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氷炎の恋物語

FlameDragon-side [[IceDragon-side>氷炎の恋物語2]] 世に人間という種が姿を現すよりも遥か太古の昔、世界は今よりもずっと厳格な秩序の下に統治されていた。 その地上に台頭していたのは大陸の南方にある活火山に棲み轟々たる火と大地を司ったという炎竜の一族と、北方の海に浮かぶ凍てつく氷山の奥地に集落を構え、荒らぶる風と水を操ったとされる冷たい氷竜の一族。 彼らは特に種族的な対立をしていたわけではなかったものの、決して相容れぬ存在としてお互いに異種族の竜達と関わりを持つこと…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c9%b9%b1%ea%a4%c... - 2008年08月12日更新

タイトル無し2

Human-side [[Dragon-side>タイトル無し]] 俺の心に空いた虚無はどうすれば埋まるのだろうか 俺はいつものように当ても無くただ彷徨っていた。 俺はあの時の約束を果たすべく 今尽き掛けているこの命を再び燃やそうと 俺はただ歩いていた。 「おい!そこの人間!我の縄張りで何をしている!!!」 ふと、声が聞こえその方向を見る。 すると、黒竜が俺の方を見て怒りを露にしている。 しかし、今の俺には竜でさえも心を動かす理由にはならない。 「なんだドラゴンか・・・」 俺は今人語を解す…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%bf%a5%a4%a5%c... - 2008年12月17日更新

赤月の気紛れ

Dragon-side [[Human-side>赤月の気紛れ2]] 「グゥ・・・グルル・・・」 心地良いまどろみの中に意識の覚醒を感じると、私は天井から降り注ぐ穏やかな朝日の中で目を覚ましていた。 やがてグルリと周囲を見回して住み処の中に誰も侵入者がいないことを確認すると、地面の上に丸めていた体をゆっくりと起こしていく。 そして鋭い鉤爪の生えた大きな両手足でしっかりと地面を踏み締めると、私は寝ている間に体へ降り積もった砂埃を振り落とすようにブルンと体を震わせていた。 全身を覆う厚い竜鱗のお陰で固…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%d6%b7%ee%a4%c... - 2016年11月19日更新

赤月の気紛れ2

Human-side [[Dragon-side>赤月の気紛れ]] ピピピ・・・ピピピ・・・ピピピ・・・ガシャッ!ゴンッ、ゴトッ・・・ 「う・・・う〜ん・・・」 心地良いまどろみの中で不意に耳の奥へと突き刺さったその目覚ましの音に、俺はベッドの上で目を瞑ったまま勘に任せて伸ばした腕を振り下ろしていた。 今日は確か、待ちに待った日曜日・・・ ニュースによれば今夜は赤くて大きな満月が見られるらしく、毎日望遠鏡で空を眺めるのが趣味の俺としては年に何度かある特別な日なのだ。 心配していた天気も窓から差し込…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%d6%b7%ee%a4%c... - 2016年11月19日更新

氷炎の恋物語2

[[FlameDragon-side>氷炎の恋物語]] IceDragon-side 世に人間という種が姿を現すよりも遥か太古の昔、世界は今よりもずっと厳格な秩序の下に統治されていた。 その地上に台頭していたのは大陸の南方にある活火山に棲み轟々たる火と大地を司ったという炎竜の一族と、北方の海に浮かぶ凍てつく氷山の奥地に集落を構え、荒らぶる風と水を操ったとされる冷たい氷竜の一族。 彼らは特に種族的な対立をしていたわけではなかったものの、決して相容れぬ存在としてお互いに異種族の竜達と関わりを持つことを…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c9%b9%b1%ea%a4%c... - 2008年08月12日更新

赤月の悪戯

Dragon-side [[Human-side>赤月の悪戯2]] 「む・・・もう日が落ちたのか・・・」 今日はもうこれで4頭目の獲物となる猪にとどめの牙を突き立てると、私は狩りに夢中になり過ぎて気がつかなかった夜の訪れに空を見上げていた。 森の中から見える背の高い木々に囲まれた漆黒の空はキラキラと星々の瞬きを滴らせ、全身を覆った薄い水色の体毛を撫で摩る冷たい風が狩りの終わりを私に告げる。 これだけの食料があれば、この先1週間は寝床の上でゆっくりと甘い惰眠を貪っていることもできることだろう。 私は…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%d6%b7%ee%a4%c... - 2008年08月12日更新

山村の神隠し

Dragon-side [[Human-side>山村の神隠し2]] ズッ・・・ジュブ・・・ 「グ・・・オゥ・・・」 仄暗い山中の洞窟にねっとりと響き渡る、屈強な雄竜の短い喘ぎ声。 私の秘所に呑み込まれた太い肉棒が断続的な脈動を見せる度、彼が射精を堪えるように地面へと組み敷かれた両手を力一杯握り締める。 しかしそんな儚い抵抗を嘲笑うかのように煮え立つ愛液をたっぷり纏った無数の分厚い襞が竜膣に捕らえた雄の象徴を容赦無く扱き上げると、彼がビクンと大きくその身を震わせて絶頂を迎えていた。 「クアッ・・・…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bb%b3%c2%bc%a4%c... - 2013年08月26日更新

