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由羽(仮題)

秋の大イベントである運動会と文化祭が終り、その余韻を残しつつ
皆は普段の学生生活に戻り始めた。
次なるイベントは冬休みだろう、あ、期末テストが先か。
「お前また振ったんだって?」
日増しに暮れるのが早くなったな、と物思いに耽る俺にコイツは静かに首を縦に振った。
「だからその袖引っ張る癖直せって」
無口極まりないコイツの取る最大限のコミュニケーション。
「で、また同じ振り方ですか?」
「・・・無理、って言っただけ」
肩に掛る二つに縛った髪を揺らしながらコイツは無表情のまま、
告白を断るには直球過ぎる言葉を吐いた。
「もう少〜し、優しく言えない?」
「・・・なんで?」
「いや、まぁ断るなら後腐れない方がいいし」
わかってる、コイツにそんな助言は意味を成さないって
「なぁ」
「・・・・なに?」
「また、歌ってくれよ」
「やだ」
速攻で断られた、まぁ無理もないだろうな、コイツがこんなに告白攻めにあってるのも
その歌のせいだ、文化祭、クラスの女子に半ば無理矢理歌わされた。
「いやぁまさかお前があんなに歌が巧かったなんてなぁ」


普段から無口なもんで歌声を聞くなんて皆無だった俺には、いや
周りのみんなが驚愕したことだろう。
まぁコイツが俺を伴奏につけるならという条件を出したおかげで
俺は久しぶりにギターと向き合う毎日になったわけだけど、
クラスの出し物、うちはなぜか演劇でその余興として行われたミニライブ

歌 :川室 由羽(1-B)
伴奏:音村  仁 (1-B)

これは小さな話題となった、勿論俺のことではなくコイツのことで、
特に教師達からは「あの川室が!?」と言うことで軽いパニックが起こった。
「あん時は俺も大変だったよ、体育館に人いっぱいいるし」
そのミニライブ、というかクラスの出し物の観覧は強制ではないため
興味のある人だけが来るというものだったが、俺とコイツが舞台に立った時は
見事に超満員だった。
どうやら口コミで今回のミニライブの貴重具合がバレてしまったらしい、
何より困ったのはその曲目、クラスで集まっての会議でコイツの発言が俺を凍りつかせた
『ジンの作った曲がいい』
中学の頃調子に乗って友達と始めたバンド、俺は更に調子に乗り
自作曲まで作ってしまった、勿論俺の作詞作曲


封印したはずの過去を突然解き放たれ、慌てふためく俺をコイツは
『あの曲好きだから・・・』
と一言、仕方なしに俺は一年前の自分と向き合うことに、
中学生独自の痒くなるような曲をアレンジし、何とか人前に出せるものになった。
「ありゃあ、本当大変だったぞ」
「・・・・・・ゴメン」
「ま、いいけどな」
前評判を聞き付けて現れた好奇心半分、冷やかし半分の客で埋められた体育館という会場
やじでも飛んできそうな雰囲気の中、俺の合図で演奏が始まった。
がやがやとした音が面白いほどに消えていった、
実際、リハーサルの時の俺や周りのスタッフも動きが止まったほどだ、
一曲目が終わった時の会場の湧き方は凄かった、とりあえず予定していた
二曲目を歌い、早々にはけてしまいたかったが
アンコールを食らい、渋々と舞台に戻り一曲目を再び歌った、
正直気持ち良かった、だが二度はゴメンと思った、それはコイツも同じだったようで
『・・・・・緊張した』
『そうは見えなかったぞ?』
『・・・・・もう、や』
『俺もだ、ハハ』
その日から川室由羽は有名人になった、一応俺も、
コイツは毎日のように告白されるようになった。


元々顔は悪くなかったし、あの歌唱力、歌っている時の雰囲気は言い表せないめがある。
「すっかり有名人になっちまったな」
「・・・・や」
「ん?」
「・・・・怖い」
今まで俺以外の男と対して関わりを持ってなかったコイツにとって、
今の状況は耐えられないのかもしれない。
「その内収まるよ」
「・・・・・そう?」
「ああ、そんなもんさ」
「・・・・」
「だから袖」

しばらくの沈黙、というか俺が喋らなくなっただけ、
無言で歩くのも悪くないしな、そしてコイツの家に着く。
「じゃ・・・・明日」
「あぁ」
明日は土曜、学校は休みだけど俺達には用事がある、
というか俺がコイツに付き合わされてるだけだけど。
「明日な」



待ち合わせはいつもの場所、
このデパートはいつ来ても人が溢れているなぁ
「ユウ!」
いつも俺が着く時にはいるんだからまいる。
「行くか」
うん、と首の動きが伝える。
コイツがこのデパートに来る理由は色々ある。
「・・・・わぁ」
「お前も飽きないなぁ」
3階にある小さなペットショップ、コイツはここがお気に入りらしく
毎週来る、なぜか俺を連れて、ペットの飼えないマンション住まいのため、
見ることだけがコイツの精一杯の楽しみ。
「ネコ好きか」
「・・・・・うん」
しばらく猫と戯れた後、次は本屋
「こんにちは」
「あら、いらっしゃいユウちゃん!あと、ジン君」
「どうも」
本屋の岸島さん、コイツと長い付き合いらしい、
この人に挨拶するのも毎回のお約束だ、俺は立ち読み、
岸島さんが一方的に喋るのをコイツがうんうんと聞くだけ、
昔聞いた話だが、コイツは小さい頃、ずっとこのデパートを遊び場にしていたらしい、
その無口さや無表情でうまく友達が作れなかったそうだ、
だから、俺と出会ってからもデパートに顔を出すことは忘れない。



作者 1-130
2007年12月12日(水) 09:36:50 Modified by n18_168




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