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プレゼントは私!

軽そうなアルミテーブルの上に鎮座する携帯電話のサブ・ディスプレイが、
現時刻を12月23日深夜……正確には24日と伝えている。
一糸纏わぬ姿で冷たい床に横たわる小夜(さや)は、
窓から注ぐ月光に照らされてテラテラと光る陰部を恥ずかしそうに手で隠した。
長い黒いストレートな髪の毛、幼い顔付き、それに似合わぬ扇情的な瞳。
彼女自身の掌ですっぽり隠せそうな可愛い胸。
十人が十人どきりとするであろう美しさを持った彼女は今、
マンションの一室で恋人の帰りを待っている最中である。それも裸で。なぜか?
結論から言うとつまり彼女は、彼氏を誘惑しようとしている訳である。
もちろん性的な意味で。

彼女の恋人である弘樹は立派な社会人で、本来祝日である今日も朝から休日出勤している。
弘樹のいとこであり、恋人であり、ちなみに学生の身分でもある小夜は毎日部活が終わると合鍵を使って彼の家に入り込み、
鼻歌まじりに料理を作って新妻よろしく未来の旦那様(予定)をお出迎えするのが日課になっていた。
しかし、いつものように(23日は祝日だが、部活の練習があった)小夜がマンションへ向かっている最中、
彼女の携帯に彼から着信が入り、弘樹は申し訳なさげに告げた。
『すまん、帰り夜中になっちまいそうだから夕飯いらないわ。今日は小夜、“実家”に帰ってくれ』
刹那、小夜が無言で通話終了ボタンを押したのは、怒ったわけではなく単に彼女が無口だからである。
実家というのは小夜の両親が住んでいる家でマンションから徒歩5分。
法の上では小夜の所在地はこちらなのだが、彼女があんまり弘樹の部屋にお泊りするものだから、
すっかり『たまに帰るべき場所、実家』という扱いになってしまった。
まあ互いの両親公認の上だから問題はない。

さて、一気に予定が無くなった彼女である。買い物に行く前でよかったとは思ったが寂しさも感じた。
今日は、というか今日も抱いてもらう気満々だったのに期待を裏切られた格好である。
実家に帰るつもりはないので、無理矢理夜中まで起きて待っていれば弘樹に会えるには会えるが、
そこから性交渉を迫った所で
『疲れてるから明日な』、と適当にあしらわれてしまうのが目に見えている。
何とかして弘樹を興奮させる方法が必要だ。小夜はうむむ、と指をあごにあてながらマンションへと到着した。

とりあえず部屋を掃除し、ありもので自分用の夕食を作ってかき込み、
暇になったので、所属している吹奏楽部の年明けの演奏会で使う譜面をチェックし、
注意すべきアーティキュレーションの強調を蛍光ペンで終えた時点で時計を見るとやっと夜の10時だったが弘樹はまだ帰らない。
小夜は今日抱いてもらうための方法を考える一人議会を開会した。

しばらく考え、小夜は『据え膳食わぬは男の恥作戦』に打って出ることに決めた。
作戦内容はいたってシンプル、ただ裸でターゲットの帰りを待つだけだ。
流石に恋人のヌードを見て冷静になれるほど弘樹は聖人でないはずだし、
万一反応が薄くても
『私がこんな事までしてるのに、弘樹はコーフンしないんだ……私の事、飽きちゃったんだ……』
と目で訴えかければ。
彼も私を抱かないわけにはいくまい、と小夜はほほ笑み、同時に頬を赤く染めた。
しかし……、と小夜は考えた。これではまるで自分が淫乱娘のようではないか!?
実際、まだ日が高くある頃合いに恋人に抱かれる算段をつけている小夜が淫乱でないかどうかというと微妙であるが、
ともかく彼女は恋人にそんな風に思われるのは我慢できなかった。
だって、それが原因で嫌われたりしたら取り返しがつかないもの!と彼女は葛藤する。
エッチな女だと思われたくない、さりとてエッチを我慢するのも嫌だし。
学生の本分から些か脱線した悩みをこね回しているうち、彼女はある重大な事実を思い出す。
夜中になり、日付がかわったら……クリスマス・イヴではないか!