山村の神隠し2

[[Dragon-side>山村の神隠し]] Human-side 広大な山の麓に広がる、人口500人程の小さな村。 隣町まで馬車で2時間は掛かる程の辺境にあるしがない小村ではあるだが、農業と狩りと採集で成り立っている割にこの村での生活は意外にも快適なものだった。 村のすぐ傍には山の中腹から大きな川が流れていて水場にも困ることは無く、狩りに出掛ければ大抵は何らかの獣を仕留めることが出来る程度には獲物の数も多い。 山には美しい紫色の番いのドラゴンが棲んでいるのだが、彼らは人間を襲うことがないばかりか…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bb%b3%c2%bc%a4%c... - 2013年08月26日更新

親の心子知らず

Dragon-side [[Human-side>親の心子知らず2]] 「く・・・う・・・」 頑丈そうな鎧を纏い、鋭い銀光を照り返す剣を構えた3人の男達。 だが彼らは、少し離れたところで我を取り囲んだまま1歩も動けずに固まっていた。 「どうした・・・お前達は、我を殺しに来たのではないのか?」 やがてそんな静かな挑発に乗ったのか、不意に我の背後で微かな殺気が放たれる。 「うおおおっ!」 ガギィン! だが予め背後の男が斬り掛かってくることが分かっていた我は、ほんの少しだけ己が巨体をずらすとその剣先を紙…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bf%c6%a4%ce%bf%b... - 2011年09月16日更新

親の心子知らず2

[[Dragon-side>親の心子知らず]] Human-side 「グルルルル・・・」 深い住み処の洞窟の奥で不穏な唸り声を上げる、赤鱗を纏った巨大な雄のドラゴン。 その灼熱の吐息を漏らす口元から、怒りとも困惑ともつかぬ唸り声が周囲に霧散する。 「貴様・・・一体何者なのだ?」 その巨躯に比すれば余りにも卑小な眼前の人間の娘に対するドラゴンの狼狽を含んだ声に、私は無言を保ったまま手にした長剣をそっと構え直していた。 別段、その質問に答える気が無かったわけではない。 だが口内の喉袋で密かに炎を唸ら…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bf%c6%a4%ce%bf%b... - 2011年09月16日更新

タイトル無し

Dragon-side [[Human-side>タイトル無し2]] ・・・退屈だ かれこれもう百数十年はこの暇を反芻していただろうか・・・ 全身を包む尻尾を眺めながら溜息をついた。 暇を噛み潰している屈強な龍の姿が どこか物寂しげに見える。 どこかの雄が我に求婚でもしてくれればいいのだが・・・ 昔は我も若さのあまり人間共を蹴散らしたこともあった。 しかし、それも人間への興味が薄れるにつれて くだらない、つまらない事だと気づいた。 短い生を足掻くが如く 蠢いている人間共を見ると虚しくなるのだ。 時…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%bf%a5%a4%a5%c... - 2008年12月17日更新

忘れようとした記憶2

Hunter-side [[Lioleia-side>忘れようとした記憶]] 「なぁおっちゃん、これで弓を作ってもらえるかい?」 ようやく、憧れだった念願の武器が手に入る。 僕はそんな期待感に胸を膨らませながら真っ赤に溶けた金属の熱がこもる武器工房へと駆け込むと、いつものように腕を組んでふんぞり返っているおっちゃんにやっとの思いで集めてきた素材と金を差し出した。 「何だボウズ。お前はまだハンターになりたての青二才だろう?」 だがこれまたいつものようにというべきか、僕の依頼を聞いたおっちゃんが意地悪…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%cb%ba%a4%ec%a4%e... - 2008年08月12日更新

赤月の悪戯2

Human-side [[Dragon-side>赤月の悪戯]] 町での買い物に予想以上の時間を食ってしまい、俺は両手にいくつもの買い物袋を提げたまま暗くなった山道へと入っていった。 2ヶ月もあるという初めての大学の夏季休暇を退屈な家の中で食い潰すくらいならと、俺は数日前からこの山の中腹にある大きな山小屋で過ごしている。 まだ俺が産まれてもない頃に祖父が山の中で暮らすのに使っていたものだそうだが、祖父が亡くなった今では家族にとってのちょっとした別荘となっている。 流石に山に広がる広大な森からは多少…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%d6%b7%ee%a4%c... - 2008年08月12日更新

忘れようとした記憶

Lioleia-side [[Hunter-side>忘れようとした記憶2]] また、茹だるような暑さの照り付ける季節がやってきた。 不思議な絆で結ばれた人間と愛娘を森に残してこの鬱蒼とした木々の茂る密林に移り住んでから早4週間。 毎晩のように降り頻る激しい雨や涼しい洞窟の中に巣食う不快な虫どもに幾度となく辟易しながらも、私は何とか新たな塒となりそうな美しい縦穴のある洞窟を見つけてほっと胸を撫で下ろしていた。 今頃はもう、あの娘も成体といって差し支えない程に大きく成長しているに違いない。 それにあ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%cb%ba%a4%ec%a4%e... - 2008年08月12日更新

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