【安全保障理事会決議1559】


2004年9月、国連安全保障理事会がレバノンにおける、シリアの軍事的介入を止めるよう呼びかけた決議。また、ヒズボラを含むレバノンで活動する武装組織の解体も呼びかけた。9カ国(アンゴラ、ベニン、チリ、フランス、ドイツ、ルーマニア、スペイン、イギリス、アメリカ合衆国)が賛成し、6カ国(アルジェリア、ブラジル、中国、パキスタン、フィリピン、ロシア)が棄権した。

シリアは当初、決議の実践を遅らせていたが、リフィク・ハリーリ暗殺によりシリアの撤退を呼びかける国際世論とレバノン国内での反シリアの声が高まる。2005年3月、アサド大統領は、撤退を発表する。

2005年4月、最後のシリア兵がレバノンを後にする。しかし、ヒズボラはいまだ解体されていないまま、今日に至る。2006年のレバノン危機勃発と共に、イスラエルは安全保障理事会決議1559の実践を停戦の前提とする。
2006年08月03日(木) 15:21:19 Modified by moshejp




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