概要

硫黄島　菊村至 著
出版社：角川文庫
値段：５９０円（税別）

内容

終戦から六年、１人の男が新聞社に勤める主人公を訪ねる。硫黄島に手記を隠してきたという彼は、このことを記事にして欲しいと話した。しかし、その後硫黄島に渡った彼は、現地で自殺してしまう・・・芥川賞受賞の「硫黄島」をはじめ、短編６作品を収録。

感想：★★★★☆

戦後十年後ぐらいに発表された作品。戦争を描いたものとして「日本人の死闘を描いた」的なものは個人的に抵抗があるのだが、等身大の登場人物が、人を殺めたことで背負った苦悩が非常に良くかけていて◎。あのころの戦争って、今の戦争よりよっぽど恐ろしい。

購入

アマゾン - 『硫黄島』


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