そして話は冒頭に戻る。
『お帰り。今日はクリスマスイヴ、だからプレゼントは私。
普通プレゼントってイヴの夜に渡すのだろうけれど、弘樹には少しでも早く受け取って欲しかったから…………』
なんとまあ、完璧な計画だろう。
裸のいとこの女学生にこう言われてグラッとこない男がいるだろうか。ムードを出すために部屋の明かりも消した。
これで彼にシてもらえるだけでなく、なんとも健気な印象を与えラブラブ度アップに違いない。
あくまで“弘樹の為にわざわざ”裸になって待っていたのだ、淫乱だなんて思われるはずもない。
「……プレゼントはわ・た・し……なんて、ね……」
小夜はクスクス笑い、これから与えられるであろう快感への期待に濡れた花弁を震わせていた。



昨今の不況は日本の大・中・小企業に万遍なく悪影響を与え、
また弘樹の勤める会社もまた例外ではなく、
人件費を減らすため『ノー残業Day』という何とも馬鹿らしい制度ができた。
毎週月曜を残業禁止の日とし、社員にはらう残業手当を減らすというものである。
「もともとサービス残業ばかりだったじゃねーかよ……」
弘樹は愚痴りつつ家路を急いだ。彼にとって、結局この制度は火曜日の仕事量を増やすだけである。
第一、今日は祝日だというのにわざわざ出勤、まさに本末転倒。
彼が腕時計に目をやると、すでに日付がかわっていた。
「小夜のやつ待ってるだろうな……」
弘樹は、電話で実家に帰れとは言ったものの、どうせ小夜は部屋に来ているだろうとふんでいた。
無口で、ちょっとわがままで、それでいて愛らしい恋人のことを思い、弘樹は歩幅を広くした。

やっとこマンションへ到着し玄関のノブを回してみると案の定、鍵が開いていた。
「やっぱり来てたか」
弘樹はドアを引き室内に入り……あれ、と首を傾げた。
「電気消えてる?あいつ来てないのかな」
しかし鍵は開けっ放しだった。まさか朝かけ忘れたとも考えにくい。
弘樹は逡巡したが、意外とあっさり結論に達した。
「……ああ、小夜のやつ、もう寝てるのか」
時間的にもだいぶ遅いしおかしくはない。
「ずっと待ってくれただろうに、悪いことしたな」
仕事のせいとはいえ罪悪感がのしかかってくる。
ならば、せめて彼女を起こさないようにしなきゃな、
と弘樹は音をたてずにドアを閉めた。
そろりそろりと短い廊下を歩き、そして静かに寝室の扉を開く。
着替えは寝室にあるので入らないわけにはいかないが、
小夜の睡眠を邪魔しないように、そっと静かに、まずは少しだけ扉を開ける。
当然そこには恋人の可愛い寝顔があるものと弘樹は思っていた。
しかし彼の瞳にうつったものは……
(………………まじか?)
切ない吐息を漏らしながら自らを慰める小夜の姿だった。



