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稲穂(仮題)

「なあ。今日の花火大会、一緒に行かないか?」
「……」
 俺は携帯の向こうにいる俺の彼女……稲穂に話しかけた。いつもどおり無言。
「待ち合わせの場所と時間は俺が決めていいか?」
「……」
 一方的に俺が喋り続ける。稲穂は相変わらず反応がない。
「んー……じゃあ夕方6時に駅前のコンビニ前、ってのでいいか?」
 反応がないのを確認し、俺は夕飯を食べてから来いよと言って電話を切った。通話時間、1分43秒。そのうち稲穂がしゃべった時間はゼロ。半分以上俺がしゃべり、残りの時間は俺が彼女の反応をうかがう時間。
 稲穂の無口ぶりは半端じゃない。授業中の必要最低限の会話を除いて、1学期中に彼女の声を聞いたことがないという奴までいるくらいだ。
 稲穂は頭が悪いわけでも、要領が悪いわけでもない。むしろ休み時間にはいつも読書をしているほどの読書家で、成績も常に全教科とも学年30位以内には入っている。
 図書委員として放課後は図書室にいることが多いが、図書の整理やその他事務作業の能率も彼女が一番いいらしい。
 ちなみに彼女の容姿だが、クラスの女子の中では一番背が低い。またリムレスの眼鏡と、背中にかかる長い髪をうなじでまとめただけの髪型からは、かなり地味な印象を受ける。
 決して美人ではないが、決してブスでもない。本当にどこにでもいる、地味な女の子というのが正しいだろう。
 そのため稲穂は、クラスの中で浮いた存在というよりは「存在を忘れられる」娘だった。しかし俺は、ずっと彼女のことが気になっていた。一目ぼれ……ではない。彼女の容姿に惚れたわけではないのだから。
 俺は彼女の声……国語の授業で教科書を朗読したときの声に、一耳惚れをしたのだ。

 稲穂の声はとても美しかった。高すぎず低すぎず、それでいて澄んだ音色。普段の無口さからは想像もできないほど流暢で美しい朗読。そのリズムとメロディに、俺はひきこまれてしまった。どっちかというと嫌いな国語の授業が、以来楽しみになってしまったぐらいだ。
 彼女の気をひくため、以来図書館に通いつめた。何とか彼女と会話をしたい。その一念で、マンガしか読んだことがない俺も小説を読むようなった。
 俺の変身に悪友どもが驚き、そこから回りまわって稲穂の幼馴染(別のクラスの女子で、まったくの偶然だが悪友の彼女だった)にそのことが伝わって、俺は彼女に告白するチャンスをえた。俺はガチガチに緊張しながら稲穂に「つきあってください」と告白した。
 しかし稲穂の返事は
「……」
 だった。その後俺がどんなに食い下がっても、彼女は口を開かない。落胆した俺に、幼馴染ちゃんが言った。
「稲穂の無言は、OKのしるしよ。嫌だったら嫌っていうもん」
 以来、俺たちは晴れて(?)恋人同士となった。

 休日のたびにデートをした。さすがに1対1というのはアレなので、最初は悪友の清人と一緒にグループデート。
 幼馴染ちゃんのアドバイスで、稲穂には「どう?」と提案するより「〜でいい?」と聞くのがスマートらしいということがわかった。提案しても返事は返ってこない。むしろ「Yes/No」で答えられるような聞き方をするのが効率がいいのだ。
 ただ稲穂の場合、Noのときには「……嫌」という言葉が返ってくるが、Yesのときには「……」と無言のままなのが少々とっつきにくい。
 だが、幼馴染ちゃん曰く。
「私も彼女が5つ以上の単語をつなげて喋ったのを聞いたことがないし、笑顔も一度しか見たことがない」
 だそうだから気長にいくことにした。少なくとも、稲穂は俺とのデートを「……嫌」と断ったことはない。
 ただ、時折思う。
 稲穂の美しい声で、「好き」って言ってほしいと。


