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無口で甘えん坊な彼女〜二人の旅〜

駅を降り俺達は目的地へと歩きだしたんだが…
「結構あるな…この坂」
目の前に続く長い坂道。山道と言っても過言ではない険しい道だ。歩けど歩けど終わりは見えない。
でもこの小山の上が目的地なため歩くしかない。自動車という手もあるが高校生の俺が持っているはずもなく歩くしかなかった。
横を歩く秋葉は涼しい顔をしている。秋葉の荷物を全て俺が持っているためかもしれないが。
「秋葉はよく平気だね疲れない?」
「……初めてじゃないし…」
「あ…そうだよな、悪い」
しまった…俺にとっては初めてでも秋葉は以前にも来たことがあるに決まっているのに…
「………いいよ、それに」
ニコリと笑って秋葉が続ける
「……今日は雪春がいるから…」
相変わらず大胆なことを言うもんだ。慣れていると思ってもやはりドキッとする。

さらに歩くこと十数分ようやく目的地にたどり着いた。
入り口の看板には『四季霊園』の文字が刻まれている。
「………まだ少しあるよ」
ほっと一息つく俺に対しての無情な秋葉の一言。
その言葉通り園内はかなり広く、俺達が向かうのはさらに高い位置だった。

「やっと着いたな」
そして今俺達はある墓前にいる。
「………」
二人でその墓石を見つめる。
隣の墓碑にはこう刻まれていた。
『桐山葉子』
そう秋葉のお母さんであり同時に母さんの友人であった人――葉子さんの墓石だ。
病気を抱えていた葉子さんと多忙の秋弘さん。葉子さんの容態が悪化し秋葉の世話が出来ないという時助け舟を出したのは母さんだった。
高校時代からの友人であった母さんは我が家の近くに引っ越すことを提案したのだ。
何かあったら秋葉の面倒を見ることも出来る、そして一人きりになるかもしれない秋葉にとって俺という存在が必要と思ったらしい。
まぁ二人の思惑通り俺と秋葉はこういう状況になっているし、この選択は正しかったといえる。

「大丈夫か?」
黙りこくっている秋葉に声をかけた。
三年前俺が告白した翌日の葬儀中、秋葉はずっと泣いていた。
無理もない実の母親が亡くなったのだから。
泣きじゃくる秋葉へ慰めの言葉は出てこなかった。何て言えばいいのか分からなかった。
でも今は違う。秋葉を支えると決めたから、何があっても側にいると誓ったのだから。

スッと息を吸い秋葉が口を開いた。




「……お母さん…今日はお父さんの代わりに雪春ときたよ…私の大切な人……」
その声は清く力強かった。
葉子さんの話題となると涙声になっていた今までとは違う。
「……私はもう大丈夫だから……甘えられる人が出来たから…大好きな人が出来たから」
横で聞いていて恥ずかしい。そもそも聞いてしまっていいんだろうか?
しかし久しぶりに聞く秋葉の長い言葉だ、次はいつ聞けるか分からない。耳を塞ぐなんて出来るはずもなかった。
「……ほら、雪春も」
秋葉に促され俺も墓前で合掌する。

(お久しぶりです、葉子さん。今日は秋弘さんに頼まれ代理で来ました。
この前俺は秋葉にずっと一緒にいて支えてやると言いました。その言葉に偽りはありません。でも本当は俺が一緒にいて欲しいんです。
とにかく秋葉のことが大好きなんです。本人の前では恥ずかしくて言えませんけど。
これからも俺は秋葉と一緒にいるつもりです。結婚がどうとかではなくて一緒にいたい、同じ時を過ごしたいただそれだけで充分なんです。
でも最後に一つだけ、絶対に秋葉を幸せにします、俺なんかじゃ不安かもしれませんが約束します)

