2009年9月頃から活動を開始したエヴァ・空の軌跡・ハルヒの二次創作盗作剽窃家。 最近の二次創作界の高CQの中でも頭一つ抜いている驚くべき男。 そんなナグナブロ=あり=ハル=ハル兄(現HN・朝陽)の動向をヲチするスレまとめです。


【最悪】朝陽(ハル兄)をヲチるpart3【盗作】の739〜746)
【最悪】朝陽(ハル兄)をヲチるpart4【盗作】の181〜257・319〜323)








(まずは1〜2話の感想)








ナグの連載物ですが、基本連載は完結してから感想書こうと思っていたんですよ。
しかし……こ れ は ひ ど い。




余りにも酷かった1、2話の感想行きます。


よくある逆行の冒頭ではありますが、レイが今一分からない。
冒頭巨大な綾波レイの顔があると書いておきながら、


冷たくなり始めたアスカの体を抱き寄せながら泣き叫ぶシンジの前に青白い光が差し、幽霊のような白く発光する人影が浮かんだ。
「それが碇君の望みなのね」
「綾波?」
身体から淡い白い光を放つレイが右手を上げると、アスカの傷が塞がり、たちまち顔色も良くなった。


あのレイは何だったんだよと。


そこからは神様になったレイの力を借りてシンジとアスカとついでにカヲルが逆行します。
その間の説明が余りにも稚拙で、端的に言えば下手糞なんだが、端折ります。
最後に、今回のアスカ様。


アスカはそう言って、元気な様子をアピールするように跳ねまわった。
「うげっ、砂を飲んじゃったわ、ぺっぺっ」
……そして調子に乗り過ぎて、派手に転んで足元の砂浜とキスをした。


完全に阿呆です。








そして逆行して来たシンジ。


しかしレイだけに任せるのも心苦しい気がしたシンジは、自分からネルフへと向かう事にした。


使徒が来る訳ですが、レイの為にネルフに向かうシンジ。


シンジはそうつぶやいて初めてレイから受け取った力を使って走ってみた。 すると自動車よりも速い速度で走れる事に気が付き、嬉しそうな声を上げる。


自動車より早く走れるんだー凄ーい。
ところで、具体的に自動車より早くって時速何キロ?
普通車の最大時速180キロより早いと仮定して、シンジはまさかそれ程とは思っていなかったらしい。
そうなると、突然そんなスピードが出れば、当然何処かにぶつかる物じゃないだろうか。
ましてや人は居ないものの街中だ。
車は路上に置いてある。


そんな事は無くシンジはご機嫌でこう言う。

「この力があれば、使徒を倒すなんて簡単に出来る気がするよ!」


何処が?
時速180キロで走れるとして、それが使徒に対抗する手段になるだろうか?
エヴァに乗ればそんな物意味は無くないか?
これがアンチネルフで、使徒だけじゃなく大人達とも闘うと言うなら、それも有だろうが、この話のシンジにそんな意思は無いらしい。


シンジは取り囲む戦略自衛隊の合い間を縫ってネルフへと入ろうとしたが、様子がおかしい事に気が付いた。 戦略自衛隊は第三新東京市の外側では無く、ネルフの建物に向かって攻撃準備をしていたのだ。


あれれ?
シンジは第三新東京市に居るんだよね?
ネルフの建物は地下にある筈なんだが、何故見えるの?
悩むシンジの前で、大きな異変が起きた。 ネルフの建物全体が光輝く障壁に包まれたのだ。
「これは……ATフィールド!?」
シンジでさえとても驚いたのだから、戦略自衛隊の隊員達はパニックに陥っていた。 得体の知れないものを見た不気味さからか、戦略自衛隊の戦車や航空機は砲弾やミサイルによる攻撃を始めた。 凄まじい爆発音が辺りに鳴り響き、爆風でATフィールドが見えなくなるほどの攻撃が続いた。 そして爆風が収まっても、爛々と輝き続けるATフィールドを見て、シンジは笑顔になる。

そもそも、何故戦自はネルフを攻撃しているんだ?
原作で戦自が攻撃を仕掛けて来たのは国連、その後ろに居るゼーレの策略なんだが、今の段階でネルフ潰したら使徒はどうするんだwwww


「きっとこれ、綾波が考えた作戦何だね。凄いや、ネルフ全体をATフィールドに包むなんて、僕には思い付かなかったよ」


寧ろ、これ以外の何を思い付けと言うのだろう。


一安心したシンジはこれからどうしようかと考えた。 いきなりネルフに行っても混乱を招いてしまうかもしれない。 そこでシェルターに避難した振りをして、後でミサトに迎えに来てもらうのが自然だろうとシンジは判断した。


ちょwwww
さっきは、レイ一人に任せるのは心苦しいからとネルフに向かっていたんだが。
しかも、使徒の他に戦自からの攻撃を受け、レイはその間ATフォールドを張っており、明らかに負担がある筈なんだが。





使徒の存在は外部には秘密にされていたので、ネルフの存在に不信を抱く人間も多かった。 そして政府の首脳部も使徒の再来はあり得ないと主張して、エヴァンゲリオンの建造中止を再三に渡って要請し始めた。 その勧告を拒否してエヴァンゲリオンの建造を進めるネルフに対して、もしや破壊兵器を造るのが目的だったのではと猜疑心さいぎしんに捕らわれ、戦略自衛隊に侵攻を命じたのだ。 日本のネルフ本部が襲われると、各国の政府も足並みをそろえる様にネルフ支部へと侵攻を開始した。


政府の首脳陣は何を根拠にあり得ないと主張したのか?
そもそも、こんな暴挙に出る位なら、何故最初から設立を許したのか。
使徒の存在を知られていないと言っても、上の人間は当然知らされていた、または想定されていた訳で、
何の根拠も無く建造中止なんかさせられるのか。
また、一斉攻撃してエヴァンゲリオンが大破し、その後使徒が来たらどうするつもりだったのか。
そして何より、ゼーレは何をしていたんだwwwwwww
計画の遅延どころじゃなくなるんだが。


零号機に綾波レイを乗せ、初号機に碇シンジを乗せる計画をしていたゲンドウは、戦略自衛隊の士官、 葛城ミサトを協力者としてシンジをネルフに連れて来させようとしていたのだった。


更にまた出て来る原作とは違った展開。
ミサトは今の時点では戦略自衛隊の士官であり、ゲンドウは協力を要請中なのだそうだ。
じゃあ、どうして冒頭シンジはミサトが迎えに来ると書かれた手紙を持っている。
何故ミサトはシンジを迎えに行けるんだ。




半日に及ぶ攻撃の末、戦略自衛隊の攻撃が止まった。


何と、戦自は半日も掛けてネルフを攻撃していたらしい。
その間、ずっとレイはATフィールドを張っていたという事か?
それなのに一人呑気にシェルターに入っていたシンジ。
何故かと言うとネルフに混乱を招くからと。
既にこれ程の力を見せた段階でレイは不審がられているのだが。


戦略自衛隊の総司令は、日本国政府の命令で仕方無くネルフ本部へ攻撃してしまったと謝り、 日本の南の海上に使徒と判断できる巨大生物が出現したと話した。


半日も掛けて攻撃を続けた戦自は、一言謝れば許して貰えるそうです。
だが、使徒らしき生き物が見つかった途端丸投げ。
ここまでの無能も見た事が無い


ゲンドウが自信たっぷりに宣言した直後、ネルフを包囲していた戦略自衛隊の部隊は蜘蛛の子を散らすように撤退した。


何処まで情けないんだよ、戦自は。


使徒が出現したと国連が各国に通達した事で、政府軍によるネルフ支部への侵攻は中止された。 ドイツ支部は同様にATフィールドのバリアーが張られ、被害は無かった。


今回を纏めると、もしシンジ達が逆行していなかったら、大馬鹿な政府、役立たずのゼーレのせいでネルフは壊滅、
その直後に使徒襲来で世界あぼーん。
これでおk?


ここで中国支部がアメリカより先に参号機を建造していたとの事。


「それが……原形を止めないくらい破壊されてしまったと……」
「エヴァは12000枚の特殊装甲で守られているはずだが?」
「実際の強度は目標数値の100分の1にも満たなかったようです」
冬月の質問にリツコがそう答え、装甲拘束具の中には竹やりで凹んでしまったブリキの部分もあった事が語られると冬月は大きなため息をついた。


ブリキ……?
竹槍……?
今回、余りにも馬鹿が多過ぎるだろう。
作者は一体何が書きたいんだ?
お寒いギャグ?




そしてしばらくして、シンジはミサトの運転する車でネルフへと到着した。


余りにも阿呆な状況の直後の文。
状況が分からないが、いつの間にかミサトはシンジを見つけたらしい。
シンジはシェルターに居た筈なんだが、どうして特定出来たんだ?


そしてシンジの方も疑われないようにゲンドウとの再会やエヴァンゲリオンを目撃した時に驚くなど、疑われないように演技をした。


何と、ミサトとの再会だけでなく、ゲンドウとの再会も面倒臭かったのか省いてしまっている。
このせいで、シンジがネルフの大人達に対してどういった感情を持っているのかが全く分からない物になっている。
敢えて伏せているのかとも思ったが、多分面倒なだけなんだろう。


今すぐ乗れ→そんな、シンジ君は今着いたばかりのやりとりをした後、リツコは何故か別に乗らなくてもいいと言い出す。


「ちょっと待って、僕が乗らなかったら同じ年齢の子が乗るんじゃないの?」
「そうよ」
「じゃあ、その子がかわいそうだから僕が乗るよ!」
「あら、どうして他のエヴァパイロットが女の子って解ったのかしら?」


シンジは、一言も女の子とは言っていない。
リツコは唐突に何を言い出しているんだ?


