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スケッチブックと無口っ娘(仮題)

 くいくいと制服の袖を引かれて振り返ると、そこには同じクラスの中本が立っていた。
「どうした? 俺の店番は終わったよな?」
 文化祭の人込みを避けるように細い腕を取って廊下の隅による。俺の問いに頷いて答えると、
中本は大きめのセーターからかろうじて出ている指でスケッチブックをめくり始めた。
 開かれたページにはマジックでひらがなが一文字だけ。
「……『わ』?」
 意味が分からず、見えたままを口にした。すると中本はニコニコと嬉しそうに笑ってさらにページをめくる。
 次は『た』。俺が音にするまでこちらをじっと見上げてくる。
クラスの女子の中でたぶん一番小さいから、首を伸ばして見てくる様子がハムスターみたいでコミカルだ。
「えーと、読めばいいのか? 『た』」
 何がなんだか。頭の中を疑問符が増殖して埋めていく。
 ぺらっ。
「『し』」
 ぺらっ。
「『は』? じゃなくて、学校は、の『は』?」
 助詞の『は』だと俺が気づくと満面の笑みで何度も頷いてくれた。なんか、こういうおもちゃみたいで面白い。
 ぺらっ。
「『あ』、『な』、『た』、『が』……」
 正月の餅付きみたいに、めくる、読む、めくる、読むという単調な作業を繰り返す。
「『す』、『き』、『で』、『す』、『。』――『わたしはあなたがすきです。』
……『私はあなたが好きです。』っ? ってええ?」
 出来上がった音を繰り返して単語にして、文章にする。そして意味を理解して口にした瞬間、
俺はパニックになった。スケッチブックと中本を見比べる。
 目が合った途端、中本は俺にスケッチブックを押しつけると、顔を真っ赤にして走り去って行った。
「ちょ、ええーっ? 好きって、ええー?」
 こんな告白ってありかよ!


おわり


作者 6-405
2009年01月05日(月) 23:29:13 Modified by ID:z0ZlJTbkWw




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