才子、才に倒れる。
または、策士、策に溺れる。
この言葉は、自分の才能を過信し策を弄した結果、かえって失敗するような者に対して使う。
『弄し』の原形『弄する』はサ変動詞で『ろうする』と読み、『もてあそぶ』という意味を持つ。
『もてあそぶ』を漢字にするとやっぱり『弄ぶ』である。
小夜はそんなどうでもいい解説を頭の中で必死に巡らせたが、
結局欲望は消えず、そして彼女の右手は止まらずに秘部をこねくり回していた。
結局、彼氏との“夜”を裸で夢想するうちにいろいろ堪えられなくなってしまったのだ。
策に溺れ、快感に溺れた彼女の口から控えめな吐息が漏れた。
「ん……ふ、ぁ……」
中指は第一関節まで割れ目の中に潜り込み、優しく膣壁を刺激する。
人差し指は綺麗なピンク色のふちどりをなぞる。
指先がクリトリスに少し触れると、
瞼の裏には愛する弘樹の顔が、甘やかな痺れとともに思い起こされた。
「…………くふ、ん……はぅ、あ……」
小夜は開いた左手で、やや小さめな胸を揉みしだいた。
それは弘樹の『俺は小さいのが好き』という言葉のお陰で、彼女にとって誇りであった。
緩やかなカーブの頂点はすでに硬く、頭をもたげている。
「…………ひろ……、ひろ……あぅっ!」
急だった少し強めの波にピクンと、長い脚が跳ねた。
「ひろぉ…………」
いつもあまり喋らない彼女が、エッチになると途端に
『ああそこ、気持ちいいっ』などと上手に叫べるはずはなかった。
それでは弘樹も盛り下がるだろうと小夜が努力した結果、
快感の波にあっぷあっぷしながらも『ひろ』と名前が呼べるようになった。
実際、ことの最中の彼女の蕩けた表情や、喉から漏れる掠れた矯正だけで弘樹を扇情するには十分だったのだが、
健気に、涙目で、小さな口から紡がれる『ひろ』の二文字に“ひろ”はぶちのめされる事となった。
現在も、少しだけ開いたドアの向こうで彼は大絶賛ぶちのめされ中なのだが、
それに気付くはずもなく小夜は情欲の階段を上りつめていった。
「ひゃっ…………あ……あ……ひろ、ひ、ろぉ…………んああっ!」
人差し指と親指でクリトリスを摘み、中指もより深く差し込む。
左手も胸から股間に移動し、穴の中へもう一本追加した。
「あ、あ……あ、ひろ、ああっ、ひろっ!ひろっ!」
ぷじゅ、ぐじゅ、じゅくっ。いやらしい音が自分の耳に届き、
それが一層指の運動を駆り立てる。目の前には愛する弘樹の幻想。
そうこれはひろの指。
「へは、へあ、あっひろ、ひろっ」
オナニーではなく擬似セックス。“ひろの指”が涙とよだれを垂れ流す小夜にとどめを刺した。
「ひろのゆびいいいぃあああぁ、ああっ!?ひゃふぁああああぁああぁぁぁあああああっ!!?!」
びゅくびゅく!びゅ!びゅく!
透明な液が吹き出す。小夜はガクガクと腰を揺らしながら十数回にわたて潮を吹き出し、やがて目を閉じた。
小夜は背徳感あふれる余韻に浸りながらぼそりと呟く。
「ひろぉ…………淋しい、帰って来て、お願い…………」
彼女にしては長めの台詞だったので居ても立ってもいられなくだろうか。
「あの……ただいま」
「っっ!!!!」
弘樹は躊躇いがちにドアを開いていた。