それはともかく、リツコやゲンドウは何かしら思う事があったのか、シンジを試しているらしい。
シンジがシンクロすると、足りないからパイロットにさせられない→シンジ、シンクロ率を上げるの繰り返し。


するとシンジはさらにシンクロ率を変化させる。 これにはミサトも不思議な感じがした。


不思議な感じがするのはこの駄文ですよ、ミサトさん。




シンクロテストが終わりサードチルドレンになると、今度は住居の相談って……あれ?
使徒は何処へ行った?
使徒が発見されたというのに、ミサトもシンジも呑気に住居の相談。
シンジは渋るミサトに頼んで同居する事に。


葛城家での同居が無くなると、アスカとの一緒に作戦を立てるのに困ってしまう。


別に、同居する必要は無いと思う。
一人暮らしにして、アスカやレイが行くのは駄目なのか?
寧ろ、ミサトに逆行した事を秘密にするのなら、同居はデメリットの方が多いと思うのだが。


そしてミサトの家に行くなり、勝手に妙齢の女性の私物を片付け始めるシンジ。
こんな中学生気味が悪い。


呑気に食事しながら明日は使徒と戦う等と言われるシンジ。
どうやら、使徒は物凄くのんびり向かっているらしい。
と言うか、その時点で迎撃の準備に入るなり、作戦を立てるなりはしないのか?
素人のシンジに、出来るだけ戦闘方法を叩き込んだりはしないのか?
作戦を練るミサトが緊張感を全く持っていないせいで、何の緊迫感も無いのだが。




そして、最初に来る使徒はサキエルじゃなくアルミサエル。
それを知るのが何故翌日なんだ。
前日には使徒の姿が発見されたんじゃなかったか。
作戦もお粗末に零号機で自爆するそうだ。


シンジの案はパイロットの片方が使徒を引きつけ、もう片方は自爆の衝撃からエントリープラグを守ると言ったものだった。


その中で工夫したのがこれ。
しかし、片方が引き付けて、片方が自爆から守るのなら、誰が自爆させるんだ?
そして守るとはATフィールドなんだろうが、中和されたらどうする?
向こうもATフィールドを張れるのだが。


そういった事には気付かない馬鹿二人が話している中、唐突に、本当に唐突にカヲルが登場し、自分が零号機に乗るなど抜かし出す。
ここで二話は終了。
本当に酷かった。








総評:ここまでSAN値を削られるのも久し振りだ。


登場人物の心情は面倒臭がって書かないからただの阿呆になっている(まあただの阿呆なんだろうが)
推敲していないのか、支離滅裂で作戦も何もあったもんじゃない。
原作と違う設定を入れておきながら、それを早々に忘れている。
以前感想で言われた事を忘れているのだろうか。
登場人物は何を考え、何故この行動に出たのか、全く考えていない。
モブだから良いとでも思っているのかも知れないが、そのせいで阿呆しか居ない作品になっている。
ひょっとしたらクズ肉を超えるかも知れない最低作品。








(ここからは7話の感想)








何処までやったかを忘れたので、7話のマリ登場回から。




フォースチルドレンとして選ばれた14歳の少女、真希波・マリ・イラストリアスはパイロット待機室で鼻歌を歌いながらプラグスーツに着替えている。


プラグスーツに着替えると言えば、思い出すのはラミエル戦直前のレイと、ガギエル戦直前のアスカ。
あの下は何も身に着けていない。


「(歌声)今日の試合で〜、全打席3振だとしても〜、あきらめないで〜、きっと明日は逆転満塁ホームラン〜」


余りにも酷い。
何、この表現。
(歌声)だと。
この後も歌は続きますが、毎回(歌声)が入ります。
そんな事をしなくても、次の行での加持の台詞でこれが歌だと分かるじゃないか。


「実験を前に緊張しているかと思えば、アニソンなんか歌って余裕だな」
ふらりと部屋に入って来た加持は、穏やかな笑顔を浮かべてマリに声を掛けた。


さっきも書いてある通り、マリは現在着替え中です。
しかもプラグスーツです。
相変わらずプライバシーという概念はゼロですか。


マリの戦闘能力は高い様で、加持はミサトにそれを報告。


「確かに使徒が3体も連続で襲撃するとは予想もつかない事態だったな」
「何よ、奥歯に物が挟まったような言い方ね」
「だが手際が良すぎる。もしかしてシンジ君達の戦況に関係無く、前から伍号機とフォースチルドレンは決まっていたんじゃないか?」
「備えあれば、憂いなしって事じゃない?」
「俺には隠れた意図があるように感じるんだがな」


この二人、会話のキャッチボールが全く出来ていません。
そもそも、「奥歯に物が挟まった」言い方とは、


思っている事をはっきりと言わない。言いたい事があるらしいのに,何となくぼかす。(大辞林 第三版より)


最初の加持の言葉は、それに該当しない。


「ふう、元気を貰ったのは俺の方だな」


そして最後にこれ。
「俺の方だな」と言うからには、誰かが元気を貰ったという趣旨の発言がなくてはいけないが、それも無い。
最後まで加持もミサトも、脳内の相手と会話していたのではなかろうか。




忘れていたが今頃シンジ達が転校して来るらしい。


「転入生やと?」
「他の町へ疎開して行くやつらが多いこの時期に、珍しいな」
トウジとケンスケは怪しむようにシンジとアスカをにらみつけた。


不審者扱い。
確かに珍しいにしても、睨み付ける様な物か?
こいつらは何と戦っているんだ?


微妙に張りつめた空気が教室に漂う中、シンジとアスカは自分の名前を黒板に書いて自己紹介をする。 するとクラスメイトの女子から、シンジとアスカは付き合っているのかと質問が飛ぶ。


どうやら、お花畑な頭のクラスメート達は一緒に転校して来れば二人は知り合いを通り越して付き合っているという発想に行く様です。
二人が転校して来ても、それぞれ別の所から来ている訳で、付き合うどころか、知り合いの可能性も低い筈なんだが。


やはり年頃の中学生、転入して来た不気味さによる警戒心よりも好奇心の方が勝るようだ。


たかが転校位で不気味に思うわ警戒心を抱くわ、クラスメート達は訓練でもさせられているのか?
その癖付き合っているかどうかは気になる。
警戒心も忘れる程に。
そんな中、アスカが何を考えたのか自分達がエヴァのパイロットだとあっさりばらす。


そして、ケンスケとトウジとヒカリが、他のクラスメートも先生の存在も忘れ去り、延々とどうでもいい会話を繰り広げる。
あの、朝のHRは始まっているんじゃないでしょうか。


トウジの妹は怪我していないそうで、トウジは友好的。


「よかったわねシンジ、これで三バカトリオの復活じゃない」


そんな所でアスカがこの一言。
トウジもケンスケもまだ馬鹿な事を言った訳でもないのに失礼極まりないです。


「3バカトリオだなんて、面白い事を言うわね」
笑いながらシンジ達の話に割り込んで来たのは、クラスの学級委員である洞木ヒカリだった。


HRの間、壇上で勝手に私語を繰り広げるシンジ達に割り込んで来るヒカリ。
委員長の仕事はどうなったんでしょう。
普通は注意する為に立ち上がる場面だ。


「それにしても、僕達とあまり変わりない碇のようなやつがエヴァのパイロットとして使徒と戦ってたなんて、思ってもみなかったよ」
「せやな、もっと獣(けだもの)のようなのが乗っとると思うとったわ」


ナグナブロさん、あの、みんな「けだもの」位読めると思います。
それとも、これは「けもの」じゃなく「けだもの」と、どうしても主張したかったのでしょうか?


「シンジぐらいで驚くのは早いわ、なんとレイもエヴァのパイロットなのよ!」


「シンジぐらい」等と言ってしまうアスカ。
ナチュラルに見下している感がありますね。
そして、レイまでも巻き込む。
別に原作でもばれていた事だろうけど、わざわざアスカが宣言する意味はあるのでしょうか?


「ほら、アンタも使徒を倒したヒロインなんだから、こっちに来なさいよ!」


要するに、自分達がパイロットである事をばらしたのは、ちやほやして欲しかったからの様です。
作者の自己顕示欲と見事にシンクロしている気がするのは自分だけでしょうかね。


話を聞いていたレイがシンジ達と一緒に笑ったりするのを見て、ヒカリが声を掛ける。
「綾波って、前と感じが変わったね」
「そうやな、明るうなったわ」
「えっ?」
ヒカリとトウジの言葉を聞いたレイは、驚いて目を丸くした。


ヒカリはレイを呼び捨てで呼んでいただろうか?


