タグ検索で非エロ68件見つかりました。

 1  2  3  4  次の20件

仇敵の胸に抱かれて

月明かりどころか微かな星の瞬きさえ見当たらない、世界の全てを漆黒の闇が覆う不気味な夜。 俺は深い森を抜けた先でそんな黒一色の夜空を背景に巨大な城のシルエットが浮かび上がっているのを目にすると、背後に従っていた3人の仲間達に向けて小さく声を掛けていた。 「いよいよだぞ」 「ああ・・・」 「ここまで、随分と長く掛かったわね」 無骨な男達の中で紅一点のメリルが、その凛とした青い瞳で俺と同じく不気味な城を見上げながらそんな声を漏らす。 確かに・・・彼らとともにこの旅に出発したのは、もう5年も前になるだろうか・・・…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b5%d8%c5%a8%a4%c... - 2017年05月11日更新

氷炎の恋物語

FlameDragon-side [[IceDragon-side>氷炎の恋物語2]] 世に人間という種が姿を現すよりも遥か太古の昔、世界は今よりもずっと厳格な秩序の下に統治されていた。 その地上に台頭していたのは大陸の南方にある活火山に棲み轟々たる火と大地を司ったという炎竜の一族と、北方の海に浮かぶ凍てつく氷山の奥地に集落を構え、荒らぶる風と水を操ったとされる冷たい氷竜の一族。 彼らは特に種族的な対立をしていたわけではなかったものの、決して相容れぬ存在としてお互いに異種族の竜達と関わりを持つこと…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c9%b9%b1%ea%a4%c... - 2008年08月12日更新

血塗られた遺産

「行って来まーす!」 僕はそう言って家を飛び出すと、まだ昼食を食べたばかりで些か重い腹を揺すりながら村外れの森へと駆けていった。 この人口200人にも満たない小さな村では同じくらいの歳の子供は数えるくらいしかおらず、今年で9歳になる僕は村から程近い森で遊ぶことの方が遥かに多かったのだ。 もちろん友人が全くいないというわけではないのだが、森での採集や狩りを生業にしている僕の両親とは違って他の子供達の親は自分の子供が森に入ることを余り良くは思っていないらしい。 僕は今よりももっと小さい頃からお父さんに連れられ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b7%ec%c5%c9%a4%e... - 2018年03月04日更新

物言わぬ黒翼

「お嬢様・・・森には危険もございます故、余り私めの目の届かぬところへは行かれませぬように」 「爺やが遅いのじゃ!何時も何時も、ちゃんと妾について参れと言うておるではないか!」 ある晴れた日の午後・・・ 妾は週に2度の楽しみである森への散策に出掛けると、少しばかり息苦しそうに後ろをついてくるもう70歳近い執事の老体を気遣うことも無く薄暗い木々の回廊の中を駆けていった。 周囲を森に囲まれた貧しい小国だからなのかこの国の王である父ももうすぐ6歳の誕生日を迎える妾に特に贈り物の類をくれるつもりは無いらしかったもの…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ca%aa%b8%c0%a4%e... - 2019年01月06日更新

タイトル無し2

Human-side [[Dragon-side>タイトル無し]] 俺の心に空いた虚無はどうすれば埋まるのだろうか 俺はいつものように当ても無くただ彷徨っていた。 俺はあの時の約束を果たすべく 今尽き掛けているこの命を再び燃やそうと 俺はただ歩いていた。 「おい!そこの人間!我の縄張りで何をしている!!!」 ふと、声が聞こえその方向を見る。 すると、黒竜が俺の方を見て怒りを露にしている。 しかし、今の俺には竜でさえも心を動かす理由にはならない。 「なんだドラゴンか・・・」 俺は今人語を解す…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%bf%a5%a4%a5%c... - 2008年12月17日更新

救出

突然、私は深い眠りから覚めた。 一瞬愚か者が私の洞窟に侵入でもしたのかと思って辺りを見回すが、別に問題はない。 「フン・・・思い過ごしか・・・」 いつもならこのような真昼に目が覚めることなどほとんどないというのに・・・ 「ゴアアアアアァ・・・」 真っ黒な鱗に覆われた巨大なドラゴンは大きく空気を震わせて欠伸をすると、妙な予感に思わず目覚めてしまった己を叱咤して洞窟の冷たい地面に再び蹲った。だが・・・ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・ 突如、轟音とともに大地が激しく揺れた。 「むおっ!?」 予想だにしていな…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b5%df%bd%d0... - 2008年08月12日更新

羽の舞う青春

すっきりと晴れ渡った青い大空と、美しく澄み渡った蒼い大海原。 俺は船尾の方から微かに聞こえてくるくぐもったエンジン音に耳を澄ませながら、快速船の甲板でそんな青の世界をじっと眺め続けていた。 ここは故郷のある大陸からは遠く離れた海の上・・・ 船長の話によれば、もう間も無く水平線の向こうに目的地の島が見えてくるらしい。 「おうアレス、ここにいたのか。結構探したんだぞ」 だが何時まで経っても目的地の姿が見えて来ないことに焦れていたその時、俺は船室から出て来た友人の声に気付いて背後を振り返っていた。 「ああ、ち…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b1%a9%a4%ce%c9%f... - 2015年02月17日更新

