nako-club 奈良交通の基礎知識 - 桜井市コミュニティバス

解説

  • よみがな:【さくらいしこみゅにてぃばす】
  • 桜井市で運行されているコミュニティバス。奈良交通榛原営業所が受託し、奈良交通の路線車両が使用されている。車体にはステッカーを貼り奈良交通路線と区別している。
  • 現金のほかICカード乗車券(CI−CA、ICOCA、PiTaPa)、奈良交通回数券も利用できる。
  • 2015年6月1日に大幅な改編が実施され、経路・運賃の変更や停留所の新設が行われた。桜井駅でコミュニティバスを乗り継ぐ際、乗り継ぎ先のバスが190円引きになる割引制度も導入。

桜井初瀬線

  • 2005年10月1日、奈良交通50・51系統を引き継ぎ運行開始。朝に1便だけ吉隠柳口発があったが2007年10月1日に廃止され、桜井駅南口−与喜浦間での運行になった。
  • 毎日運行。
  • おもに大型短尺車または中型車が使用される。
  • 2010年4月1日、運賃を均一制から多区間制に変更。
  • 2015年6月1日、初瀬・朝倉台線として改編され、一部の便の大和朝倉駅乗り入れや吉隠柳口への延長が実施された。同時に慈恩寺以西は粟殿口経由となり、桜井駅北口発着となった。
  • この経路変更により「宇陀が辻東口」停留所が廃止された。さらに宇陀が辻、外山、薬師町からもコミュニティ路線はなくなり、桜井菟田野線の単独停留所となった。

朝倉台線

  • 大和朝倉駅を拠点に桜井駅北口、上之庄・イオン桜井店方面を巡回する新規路線。2005年10月1日に開設された。
  • 平日のみ運行。
  • 2010年4月1日、「出口橋」「金屋」「保健会館」の各停留所を廃止し、「とれとれ・オークワ前」(ただし停留所は東向きのみ)経由に変更。さらに「仁王堂」が経路に加わった。同時に運賃を均一制から多区間制に変更。
  • おもに小型車が使用されるが、近鉄中古RJが運用に就くこともあった。
  • 2015年6月1日、粟殿口以東は桜井初瀬線と統合、以西は循環路線に再編された。

小夫線

  • 2005年10月1日、奈良交通55系統の代替で運行開始。
  • 55系統は桜井駅南口から小夫まで直通していたが、コミュニティバスは長谷寺駅−小夫間の運行とし、与喜浦で桜井初瀬線と連絡する形をとった。
  • 55系統は長谷寺へ続く狭隘な参道を経由していたが、この区間は休止され、コミュニティバスは口ノ倉トンネル経由での運行となった。
  • 口の倉−小夫間は自由乗降区間であった。
  • 小型車(いすゞMR・LR)が使用されていた。
  • 2007年10月1日廃止された。

飛鳥線

  • 2005年10月1日運行開始。奈良交通36・37系統も同じ経路で運行され、運賃が均一ではなく直営路線と合わせていた。
  • 2008年3月17日より3月-6月、8月-11月(お盆を除く)の土日祝日のみ運行となった。
  • 2009年4月1日廃止。その後は奈良交通路線のみ運行されている。

多武峯線[SA]

  • 2010年4月1日、奈良交通14系統を引き継ぎ運行開始。中型以上の車両が使用されている。
  • 倉橋池口−不動滝は自由乗降区間となっている。
  • 2014年4月1日より一部の便が高齢者福祉総合センターに乗り入れるようになった。
  • 台風21号による影響で、2017年10月22日午後から11月12日にかけて倉橋池口−談山神社間が運休となった。
    11月13日から全線での運行を再開したが、道路の一部崩落による重量制限のためマイクロバス限定となり、郡山からローザ54号車とリエッセII152号車が榛原に貸し出されている。
  • 2018年3月1日、大型車での通常運行に戻された。

初瀬・朝倉台線[SD]

  • それまでの桜井初瀬線と朝倉台線の一部を統合する形で2015年6月1日より運行開始。毎日運行だが朝夕の一部は土休日運休となる。
  • 運行区間は桜井駅北口−吉隠柳口で、一部の便が大和朝倉駅を経由するほか、与喜浦折り返しの便もある。
  • 小夫線の廃止以来、約8年ぶりに吉隠、吉隠柳口にもコミュニティバスが来るようになった。
  • 運賃は多区間制となっている。
  • 朝倉台線当時の「とれとれ・オークワ前」停留所は東向き(大和朝倉駅方面)のりばだけだったが、初瀬・朝倉台線への改編時に西向きのりばが追加され、桜井駅方面ゆきの乗降も可能になった。

循環路線(咲〜くるライン)南循環線[SB]・西北部循環線[SC]

  • 2015年6月1日より運行開始。北循環線、南循環線、西北部循環線の3ルートが設定され、公募により「咲〜くるライン」という愛称が定められた。運賃は均一。
  • 北循環線と南循環線は従来の朝倉台線のうち西側を南北に分割した形となっていて、毎日運行とされている。ただし南循環線は1月1日〜3日が運休となる。
  • 西北部循環線は公共交通空白地域に新設された路線で、開設当初は平日に3便を運行。土休日と8月13日〜15日は運休としていた。
  • 西北部循環線のうち大泉、大西口は桜井百済線があったところで、11年ぶりに路線バス停留所が復活することとなった。
    (大泉は桜井百済線の同名停留所跡ではなく、大泉西口停留所跡である)
  • 循環路線では小型のHR252号車とLR7m車が充当されている。HR252号車は奈良都祁線で活躍していたが廃止となって榛原営業所に転入し、リアに桜井市の広告ラッピングが施された。
  • 2015年12月1日、西北部循環線の纏向県営住宅−東田間に「大豆越」停留所が追加された。
  • 2017年6月1日、北循環線を廃止。西北部循環線は平日6便に増発され、土休日と8月13日〜15日は3便が運行されるようになった。1月1日〜3日は運休。
  • 2017年12月1日、西北部循環線の大豆越停留所を約300m北東に移設し、周辺の経路を変更。
  • 2021年10月1日、西北部循環線の平日運行を減便。桜井駅北口11:32発と14:32発をとりやめ

コメント

  • 2015年6月改正によって、安倍文殊院方面へのバスが大幅に増えたほか、土休日もバスでイオン桜井店に行けるようになった。
  • 桜井駅−安倍文殊院間を利用する場合、コミュニティバスと奈良交通路線[37]で運賃が異なるので注意が必要である。
  • 停留所標識のデザインは多武峯線だけ異なっている。ほかの路線はピンク色で統一されているが、2015年6月に追加された停留所は英字入りとなった。

関連リンク