「今までのレイは、自分を暗い人間だと思い込んで、そう行動してしまっていたのよ」
「そうだったのかしら」
アスカに言われたレイは半信半疑の表情を浮かべた。

上から目線で一言言い出すアスカ。
と言うか、レイは暗かっただろうか?
明るいとは言わないが、本人が「暗いと思い込んで」いた様には見えなかったが。


「同じクラスにずっといた僕達も、綾波を暗いやつだって勝手に決めつけて悪い事しちまったな」
「すまんな」
「いいえ、みんなの話の輪に加わらずに、本ばかり読んでいた私の方こそ良くなかったのよ」


はい、来ました。
ナグの読書嫌い。
本当に読書=暗い=悪いになっている。
あのさ、群れずに一人で居る事ってそんなに悪い事か?
一人で本を読んでいる事がそんなに悪い事か?
人の取り方はそれぞれだが、まさか「読書してばかりの暗い子」とレイを認識する人間は余り居ないんじゃないか。




そして唐突にトウジ達を自宅に招くシンジ。
保護者にミサトという名のお姉さんの様な存在が居ると言っただけでこの二人。


「なあなあ、ミサトさんってすごい美人なんか?」
「羨ましすぎるぜ」


質問するのは良いが、答える前に羨むのは変だと思う。


ミサトを見るまで帰らないと駄々を捏ねる二人。
二人を窘めつつ、ヒカリもミサトに興味を持っているとある。




その後、夕食の買い出しに行くシンジ達に付いて来るトウジ達。


シンジとアスカがスーパーで食材を買う様子を見たヒカリ達は、馴染んでいる感じだとささやきあったのだった。


馴染んでいる感じだとか、本当に表現が下手だ。
それはそうと、馴染んでいる感じだと言うなら、その馴染んでいる感じとやらを具体的に書け。
会話一つ書かれていないのに馴染んでいる感じと言われても。


結局、トウジとケンスケがミサトが見たいと散々駄々を捏ねたり、ヒカリもミサトに興味を持ったり、
アスカがミサトに是非ヒカリを紹介したいと言ったにも関わらず、ミサトと三人の出会いのシーンはカット。
一体何だったんでしょうね。




そしてマリ登場。


突然空からパラシュートで何者かが降下し、シンジの背中にお尻から着地したのだ。 さらにシンジは目の前にいたアスカを押し倒す形となってしまった。

「さらに」と使うのは変だと思う。
マリがシンジの上に着地したから、シンジはアスカを押し倒す事になった訳なんだから、「そのせいで」「その為」だと思う。
新劇場版をそのまま入れたが、一応LASっぽいお約束を入れたくなったという事か。


「あはは、これが『尻に敷かれる』ってやつだよね?」
「まったく、笑い事じゃないよ」
電話を切ってシンジの尻から退いた少女が笑いながらそう言うと、シンジは少し怒った顔で言い返した。


あれ?
直前の文章を見て欲しい。
マリはシンジの背中に尻を乗せていた訳だ。
それなのに、いつの間にか尻に敷いているのはシンジになっている。


少女が犬のようにシンジに鼻を近づけると、アスカ達はあごを外しそうなほど驚いて固まった。


顎が外れる程ではないか?
ちなみに「顎を外す」は大笑いする事。


その後さっさと去って行くマリを追い掛けるアスカ。


しばらく辺りで目撃者の聞き込みを行ったが放課後の学校は生徒の数も少ない。


目撃者の聞き込みなどと、一々言葉の選び方がずれている。
流石、以前自分の事を2chで書き込まれた時(ナグナブロの失礼な発言について)、自分の発言が原因にも関わらず、
「容疑者を特定しました」と書いただけはある。
ま、その容疑者とやらも別人の事だったそうですがw


シンジはケンスケのつぶやきにそう答えたが、シンジ達には少女の正体について予測が立っていた。 LCLの事を知っている彼女はたぶんネルフの関係者、もしかしたら新しいチルドレンかもしれない。 しかし部外者であるケンスケ達の前で話し合うわけにもいかなかった。


部外者と言うが、散々自分達がパイロットだとばらしているのだから、新しいチルドレンだとばらす事位大した事ないと思うのだが。


次回に続く。
因みに、次回はもっと酷い出来でした。
この話はどんどん酷くなって行く様な気がする。








総評:何が書きたいのかさっぱり分からない。


状況の説明も描写も足りなさ過ぎる。
恐らく作者の脳内で出来上がっているだろう事柄が幾つかあるのだろうが、それを全く書いていないので読者は付いて行けない。
後、作者の都合の良い様にキャラを動かそうとしかしないので、おかしな事になっている。
HRのシーンにしても、ナグ的には「恋人だと冷やかされるシンジとアスカ」「みんなにパイロットだとばれてちやほやされる」
「トウジ、ケンスケ、ヒカリとの友情復活」 を書きたかったのだろうが、それに到達するまでを面倒臭がっているのか、
そもそも書く力が無いのか、無理矢理持って来ようとするから、結果的に他のクラスメートも先生も居る朝のHRの真っ最中、
シンジとアスカに至っては、壇上に居る状態でそれらが進んで行くという歪な展開が出来る。
自然に持って行こうという気にはならないのか、それとも不自然だと気付く事も無いのか。
いつも感じる事だが、今回は特にそう感じた。
では、次回は明日書きます。








(ここからは8話)








8話の感想行きます。
マリと出会った事を報告するシンジ達。


話を聞いたミサトはその少女はおそらく伍号機のパイロットとして選ばれたチルドレンだろうとシンジ達に告げる。


その程度はとっくにシンジ達も予測していたが。
ミサトはマリの存在どころか戦闘記録まで加持から、あの噛み合わない会話で聞いている筈なんだが。


「でも伍号機とパイロットの配属は、まだ先のはずよ」
「どうしてパイロットがやって来ていたのよ、それに会った事を秘密にしろだなんて」


いつの間にミサトは秘密にしろなんて言ったんだろう。


「その理由はドイツに居る加持にも探らせているわ、だからあなた達は中学校の演奏会を頑張りなさい。使徒との戦いではあなた達が大活躍しているんだから、こういう事は私達に任せて、ね?」


そう言えば、この話ではミサトは殆ど空気。
正直ミサトの存在理由が分からない。


逆行してきたシンジ達は今まで圧倒的な強さで使徒を倒してきたため、ミサトが作戦部長として出る幕はほとんどなかったのだ。 使徒を倒す事だけを考えてきたシンジ達は、ミサトの立場を無視してしまっていた事に気がついた。 この件も自分達で解決してしまってはミサトの立つ瀬が無いだろうと考えたシンジ達は、謎の眼鏡少女の調査をミサトに任せる事にした。


圧倒的な強さかは置いておいて、相変わらず上から目線だ。
自分達で解決してしまってはと言ってはいるが、後から分かる事だがこいつらは何一つ解決なんか出来ません。
そして先に言ってしまうが、任されたミサトも何一つ役目を果たせず役立たずのままです。




そして第壱中学校の演奏会でシンジ達の出番となった時、第三新東京市で大規模な停電が発生した。


前回からあれ程引っ張っておいた演奏会とも、使徒に邪魔された事で出来なくなる様です。
今後演奏会に関しては何一つ出て来ない。
それなら演奏会自体持って来る必要は無いのでは?
そもそも演奏会で何をする予定だったんだ?
楽器も、面子も、具体的に描写されていない為によく分からない。



次の使徒はマトリエルらしい。
なので恒例の停電。


しかしネルフの正面ゲートに到着したシンジ達を、車に乗ったミサトが待っていたのだ。 シンジ達の話を信じたネルフでは、こっそりと停電に備えていた。


シンジ達の話とは何だ?
停電が起こるなど、シンジは今の今まで一言も口にしていないのだが?
そもそも、前述にある通り、演奏会の最中に停電が起こって演奏会は中止。
アスカはその件でヒステリックに怒り狂っており、予測していた様には見えない。
これ、まさか何処かからパクって来たんじゃなかろうか。
この話のシンジ達はアンチネルフではないが、ミサトを信じていないらしく、逆行して来た事は話していない。
リツコは毎回怪しむものの、怪しむだけで、ゲンドウに止められただけで引き下がる。
レリエル戦で唐突にレイと仲良くはなっていたが、それだけだ。


車でケージに向かうシンジ達。
車より早く走れる設定はいつ有効利用するんだろう。


「よくもアタシ達の演奏を邪魔してくれたわね、アタシの怒りのキックを食らいなさい!」
弐号機の強烈なキックは使徒の平べったい胴体の真ん中に突き刺さり、使徒はコアを砕かれて爆発した。


マトリエル戦はこれで終了です。
平べったい胴体?
マトリエルにそんな部分あっただろうか?
中断された演奏会もやり直しはされない様です。
本当に、前回から引き延ばしていたあれは何だったんでしょうね。




停電から回復したネルフでは、次の作戦に湧き上がっていた。


「湧く」、ではなく「沸く」だよ、ナグナブロ。
前回の「獣」にルビ打つ位物知りアピールするなら、きちんとチェックしようね。


それは浅間山火口内に出現する使徒サンダルフォンを蛹(さなぎ)の状態のまま、生きて捕えて研究する計画だった。


そして唐突にサンダルフォン戦突入。
停電回復から、具体的にどれだけの時間が経ったのか、数日なのか数時間なのか書けよと小一時間(ry
せめてサンダルフォンが出現したのを確認する様な描写を入れるべき。


火口に潜りATフィールドの檻で使徒を捕獲する役目はシンジに任された。 アスカは先ほどの戦いでATフィールドの力を使い過ぎてしまったので、レイから自重するように言い渡されたのだ。


レイにこんな事を言われて、アスカが素直に従うとは思えないが。
と言うか、ATフィールドの檻って何?