「えと、小夜……どうしたんだよ?」
弘樹は歩み寄りながら、硬直している小夜に問い掛ける。そしてすぐに手が届く位置までやって来た。
「…………あ………ふあ……」
小夜はまだ荒れた息をしつつ、表情をゆっくりと変えてゆく。
真ん丸だった瞳がとろんとしたものになってゆく。
「小夜、お、んぅ」
二倍の残業を終えて帰って来た彼の言葉は、裸でその帰宅を待っていた彼女の唇によって中止させられた。
彼女は彼を押し倒し、彼は近くのアルミテーブルにぶつかった。
上に乗っていた携帯はコトリと音をたて、オーボエ用の楽譜がヒラリと床に落ちる。
A3用紙に印刷されたそれは、しかし今の彼女には何の意味も持たないおたまじゃくしの群れであり、
二人の近くにありながらすぐに存在感を失う。
びちょびちょになった股から零れる愛液がふとももを伝うのも気にせず、
小夜は夢中で本物のひろを貪った。
「んちゅ、ん、んう……くぷ、ぢゅうぅ、んあ、ふぁふ……ちゅう……」
小夜は弘樹の舌を吸い出し、擦り合わせて唾液を交換する。
烏の濡れ羽色をした髪が、さらりと弘樹の顔にかかった。
ねぶるような舌使いに弘樹も答え、手を小夜の背に回して強く抱きしめた。
小夜の上前歯の後ろを舐めるように舌を動かすと、彼女が歓喜に身震いするのがわかった。
負けじと小夜も弘樹に侵入を試み、押し合いへし合った。
二人の舌と舌は拮抗した欲望でもって戦い、やがてゆっくりと口が離れた。
先程より少しだけ位置を高くした月が唾液の橋を青白くライトアップした。
「……小夜、質問にこたえろよ……どうしたんだ?」
「…………プ、」
「ぷ?」
「プレ、ゼント………………ね?」
今日、クリスマスだから、ね。
口より目で語る小夜と長い付き合いの弘樹は言葉をあっさり補完した。
同時に台詞の行間も読んでみる…………小夜が愛しくて堪らなくなった。
「小夜っ」
小夜を思わず抱きしめる、少しでも密着しようとする、同化への渇望。
小夜はびっくりしたが、すぐに満面の笑みを浮かべ、チロチロと弘樹の首筋を舐めた。
「お前は猫か」
「………………♪」
ここで不用意に『ニャー』だとか言わないのが小夜である。
弘樹はむず痒い幸せに身をすくませ、小夜を抱く腕に少し力を込めた。
小夜は「きゅっ」、と小さく声を上げ舌の動きをやめた。
ギュッと瞼を下ろし、視覚以外の感覚に集中する。
「んふう…………ひろぉ…………」
くんくんと鼻を鳴らし大好きな匂いをいっぱいに吸い込む。
良い意味で、身体の中からおかされる感じがして、小夜はより一層弘樹が好きになった。
「…………105%、なのぉ」
尻尾をふりながら言った。ラブゲージが限界突破したらしい。恋する乙女は際限なく恋するのだ。
「なにが105%なのかわからんが……ありがと」
無口な子猫の頭を撫でてから、そのままその手を濡れそぼったあの場所に宛がう。
「もう、大丈夫みたいだな」
恋人を受け入れるには充分に濡れている。小夜と弘樹は目で頷きあった。
弘樹は小夜を床に優しく横たえる。ベッドに行こうと気が回らない程度には彼らは興奮していた。
弘樹がズボンを下ろすと限界にそそり立つそれが姿を表した。
小夜の小さな口にその先端を近づける。小夜はウットリと軽く口づけ、いきなり奥までくわえ込んだ。
「ん……んぶ……」
ちゅぼっ、ちゅぼっ、ちゅぼっ、ちゅぼっ……
ペニスに満遍なく唾液を塗(まぶ)してゆく。
ちゅぼ、ちゅぱちゅぱ、ぐちゅ、ちゅばっ、ぢゅぶぶぶっ!
小夜は愛おしそうな目で眺め、それを舌で唇で頬肉で磨きあげる。
「う……ちゅ、ん、んん、んあん、んんう」
ぬるぬると摩擦係数の低い擦れあいが続く。
プリプリした小夜の頬肉が亀頭を執拗に責め、緩んだ口角から唾液の飛沫が跳ぶ。
「あふ、ふあ……」
「く、小夜……」
弘樹は低く呻き、口からペニスを抜きだした。
ぬぷっと水気のある音を立てて、
ぬらりと再び外気に触れたそれのいやらしい外見に小夜の下腹部がキュンと縮こまる。
「……………んは、はっ、ひろ……」
入れてとは言わない。しかし、熱を孕んだ視線で、べとべとになった口元が反射する月光で、
愛欲が飽和に溶け込んだ鼻息で、小夜は弘樹に訴えた。
「ん……小夜」
準備完了。
弘樹は新たな湿りを帯び出している割れ目にペニスを押し付け、ゆっくり埋没させていった。
「ひろっ、あ、あうん、あああっ!」
ズブッ!ズズ、ズブズブ!
小夜の膣は恋人をスムーズに受け入れていく。熱い硬いペニスが肉壁をコリコリ擦り、
そのすべてが電気信号となって小夜の脳を直撃した。
「うひゃああ、ああ、わああ!?ひゃああ!」
さんざん待ってやっとの挿入に小夜は絶叫する。
すごい、気持ちいい!気持ちいい!

