【イスラエル・メイール・ラウ】

元イスラエル首席ラビ(1993〜2003)。現テルアビブ首席ラビ。

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1937年、ポーランドで生まれる。第2次世界大戦が始まると、ポーランド初のゲットーであるペトロコフ・トリボナルスキーに移送される。1942年、父がトレブリンカ・ゲットーに移送される(1943年に死亡)。1944年、兄と共にブッヘンワルド強制収容所に移送されるが、共に生存。母はホロコーストで亡くなる。

戦争終結後、イスラエルに移住。叔父の養子となり、戦争中失った教養を満たす。24年に結婚し、聖書教師となる。

宗教関係の職を転々とした後、1978年にネタニア首席ラビに指名される。1988年にはテルアビブ首席ラビとなり、1993年(〜2003年)イスラエル首席ラビとなる。その後、2005年に再度テルアビブ首席ラビとなる。

ラバイ・ラウはどの正統派のどの宗派にも属せず、正統派と世俗派の距離を縮めることに努めた。また、ホロコースト生存者として、ホロコースト被害者の記録などにも携わる。2005年、10年間イスラエル代表のラバイを勤めた功績に対し、イスラエルで最も名誉とされるイスラエル賞を受賞。

現在、カツァブ大統領の後任として名が挙がっている。
2006年10月24日(火) 00:53:31 Modified by moshejp




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