使徒の蛹はマグマ溜まりの奥深くまで沈んでしまっている可能性もあるため、ATフィールドで身を守ったカヲルが潜って探す事になった。


カヲルはシンジ、アスカ、レイ以外の人前には出られず、レイの家にこっそり暮らしている設定です。


マグマの中に浮かぶ使徒の蛹を見つけたカヲルは地上まで上がり、火口付近のテントで待っていたレイに報告した。


どうやって報告したのか、全く分かりません。
テレパシー的な能力を持っているのだろうが、そんな記述は何処にも無い。


レイが使徒を発見した地点をリツコに告げると、リツコはマグマの対流速度などを計算して調査用カメラを向かわせる場所を指示した。


リツコはレイが何故知っているのか疑問に思わないのだろうか?
レリエル戦で多少レイを信用してはいるものの、リツコは逆行の事も、カヲルの存在も知らないのだが。


耐熱・耐圧用スーツを装備した初号機は、マグマの海へと飛び込んだ。


原作にあったD型装備は、確か弐号機以降のプログレッシブタイプでないと装備出来ない仕様ではなかったか?


しばらくして使徒の蛹と接触したシンジは、ATフィールドの檻を展開し使徒の蛹を閉じ込める。


だからATフィールドの檻とやらは具体的にどうやって作ってどういう物なのか説明しろ。


地上に引き出された使徒の蛹を解析するため、シンジはATフィールドの檻を消した。 すると圧力が変化した事が影響したのか、使徒の体細胞は急激に崩壊を始める。


阿呆です。
圧力が変化する事なんか分かり切っている事だろうに。


「早く、できる限りのデータを採取して!」
「はい!」
リツコの指示が飛び、マヤ達は急いで作業を開始した。 残念ながら使徒の体細胞の劣化は激しく完全なデータは取れなかったが、かなり有用な情報を得る事が出来たようだ。


作業とやらが具体的に何なのか、データの採取はどうやってしようとしたのか全く書かれていないので、状況が分かり難いったら無い。


使徒は通常通り殲滅されたと処理されたが、この事件はゲンドウとゼーレの幹部との間に亀裂を生じさせた。 ネルフが使徒の蛹を捕獲しようとした事を知ったキール達は、ゲンドウを問い質す。


原作においても捕獲作戦はあったのだが。


「君達が使徒の幼生からデータを採取した事は分かっておる、どうしてその件を報告しなかった?」


何で分かったのか、その辺の説明はいつかするんだろうか。
今回加持は完全な味方として描いており、その加持が報告したとは思えないんだが。




イスラフェル戦に向けて特訓するシンジとアスカ。
レイは一人で部屋に閉じ込もって、ナグの嫌いな読書。
当然読書は中止させられる。


「おや、シンジ君達の所へは行かないのかい?」
自分の部屋に閉じこもって本を読んでいるレイにカヲルが声を掛けた。
「だって、碇君達の邪魔をしたくないもの」
「やれやれ、それほど熱心に練習する事もないと思うけどね」
髪をかきあげながら、カヲルはため息をついた。
「別に構わないわ、独りで居ることには慣れてしまったもの」


はい、またしても会話のキャッチボールが出来ていない。
カヲルが言う「熱心に練習をする事も無い」とは、シンジとアスカのユニゾン練習を指す筈。
それなのに、レイは何故か自分の事を唐突に語っている。
しかも、このレイの言葉は、前回に矛盾する。
>185で指摘した様に、レイは読書ばかりしている事で輪に加わらなかった事を良くないと言っているのだ。


「いいえ、みんなの話の輪に加わらずに、本ばかり読んでいた私の方こそ良くなかったのよ」


こうも言っている。
シンジ達の邪魔をしたくないから入りに行かないと言うのは分かるが、ここでこの台詞はおかしいと思わなかったのだろうか。


カヲルがレイと一緒に映画を見ようと声を掛ける。
了承するレイ。


カヲルは穏やかな笑顔でレイにお礼を言い、リビングのテレビにミュージック映画のディスクを挿入した……。


ミwュwーwジwッwクw映画wwww
ひょっとしてミュージカルって言いたかったのかwwwwww
ディスクを挿入するのはテレビではなくDVDプレイヤーやBDプレイヤーじゃないか?
しかも何?
最後の三点リーダーは。
必要はあるのか?




そしてイスラフェル襲来。
面倒なので端的に言うと二つに分裂する筈が三つに分裂しました。
あっさり退却するシンジとアスカ。
アスカはまだ戦えると「駄々を捏ね」ましたが。
今までも使徒が三対同時襲来とか予定外の事が起きていたのに、この程度も予想していなかったのか。
そして、分裂すればする程力も分散されると言っているのに、勝つ方法も思い付かず、マリが登場。


「それで使徒はアタシ達に頭数で勝とうと思って分裂したわけね、小賢しいわ」


使徒はエヴァが二体居たから三つに分裂したらしい。
その理屈ならマリが加わったら次は四つに分裂するのでは?




マリが登場する事でトウジ達も加えて歓迎会。
前回はトウジ達の前で極秘事項だと隠していたが、あっさり紹介。
隠す必要は何処にあったのか。
ここでマリのオリジナル設定は地震が苦手、肉しか食べない、裸でふらふら歩く等。


歓迎会の中レイが軽く冗談を言う。


「あの綾波が冗談を言うようになるなんてな」
「碇君達とも仲良くなれそうでよかったじゃない」
「委員長はどうなんや?」
「うーん……」
トウジに尋ねられたヒカリは少し困った顔でマリを見つめた。


ここでもまた、会話のキャッチボールが出来ていないです。
トウジはレイの事を話しているのに、ヒカリは何故かその受け答えでマリの話にすり替えている。
何なの?
登場人物全員コミュ障なの?


そしてイスラフェル戦。


エヴァはそれぞれ槍のようなものを装備している。


槍の様な物、名称は何故か教えてくれません。


エヴァの数に合わせて分裂する筈の使徒は、今回に限り、実に都合良く数を増やさない。


作戦指揮車のミサトの号令により、エヴァのエントリープラグ内のスピーカーから音楽が流れる。 それは高知県の民謡よさこい節だった。


前回散々アニソンだと言い張る妙な歌を歌わせた癖に、いきなり民謡。
訳が分からない。


音楽に合わせてエヴァ3機は使徒達の攻撃を交わしながら攻撃のタイミングを待つ。 そして計算通り使徒3体が指定ポイントに誘導されたのを確認したミサトは合図を送る。 3機のエヴァは槍型の武器プログレッシブ・スピアを突き出し、使徒3体のコアを同時に破壊する事に成功した。


唐突にさっき言っていた「槍の様な物」の名称が当然の様に出て来ます。
別に隠す必要が無いなら、最初に名前出せば良くないか?
それとも、このシーンは何処かからの継ぎ接ぎ?
そして、あれだけ前振りしておきながら、戦闘はたった数行で終了。
しかも、指定ポイントに誘導、合図、攻撃で終了って、分裂した相手とどうやって戦うかがミソなのに。
原作でも一瞬だったと言いたいのかも知れないが、あの62秒の中にかなりの作戦内容があって、それを文章にするとそれなりに長くなるんだが。
練習内容も碌に説明が無かったし、本当に酷い。


で、次はガギエル戦だそうです。
そして次回はもっと酷いorz。








総評:この話のポイントって、今までの使徒とは逆の順番で来る、しかも学習していく、だからどうやって倒すのか?
というのが大きな課題の筈なんだが。


逆行作品の中でもこれらは大きな課題であり、見せ場の一つであり、作者の腕の見せ所の筈なのに。
こいつの場合面倒な戦闘はカット、作戦自体も結局は原作と同じ、スパシン、レイもアスカも逆行者、何でも有のカヲルまで居て、
何一つ対策も出来ない馬鹿の集まり。
対応能力が低過ぎて、活かせていない逆行、スパシン設定。


そして何よりも今回継ぎ接ぎ臭が半端無かった。
無意味で、消化し切れていない設定が多過ぎる。
演奏会は何の為の物だったんだ?
逆行を知らないミサトやリツコが何故疑問も抱く事無くシンジ達の言う事を聞くんだ?
前回との矛盾が何故こんなに多い?