「あああ、あん、ああ、……あ、あ、あはぁ……」
「動くぞっ」
先程の口淫のお陰で、弘樹はいきなりラストスパートである。
しかし、小夜も今夜はずっと限界ギリギリであった。
ズ、ズプ、ぐちゅうっ!ズプン!ぐちゃっ、ぐちゃっ!
角度を変えて下からえぐるようにすると小夜の喘ぎが半音上がった。
「やああ、ひろっ、ああ、ああ、ひゅっ……ぅ、ん、んくああぁっ!」
小夜は壮絶な快感に悶え狂う。すべすべのお腹がうねり上下し、両脚がばたつき、つっぱって、結局弘樹の腰に絡められる。
ストロークを続けながら、ふるふると震える乳首に吸い付くと小夜の身体がビクッと跳ねる。
「やああっ、やああああ、ぅああ、ああ、あああ」
「おっぱい、いいのか?」
「ひろっ!ひろぉおっ!」
肯定の意を込めて、小夜が愛しい名前を呼ぶ。
弘樹も可愛い恋人を悦ばせようと、少し角度を変えて壁をえぐる。乳首を甘がみする。
ぐちゃ、ズポ、ズプ、ズプ、ズプ!
「ひゃふん!あっ、………………」
小夜は一際高く鳴き、息をはっと詰めた。目は見開かれ、真っ直ぐ弘樹を射ぬく。
彼女がイくときの癖だ。小さい頃から目だけで会話してきた二人に、今更言葉はいらない。
いや、空気でない何かが振動して、二人の心に響く。
一緒に…………。
弘樹は最後に思いきり子宮を小突いた。膣がうねり、小夜の裸が良過ぎる快感に泡立つ。
「っっっ!!!」
小夜は限界を向かえ、決壊した。
「っ!くはあっ!ひろぉあ、おあ、あっ!?ああああぁぁああああぁぁあぁああああ!!!!」
ブシュウウウ!!
小夜は今日二度目の潮吹きをした。
同時に放たれた弘樹の精液と混ざりあって広範囲に飛び散り、辺りの床をびちょびちょにする。
「あ…………ああ……あ…………」
「小、夜……」
二人の身体が弛緩し、弘樹は小夜に倒れ込んだ。
「…………ひろ、き」
ふう、ふうと呼吸を整えながら、これでもかというような笑顔で小夜が言った。
「めり……くりすま、す……」
「……まだ、イヴだけど……メリークリスマス」
「…………」
小夜はツンと弘樹をつついて、また笑った。ちなみにこのとき彼女の目は『ば〜か』と語っていた。

††

しばらくしてから二人は一緒に風呂に入った。最初はいちゃいちゃと流しっこをしていたが、
弘樹が小夜の背中をスポンジで擦りつつ思い出したように言った。
「そういや、小夜って意外と……なんというか、すごいな」
「?」
何が?と首を傾げるのを確認してから弘樹が続ける。
「だって、最初に言ったプレゼントって……『クリスマスプレゼントにエッチしてくれ』って意味だろ?」
「!?ち、ちが……」
「やばいって小夜……可愛すぎだろ……」
反論をまたず弘樹が小夜を抱きしめた。
小夜の作戦は、当初もっとも懸念した『弘樹に淫乱と思われる』という結末により失敗となったが、
なんだか弘樹は喜んでいるというかラブラブ度はアップしたからまあいいやと彼女は思った。
「ま、明日……というか今日は、仕事終わったらちゃんと別にプレゼント買ってやるからさ……」
だから今夜は買い物デートな、と目で話し掛けて、小夜もは〜い、と応答する。
ちゅっ、とキスの音が二、三回反響して、小夜はくすぐったく感じた。