立ち上がると秋葉が口を開いた。
「……何言ったの?」
「教えねえ」
教えてたまるか。
「…………意地悪…」
口を尖らせている秋葉をよそに荷物を持ち出す。
「いいから戻るぞ」
「……ちょっと待って」
秋葉は振り返り再びお墓の前で手を合わせた。
その間辺りを見渡す。小山の上にある霊園なため周りには自然が溢れている。ここが霊園というのも忘れてしまうほどだ。
今度は目を閉じ耳に意識を集中させる。
風の音、鳥のさえずり、木の葉が擦れる音。音のある静寂がそこにあった。

「…いいよ…」
「ああ、わかった。戻ろう」
すると秋葉が荷物を差し出す。
「………帰りも」
「え!?いや、帰りくらい持てよ、下りだし」
「……ダメ…?」
そんな顔するなって、俺がその顔に弱いの知ってんだろ…
結局俺が二人分の荷物を持ち、来た道を歩きだした。
さあ明日から何しようか?帰るのは明後日だ。
近くの旅館、お墓参りの度に桐山家が利用しているらしい、はとってある。しかし観光地でもないこの土地、他にすることもない。
二人きりで他にすること…ニヤリと笑みが浮かぶ。
「なぁこの後どうする」
前を歩く秋葉に声をかける。
「……変態」
意図を察した秋葉は呟く。
「………いいよ」
頬を赤く染めながら秋葉は言った。




「……ん…ちゅぱ…んん」
久しぶりに味わう柔らかい秋葉の唇。息継ぎなんてさせない。
互いに舌を絡ませ口内を犯しあう。

あの後、旅館に到着し夕食の後、互いに温泉から戻り、何故か一枚しか敷かれていなかった布団の上で唇を重ねた。
「……ふん…ん…ひゃんッ…」
服の上から軽く胸を撫でると声が一段と高くなる。
「相変わらず胸弱いんだな」
耳元で囁きながら秋葉の浴衣はだけさせる。
白を基調に、秋葉の好きなオレンジ色がアクセントとして入っているブラが目に入る。
「新しいやつ?」
秋葉が首を縦に振って答える。
「似合ってるよ」
俺がそう言うと秋葉は嬉しそうに笑みを浮かべる。
もっと眺めていたいが今はそれよりも早く秋葉を感じたい。
ブラを取り払って直接胸を揉む。決して大きくはない、でもないわけでもない。小振りで可愛らしい大きさ。
「……ん…ぅぅん…くッ」
「ほら我慢すんなって、声聞かせて」
堅く立つピンク色の乳首をわざと触らないように胸を揉み続ける。
それでも一番の性感帯であるそこを責められ早くも快感に溺れていた。
そろそろかな
頃合いを見計らって俺はその頂点を口に含んだ。
「……きゃんッ…ぁんっあっ…ひゃッ」

焦らされていた分与えられる快楽も大きい。
この時にしか聞くことの出来ない秋葉の媚声が室内に響いた。
秋葉は俺の頭を抱きかかえるようにして必死に耐えている。
だが胸に頭を押しつける格好のためより刺激が強くなることは気付かなかったようだ。
俺はここぞとばかりに乳首を甘噛みする。もちろん空いている方を指で摘むことを忘れずに。
「…アんッ…やっ…くんッ…んんんンッ!!」
一際高い声をあげると秋葉は体を弓なりにしてピタリと止まる。どうやらイってしまったらしい。
「大丈夫か秋葉?」
ぜえぜえと肩で息をする秋葉に声をかける。
「…………ズルい…」
息切れしながらその一言を漏らした。
「……お返し…」
一瞬天井が見えたかと思うと秋葉が馬乗りになっていた。
シュルシュルと帯を外す音がしたかと思うと下着を一気に脱がされる
「…へへ…元気一杯だね…」
「何だかんだで久しぶりだからな。それにそんなにエッチな姿見せられたら当然だ。」
俺の言うとおり今の秋葉の姿はかなり扇状的だ。
帯を外された浴衣から美しい肩が露わになっている。
そこから覗く形の良い双乳、肌の白色とは違いその頂と頬はピンク色に染まっていた。