盗作して来た物の継ぎ接ぎなのか、作者が投げやりに書き過ぎて書いている傍から設定を忘れているのか。
明日は9話行きます。








(ここからは9話)








さて、9話の感想。
7話、8話よりも更に酷いですよ。
最初に思い出して欲しいのが>149にある




>勢いで書き進めていくうちにモチベーションが低下して悩んでいたのですが、
>寝る前に第九話をどんな話にしようかと考えたところ、楽しい想像の世界が広がったのでまたモチベーションが上がりました。
>それにはこの第八話を書き上げなければいけないと思うと、モチベーションが回復しました。
>そして書いているうちに話がワクワクする方向へ展開しました。




と言うキモイ文章です。
ナグナブロの中では、今回ワクワクする方向へ展開したそうですが、個人的にはSAN値がここまで削られたの初めてだよorz








沖縄近海に出現した使徒ガギエルを迎撃するため、エヴァ3機は空路から沖縄本島の国連軍基地へと入った。 米軍基地から使徒の脅威に備え国連直轄となったこの基地は、エヴァのアンビリカルケーブルなどバックアップ体制が整っていた。 ゲンドウ達はこの基地が整備されたのは、ゼーレが裏から手を回したのだと勘付いていた。 そしてネルフ本部のセントラルドグマを目指してやって来ないと言う使徒の奇妙な行動によって、『ネブカドネザルの鍵』は沖縄付近に隠されているとゲンドウは確信を得た。


新劇場版の設定が出て来たが、ここで疑問。
他の使徒は何故今まで沖縄じゃなく第三新東京市を目指していた。
原作では加持が鍵を運んでいたからこそ、第三ではなく艦隊を襲って来た筈なんだが。


今回出撃するのはマリ。


「きっと配備された伍号機とパイロットの実力を見極めたいって言う上層部の意向があるんじゃないかしら」
ゲンドウから詳しい理由は聞かされていないミサトはそのように推測してシンジ達に話した。


後に出て来ますが本当の理由は違います。
ミサトは本当に居ても居なくても良い存在である事が分かりますよ。


他に戦略自衛隊のトライデント級陸上軽巡洋艦も3隻バックアップとして作戦に参加するとミサトから聞かされたシンジ達は驚いて顔を見合わせる。
「マナ達、大丈夫かな」
「マリがさっさと使徒を倒せばいいだけの話よ」


マナ!?
今の今までマナなんて出てもいなかったんだが。
逆行する時にでもマナの名前を出しておけば、この世界にはマナが居て、シンジは彼女を知っているんだなと分かるのに、
今まで一度も出ていなかった。
そして、実はマナは名前だけの登場だったりする。
つまり、出さなくてもいいキャラ。
寧ろ余計な混乱を招いただけ。




ミサトは新兵器『垂直式使徒キャッチャー』で海を泳ぎまわる使徒ガギエルを釣り上げる作戦を立てた。


何それ?
具体的にどういう物かも書かれていないんだが。
そもそも、名前からして武器として使い難そうな代物である。


伍号機は巨大な釣竿を構えてアタリが来るのを待つ。


釣竿とあるし、まさにこの戦いの為の物の様だが、逆に言えば、今回以外では使えなさそうだ。
こんな使い勝手の悪い武器を考案し、作らせたのか?
いつ?


マリが出撃なのでシンジとアスカは待機。
ところが、レイとカヲルが待っている。


「たいした使徒じゃないから、綾波達が心配する事は無いと思うよ」
「そうそう、使徒をやっつけた後みんなでスキューバしましょうよ!」
「違うの!」
大声でレイが怒鳴ると、シンジとアスカは固まってしまった。


レイは何やら大事な事を伝えたい様ですが、唐突過ぎるしヒステリック過ぎる。
対人スキルがゼロなのか、病気なのかどっちだろう。


「私達がここに来たのは、碇君達に『ネブカドネザルの鍵』の事を伝えるためなの」
「ネブカドネザルの鍵?」
レイの言葉にシンジとアスカは揃って驚きの声を上げた。


ネブカドネザルの鍵が何かも知らないのに、何故驚くのか。


「どうやらネブカドネザルの鍵は、その名前が示す通りサードインパクトの”鍵”となる物らしいんだ」
「前の世界でサードインパクトが起きた時、ネブカドネザルの鍵は不完全な形だったから、正確な逆行が出来なかったみたいなの」


抽象的で分かり難い二人の説明にも関わらず。


「……ネブカドネザルの鍵を持っているヤツが新たな世界の創造者になれるってわけね」


何で分かるんですか、アスカ様。
そもそも、ネブカドネザルの鍵ってまだ色々謎なんじゃないか?
勝手に設定付けて良いのか?


「でもどうやってレイがネブカドネザルの鍵の事を知ったのよ?」
「私達に教えてくれたのは碇司令なの」
「父さんが……?」


ここで唐突にゲンドウの立ち位置が変わる。


「碇司令は使徒の力を得ていたから世界の逆行による影響を受けなかったんだろうね」


全く意味が分かりません。
使徒の力と言われているのは、逆行前にアダムと同化した事だと思われる。
つまり、逆行しても、前の記憶も引き継がれていたという事を言いたいのか?
影響って何?


「ゼーレがこの基地に隠しているネブカドネザルの鍵を手に入れる、それが初号機と弐号機を待機任務に就かせた理由よ」
レイの言葉を聞いたシンジは目を見開き固まってしまった。 ゲンドウは自分達に強奪行為をさせようと言うのだ。


そして、その事をシンジではなくレイにしか告げなかったゲンドウ。
あれ程見るからに逆行しました感丸出しのシンジに何も言わず、命令だけです。
サードインパクト直前にシンジに詫びた経験は全く活かせていません。
しかも強奪しろとレイ経由で命令して、もしシンジが嫌だって言ったらどうするつもりだったんだ。


「司令はネブカドネザルの鍵を手に入れても、渡さなくても良いって言っていたわ。……世界の命運は碇君に託すって」
シンジにとってレイの言葉は驚きの連続であり、頭の中のCPUの処理が追いついていない状況だった。


こっちの頭のCPUの処理も追い付かない。
無理して比喩表現は使わない方が良いと思う。
セーラームーンの「思考回路はショート寸前」の方が遥かに上手い。




「シンジ君、アスカ、鍵はまだ倉庫の中にあると考えられるわ、準備は良い?」
「はい」
極秘回線を通じて伝えられたリツコの言葉に、初号機のエントリープラグの中でシンジは真剣な表情で答えた。


え?
リツコの立ち位置ってどうなっているんだ?
ミサトはこの作戦何一つ知らされていないけど、リツコはある程度知らされているのか?
それとも、ゲンドウ経由で未来を教えて貰っている?
その割には何度も何度も疑っていた筈。
疑うだけだが。


伍号機と使徒との死闘を見守っていた群衆から歓声が上がる。


いつの間に群衆なんか居たんだろう。
まさかそれは国連軍と言うのではあるまいな。
しかも釣り上げるという、ある意味戦闘っぽくない事に「死闘」という表現を使うのか?


ついにマリは使徒を釣り上げたようだ。
大きな爆発音が響き、使徒はその衝撃で大きく口を開いた。
「今よ、ゲイボルグの槍を使って!」



また唐突に何か出て来た。
ゲイボルグの槍?


ミサトの言葉にマリは元気良く返事をして、手に持っていた垂直式使徒キャッチャーを槍へと変形させ、使徒の口へとねじ込んだ!


そう言えば、ナグの書く戦闘シーンは語尾に「!」が付くのが多い。
余り良い使い方とは思わない。
そして垂直式キャッチャーとやらは、槍に変形出来たらしい。
何一つ説明が無いので、突然そんな事言われても。


使徒の殲滅が確認されると、ミサトの居る国連軍の作戦司令室にも歓喜の声が響き渡る。 しかしそれはすぐに困惑の喧騒に取って代わった。 初号機と弐号機が軍の倉庫を襲撃したのだ。
「シンジ君、アスカ、何をしているの!?」
ミサトが問い掛けてもエントリープラグの中のシンジとアスカは無表情で何も答えない。


文章の稚拙さも気になるが、何よりも前回ミサトは何一つ活躍していないと作中でも書かれておきながら、今回も完全に蚊帳の外のミサト。
リツコでさえ知らされているというのに、アンチミサトの様だ。


それ以上侵入すれば攻撃を開始すると警告を無視した初号機と弐号機に向かって、国連軍は攻撃開始した。 使徒殲滅作戦に参加したマナ達が乗るトライデント級陸上軽巡洋艦とも戦う事になったシンジ達は心を痛めたが、なるべく傷つけないように追い払うしかなかった。


そう言えば居たな、マナ達。
元々五号機の補佐だったそうだが、何一つ補佐していないから忘れていた。
そして、追い払わなくても、ATフィールド張っていれば別に良くないか?


国連軍は初号機と弐号機のアンビリカルケーブルを外すように指示をする。 これで電源の無くなったエヴァは数分で停止するはずだった。 初号機はゲンドウの指示に従い弐号機と共に基地の倉庫へ侵入し、ネブカドネザルの鍵を手のひらの中に収める。


アンビリカルケーブルを外し、「数分で停止する筈だった」とあるなら、続く文章は「だけどエヴァは停止しなかった」という風にならないか。
もしくは、「しかしその数分内に、シンジ達は目的を果たしてしまった」等。
そして、ネブカドネザルの鍵とやらが具体的にどんな物なのか何の説明も無いのに、何故かきちんと見分けるシンジ達。




「おっと、その鍵は渡すわけにはいかないね!」
そう言って初号機と弐号機の前に現れたのは、伍号機だった。


ネブカドネザルの鍵を「人間の遺伝子の螺旋構造の様な形をした物体」と表現しているナグナブロ。
それを、何故マリは「その鍵」と言えるのか。


「待ってよ、僕は戦いたくない!」
「アンタだって、ゼーレがこの鍵を持っていたらヤバいって解ってるでしょ?」


分からないと思う。
この鍵が何なのか知っているのは極一部の人間のみ。
そもそも、ゼーレの存在をマリは知っているのか?