「小夜ちゃ〜ん!」
作戦失敗の夜が明け24日クリスマスイヴ、学校終業式の日。
学校で制服に身を包み帰り支度をする小夜に明るく少女が話しかけた。
名を恵理といい、小夜と同じく吹奏楽部に所属している。二人は親友だったりする。
「今日も愛しの弘樹さんの所に行くんでしょ?」
コクン、と小夜が頷く。
「じゃ〜今日も途中まで一緒に行こー」
また一つ頷いて小夜は歩き出した。

「う〜ん、やっと冬休みだねえ、小夜ちゃん」
「ん…………うれしい」
弘樹とずっと一緒にいられるから、である。
「冬休み中は部活無いしね〜……だからといって彼氏もいないわたしゃ、暇なだけだけどさ〜」
小夜が苦笑いを作る。
「あ!小夜ちゃん、男いるからってばっかにして〜!
いーよねー小夜ちゃんは!クリスマスだから今日も彼にプレゼント貰っちゃったりすんだろーなー」
ぷうぷうと恵理はひがみをたれた。
「プレゼント、なにおねだりするのか教えなさいよ〜」
小夜は少し困った顔をしてから、ぽつぽつと語った。
「一つは、今日、買いに行く…………」
「一緒に?」
首が縦に振れた。かーっ!うらやましい!と理恵が天を仰ぐ。何と言うか、演技がかった娘である。
「イチャラブ買い物デートキャッキャうふふですかそうですかくそ〜独り者にとっては公害だね公害…………あれ?
一つは、ってことは、もうひとつプレゼント貰えるの?」
「うん…………も一つは……」
ガサガサと小夜はかばんを漁り、これ、と一枚のA3用紙を見せびらかした。
「なあにこれ……あら、年明けのコンサートの一曲目の譜面じゃん。まーまー丁寧に蛍光ペンでポイント強調しちゃって豆だね〜……。
でも、これがプレゼントってどういう意味?」
「…………秘密」
小夜はニヤリとして楽譜しまい込む。
「あ、なによ〜意地悪〜〜」
「ふふ……じゃ、着いたから」
「はいはい。頑張って未来の旦那様をお出迎えなさいな」
笑いながら二人は別れた。
恵理はその楽譜が、一度濡れてふやけてしまっていることには気付いたが、
何故それが濡れたのかについては、特に疑問に思わなかったのだ。

仕事を、前日の努力の甲斐あって、早く切り上げ家へと歩いていた弘樹がくちゅんと一つクシャミをした。
「あれ……風邪かな?」
とにもかくにもマンションに着き、自分の部屋の扉の前で深呼吸する。
弘樹はポケットの中に忍ばせた指輪をコートの上からポンと叩いた。
デートで(良い意味で)適当に洋服でも買ってやって、満足し油断してる所でこいつを渡す。
本当に籍を入れるのはまだ先になりそうだけど、
これはそう、間違いなく、婚約の約束の印。これからの人生を全て捧げるという誓い。
「プレゼントはわ・た・し♪……な〜んてな」
クスクスと笑いながら彼はドアを開けた。
「ただいま!」
ややあって奥からパタパタと、弘樹の無口な恋人が嬉しそうに走ってくる。
「お帰り、なさい……!」
二人のクリスマスは、まだ始まったばかり。

街では微かに溶け残った霜に太陽の日差しが反射し、小夜の笑顔もまたキラキラと輝いていた。





作者 ◆8pqpKZn956
2009年01月06日(火) 05:49:05 Modified by ID:IQvMW5p2LQ




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