ・・・うぅ・・・」 心地良いまどろみの中に突如として聞こえて来た、耳障りな目覚まし時計の電子音。 だが思わず反射的に音のする方へ手を伸ばした俺は、もうそこにあるのが当たり前だと思っていた温もりを感じなかったことに気付いてハッと目を覚ましていた。 「プラム・・・?」 そして相変わらずけたたましく鳴り響く目覚ましを止めると、広いベッドの上で迎えた寂しい朝の目覚めにゆっくりと背筋を伸ばす。 今の時間は・・・まだ7時半か・・・ そう言えば昨夜は、プラムが最後の研修だと言っ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b0%a6%ce%b5%a4%c... - 2018年01月25日更新

安寧を乱す使者

「それじゃあ、今日の講義はここまでにしましょうか。また来週新しく内容の希望を募るから、皆考えてきてね」 月曜日の昼休みも過ぎた3限目・・・サキュバスのリリガンによる"交配の極意"の講義が終わると、俺は今回もまた刺激的な話を聞いて興奮に高鳴ってしまった心臓の鼓動を必死に抑え込んでいた。 そして大勢の学生達に混じって講義室の外へ出ると、図書館から戻って来たらしいロブとジェーヌが遠くからこちらに手を振っているのが目に入る。 「よおアレス。今回の講義の内容は何だったんだ?」 だが俺と顔を合わせるなりそんなことをあ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b0%c2%c7%ab%a4%f... - 2018年09月20日更新

天国を目指す同志

世間で多くの物事が新たなサイクルに切り替わる4月・・・ 俺も社会人としての1年目を終えると同時に、新たに2人の新入社員がこの会社へと入社してきた。 これまでにも学生生活で後輩と呼べる存在が出来たことは幾度かあるのだが、職場というある意味で特殊な環境において後輩の存在は何処か特別なものに感じられるものだ。 そして当然と言うべきか、入社2年目の俺と同期の同僚はそんな新入社員達の指導役に抜擢されたのだった。 もちろんIT企業という職場の特性上彼らへの業務指導については経験の長い社員が担当するらしいから、俺達の役…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c5%b7%b9%f1%a4%f... - 2016年05月17日更新

小さなお目付役

人間に姿を変えることの出来る恐ろしい雌老龍と奇妙な王族生活を始めたあの日から数年・・・ 何時の間に産んでいたのか、俺達の間には唐突に1人の・・・いや、1匹の雌の仔龍が出来ていた。 彼女達が人間に姿を変えられるようになるまでには生まれてから最低でも1年は掛かるらしいのだが、それでも幼子に化けるのが精々で赤ん坊に化けることは出来ないのだという。 その為仔龍の存在を正式な王妃の子供として何も知らぬ周囲の人々に認知させることは難しく、表向きは城下町で見つけた孤児を城で保護しているという体で彼女に城での行動を許して…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%be%ae%a4%b5%a4%c... - 2013年11月03日更新

巨影蠢く閨で

カツーン・・・カツーン・・・ ユラユラと揺れる燭台の明かりが、人々の寝静まった暗い城の通路をぼんやりと照らし出している。 最早履き慣れてしまった王族用の煌びやかな硬い靴が相変わらず甲高い足音を周囲に響かせているものの、通路を歩く俺の存在に気付いている者はたったの1人・・・いや、1匹しかいなかった。 その薄暗い視界の最奥に、やがて大きな寝室の扉が見えてくる。 今夜もまた、彼女があの扉の向こうで俺を待っていることだろう。 そう・・・俺は・・・彼女に選ばれたのだ。 彼女の生涯の伴侶として。 この国の新たな王とし…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b5%f0%b1%c6%ea%c... - 2008年08月26日更新

天国への誘い

「それではお先に失礼します!」 微かな橙色に染まった日差しが差し込む蒸し暑い部屋の中に響いたその声に、俺はデスクの上の書類に向けていた顔をほんの少しだけ持ち上げていた。 4月5月と研修やら何やらで忙しくあちこちを飛び回っていた後輩達もようやく社内で仕事を学び始め、俺も簡単な作業や雑務を彼らにお願いするようになってからは少しばかり自分の仕事にも余裕が出来始めている。 だがお陰で俺も今日は早めに仕事を終われそうだという感謝の念が篭った俺の視線に気が付いたのか、"天国仲間"の後輩がそのまま出口へ向かった同期に何…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c5%b7%b9%f1%a4%d... - 2016年09月23日更新