「……変態」
照れ隠しにそれだけ言うと秋葉は俺の両足の間へと顔を埋める。
直後亀頭が温かい粘膜に包まれた。
「……はむ…んん…」
愛おしそうに堅くそそり立つ肉棒を口に含む秋葉。頭を動かす度に長いポニーテールが上下左右へと動き回る。
「………」
俺のを口に含んだまま上目遣いでこちらを見てくる。その表情がまた艶やかで普段とは違う美しさがある。
何度も体を重ねてきただけあり俺の弱い所を確実に責めてくる。
早くも射精感が込み上げてきた。
「あ、秋葉、そろそろ」
「……ひひよ…らひても」
しゃぶりながら喋る秋葉。もはや限界の肉棒にとってはそれだけでも大きな刺激だ。
「…くッ」
俺は秋葉の口の中で達した。
慌ててティッシュを探すもそうしている内に秋葉はコクンと飲み込んでしまった。
「あの、美味しくないだろ…」
「…美味しくはない…でも…不味くもない……」
「いや、だったら無理しなくても」
「……私は…胸でできないから…」
自分のなだらかな胸を見ながら秋葉は答えた。
だから代わりに精飲したというのか?嬉しいことには違いないが少し罪悪感が残る。
「誰に吹き込まれた?」
「……茜」
やっぱりな、いやそれ以外ありえないか。
昔から秋葉は自分の胸の大きさを気にしている。
仲の良い友人である茜の胸が大きいので余計に気になるのだろう。
「いつも言うけど胸の大きさは関係ないからな。俺は秋葉のその敏感な胸が好きなんだから」
浴衣から覗く秋葉の双乳をそっと触る。
「……んっ」
軽く触れるだけでくぐもった声を漏らした。
「ほらな、こうじゃないと」
「……やっぱり変態だ…くんッ」
反抗するも上気した表情では説得力がない。
「自分だって人のこと言えないだろ」
秋葉を布団の上に寝かせると浴衣と下着を脱がせる。
そっと下腹部へと手をあてがう。薄めの恥毛を掻き分けると奥からはトロトロと淫蜜が溢れてきた。
「ほら、こんなに濡れてる」
「………雪春だから…」
毎度のことながら嬉しいことを言ってくれる。
俺は指を蜜口の奥へとさらに進めた。同時にもう片方の手で秘唇の上でプックリと自己主張する小粒を刺激した。
「…やっ…ん!!…クリはッ!……うんんッ…」
両胸の愛撫で出来上がっていた体が大きく跳ね上がる。
その衝撃で頭のリボンが取れ長く艶のある黒髪がハラリと布団に広がった。




「……んぁッ…ねぇ…あっ…一つに…なろ…?」
いよいよ我慢出来なくなり悶えながら秋葉が訴えかけてくる。
か、可愛い、可愛いすぎる。いい加減見慣れてもおかしくないのに。
本当はもう一度くらいイかせてからと思っていたが、生憎そんな事を言われて我慢できるほど柔な性欲ではない。
一旦離れ、さっき射精したというのに一向に衰える気配を見せない剛直にゴムを被せる。
「じゃいくよ」
「…うん」
秋葉のそこに狙いを定めると一気に秋葉を貫いた。
「…くぅぅんッ!…あっ…おっきい…ひゃんッ」
「くっ、秋葉が締め付けるからだ…ろ」
他はどうかは知らないが、秋葉の蜜壺は締め付ける力が強い。これは初めての時から幾度となく体を重ねた今でも全く変わらない。
受け入れた雪春を離すまいと柔壁が剛直を押さえ込んでいる。
しかしそれと同時に無数の襞が肉棒全体を這い回るかのように刺激する。
「秋葉…動いてもいい?」
このままですぐに果ててしまう。俺は秋葉の返答を聞く前に腰を動かし始めた。
「…くんッ…ああ…んぁっ…ふんっ……あんッ…」
一突きするたびに歓喜にも似た秋葉の押し殺すような声が聞こえる。
もっと深く繋がりたい。その一心で腰を動かす。
「…あぁッ…ゆきっ…はるッ…んあッ…」
「分かってるよ」
一旦腰の動きを止め体を密着させて秋葉を抱き締める。
「…雪春………」
秋葉は俺の背中に手をまわし温もりを感じるように腕に力を込めた。
同時に秋葉の中がさらにキュッと俺の怒張を締め付けてくる。
「あのっ…秋葉締めすぎ」
「……だって…気持ち…んッ…いいんだ…もんっ…」
ただ抱き合う、それだけ。目立った動きのない行為だが秋葉はもちろん俺も一番好きな体位だ。
ただ動きが無いのは見た目だけで秋葉の中では無数の襞が動き回っているし、刺激を得た肉棒は血が送られ大きく脈打っていた。
「んッ…ねぇ…ゆき…はる…」
早くも限界の秋葉が口を開く。
「……一緒が…いいッ…」
抱き合ったままの形で器用に腰を動かす。一杯一杯に満たされていた膣内から秘蜜が溢れシーツに染みを作った。
「…ひゃッ…やっ…あ…あッ…くんっ…んんッ」
腰をさらに押し出し怒張を最奥にノックさせると甲高い媚声が室内に響いた。
膣内がピクピクと痙攣しはじめたかと思うと、精液を絞り上げるかのようにきつく締まる。
「秋葉ッ…」
「…私もッ…いっちゃ…んんッ……うんんッッッ!!」
俺達二人は同時に絶頂を迎えた。






