2009年9月頃から活動を開始したエヴァ・空の軌跡・ハルヒの二次創作盗作剽窃家。 最近の二次創作界の高CQの中でも頭一つ抜いている驚くべき男。 そんなナグナブロ=あり=ハル=ハル兄(現HN・朝陽)の動向をヲチするスレまとめです。

LRS小説短編 木の葉を隠すのなら森の中(2012年 バレンタイン記念)
【最悪】朝陽(ハル兄)をヲチるpart3【盗作】の216〜221 )




新作「木を隠すなら森の中」を読んでみた。








かつてLRSと銘打った何かをリメイクしたっぽい出だしだが、これが酷かった。
バレンタインの空気をレイ視点で語っているが、この辺りで性格の悪さが露見。


クラスの子達はどんな男の子にチョコレートを渡すかで話が盛り上がっている。 サッカー部のエースの木原君、テニス部の長野君、陸上部の竹内君など校内で憧れの的となっている男子生徒の名前を挙げて行く。 そんなにたくさんの相手にチョコをばら撒く行為が、私には理解できない。


あえてばら撒くとかいう書き方する辺り、如何にも他の子はビッチだと言いたげに見える。
そもそも、その少し前にこうレイは語っているじゃないか。


女の子から男の子にチョコレートを渡す日とされているけど、友達同士でチョコを交換する「友チョコ」と言う新たな風習も生まれていた。


この定義からすれば、レイが言っている事は普通に失礼。
そしてクラスの女子の中にはシンジにチョコを渡す人も居るらしい。
その事に思うところのあるレイ。




放課後は音楽室で、真剣な顔で楽器と向き合う碇君の姿には私も引かれてしまう。


ドン引きされたんですか。
まあ性格悪いから無理もないかも知れないけど。
この場合「惹かれる」とか「魅かれる」だと思う。
「引かれる」じゃ碇君に引かれちゃったって事になるよ。


そう、私は漠然としたものだけど、碇君を好きになってしまっていた。


ちょっと変な文章。
漠然とした割にははっきりと「好き」と言ってるんだね。


私は軽薄な憧れで碇君を好きになったわけじゃない。


誰もそんな事言っていない。
これはあれか?
他のチョコを渡そうとする女子を揶揄してるのか?
何の根拠も無いのに?




その日はたまたまクーラーが故障してしまって、利用者や普段涼みに来るだけの生徒達の姿も無かった。 けれど、真面目な私達は自分の当番をサボるわけにはいかないとカウンターに座っていた。


何となく、自分たち以外は不真面目と言わんばかりだ。
そもそも、自分を指して「真面目な」とか言うか?
冗談じゃなく真面目に言ってるのが怖いw


私は教室でもずっと自分の席で本を読んでいて、誰も寄せ付けないような雰囲気を纏っていた。 人見知りが激しい私は、自分から壁をつくって逃げ込んでしまっていたのだ。 そんな私に碇君は優しく手を差し伸べてくれた。


同じ図書委員で話しかけただけなんだけど。
ひょっとして、クラスの誰も今まで一度もレイに話し掛けた事が無かったのか?
誰も寄せ付けない雰囲気を纏ったから?


でも私には碇君が、冷たく固くなった心を溶かしてくれた微風(そよかぜ)のように思えた。


はいはい、難しい漢字を知ってるから振り仮名付けたんだね。
そのちょっと前に「煽る」「饒舌」も振り仮名付けたけど、大抵の人は知ってる単語だよ。
そして、この文章を自分で読んでおかしいとは思わないのかね?
冷たく固くなった物を、そよ風は溶かす事は出来ないと思うよ。
春風とかなら何となく分かるけど。








こうしてレイの恋心は募っていく。
ところが、ここで問題が。
そう、アスカだ。


碇君には惣流さんと言う幼なじみの子が居るのだ。 惣流さんは他のクラスだけど、休み時間になると碇君の席にやって来て、大きな声で話を始める。


もう「言う」はいいとして、このアスカが凄いDQN。
ヒロインじゃなくてもやっぱりそうなるらしい。


教室の席が出席番号順だった時も、私は惣流さんに厳しい目でにらまれた。 私は本を読む振りをして殺気の込められた視線を受け流したけど、怖くてたまらなかった。


出席番号で隣になっただけでもこれ程ガン付けられるらしい。
キチガイです。


アスカは他の女子がシンジにチョコを渡す事が気に入らないと、あらゆる難癖をつけて阻止しようとしている。
ちょっとストーカー入ってると思う。
彼女でもないのにここまで干渉とか、正直気持ち悪い。


碇君はチョコレートをくれた人全員にお礼を言っていると知って、私は感心した。 そう言う誠実な姿勢が碇君の良い所なのだと私は思う。


普通チョコを貰ったら礼の言葉位あると思う。
それが無いのは余程嫌な奴か相手が分からないか、その相手が嫌いなだけだ。




ここで出て来るタイトル。


無記名の子達が出すチョコレートの中に紛れさせてしまえば、私がチョコレートをあげても碇君や惣流さんには差出人が私だと気付かれないかもしれない。 別に碇君に振り向いてもらわなくても良い、あの夏の日の図書室で私が碇君に声を掛けられて、どれほど嬉しかったか伝わればいいの。


名前を書かないなら、そこは伝わらないと思う。




そして、唐突に現れる山岸マユミ。


山岸さんは去年の秋に転校して来た子で、今は私の親友と言って良い存在になっていた。


親友と言ってもいい存在。
「友達と言ってもいい間柄」と何処か似てるから怖い。
それはレイの勘違いじゃないのか?
まさかとは思いますが、その山岸マユミはレイの想像上の人物ではないのですか?


