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『彼女』の呼び声 第三話

「色々あるが……どれがいい?」

 いつものベンチに腰掛け、仁はトートバッグを開き、少女に尋ねる。
 少女はわずかに考えるような素振りの後、エビマヨネーズのおにぎりを指さした。

「ん、わかった」

 手早く包装を解き、ビニールを引き抜く。

「――――♪」

 少女はそれを仁から受け取ると、嬉しそうにかぶりついた。
 単に菓子パンの包装ならなんとか破れるから菓子パンを選んでいただけで、おにぎりや弁当も好きらしい。

「そうだよな。片手じゃさすがにこの包装は破れないよな」

 ――普通に両手が使えても、巧く破けない奴もいるし。
 などと考えつつ、仁も適当にひとつを手に取り、包みを破る。

「ん、美味いな」

 やや塩味のきつい鮭は、しかし米に良く合う。
 コンビニのおにぎりなどと莫迦にしていたが、こうして味わってみるとなかなか侮れない。
 食べかけのおにぎりを手にそんなことを考えていると、

「――――☆」

 横合いから彼女が食べかけのおにぎりを齧り取る。
 もきゅもきゅと咀嚼し、

「――――♪」

 満足そうな声を上げた。

「あ、このっ。やったな!」

 お返しとばかりに仁も彼女の食べかけのおにぎりを狙うが、彼の口が届くより早く、おにぎりは少女の口の中へと消えた。
 が、仁は止まらない。

「――――!?」

 口元へと運ばれるおにぎりの軌跡を追うように仁の体が動き、そのまま彼女の唇へと。
 かつんと前歯と前歯がぶつかり合う数度目のキスは、ほのかな塩味とエビマヨネーズの香り。

「…………」

 一瞬驚きに目を丸くした彼女は、しかしすぐに目を閉じ、口付けに応える。
 それはまだ初々しい、唇と唇と重ねるだけの軽いキスだ。
 ほんの一呼吸か二呼吸の間だけ。
 だが、唇が離れると、彼女は満ち足りた笑顔で声を上げる。

「――――」

 相変わらずの名状し難い声だが、その奥に秘められた想いを、仁は感じた。
 だから、彼女の体をそっと抱き寄せ、耳元で囁く。

「ああ。俺も好きだよ」
「…………」

 月が二人を祝福するかのように、柔らかな光を投げかけていた。

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作者 2-545
2008年01月20日(日) 18:36:17 Modified by n18_168




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