ドラゴンレース

数多くのドラゴン達が平和に暮らす世界。 そこには人間界と同じように山があり、川が流れ、雄大な自然が満ち溢れていた。 世界各地に点在するドラゴン達の町では毎日多くの雄ドラゴンが狩りに出かけ、妻となった雌ドラゴン達が住み処を守り、中には原始的な娯楽にひたすら興じる者達もいた。 ドラゴンレース。 月に一度、腕に・・・いや、脚に自信のあるドラゴン達が一昼夜をかけて荒野を駆け抜ける。 レースの勝者は次のレース開催まで1ヶ月の間その町の長となり、毎日他のドラゴン達から狩り出した獲物を捧げ物として贈られるという名誉を授…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%c9%a5%e9%a5%b... - 2008年08月12日更新

闇夜に踊る影

「む・・・う・・・?」 月明かりさえ届かぬ洞窟の奥深く、我は周囲を押し包んだ漆黒の闇の中で不意に目を覚ましていた。 珍しいこともあるものだ・・・普段は昼間でさえ空腹を訴えた時以外は眠りから目を覚ますことなどほとんどないというのに、こんな夜中に起きるなどこれまでの生涯を振り返ってみても初めてのことかも知れぬ。 ふと脇に視線を向けると、美しい青色の体毛を纏った妻が相変わらず幸せそうな寝顔を浮かべて熟睡していた。 フフ・・・まあいい・・・ 妻のこの寝顔が見れただけで、意味も無く深夜に目覚めてしまったことへの埋め…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b0%c7%cc%eb%a4%c... - 2010年11月02日更新

久遠を越えて 未来編

ピピッ・・・ピピッ・・・ 「故にこの物質の正体は・・・おっと、こんな夜中にメールか・・・」 自分の他には誰もいない薄暗い研究室で、僕は唯一の光源であるパソコンの画面に浮かんだ電子メールのアイコンを素早くクリックしていた。 何でもかんでもハイテク化の進んだ21世紀半ばの今となっても相変わらずこの通信手段だけは50年以上前から特に大きな変化を見せていないのは、それ程単純で且つ洗練された技術だったことの裏付けなのだろう。 そしてその途端今まで書いていたレポートの画面を埋め尽くすかのように大きなメールソフトが立ち…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b5%d7%b1%f3%a4%f... - 2009年01月20日更新

黒の終焉を見届けて

〜2035年〜 8年振りに再会した幼馴染のトムと悲しい別れを遂げたあの日から半年後、俺はようやくそれまで手掛けていた遺跡の発掘作業が一段落したことを受けて長期の休暇を取ることにした。 もちろんその目的はトムの命を奪ったあの黒水晶を探すことと・・・現代にまで生き残っている本物のドラゴンを探し出すことだ。 あれから仕事の合間に更に多くの歴史書や記録を読み漁ってみたのだが、やはりトムが言った通り記録に残っている例の石の行方は彫刻家であったルイスが持っていたのが最後ということになっているらしい。 ルイスが死去した…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%f5%a4%ce%bd%a... - 2013年11月13日更新

竜の里親

深い森の奥に隠された薄暗い洞窟。その中に設えられた鳥の巣のような温かい寝床の上に仰向けに寝転びながら、僕は自分の不思議な人生を思い返していた。 悪政のために今はもうなくなってしまったが、20年ほど前この森の近くには1つの小さな国があったらしい。 その国は、国土の大きさに対して人口が増えすぎては困るということで、全ての国民に第2子の出産を禁じていた。 だがそんな理不尽な御触れを出されて最も困るのは、図らずも第2子を孕んでしまった夫婦などではなく、やはり生まれてくる子供の方だったのだろう。 なぜならその子供は…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ce%b5%a4%ce%ce%a... - 2008年08月12日更新

寒風の縁

ザクッ・・・ザクッ・・・ 膝元までかかるような深い雪の中に足を取られながら、僕は吹雪のせいでほとんどきかない視界の中に風雪の凌げそうな所を求めて真冬の雪山をさ迷い歩いていた。 いつのまにか一緒に登っていたはずの登山隊ともはぐれてしまい、どんどん胸の内に不安が広がってくる。 リュックの中に大きめの毛布は持っているものの、辺りに疎らに生えている枯れ木では体を休めることさえできないだろう。 「ああ・・・僕は今・・・遭難してるんだよな・・・」 すでに冷え切った耳は真っ赤に火照り、厚い手袋をしているはずの手の指が悴…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b4%a8%c9%f7%a4%c... - 2008年08月12日更新

