膝上が指定席・裏
おまけ・裏
首筋に舌を這わす従妹。
上から落ちないように体を支えているつもりが、僕の手は彼女の腰に。
そこ、弱いんだって。
知ってて、やってるの?
顔に尋ねると、悪戯っぽく笑う。
このう、と頭を押さえると、や、と小さく抵抗する。
知っててやってるなら、容赦しない。
一旦は優しく、細やかな髪を撫でる。
けれどすぐ彼女を横に寝かし直し、ぐっと顔を寄せる。
口を唇で強引に塞ぐ。最初はつつくように、そして徐々に長いキスへ。
左腕を枕にして、右手で彼女の小さな顔や上半身を、撫で回す。
息が少し荒くなって、それでも息継ぎの後に、今度は舌を入れる。
熱い。そして、背徳感。
思わず気持ち半ばに、口内を犯すのを止めた。
仰向きに戻って、呆然と天井を見つめる。
そんな僕の手を、動かす二つの小さな手。
人差し指の先に濡れたものが触れる。
それは触れては離れを繰り返し、そして段々と、触れる時間が長くなる。
やがて、まるで味わうように絡みだすのは、彼女の舌。
物足りないの? 何も言わない。
ただ、目が合わさった時、彼女の求めていることは、避けられない気持ちだと、気付く。
僕は彼女をきつく抱き締めた。
もう一度満足のいくまでキスをして、舌を湿らせる。
自分と相手の興奮が、同じ方向へと向いていると知った時、二人は体を、肌を探り合い、またより深い心の奥を探り合う。
トレーナーの中に手を突っ込むだけでは満足出来なくて、密着しながら脱がす。
ひらひらのミニスカートはそのままに、今度は下半身へ。
ゆっくり付け根の辺りに手を這わせ、そして筋をなぞる。
息は荒い。
トーンの高い息遣いが彼女。低いのが僕。
カラータイツと下着を順に取り去り、僕もまた、服を脱ぐ。
嫌? もう、止めてほしい?
彼女は首を、健気に横に振るだけ。
剥き出しの竿は見境無くも真上を差して、”繋がり”を待っている。
まずは指で、少しだけ慣らす。
直に触れる彼女の秘部は小さく、そして滑らか。
徐々に感じ始めていたのか、切ない声が途切れ途切れ、漏れる。
彼女もまた、本能からか僕の竿を手に取っていた。
弄られる下半身に感じながら、包んで捏ねるような両手使い。
若干の震え。
抑えられない欲情が液となって先から零れて、竿をぬるぬると覆っていくのが分かる。
それは彼女の手を汚しつつ、満遍なく塗り広げられていく。
発作のような吐息。
びくん、と彼女の体が痙攣し、そして脱力した。
手前まで指を入れたところで、果てた彼女。
大丈夫?
しかし、僕を見る目は潤んでいて、それが絶対的に、やるせない。
好きだよ。
そして全部、自分のものに、してしまいたい。
外から中まで、きっと、ずっと、好きになれる。
きつい痛みは、どこか現実味がない。
貫く時、彼女の声にならない悲鳴が、僕を責めた。
けれど引き返す道は、もうない。
愛撫をしながら、好きを囁きながら、何度も中を広げて、そこに挿す。
無茶なことに必死になって、後がどうなるかも知らず、また顧みることも出来ない。
それなりに入った辺りで、今度は上下に扱く。
押し潰されそうな、竿と心。
確かな快感と不確かに渦巻くたくさんの感情で飽和した、息苦しさ。
やがて、込み上げてくるものを感じた。
止めない。
来い。
!!
熱い。
何かが、弾けた。
自分の竿から彼女の中に、熱は全てそこに奪われていくかのよう。
ぐちゃぐちゃのままに、僕は彼女を抱き締める。
何一つ拒否しないで、そして今も、彼女は僕を抱き締め返してくれている。
もしかして? いや、違うよね。
僕は、彼女の名前を呼ぶ。
呼び捨てにされ、一瞬戸惑う。
しかし、彼女は言葉の変わりに、僕の体を強く、ぎゅっと締める。
好きだよ。
もう一度、ぎゅっとされる。
好きだよ。
ぎゅっ。
好き。
ぎゅっ。
好き。
ぎゅっ。
改めて彼女の顔を見ると、涙で汚れながらも、口元は緩んでいた。
嬉しいの? どうして?
しかし答は、唇で返してくる。
短いキスと、嬉しそうな吐息。
何故こんなにも、大人を知っているんだろう。
え? まだしばらくこうしていてほしい?
勿論良いよ。僕も、そう思っていたから。
そしてまた、抱き締める。
愛らしい彼女は、今僕にとっては絶対無二の、子。
けれど唯一、足りないものがある。
どうしても、その言葉を聞きたい。
僕には全てを受け入れて、体を許してくれる彼女。
何度も確認したけど、偽りはないようにしか見えない。
ただ言葉では、まだ彼女の本当の気持ちを、聞いていない。
どうしたら?
僕は、すべすべの肌を余さず、小さな胸も自分にしっかり押し付けて、足を絡めた。
そして、これ以上ないくらいの思いをぶつけるように、強く抱いてみた。
思わず気持ちが詰まって、軽く溜息が出た。
すると彼女は、涙が出そうな僕の目元から頬に、撫で下ろすように触れた。
視線が合わさって、それは何故か今更ピュアな、甘酸っぱい感情を呼び起こす。
何?