ところがどっこい山岸マユミは存在していたらしいw


チョコを作り始める二人。
まあ、料理初心者にチョコ作りは結構ハードル高いとは思うが、一応終わらせたらしい。
どういうのか全く書かれていないけど。


差出人の名前を書かないレイ。


山岸さんは私の答えを聞いて悲しそうな顔をしてつぶやいた。 それ以上掛ける言葉が見つからないのか、私達の間に静寂が訪れる。


ここで悲しそうな顔をするのもちょっと変。
マユミは初めてレイの気持ちを知った訳で、マユミ自身がレイを心配する事はあっても、告白しない事を悲しむ必要は無い。
これがマユミ=女シンジである要素があるという事で、マユミというキャラを使ってシンジの気持ちを代弁させたとかなら分かるが。
こいつに限ってそんな事は無いだろうし、もしそうならブログ等で、自慢げに語るだろう。
ただ名前が付いた都合の良いモブでしかないし。




そうしてチョコ完成でバレンタイン当日。


予想通り碇君の靴箱にはチョコレートの箱が何個もあったみたいで、お礼を言いに行こうとしている碇君に、惣流さんがくってかかっている。 いつもの事で碇君は慣れてしまっているのか、惣流さんの言葉を聞き流す事にしてしまったようだ。


シンジの「もうこいつは相手しないのが一番だよな」という心の声が聞こえて来そうだ。
微妙にあしらってるシンジ。


碇君が来たのを知ったクラスの子達が、チョコレートを渡しに碇君の席へと集まる。 惣流さんがそれを阻もうとすると、クラスの子達はチョコレートを渡すぐらい構わないではないかと反論する。


しかしこのアスカ、彼女でもないのにうざい事この上ない。
ツンデレを一歩間違うとこうなるんだなというのがよく分かる例だ。


「アタシは幼馴染の誼(よしみ)で、シンジに変な虫がつかないように面倒を見てやっているの!」


どうやらアスカはこのクラスの女子を敵に回す気の様です。
面と向かって言うか?普通。
中には本気で好きになってる子も居るかも知れないというのに、彼女でもないストーカー女に「変な虫」と阻まれるとか。




一つ名前が無いチョコについて悩むシンジ。


「いつまでも気に病んでいても仕方ないじゃん、贈ってくれた子の気持ちに感謝してあげればいいんじゃないの?」


ここでアスカの台詞は変。
さっきまで他の女子を「変な虫」扱いまでしてチョコを渡すのを阻んでいたアスカだぞ。
「名前が無いなんて変よ。ひょっとしてイタズラか毒でも入ってるんじゃない」位言うだろう。




チョコを渡したものの、名乗らなかった事を若干後悔するレイ。
そしてそれから一か月後。


「い、碇君っ!」
力が入って大声になってしまい、図書室に残って居たわずかな人達が驚いて私の方を見た。
「ど、どうしたの、綾波さん?」
目を丸くした碇君が私に尋ねる。 緊張と恥ずかしさで混乱してしまいそうな心を落ち着かせて、私は言葉を絞り出そうとする。
「あ、あの……」

ここで唐突に終わるクズSS。
続きは読者の判断に委ねるみたいな事を言っていたが、これの場合はただ丸投げしただけ。
中途半端とも言う。
レイが何がしたいのかさっぱりなまま終わるから余計に分からん。


せめてチョコはレイが贈ったと告げて、シンジの反応を読者に想像させるという方が分かりやすいし想像しやすいと思う。








総評:文章力は本当に変わらない。
只、所々違和感のある文章が見えた。
例を挙げると


でも私には碇君が、冷たく固くなった心を溶かしてくれた微風(そよかぜ)のように思えた。


以前のナグナブロには無かった表現。
だが、先程指摘した様に何処かおかしい。


それ以上掛ける言葉が見つからないのか、私達の間に静寂が訪れる。


何となく気不味くなったってだけをこの表現。
分からなくもないけど、違和感がある。

普通だったら僅かながら文章力が向上したと取るべきなんだろうが、この使い方を見る限り、何処かからのパッチワークの可能性の方が高い。
ナグナブロが一文だけを何処かから引っ張って来たって見解が正しそうだ。

そして肝心の内容だが、以前月庭氏から指摘された部分が全く変わっていない。
レイとアスカの性格の悪さが浮き彫りになるだけ。
たかがチョコを渡すだけの内容のSSでこれ程性格の悪さを見せるってのはある意味凄い。




以前から思っていたが、ナグナブロは路線を変えるべきだと思う。
アスカのビッチ振りやレイの性格の悪さ、シンジの無神経さを上手く使えば、結構面白い小説になると思う。
文章力や心理描写が足りないにしても。
自分ではほのぼの恋愛を書きたいのだろうけど、思い切ってサイコホラーの方が向いているキャラ達。
人を選ぶジャンルではあるが、今のより確実に評価は上がると思う。

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