まり
「まんまり、しないで…………あれ……?」
間違えちゃった……
あんまりって言うつもりだったのに……。まんまりって……なんだろう……?
うう……恥ずかしい……
「全く、いつもあんまり喋らないから、いざ話すというときに間違えるんだよ、まりは」
「あ……ごろーくん……」
いつの間にか隣にいたごろーくんは、ぽん、とわたしの頭に手をおいた。
……本当にいつからいたんだろう……?
それよりも……さっきの間違い……、ごろーくんに聞かれてたんだ……
「うう……聞いてたの……?」
「そりゃもうばっちりと」
顔が赤くなってくのが分かる……やっぱり恥ずかしいよぅ……
「まあ、それもお前の可愛いところだけどな」
「あ……」
いつものようにニコニコした笑顔で……ごろーくんがわたしの頭をなでてくれる……
心地よくて……すごくおちつく……
「ん……次は……気をつけるね……」
少しだけ……顔がゆるんだかも……
「どした、まり? なんか嬉しそうだけど」
「ん……なでられるの……好きだから……」
「そっか。じゃあもう少し続けるよ」
「うん……ありがと……」
恥ずかしいのがなくなったわけじゃないけど……でも、今はどうでもいいや……
そんなことを気にするよりも……少しだけ伸びた、この至福の時間を堪能したいから……
作者3-560
間違えちゃった……
あんまりって言うつもりだったのに……。まんまりって……なんだろう……?
うう……恥ずかしい……
「全く、いつもあんまり喋らないから、いざ話すというときに間違えるんだよ、まりは」
「あ……ごろーくん……」
いつの間にか隣にいたごろーくんは、ぽん、とわたしの頭に手をおいた。
……本当にいつからいたんだろう……?
それよりも……さっきの間違い……、ごろーくんに聞かれてたんだ……
「うう……聞いてたの……?」
「そりゃもうばっちりと」
顔が赤くなってくのが分かる……やっぱり恥ずかしいよぅ……
「まあ、それもお前の可愛いところだけどな」
「あ……」
いつものようにニコニコした笑顔で……ごろーくんがわたしの頭をなでてくれる……
心地よくて……すごくおちつく……
「ん……次は……気をつけるね……」
少しだけ……顔がゆるんだかも……
「どした、まり? なんか嬉しそうだけど」
「ん……なでられるの……好きだから……」
「そっか。じゃあもう少し続けるよ」
「うん……ありがと……」
恥ずかしいのがなくなったわけじゃないけど……でも、今はどうでもいいや……
そんなことを気にするよりも……少しだけ伸びた、この至福の時間を堪能したいから……
作者3-560
2007年12月28日(金) 00:56:16 Modified by mukuchihokan