日本の周辺国が装備する兵器のデータベース




性能緒元(参考:「銀鷹」のベース機と見られるASN-209の性能)
最大離陸重量320kg
全長4,273mm
翼幅7,500mm
エンジンHS-700空冷レシプロエンジン×1(51馬力)
最大速度180km/h
巡航速度120〜140km/h
上昇限度5,000m
戦闘行動半径200km
連続飛行時間10時間
ペイロード50kg

「銀鷹(Silver Hawk)」無人通信中継機は、現在運用試験中の中国海軍向け新型UAV(unmanned aerial vehicle:無人航空機)[1][2]。開発経緯は不明な点が多いが、中国軍向けに向けに各種のUAVを開発してきた西安愛生技術集团公司が担当していると見られている。

【性能】
「銀鷹」は、通常の無線では通信困難な遠距離での通信を可能とするため、空中中継基地としてリレー通信を行う通信中継用UAVとして開発された[1]。

「銀鷹」の機体構成は、双胴双尾翼形式で推進式プロペラと、西安愛生技術集团公司が開発したASN-209に類似しており、同機をベースにして開発されたことが窺われている[1][2]。通信能力の向上のため、機体には4基の通信用アンテナが増設されている。

近年、中国軍では情報戦(Information Warweer)に対応するための軍のネットワーク化を推進しているが、その重要な要素の1つとして無線通信のデータ搬送量の増加があげられる。無線の情報量を増やすには周波数を上げる必要があるが、高周波無線は電波の直進性が強くなり、減衰率が高まるため見越し線範囲での通信しか出来なくなるデメリットが存在する[3]。これを解消する手段の1つが、UAVによる無線のリレー中継である。上空のUAVを経由することで、山岳地や建物といった障害物、もしくは水平線の向こうといった見越し線範囲外にまで通信可能な範囲を拡大することが可能となる[4]。UAVは、有人機と違って乗員の疲労を気にすることなく長時間にわたって滞空して無線中継を遂行できるため、この種の任務に適合した装備であるといえる[4]。

軍のネットワーク化の進展と遠距離通信能力の確保は、今後大いに発展が予想される無人兵器システムの運用にも不可欠な要素であり、「銀鷹」の開発はこの分野における中国海軍の努力を反映したものであると見なし得るだろう。

【参考資料】
[1]中国海军列装银鹰无人机 可用于远程通信(图)_新闻_腾讯网
[2]China's Silver Hawk UAV Program Advances
[3]井上孝司『戦うコンピュータ2011』(光人社/2010)170〜171頁
[4]井上孝司『戦うコンピュータ2011』(光人社/2010)144頁

【関連項目】
ASN-209多用途無人偵察機
中国海軍

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