 電話を切った俺は、清人にも電話をした。奴も今日、幼馴染ちゃんと一緒に花火を見に行くという。
「俺たち、6時に駅前のコンビニ前で待ち合わせしたけど?」
「おお、こっちは5時半に駅で待ち合わせだ。マックでメシ食って行くから、合流しようぜ」
「ああいいぜ。じゃあな」
「おいおい、ちょっと待てよ」
 電話の向こうで清人が言う。
「ちなみにお前ら、どこまで進んでるんだ?」
「ああ?」
「とぼけんなよ。もうキスは当然してるわな。だったら今日、いよいよ初たいけーんとか考えてないか?」
「そ、そんなこと」
「俺たちゃ近くのラブホ予約したぞ? ま、お前も今日で童貞卒業しろや。な?」
「待てや。俺は……」
「なんだ、もうヤってたのか?」
「あ、当たり前だろ! 俺たちだって花火のあとにだな……」
「あ、悪ぃキャッチが入った。……じゃな」
 ぷつっ、つーつー。清人は一方的に電話を切る。
 かなかなかな。窓の外ではヒグラシが鳴き始めていた。

 駅を降りてコンビニ前に行く。携帯の時計をみると、5時55分。しかしすでに稲穂はそこに立っていた。
「……よ、よお」
 稲穂も俺に気づいてぺこりと頭を下げる。
 彼女は浴衣姿だった。眼鏡はいつもどおりだが、長い髪は頭の上に結わえられ、細くて白いうなじが見える。団扇と巾着を手にした稲穂に、俺はじっと魅入っていた。
「……?」
 稲穂が首を傾げる。俺ははっとして唾を飲み込み、言い訳めかしいことを話しかけた。
「あ、な、なにか飲み物とか食べ物とか買っていかないか?」
「……」
「暑いしさ……あっと、俺はコーラを買うけど、お前はお茶でいいか?」
「……」
「そうそう、清人たちも花火を見に行くってさ。もうすぐここへ来るらしいぞ」
「……」
 コンビニの中を歩きながら俺が稲穂に話しかける。稲穂はずっと俺の斜め後ろについて歩いてきた。
 やがて悪友の清人と幼馴染ちゃんがコンビニに到着する。花火会場はここから数分の、湖岸沿いの公園。その道すがら、清人が俺に囁いた。
「おいおい……どうしたんだよ彼女?」
「ん、どうしたって?」
「なんていうか、普段と雰囲気違わくね?」
「ん……確かに」
「なんかさ、あーゆー日本美人って格好、こー……くるもんがあるよなぁ」
「なんだよ、お前も彼女に浴衣着てくれって言えばいいじゃねえか」
「ダメなんだよあいつは。身長高いし日焼けしてるし胸とケツはでかいし。浴衣なんか似合わねーって」
「……それってさりげに稲穂のこと馬鹿にしてないか?」
「してないしてない」
 言い合いながら俺はちらりと稲穂を振り向いた。稲穂は幼馴染ちゃんと楽しく歩いている。……と言っても、やっぱり幼馴染ちゃんが一方的に喋り、稲穂はうんうん頷いているだけだったが。
 そして俺たちは、あっという間に花火会場に到着した。


