タグ検索で微エロ6件見つかりました。

忘我の温もり

木々が枯れ雪の舞う季節、冬。 長年山奥の洞窟に住んでいるというのに、ワシは毎年この季節になると憂鬱な気分になる。 フサフサの厚い毛皮を身に纏っているとはいえ、吹きつける冷たい風が否応なく体温を奪っていく。 それに、なによりも食料がない。まあ、冬の間食べ物など一切口にしなくても生きていくのには困らぬのだが、食料が減るとなるとつい寒さも気にせず何かを捜し求めに外へ出かけてしまうのは、ドラゴンといえども生物の持つ本能なのだろう。 今日もまた収穫のない雪山の散歩を終えると、ワシはトボトボと住み処の洞窟へと引き返し…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%cb%ba%b2%e6%a4%c... - 2008年08月12日更新

闇を訪ねて

ある晴れた日の夜・・・ 荒野の外れにある静かな村の片隅で、俺は数人の友人達と焚き火を囲んで談笑していた。 「なあフォルツ、もう1回あれやって見せてくれよ」 「何だよまたか?そんなに難しいことじゃないんだから、お前らも少しは練習して身に付ければ良いだろ」 「そうは言ってもさ、俺達と同じ年頃の連中であんなことが出来るのは数えるくらいしかいないって話じゃないか」 俺はそんな仲間の声に小さな溜息を吐くと、中空に差し出した両手の掌を上にしてほんの少し意識を集中していた。 その数秒後、煌々と燃える小さな丸い火の玉が左…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b0%c7%a4%f2%cb%a... - 2016年08月01日更新

赤月の悪戯

Dragon-side [[Human-side>赤月の悪戯2]] 「む・・・もう日が落ちたのか・・・」 今日はもうこれで4頭目の獲物となる猪にとどめの牙を突き立てると、私は狩りに夢中になり過ぎて気がつかなかった夜の訪れに空を見上げていた。 森の中から見える背の高い木々に囲まれた漆黒の空はキラキラと星々の瞬きを滴らせ、全身を覆った薄い水色の体毛を撫で摩る冷たい風が狩りの終わりを私に告げる。 これだけの食料があれば、この先1週間は寝床の上でゆっくりと甘い惰眠を貪っていることもできることだろう。 私は…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%d6%b7%ee%a4%c... - 2008年08月12日更新

赤月の悪戯2

Human-side [[Dragon-side>赤月の悪戯]] 町での買い物に予想以上の時間を食ってしまい、俺は両手にいくつもの買い物袋を提げたまま暗くなった山道へと入っていった。 2ヶ月もあるという初めての大学の夏季休暇を退屈な家の中で食い潰すくらいならと、俺は数日前からこの山の中腹にある大きな山小屋で過ごしている。 まだ俺が産まれてもない頃に祖父が山の中で暮らすのに使っていたものだそうだが、祖父が亡くなった今では家族にとってのちょっとした別荘となっている。 流石に山に広がる広大な森からは多少…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%d6%b7%ee%a4%c... - 2008年08月12日更新

ドラネ・コンティ

「85年物の赤ワインとチーズケーキをお持ち致しました」 高級な雰囲気を醸し出す三ツ星レストラン。 リボンのような大きな赤い耳を持った黄色のドラゴンは、運ばれてきた美味しそうなチーズケーキを見て微笑んだ。 レストランでバイトをする若いウェイターが、透き通ったワイングラスに真紅の美酒を注ぎ込んでいく。 ムシャ、ムシャ・・・ 一言も発せずに黙々とチーズケーキを頬張るドラゴン。 その様子を横目に、ウェイターのドラゴンはかしこまった様子でグラスいっぱいまで注がれたワインのボトルを戻そうとした。ところがその時・・・ …

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%c9%a5%e9%a5%c... - 2008年08月12日更新

ワニ

まだ眠気の残る早朝、突然110番通報があった。 なんでも、男性が相模大橋の岸辺でワニを見つけたと言ってきたらしい。 「またペットのワニが逃げたのか?」 同僚と呆れ顔でパトカーに乗り込むと、俺は現場に急行した。 現場に到着すると、確かに体長1.1メートルほどのワニが岸辺から約3メートルの川中を泳いでいた。 「心配ない。俺が捕まえてくる」 同僚に一言言いおくと、俺はズボンのすそをまくって川に入った。 決して大きくないとはいえ相手はワニ、油断すれば危険だが俺はあまりそのことは考えないようにした。 後ろから行け…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%ef%a5%cb... - 2008年08月12日更新

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