天国の泉

2月・・・厳しい寒波の影響で、今年の冬は東京にも多くの雪が降った。 北国に住む人々が聞けば鼻で笑われるかも知れないが、過密な交通インフラで辛うじて成り立っていると言ってもいいこの大都会ではほんの少しの雪が降っただけでその影響は甚大なものになる。 俺の住むこの眠らない街新宿でも、空から舞い落ちる冷たい雪に頭を抱える人々は非常に多かった。 「さて、と・・・これで今日の授業は終わりか・・・帰りの電車、ちゃんと動くかな・・・?」 大きな窓から雪のチラつく外を見てそう呟くと、俺は既に人の疎らになった講義室で帰りの準…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c5%b7%b9%f1%a4%c... - 2014年03月02日更新

妃の笑う夜

カツーン・・・カツーン・・・ 「はぁ・・・」 豪奢な装飾に彩られた広い城の廊下を歩きながら、私は深い溜息をついていた。 私の治めているこの小国がここよりずっと西方に位置するノーランド王国の属国だったのは、もう4年も前の話。 無事に独立を果たした後の私の生活は、この上もなく贅沢で明るいものになるはずだった。 いや確かに、私がこの国の誰よりも優雅で安寧な生活を送っていたのは間違いない。 そう、あの日までは・・・ 暗い面持ちで廊下の角を曲がると、やがて突き当たりに淡い燭台の明かりに照らされた寝室の扉が見えてく…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c8%de%a4%ce%be%d... - 2008年08月12日更新

護り神は3姉妹

とある乾燥地帯に広がる岩地の真っ只中に、人口200人程の小規模な集落があった。 その集落の中でも一際大きな酋長の家で、下は15歳から上は40歳を越えた大勢の男達が輪になって彼らの中央に置かれている大振りな陶器の壺をじっと見つめている。 だがやがて集落を束ねる酋長が姿を現すと、その場にいた全員がゴクリと緊張の息を呑んでいた。 それと同時に男達の内の半数には微かな期待と興奮の表情が、もう半数にはほとんど恐怖と言っても良い程の暗く悲壮な表情が浮かび上がっていく。 「皆の者、良く集まってくれた。それではそろそろ、…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b8%ee%a4%ea%bf%c... - 2012年06月03日更新

行雲竜水

 ――どれぐらい経っただろうか。  心中幾度繰り返そうが、少年の問いに答えはなかった。 彼の括られている祭壇と四方を照らす篝火、それらを包み込む洞窟は静寂に満たされて久しい。 身体に掛けられた飾り布は厚めではあったが内側は一糸纏わぬ裸であり、その熱は刻々と失わ れつつあった。  だが、少年は逃げ出そうと身じろぎもしなければ、助けを求めて泣き叫びもしない。 否、できなくなってしまった。   【フフ、今宵の奉げモノは一段と幼い事よ…・・・】   ――"ヌシ様"が姿を現したからには。   『あ……ひ』…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%d4%b1%c0%ce%b... - 2012年01月04日更新

湖底への帰郷

「う〜・・・くそ・・・今日も寒いな・・・」 ガチャリという音を立てて開けた扉の向こうから早朝の山間を支配する冷たい空気が家の中へじわりと流れ込んでくると、俺は1度だけブルンと寒さに身を震わせていた。 その明るく開けた視界の先に、まだ誰もが眠りについている静かな村の光景が広がっている。 世界でも5本の指に入る高さだという山の中腹にわざわざこんな村が作られた理由は一応理解しているものの、俺は厚着した服の上からでも感じられる酷い肌寒さに小さく舌を打っていた。 まあいい・・・この仕事で何の収穫も得られなかった時に…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b8%d0%c4%ec%a4%d... - 2008年10月02日更新

龍の棲む湖

すでに辺りは薄暗くなってきていた。 山は日が暮れるのが早いというけれどまさかこんなに早いとは。 つい1時間ほど前まではまだ明るかったのに、もう5メートル先もよく見えない。 俺は真っ暗なという表現がしっくりくる森を手探りで足早に歩いた。 時々蜘蛛の巣やら小枝やらが体に当たって不快な気分になる。 だが、冷静になって考えてみれば今の俺は遭難してるんだな。はっきり言ってマズイが俺にはどうすることもできなかった。とにかく俺は元来た(と思われる)方向に向かって手探りで進んで行くしかなかったんだ。突然、バサッという音と…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ce%b6%a4%ce%c0%b... - 2008年08月12日更新

龍根奇話

 ――朝起きたら、アレがアレになっていた。  (落ち着け俺)  息を吸って吐いて、呼吸を整えこめかみをグリグリと抉り込むように刺激する。  『痛っ!』  少々やり過ぎたが完全に目が覚めた。うん覚めたそうに違いない今度こそ。  ゴソゴソ。  ――パジャマをまさぐり、再度アレを確認。  グネッ。  『……』  イヤな感触。思い切って下着まで引き摺り下ろす。  グネグネグネグネ。  『う、う! うわぁああああああ!』  ――視線の先に確かにソレはいた。今度こそ間違いない現実。  (な、…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ce%b6%ba%ac%b4%f... - 2008年08月11日更新

どなたでも編集できます