シンジとアスカは伍号機のマリに向かって、ゼーレが人類補完計画の黒幕である事を話した。
「ふーん、祖父(じい)ちゃん達はそんな事を企んでいたのか」


何と、マリはゼーレの誰かの孫だったらしい。
「爺ちゃん」ではなく「祖父さん」とわざわざ読み仮名まで付けているのだから確かな様です。
マリのオリジナル設定がまた増えました。
それはいつ活用されるんだろうか。


マリはそうつぶやくと、戦闘の構えを解いた。 説得が通じたとシンジとアスカは安心してため息をついた。


何と、強盗の戯言をあっさり信じるマリ。
都合が良いにも程がある。


しかし次の瞬間、伍号機のエントリープラグに警報が鳴り響く。
「何これ……ビーストモード強制発動コード……?」


ビーストモードをここで発動するそうです。
仮説五号機でそれが出来るとは思えませんが。


アスカの呼びかけにマリは応答せず、伍号機は突然初号機に向かってローキックを繰り出した!


ナグの戦闘描写はやたらキックが連呼されます。
語彙力が恐ろしく無いのがよく分かります。
そりゃあカットしたいと思うだろう。
ところで、前回8話のラストが


アスカは機内でも少し浮かれていた。この後待ち受ける、大きな裏切りも知らずに……。


とあるが、裏切りというのはマリのこれか?
説明があるがマリは強制的にビーストモードになっている。
寧ろ、今現在裏切っているのってシンジとアスカでは?
突如国連の倉庫を襲って強奪しているのはこの二人。
少なくともミサトはそう思うと思う。


伍号機は四つん這いになり、獣のような荒々しい動きで初号機と弐号機に襲い掛かる。 周りを取り囲む国連軍や戦略自衛隊、マナ達の乗るトライデント級陸上軽巡洋艦は攻撃の手を休め、ぼう然とエヴァ同士の戦いを眺めていた。


役にも立たないにも程がある国連軍と戦自。
これで軍人なのか。
強奪した初号機と弐号機が五号機に苦戦しているのだから、これを好機と強奪された物を奪い返すなり何なりする筈だろう。
冒頭ネルフを襲うわ、やっぱり勘違いだったごめーんで終わらせるわ、使徒が来たらネルフに丸投げしてクモの子を散らす様に逃げるわ……。
町内で作った自警団の方がまだ頼りになるレベル。


そして前回「圧倒的な力で使徒を倒して来た」というシンジ達(スパシン)。
ビーストモードのマリにどうしていいのか分からない状態。
結局今回も何でも有のカヲル君が助けてくれました。


と言っても、エントリープラグに入ってヘッドギアを外すだけの簡単なお仕事です。
ゲンドウは何しているんだ?
リツコは?
五号機のエントリープラグを強制排出するなり、以前シンジにやった様にLCL圧縮濃度を挙げて気絶させるなりすれば良くね?


ヘッドギアを外されたマリはぐったりと気絶した。 気を失ったマリを、カヲルはお姫様抱っこして外へと助け出すのだった。


おw姫w様w抱wっwこwwwww
地の文で使う言葉じゃねーよ。




ネルフのゼーレに対する反乱劇は、国連軍によるゼーレ幹部の逮捕と言う形であっさりと幕を下ろした。 逆行前の世界で政府や国連軍との関係が大切だと思い知らされたゲンドウは、冬月に任せ切りだった要人達との交渉に自ら顔を出していた。


顔出ししていたから何だ。
今までの流れで、ゼーレが逮捕などあり得ないんだがwwww
どう考えてもネルフがエヴァを使って強奪したとしか思えないだろうに。
ちょっと他に顔出しした程度でそこまで無茶が通るか。


さらにゲンドウはゼーレを裏切る前に、様々なところに根回しをして地盤を固めていたのだ。


そんな説明や伏線は何も無かった筈。


巨大な財団であったゼーレを上回る活動資金の源は、未来を知っていたゲンドウの株取引による利益であると後に推測された。


やはりゲンドウは逆行していたのか。


ゲンドウはネルフが反乱を起こしたのではなく、ゼーレの側がネルフを滅ぼそうとして沖縄基地に爆弾を隠し持っていたのだと言う説明で周囲を納得させてしまった。


無茶があり過ぎるwwww
誰が納得するんだ。


マリはこの件で入院する事に。


ゼーレはマリにスパイをさせるために生身でもビーストモードを使えるように強化手術を施していたようで、マリの視力が悪いのもその手術の影響だろうとリツコは推測していた。


意味はあるのか?
この設定。
そして、前回ミサトはマリが来た理由を自分が探る、任せて欲しいと言い、
シンジ達は「全部自分たちが解決するとミサトの立つ瀬がない」と譲ったのだが。
ここでマリがスパイだったと推測したのはリツコ。
ミサト、結局空気のままです。


そして個人的にツボだった最後の文章。


シンジはアスカの言葉を聞いて笑顔で微笑んだ。


笑顔で微笑むwwwwwwwwww








空中を浮遊する正八面体の使徒、ラミエルが襲来したのはしばらくしての事だった。 ネルフは以前の世界でミサトの立てた「ヤシマ作戦」で迎撃する準備を整えていた。


いよいよラミエル襲来です。
しかし作戦は完全に前回の焼き回し。


数機の戦闘機から同時攻撃を受けた使徒ラミエルは、ビームを拡散させて複数の標的を撃ち落としたのだった。


ビームビームビーム。
もう、ラミエル戦だけでビーム連呼。
前回はキックキックだったが、今回はビームビーム。
せめて地の文では「陽電子砲」「課粒子砲」とか色々あるだろう。


そしてラミエルの前にあっさりとやられるアスカ。


しかし次の瞬間、使徒ラミエルの八面体の体の頂点から6本のビームが発射され、ATフィールドのバリアを張る弐号機に向かって集中したのだ!


阿呆か。
前回あった盾は何故か役に立たないと一蹴されているが、威力自体は変わっていないなら持たせるべきだったのに。
伏線とやらの為にアスカをどうしても負傷させたかったらしいが、ただの間抜けである。


その直後のタイミングで初号機のポジトロンライフルからも使徒ラミエルに向かって収束されたビームが解き放たれる!


語尾に「!」が多過ぎる!
しかしアスカもシンジも間抜け過ぎて緊迫感が全然感じられない!


反応を示さないアスカの前で、シンジはお尻がLCLに濡れるのも構わず座り込んでしまった。


アスカの一大事に尻が濡れる事に構う方がおかしいだろう。


「衝撃はプラグスーツが和らげてくれるから大丈夫よ」
「はい、でもシンクロ率が高かったから……」


プラグスーツってそんな機能あるのかよ。
そんな機能を付けた事をいつ書いていた?


114です。昨夜は書き込み過ぎたそうでw
ラスト。
アスカはマリと同じ病院に入院するそうです。


怒りに燃えたシンジは次に襲来した使徒シャムシェルのコアを槍でメッタ刺しにして殲滅した。 残るは使徒サキエルのみとなったが、レイは初号機だけで勝てる相手ではないと予想していた。


ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
シャムシェル戦、たった一行で終了wwwwwww
使徒は段々知恵付けて来るんじゃなかったの?
進化しているんじゃなかったの?
ラスボス一歩手前のシャムシェルがそんな扱いで良いの?
それなら無理にサキエルを強くしなくても良い。
この後はカヲルが寒い冗談で終わるだけですが、本当に何だったんだこれ。
どの辺りがワクワクする展開なのか全く分からない。








総評:最低最悪。


よくぞこんなゴミを公開しただけでなくブログで褒めたり出来たものだ。
クズ肉も酷かったが、今回の「逆行のエヴァンゲリオン」はそれを上回るクズ作品。
こんなに読むのが辛いのは初めてだった。
整合性の無さと矛盾点が多過ぎるのは、作者が読み返していないからなのか、それともぶっこ抜きしまくっているからなのか。


使徒が逆の順番で来るという、ただ一点だけで後は適当に切り貼りするかいい加減に書き殴っているだけ。
以前はあった筈の、作品に対する情熱すら感じられない。








(最終話の感想)








では最終話の感想行きます。
タイトルだけでもう心が折れそうだった。
ちなみにタイトルが「第十話  ! ……アスカっ!」。
話の内容に対して全く合致していません。




冒頭、作戦会議とやらをしているネルフ上層部。


「ふむ、確かにこの死海文書からも次の使徒が最後だと読み取れるな」
ゼーレの本部施設制圧の時、加持がこっそりと持ち帰った死海文書と周辺書類を見て、冬月はそうつぶやいた。
「この死海文書の内容も、逆行に合わせて書き換えられたんでしょうな」
「ああ、ゼーレの老人達もシナリオの改変に違和感を覚えていない様子だった」


物凄く読み取り難いんだが、要するに逆行が起こった事で死海文書も変わっている。
ゼーレはそれを疑問に思っていないので、ゼーレに逆行者は居ない、変わってしまった死海文書も含め、これが正史となったと言いたいと思われる。
一番突っ込みたいのは、いつの間にかゲンドウは逆行者である事が決まっており、冬月だけじゃなくリツコもミサトもそれを知っているという事だ。
前回の感想でゲンドウは逆行者だろうとは思ったが、それを明確に書いている部分は無い。
ナグの中では明確なのかも知れないが、「逆行の影響を受けていない」では説明になっていない。