「……ゴム持って来てたんだね…」
情事後、布団の上でまどろんでいると体をすり寄せながら秋葉がそっと呟く。
「いや、まあな」
すると秋葉は四つん這いになり俺のバッグの中をガサゴソしだした。若干肉付きは足りないものの色白の綺麗なお尻が晒される。
「……こんなに…」
秋葉の手には二箱の避妊具。うち一つのパッケージには『たっぷりお徳用』の文字。
「いや、それはその、家を出る時に母さんが…」

『多分あなた達のことだから足りなくなるわよ。これ持っていくといいわ』

「……雪香さんらしいね」
「まぁ今に始まったことじゃないからな」
箱をバッグに戻し再び秋葉がすり寄ってくる。
軽く頭を撫でてやると目を閉じさらに体を密着させてくる。その姿はとても幸せそうだ。
「…へへへ…大好き…」
不覚にもそのあまりの可愛さにまたもや股間に力がみなぎってきてしまった。
「……変態…」
堅くなり始めた俺の体の変化に気が付く秋葉。
「ま、せっかくゴムも沢山ある訳だし?」
残念ながら一度火が点くと止まれない。俺は秋葉を組敷いてそっと唇を重ねた。
「…んっ……使い切っちゃうかもね…」
そう言う秋葉の表情はどことなく嬉しそうだった。






それは雪春と秋葉が部屋で愛し合っていた時のこと。

「女将どうかされたんですか?嬉しそうな顔して」
彼はこの旅館のいわゆる板長。先代の女将の頃からここで働く老人だ。
「秋葉ちゃん、ほら桐山さんの娘さんが今日いらしたんですよ」
聞いて欲しかったと言わんばかりに口を開く女将。
数年前に先代女将である母親から受け継いだ彼女はまだまだ若さが溢れている。
「あぁそういえばもうそんな時期でしたか。でもお父さまは見当たりませんでしたが」
「それが今年はボーイフレンドといらしたんですよ」
「ほぉそうか。まぁあの子はべっぴんさんだからねぇ、ぼーいふれんどがいても不思議じゃないさ」
するとおもむろに彼女は宿帳を差し出した。
最近はプライバシーの問題で数は減ったが、この旅館は任意で書いてもらっている。
「でね、これ見て下さいな」
「ん?なんだね……はっはこれはいい」
「ね?なんだか嬉しくてお布団をわざと一枚しか敷かなかったんです」
まるで妹の成長を喜ぶ姉のように顔を輝かせる女将。
彼女の差し出した宿帳、そこには住所と
男らしく力強い字で
『結城雪春:学生』
そして隣には綺麗な字で
『桐山秋葉:妻予定兼学生』
と書かれていた。

前話
作者 こたみかん ◆8rF3W6POd6
2008年09月25日(木) 21:59:41 Modified by n18_168




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