「……あれ、清人たちは?」
 俺は周囲を見回しながら呟く。稲穂も首をかしげた。
 花火大会は盛況のうちに終わった。最後の特大スターマインが夜空を彩り、終了のアナウンスが流れる。ぱらぱらと帰りかける人並みに、俺は清人たちを探した。
「さっきまでそこにいたんだけどなあ……」
 言いながら俺は、上を見上げっ放しでこった首をぐるりと回す。そのとき、会場の公園脇にあるネオンが目に入った。
(……ああ……)
 そうだった。あいつらはラブホを予約していると言っていた。あの二人の本当の目的は、花火鑑賞ではなくそのあとにあったんだ。
 ふと俺は、隣に立つ稲穂を見た。稲穂はまだきょろきょろと周囲を見回し、二人を探している。眼鏡の上にかざした手。そして袖がめくれて露になる白い腕。俺はごくっと唾を飲み込んだ。
「……きゃ」
 突然、稲穂が小さく叫んだ。帰路を急ぐ観客の流れにぶつかって転んでしまったらしい。俺はすぐに駆け寄って彼女を助け起こした。彼女の浴衣の裾が砂で汚れる。俺はぱんぱんとそれを払った。ちらりと脛がみえる。
「……稲穂、ここは危ないからもう少し離れたところに行こう」
 俺はもう一度生唾を飲み込むと、そう言って稲穂の手をとった。そしてぐいぐいと公園の奥……出口とは反対側へ向かった。
「……」
 最初は素直についてきた稲穂だが、周囲が暗くなるに従って歩が重くなる。そしてついに
「……嫌」
 拒否の言葉が出た。俺はそこで停まり、稲穂のほうを振り向く。
「……」
 稲穂が上目遣いに俺を睨む。そして不安げに周囲を見回した。俺が稲穂の肩に手を掛ける。びくっと震えながら、稲穂は俺の顔をじっとみつめた。
「稲穂……キ、キスしていいか?」
 俺は震える声で言った。清人の手前大きなことを言ったが、俺たちはまだキスすらしたことがない。グループデートで二人きりになる時間がほとんどなかったし、それに稲穂から「……嫌」という言葉を聞くのが怖かったからだ。
 しかし稲穂はしばらく黙っていた。じっと俺の顔を睨む。否定の言葉が出ないのを肯定とうけとめ、俺はゆっくりと唇を稲穂のそれに重ねた。
「……」
 かち、かちかちっ。お互いの歯があたる。俺の口も震えていたが、稲穂の口も震えていた。その薄くて微妙な感触を味わう余裕もなく、俺は手を稲穂の肩からそっと胸に動かした。
「……!」
 びくっと稲穂が震える。浴衣越しに触れた稲穂の胸は、思ったより大きくて柔らかかった。俺は浴衣の隙間から手を差し込む。稲穂の手が一瞬動いたが、すぐに手を俺の肩に伸ばしなおした。
 ブラジャーの外し方がわからない。俺は焦って、そのままブラをずらして胸に触った。熱い。トクトクという稲穂の脈が伝わる。
「……痛!」
 小声で稲穂が叫ぶ。思わず力を込めすぎたようで、俺は胸に触れた手を離した。
「ご、ごめん。その、初めてなもんで」
「……」
 無言で稲穂が俺を見つめる。しかし今度は、稲穂から俺に抱きついて唇を重ねてきた。暖かいキス。俺は彼女の胸を再び注意深くもみ、そしてゆっくりと手を浴衣の裾にすべりこませた。
「……!」
 はあ、と稲穂が息を呑む。俺の指が、布越しに彼女の秘部に触れた。少し湿っているそこを意外に思いながら、俺は布の上からでもわかる膨らみを軽く刺激する。
「……嫌」
 くっと唇をかんで足を閉じる稲穂。でも俺はそのまま布を横にずらし、隙間から指をねじ込んだ。ごそごそと茂みをかきわけ、熱いクレバスを指でなぞる。
「嫌!」
 やや大きい声で稲穂が叫んだ。しかし俺はそんな彼女の唇に三度キスをする。何かを言おうと開いた稲穂の口に、俺はそつと舌を差し込んだ。熱い感触。甘い唾液。稲穂の強張った体が徐々に柔らかくなる。