地に墜ちた女王

アルコールと獣の皮、そして幾許かの血の匂いが、辺りに充満していた。 飛竜の甲殻で作られた重厚な装備に身を包む屈強そうな男達が、危険な冒険に挑む前に命を預け合う仲間と安らぎの一時を過ごしている。 普段強面のハンター達との会話に慣れているはずの酒場の娘も、そんな一見収拾がつかないのではないかとも思えるような喧騒に溜息をついた。 「マスター、次の依頼です」 騒音に揺れる耳に微かに聞こえた声を頼りに娘が顔を横へ向けると、隣で半分寝ぼけていたギルドマスターのもとへ若い男からある依頼の書かれた羊皮紙が届けられている。…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c3%cf%a4%cb%c4%c... - 2008年08月12日更新

美女と野竜

プロローグ バン! 巨大な扉を勢いよく蹴り開ける音で、我は目を覚ました。 暗闇の中に目を凝らすと、腰に長剣を携えた気品の高い人間の若者が、数人の従者を伴って我の寝床にずかずかと踏み入ってくる所だった。 その胸元に、真っ白に輝く細かな装飾の入ったペンダントを身につけている。 「ようやく見つけたぞ!忌まわしきドラゴンめ!」 「・・・人間か・・・我に何の用だ?」 その無謀な若者は、冷たい眼で睨み返す我に向かって白刃を突き付けると大声で名乗りを上げた。 「私の名はアルタス!罪なき人々を襲う邪悪なドラゴンめ、我が…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c8%fe%bd%f7%a4%c... - 2008年08月12日更新

氷炎の恋物語2

[[FlameDragon-side>氷炎の恋物語]] IceDragon-side 世に人間という種が姿を現すよりも遥か太古の昔、世界は今よりもずっと厳格な秩序の下に統治されていた。 その地上に台頭していたのは大陸の南方にある活火山に棲み轟々たる火と大地を司ったという炎竜の一族と、北方の海に浮かぶ凍てつく氷山の奥地に集落を構え、荒らぶる風と水を操ったとされる冷たい氷竜の一族。 彼らは特に種族的な対立をしていたわけではなかったものの、決して相容れぬ存在としてお互いに異種族の竜達と関わりを持つことを…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c9%b9%b1%ea%a4%c... - 2008年08月12日更新

ドラゴン研究

生命技術によりドラゴンが誕生した時代 研究者はドラゴンの生態を研究していた。 研究者はドラゴンの体を調べた。 ドラゴンは体が硬い鱗に覆われ爪や牙も強力で尾や角も強靭である。背中には飛膜で出来た伸縮性の翼を持っており、大きな顎を持っており噛む力もかなり強力である。嗅覚は犬より優れており、視力は鳥より優れて色覚もフルカラーで目が光るため暗闇の中でも見える。聴覚もコウモリより優れて触覚もかなり鋭く中に入ってるものを確認できるほどである。知能も高いが人間には劣る。味覚は渋さと甘さに鋭く、酸っぱさには鈍い。 ド…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%c9%a5%e9%a5%b... - 2011年03月26日更新

脆き偽りに縋りて

小さな子供に読み聞かせる童話・・・その多くは社会の縮図とも言うべきある種の風刺を含んだ創作と、遠い昔に起こった実話を語り継ぐ為にその形をより分かりやすく変えたものとに大別される。 今年で10歳になる僕がまだ鮮明な記憶の残る幼年時代に幾度と無く聞かされた童話の数々は、正にその後者に当たる典型的な物だと言っていいだろう。 だが僕が一見すると酷く現実離れしている摩訶不思議な童話を実際の出来事だと理解することが出来たのは、僕自身がその童話に隠されたエピローグの当事者となったからに他ならなかった。 僕の住んでいる…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%c8%a4%ad%b5%b... - 2010年07月10日更新

無口な仔竜

バサッ・・・バサッ・・・ 清々しく晴れ渡った空の下を飛びながら、僕は遥か眼下に見える人間達の村へと視線を移していた。 住み処のある山の麓に広がるその村はそれ程大きなものではなかったのだが、山間の小村にしては珍しく大勢の子供達が連日のように賑やかな笑い声を上げながら走り回っている。 つい前日5歳になったばかりの僕にとっては、そんな楽しそうな人間達の様子が何よりも興味深かった。 僕もできることなら、あの人間の子供達に混じって一緒に遊んでみたい・・・ だがそんな些細な夢は、僕が人間ではなく竜に生まれたというだけ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%cc%b5%b8%fd%a4%c... - 2012年06月24日更新

墓守の神

「ふぅ・・・」 来る日も来る日も単調な生活の繰り返し・・・ とある事件が切っ掛けでほんの100年程前に全能の神力を失ってからというもの、我はただの老いた白竜としてこの地で年明けを迎えることに早くも疲れ切ってしまっていた。 神竜として生まれながら人間達の争いに首を突っ込んだことがまさかこんな救いようの無い結果に繋がろうとは当時の我には全く想像も付かぬことだったのだが、今にして思えば我は己の力に些か驕りを感じていたのだろう。 我の棲む森は東西で接する2つの国境に近い山中にひっそりと広がっていて、この国の住人は…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ca%e8%bc%e9%a4%c... - 2014年09月30日更新

 1  2  3  4  次の20件

どなたでも編集できます