「次の使徒が、以前の世界と同じように初号機の暴走によって倒せる相手だと良いのですが……」
「使徒によって学習能力に個体差があるようですから、楽観はできません」
ミサトの意見に対してリツコは厳しい口調で反論した。


何度も書いている様に、ミサトはシンジ達が逆行した事実を知らされていない。
だからこそ前回シンジとアスカの略奪行為に驚いていた訳で。
それなのに、この話ではいつの間にか逆行の事実を知っている上に、サキエルをどう倒したかまで知っている。
その上、作戦部長の癖に初号機の暴走位しか作戦を思い付いていないらしい。
サキエルを暴走で倒したのは、シンジが訓練もしてない状態で初めて乗ったからに過ぎないと言うのに、何処まで無能なんだろう。


マリは心身ともに負担の掛かるビーストモードをエヴァとシンクロした状態で強制発動されたダメージからベッドに絶対安静にさせられていた。 しかしリツコが気になっているのはアスカの方だ。 使徒ラミエルのビームが強力だったとは言え、アスカに外傷は見られず、内臓の損傷も無かった。 それならばアスカは目が覚めていてもおかしくないはずだ。


この思わせ振りな文。
アスカは外傷は無いそうです。
シンジがラミエルビーム(笑)を受けた時心拍停止等かなりのダメージを受けた筈なんだが。
それよりもっと強い筈のダメージを受けて、意識不明になっているのに傷一つ無いらしい。
それは置いておいて、アスカは外傷は無いのに、何故か眠っている。
その理由は説明されません。


「弐号機パイロットが目覚めないのであれば、初号機パイロットの士気にも関わるな」
「将来の娘さんの事ですから、司令が心配なさるのも解ります」
「私はそのような意味で言ったのではない……」
ミサトが茶化すとゲンドウは少し動揺した様子を見せた。 加持と冬月が声を上げて笑い、ミサトとリツコも加わり司令室には笑い声が響いた。


作戦会議の場で上司を茶化すミサト。
将来の事なんてシンジとアスカが決める事だろうに、何故勝手に決めているんだ。
これで二人が別れるとでも言おうものならどうするつもりなんだろう。


「我々は努力を怠らず、エヴァのパイロットを支える事に全力で尽くす、それで異存は無いな」
ゲンドウが会議を締め括ると、ミサト達はしっかりとうなずいた。
「結局出たとこ勝負って事ね」
「まあ、下手に先入観を持たない方がいいかもしれん」
「私もレイから聞いたサキエルの話に捕らわれないで、多角的に分析を行う事にするわ」


具体案の何一つ無い、無意味な作戦会議。
出たとこ勝負やら、先入観を持たない方が良いやら阿呆かと。
せめて前回のサキエル対策には完璧な作戦位立てておけよと。




何の実も結ばない作戦会議の後、ミサトがアスカの為にカレーの差し入れ。
しかもこのミサト、意識不明のアスカの口を開けてカレーを食べさせている。
カレーは刺激物なんだが。
しかも意識の無い相手に固形物を食べさせたりと、悪化させる気か。


そしてミサトはベッドに横たわるアスカの口を開き、カレーを舐めさせてしまった。
「きゃあっ!」
するとアスカが悲鳴を上げて飛び起きた。
驚きの声を上げようとして口を大きく開いたが声が出ない事に気付いたシンジは、テーブルに置かれた水差しからコップに水を注いで飲み干してからベッドで咳込んでるアスカの所へ水の入ったコップを持って行った。


信じられない事に、アスカ起きる。


「ごめんねアスカ、寝たまま食べさせたから詰まっちゃったのね」


アスカが起きた事に驚く事も無いミサト。


アスカとシンジが話している間に、ミサトの魔の手は同室のマリにも伸びていた。
2人が気が付いて止めようとした時、すでにミサトはマリの体を起こし、カレーを掬ったスプーンをマリの唇に運んでいた。


寝たまま食べさせた事で喉に詰まったと認識しているにも関わらず、同じ事をマリにもやらかすミサト。
カレーの味云々は置いておいても、下手すれば殺意があるんじゃないかと疑われるレベル。


結局何だったのか全く分からないこのエピソード。
と言うか、ルール違反にも程がある。
最初の中国支部のエヴァがブリキで出来てて竹槍で凹んだというのもそうだが、この話はギャグでやっているのか?
完全なギャグでやっているならそれも有かも知れないが、そういう路線じゃない筈だ。
シリアスな話にギャグが入っているのは良いが、重要な部分でこういう全てを無視したギャグで話の流れを作るのは明らかにおかしいだろう。


リツコは2人がカレーを食べた時と、眠りの浅いタイミングがたまたま重なっただけだと関連性を否定した。


こうも言っているが、では何やっても起きないアスカと、絶対安静のマリがいつの間に眠りが浅くなっているんだと。
どうあってもこのシーンは要らない。
こんな事をするなら前回アスカを負傷させる必要は無いし、マリは眠っているだけでようやく起きた等で良い筈だ。





>入院してしまったマリですが、いろいろ裏設定を考えて次回の最終話にも絡ませるつもりでいます。
>アスカがラミエル戦で負傷してしまい、マリと同じ病室に入院するというのもその伏線です。




奴のブログからの抜粋部分。
結局、何一つ裏設定は出て来ていません。
ゼーレの誰かの孫設定すらも出て来ません。
ただ単に「祖父ちゃん」と書いて「じいちゃん」って読むと言いたかっただけで、マリが孫設定は無いのではと思い始めて来た。


意識不明なままだったアスカとマリが、何故か説明も無いまま完全復活しました。
マゴロクソードのお披露目ではリツコが>231にある様にダイ大のパクリとも思えるマゴロク設定を説明。
しかし何より、別にシンジがマゴロクソードを持たなければいけない事は無いのでは?
アスカでもマリでも良い訳で、何故シンジでないといけないのかの説明位しろ。




そしてしばらくして、ついに使徒サキエルが富士山の火口から姿を現したとの報告がネルフへもたらされた。
「迂闊(うかつ)だったわ、まさかこんな近くに潜んでいたなんて」


あのナグナブロさん、迂闊位普通に読めます。
貴方のミサト、と言うかキャラは全員が迂闊を絵に描いた様なキャラですし。


発令所のディスプレイに映し出された変貌を遂げた使徒サキエルの姿を見て、シンジは絶句した。 空中を浮遊する使徒サキエルは、使徒レリエルの黒い球体から、今までシンジ達が倒してきた使徒のパーツがニョキニョキと生えているような姿をしていた。


使徒のパーツ?
パーツって何?


そしてシンジ達の乗るエヴァのから使徒を目視できる距離まで近づいた時、使徒の方から攻撃を仕掛けて来た! 使徒ラミエルの能力である拡散ビームだ。


またしても大好きな「!」とビームです。
都合の良い事にエヴァ三機を同時に葬れる威力は無いそうです。


ビーストモードを発動させたマリは伍号機で獣のようにしなやかに動き回り、トリッキーな動きで使徒へと近づいた。 使徒はビームを放って伍号機を迎え撃とうとするが、伍号機の動きを捉えきれずに接近を許してしまう。


あれ程精神に負担を掛けたビーストモードは、今回はちっともダメージにならないそうです。
あれか?
強制じゃないからなのか?


ビーム攻撃を諦めた使徒は体から眩しい光を放つ、これは使徒アラエルの精神攻撃だ。 発令所に居たミサトはその事に気が付き、あらかじめ録音していたカヲルの歌声をスピーカーから流した。


以前アラエルの精神攻撃を受けた時、カヲルとシンジは歌を歌ってそれを退けている。
何故かは説明が無いので分からないが、恐らくは歌う事に集中しているからだと思いきや、
実はカヲルの歌に精神汚染を無効化する力があったらしい。
では何故前回戦闘中だったシンジにまで歌わせたんだ。


精神攻撃が無効化されたと知った使徒は発光現象を止め、使徒シャムシェルが持っていたような鞭を振り回してシンジ達に攻撃を仕掛ける。


使徒シャムシエルは前回一行で滅多刺しにされたので、鞭を持っているかは分からないのだが。


コアが見つからないと言うリツコに、ミサトがとんでもない発言を。


「こうなったら女の勘で勝負よ! シンジ君、使徒を頭から叩き斬ってやりなさい!」


もう読むのも辛い。


「こうなったらコアの捜索範囲を広げるべきじゃないかな」
「どういう事?」
「宇宙空間、または地底の奥深くまで調べてみるって事さ。衛星軌道上に姿を現した使徒も居たよね」
「なるほど、それは盲点だったわ」


盲点じゃねえよ。
どれだけ時間を掛ける気だよ。
そもそも、そんな範囲で調べられる癖に、何故使徒が居る場所が分からなかったんだよ。


その頃使徒に捕まるアスカ。
自分ごと斬れと言うアスカに、シンジは弐号機の足を切り、アスカを逃がす。
その間にマリが自分を犠牲に、自爆してサキエルを倒す。


発令所のミサトがシンジに帰還命令を出そうとした時、初号機の前に人影が浮かんでいるのが見えた。 その人影がマリをお姫様抱っこしているカヲルだと分かると、シンジやミサト達は歓声を上げた。


相変わらずお姫様抱っこを地の文で使うナグナブロ。


カヲルは空中に飛び上がった伍号機のエントリープラグの中に入り、落下中にマリを抱えて脱出したのだ。 そして伍号機を遠隔操作して使徒の本体の奥深くへと侵攻させ、自爆させて使徒のコアを破壊したらしい。



どうやら、使徒を倒したのはカヲル。
キーマンだと散々言われていたシンジも、マゴロクソードも、何の役にも立たなかった。
普通だったら、まだ使徒は倒されておらず、やはりトドメは主人公であるシンジが!となる筈ですが、これで終わりです。
結局、シンジもアスカもマリも時間稼ぎするだけ。
その時間稼ぎも実は意味も無い物で、最初からカヲルが一人出て来れば一瞬で終わっていました。


全ての使徒を倒した後、サードインパクトを起こす条件が整った。 そしてサードインパクト後の世界を導くためのネブカドネザルの鍵は初号機の中にある。


どうやるのかは全く分かりません。
ネブカドネザルの鍵は初号機の中?
そんな記述は無かったが。
そもそも、初号機に乗らなければ起こさなくても済むのでは?