「稲穂。俺、もう挿れたい……」
「……」
 唇を離して俺が囁く。お互いの唾液が蜘蛛の糸のようにつつっと二人の唇の間に結ばれる。ぷいっと稲穂が顔をそらす。しかしその口からは、「……嫌」の言葉は聞こえなかった。
 俺は彼女の下着をゆっくり脱がせた。暗がりで彼女の秘部がみえないのが残念だったが、俺もそのまま自分のズボンを脱ぎ、イチモツを取り出す。
 俺の肩に手をかけ、稲穂が覚悟を決めたように目を閉じる。俺は稲穂の片足を持ち上げ、息子の位置を合わせながらゆっくりと稲穂の中に固いイチモツを挿入した。
「……っ!」
 稲穂がぎりっと歯を食いしばる。なかなか入らなかった息子が、突然ずるりと稲穂の中に入った。あまりの熱さ、そして狭さ。俺はしばらくその感触を味わっていた。稲穂は立っていられないのか、俺にしがみついてくる。
「稲穂……動くよ?」
「……」
 ひいひいと息の音が聞こえる。しかし言葉は出なかった。俺はゆっくりと稲穂の中からイチモツを抜いていく。そして8割方抜いたところで一旦とまり、再びゆっくり奥へ挿入し始めた。
 稲穂のしがみつく力が、挿入にあわせて強くなる。息の音が、いつの間にかひいひいからはあはあに変わっていた。そして。
「……好き」
 耳元で囁くように稲穂が言う。俺は一瞬動きを止めた。空耳かと思った。それぐらい小さく、短い言葉。
「い、稲穂……もう一度言ってくれるか?」
「……好き。好き……好き」
「……稲穂ぉっ!」
 不覚にも涙が出た。ぐっと稲穂の中に深く差し込む。そしてその熱さと狭さに、俺は思わず精を彼女の奥深くで発射した。

 そのまましばらく俺たちは抱き合っていた。離れる前にもう一度キスをする。そして俺はゆっくりと彼女の中に入っていた息子を抜いた。
 稲穂の秘部からは、赤い血と俺の精液がこぼれている。それをみて、浴衣が汚れないよう裾をめくりながら稲穂が涙目で俺を見つめた。
「ああ、ごめん。つい暴走しちゃって」
「……莫迦」
 俺はポケットからハンカチを取り出して、彼女の細い足を拭いた。
「あのさ……初めて、だったんだよな?」
「……」
 無言は肯定。ぷいと顔を赤く染めて横を向く稲穂。
「稲穂。もう一度、『好き』って言ってくれないか?」
「……嫌」
「どうして?」
「……奥に出した」
 頬を膨らませながら稲穂が言う。はっとして俺は稲穂に聞いた。
「ああ……本当にごめん。あの……安全日、だよな?」
「……違う」
「え? じゃああのまさか……今日は危ない日、だった?」
「……」
 無言。俺はじっと稲穂を見つめた。稲穂も顔を横に背けながら、目だけ俺をじっと見つめている。
(……どうするの?)
 その瞳は無言で俺を問い詰める。俺はぎゅっと拳を握って答えた。
「ああ、その……」
「……?」
「俺、責任、とるよ……。もしものことがあっても、俺、稲穂のことちゃんと護るから……」
「……ほんと?」
「ああ。どうしていいかわからないけど、でも俺、稲穂のこと本気で好きだから……」
 しどろもどろに言葉を続ける俺。しかし稲穂は、突然くすっと笑って言った。
「……嘘」
「へ?」
「危険日って嘘、ごめん」
 そしていたずらっぽくべっと舌を出す。俺はしばらくきょとんとしていたが、笑い出した。稲穂もくすくすと笑っている。彼女の笑顔……幼馴染ですら一度しか見たことがない笑顔は、とても素敵だった。そして初めて、複数の単語が連なった言葉を聞いた。
 俺は嬉しくなって稲穂に抱きついた。稲穂も俺の腰に手を回す。
「なあ稲穂……もう一度、好きって言ってくれないか?」
「……嫌」
「どうして?」
 問いかける俺に、稲穂がそっと唇を重ねた。熱い感触。甘い唾液。
 それは言葉よりも雄弁に、稲穂の心を俺に伝えていた。

− 終 わ り −


作者 まら文太
2007年12月12日(水) 09:29:08 Modified by n18_168




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