その時、彼女は僕に、どんな幸せよりも幸せなものをくれた。
「すき」
首筋に舌を這わす従妹。
上から落ちないように体を支えているつもりが、僕の手は彼女の腰に。
そこ、弱いんだって。
知ってて、やってるの?
顔に尋ねると、悪戯っぽく笑う。
このう、と頭を押さえると、や、と小さく抵抗する。
知っててやってるなら、容赦しない。
一旦は優しく、細やかな髪を撫でる。
けれどすぐ彼女を横に寝かし直し、ぐっと顔を寄せる。
口を唇で強引に塞ぐ。最初はつつくように、そして徐々に長いキスへ。
左腕を枕にして、右手で彼女の小さな顔や上半身を、撫で回す。
息が少し荒くなって、それでも息継ぎの後に、今度は舌を入れる。
熱い。そして、背徳感。
思わず気持ち半ばに、口内を犯すのを止めた。
仰向きに戻って、呆然と天井を見つめる。
そんな僕の手を、動かす二つの小さな手。
人差し指の先に濡れたものが触れる。
それは触れては離れを繰り返し、そして段々と、触れる時間が長くなる。
やがて、まるで味わうように絡みだすのは、彼女の舌。
物足りないの? 何も言わない。
ただ、目が合わさった時、彼女の求めていることは、避けられない気持ちだと、気付く。
僕は彼女をきつく抱き締めた。
もう一度満足のいくまでキスをして、舌を湿らせる。
自分と相手の興奮が、同じ方向へと向いていると知った時、二人は体を、肌を探り合い、またより深い心の奥を探り合う。
トレーナーの中に手を突っ込むだけでは満足出来なくて、密着しながら脱がす。
ひらひらのミニスカートはそのままに、今度は下半身へ。
ゆっくり付け根の辺りに手を這わせ、そして筋をなぞる。
息は荒い。
トーンの高い息遣いが彼女。低いのが僕。
カラータイツと下着を順に取り去り、僕もまた、服を脱ぐ。
嫌? もう、止めてほしい?
彼女は首を、健気に横に振るだけ。
剥き出しの竿は見境無くも真上を差して、”繋がり”を待っている。
まずは指で、少しだけ慣らす。
直に触れる彼女の秘部は小さく、そして滑らか。
徐々に感じ始めていたのか、切ない声が途切れ途切れ、漏れる。
彼女もまた、本能からか僕の竿を手に取っていた。
弄られる下半身に感じながら、包んで捏ねるような両手使い。
若干の震え。
抑えられない欲情が液となって先から零れて、竿をぬるぬると覆っていくのが分かる。
それは彼女の手を汚しつつ、満遍なく塗り広げられていく。
発作のような吐息。
びくん、と彼女の体が痙攣し、そして脱力した。
手前まで指を入れたところで、果てた彼女。
大丈夫?
しかし、僕を見る目は潤んでいて、それが絶対的に、やるせない。
好きだよ。
そして全部、自分のものに、してしまいたい。
外から中まで、きっと、ずっと、好きになれる。
きつい痛みは、どこか現実味がない。
貫く時、彼女の声にならない悲鳴が、僕を責めた。
けれど引き返す道は、もうない。
愛撫をしながら、好きを囁きながら、何度も中を広げて、そこに挿す。
無茶なことに必死になって、後がどうなるかも知らず、また顧みることも出来ない。
それなりに入った辺りで、今度は上下に扱く。
押し潰されそうな、竿と心。
確かな快感と不確かに渦巻くたくさんの感情で飽和した、息苦しさ。
やがて、込み上げてくるものを感じた。
止めない。
来い。
!!
熱い。
何かが、弾けた。
自分の竿から彼女の中に、熱は全てそこに奪われていくかのよう。
ぐちゃぐちゃのままに、僕は彼女を抱き締める。
何一つ拒否しないで、そして今も、彼女は僕を抱き締め返してくれている。
もしかして? いや、違うよね。
僕は、彼女の名前を呼ぶ。
呼び捨てにされ、一瞬戸惑う。
しかし、彼女は言葉の変わりに、僕の体を強く、ぎゅっと締める。
好きだよ。
もう一度、ぎゅっとされる。
好きだよ。
ぎゅっ。
好き。
ぎゅっ。
好き。
ぎゅっ。
改めて彼女の顔を見ると、涙で汚れながらも、口元は緩んでいた。
嬉しいの? どうして?
しかし答は、唇で返してくる。
短いキスと、嬉しそうな吐息。
何故こんなにも、大人を知っているんだろう。
え? まだしばらくこうしていてほしい?
勿論良いよ。僕も、そう思っていたから。
そしてまた、抱き締める。
愛らしい彼女は、今僕にとっては絶対無二の、子。
けれど唯一、足りないものがある。
どうしても、その言葉を聞きたい。
僕には全てを受け入れて、体を許してくれる彼女。
何度も確認したけど、偽りはないようにしか見えない。
ただ言葉では、まだ彼女の本当の気持ちを、聞いていない。
どうしたら?
僕は、すべすべの肌を余さず、小さな胸も自分にしっかり押し付けて、足を絡めた。
そして、これ以上ないくらいの思いをぶつけるように、強く抱いてみた。
思わず気持ちが詰まって、軽く溜息が出た。
すると彼女は、涙が出そうな僕の目元から頬に、撫で下ろすように触れた。
視線が合わさって、それは何故か今更ピュアな、甘酸っぱい感情を呼び起こす。
何?
その時、彼女は僕に、どんな幸せよりも幸せなものをくれた。
「すき」
2011年08月24日(水) 10:31:51 Modified by ID:uSfNTvF4uw