【ナザレ・イリット】

イスラエル北部の町。面積は29.7平方キロメートル。人口は43,900人。内91%がユダヤ人、6.7%がキリスト教徒のアラブ人、2.3%がイスラム教徒のアラブ人。住民の多くがアラブ人のナザレの隣に位置している。1974年、市として認定された。


イスラエル初代大統領ベングリオンは、ネゲブとガリレアの入植を目指していた。ナザレ・イリットは1956年に作られる。土地の多くは元々アラブ人のものだったのが多く、ユダヤ人の移民に明け渡された。

旧ソ連からの移民が始まると、多くの移民がこの町に移民し、ロシア系移民の中心地のひとつとなる。また、隣のナザレから移り住むアラブ人も増え、現在では10%ほどに及ぶ。2000年の10月事件では、ナザレのアラブ人との衝突も起きた。


町は主に工業が盛んで、大きなショッピングモールや市場もある。前ローマ法王ヨハナン・パウルス2世のナザレ訪問(2000年)が決まると、ナザレ・イリットでも多くの観光施設が、10月事件以来、観光客は減っている。
2006年07月24日(月) 20:27:23 Modified by moshejp




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