「だから今後は私達がシンジ君を守る、そしてネブカドネザルの鍵の事も含めてサードインパクトを完全に起こさせないようにするわ」
ミサトはシンジの手を握って安心させるように言った。
「そうよ、それまでの辛抱よ」


どうやるのかは全く分かりません。
ここでマリは日本に残ると言うと、レイがマリを睨み付ける。


良い雰囲気で話すカヲルとマリを見て、レイは少し腹が立ったのだった。


最終決戦の締めの文にもある様に、レイはカヲル絡みでマリを敵視しています。
シンジが好きだったレイですが、後にシンジもカヲルも好きと言い出し、最終的にはカヲル一本に決めた様です。


「心配しなくてもいいよ、綾波さんから渚君を奪おうなんてしないから」
マリが指摘するとレイは顔を真っ赤にしてうつむいた。
シンジ達の笑い声が部屋に響き渡る。
その笑顔は平凡な中学生と変わりの無い「明るい笑顔」だった。


ラストがこれ。
尻切れトンボなんて物じゃない。







総評:駄作という言葉すら勿体無いゴミ作品。


マリの設定等、伏線だと宣言した事を何一つ回収していない。
唐突で支離滅裂な展開。
結局シンジがゲンドウやミサトをどう思っていたのかも書かれていない等、心情が全く分からない。
圧倒的に説明不足。
ミサトを始め周囲の人間ががいつ逆行について知ったのかの説明すら無い。
スパシンなのに、スパシンの力が何一つ使われておらず、徐々に失われるという設定だったのにそんな描写も無い。
ブログで独自性とやたら連呼しているが、そんな物何処にも無い。
素人以下の戦自、アンチ並に無能なミサト、何も出来ないゼーレ等、使いこなせていないキャラ達。
継ぎ接ぎ感が半端無い。
これらは後程纏めて羅列して行こうと思う。


ただ言える事は、今までの中でも一番の最低作品。
まさかクズ肉を超える作品が出来るとはね。








(9〜10話の改訂後の感想)








改訂版がこれまた呆れ返る出来だったが、まずマリの後出し情報について。


フォースチルドレンとして選ばれた14歳の少女、真希波・マリ・イラストリアスはパイロット待機室で鼻歌を歌いながらプラグスーツに着替えている。


7話の冒頭に書いとるやんけ。
同じキョウコから生まれたアスカとマリが何故同い年になってるんですかね?
マリの誕生日が他キャラの法則通り(声優と同じ)なら3月31日。
マリを生んだ直後にアスカを妊娠したとしても、アスカは予定より一か月以上早く生まれている事になる。
そして出産後そんなに早く妊娠などまず不可能だ。
伏線は何一つ回収出来ていないじゃないか。
この二人を姉妹設定にするのなら、せめてマリはみんなより一つ年上だとか書いておけよ。




9話の改定版を読んでみたが何処も変わっていない。
と思っていたら……wwww


「ふーん、あの爺さん達はそんな事を企んでいたのか」


ナグ、やはりここを見ているな!
前回「祖父(じい)さん」と、読み仮名まで付けて書いていた事は、
実はただ単に「祖父さん」って書いて「じいさん」って読めるんだぜ、すげーだろー、がしたかっただけかよw
しかも使い方間違えてwww
結局、マリはゼーレの誰かの孫でも何でもなかったらしい。


そしてATフィールドを突き破るラミエルビーム(笑)の直撃を受けたにも関わらず、アスカは軽傷。
しかし意識は戻らないんだそうだ。
カレーネタは流石に不味いと思ったのだろうが、それ以上にとんでもない暴挙に出る。
腰を抜かさんばかりに驚いた。


そしてシンジ達の祈りが通じたのか、アスカとマリは回復を遂げた。


一行wwwwwwwwwwwwww
ただカットしただけやんけ!




>入院してしまったマリですが、いろいろ裏設定を考えて次回の最終話にも絡ませるつもりでいます。
>アスカがラミエル戦で負傷してしまい、マリと同じ病室に入院するというのもその伏線です。




以前のブログより抜粋。
結局、伏線は何一つ回収していない。
こんな事なら、ラミエルの強さを知っておきながら、用意出来た筈の盾も持たずに丸腰で突貫する阿呆なアスカを書く必要性は無かったのでは?
二人を入院させる事が伏線になるのなら、
マリが意識不明で血が足らない→マリは実は超珍しい血液型→アスカ「あたしもそれなのよ」→アスカの血でマリ助かる
→アスカ「ママも同じ血液型だったわ。遺伝かしら?」
等にすればベタベタで取って付けた感はあるが、一応の伏線にもなれただろうに。




そして追加分。


シンジ達の前でゲンドウが話したのは、初号機から碇ユイをサルベージする計画だった。


そう言えばユイとか居ましたね。


「使徒サンダルフォンから生きた使徒のデータを採れたのが貢献してね、かなり研究が進んだのよ」


貢献の使い方がおかしいです。
多分この台詞はリツコだろうが。
そもそも、リツコはユイサルベージに関して思う事は無いのか?
逆行した先は新劇場版設定の様だが、逆行前は旧版、つまりリツコはゲンドウの愛人だった筈なのだが。


じゃあ父さんがサードインパクトを起こすのを止める理由って、母さんが助かるようになったから?」


分かり難い日本語。
何と言うか、投げやりに書いただろ、ナグ。


アスカの母親のキョウコ博士はアスカの父親となる男性と交際する少し前に、他の男性と付き合いマリを妊娠していたらしい。 しかし様々な事情があり、出産されたマリはその存在を隠されてしまった。


前述の通り、生物学的にほぼ不可能な期間で二人も出産したキョウコ。
寧ろ、父親がキョウコと結婚する前に過ちがあった、の方が無理が無いのだが。
そして>317さんが言っている様に様々な事情とやらを説明しろやと。
アスカとマリが姉妹という伏線は何一つ無かった上に、物語上何の意味も無い設定です。


そもそも、8話の段階でシンジ達が疑問に感じてミサトが調べる筈だったのは、
「伍号機とパイロットの配属はまだ先なのに早く来た」事なのだが。
ゼーレとマリの繋がりにしても、意味有り気にマリとゼーレを知り合いの様に書くだけで何一つ説明が無い。
オリジナル設定の地震が超苦手、肉しか食べないというのも全く繋がりが無い。
結局、マリという存在は何だったんだ。
理想郷等で「マリが出て来る小説」を探す人を割と見掛けるが、そういった人へのアピールの為に登場させただけの様な気がする。
その内質問スレで自演するんじゃないか?








総評:結局意味が無い改訂に過ぎない。


伏線になれた筈の設定の幾つかは完全に忘れているのか放置。
唐突に意味の無い設定を最後の最後に出されても、「は?」で終わるだけ。
>317さんの言う様に、「伏線回収出来ませんでした、ごめんなさい」をしておいた方が、少なくともここまでの大恥はかかずに済んだ物を。

このページへのコメント

垂直式使徒キャッチャーについてですが、これは鋼鉄のガールフレンド(特別編)にて零号機が湖からトライデント級陸上軽巡洋艦を釣り上げようとする際に登場します。
また、D型装備は零号機以外であれば装備出来ます。原作で弐号機のサポートに初号機がついたのもそのためです。

ただ、全体的にこの作者の文章はわかりづらいですね(笑)

0
Posted by AAAヴンダー 2013年03月13日(水) 15:04:46 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニュー

ナグナブロ(朝陽)による騒動

ログ置き場

晴空の魚拓置き場
(↑自作サイト『晴空』内の魚拓)
ナグナブロ(あり)作品の魚拓置き場
(↑『小説家になろう』時代の魚拓)
盗作の声が上がった問題作〜発覚・削除、そして〜
(↑『蒼い海のトリスティア』の丸パクリ盗作の特設ページ)
魚拓保存時の注意事項
バックアップ
更新時間確認方法



ナグナブロデータ集

ナグナブロ時系列
ナグナブロリンク
ナグナブロ用語集
ナグナブロアカウント
ナグナブロ裏サイトの流出品
ナグナブロ作品の感想・盗作疑惑置き場(仮)
ナグナブロ作品の感想

感想一覧


アンケート

避難所

どなたでも編集できます