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▼F-CK-1「経国」に搭載される天剣1型AAM

▼F-5Fに搭載されて評価試験を行う天剣1型AAM。


性能緒元
全長2.87m
直径12.7cm
翼幅64cm
重量90kg
弾頭部12.5kg
最大速度M2.5
射程500m〜10km
誘導方式全方位赤外線誘導
装備機種IDF「経国」戦闘機F-5E/F戦闘機

「天剣1型」赤外線誘導空対空ミサイル(TC-1/Sky Sword 1)は、台湾の中山科学研究院がIDF「経国」戦闘機用に開発した赤外線誘導式空対空ミサイルである。

天剣1型の開発は1980年代初めに開始され、その存在は1986年に公開された。天剣1型の設計には、台湾がライセンス生産を行っていたアメリカのAIM-9 サイドワインダーの設計が反映されている。1986年4月にF-5F戦闘機からの空中発射試験に成功し、翌5月にその存在が公にされた。開発は1987年に終了し、1993年から部隊配備開始。

ミサイルのサイズは、全長2.87m、直径12.7cm、翼幅64cm、重量90kg。ミサイルの前方に姿勢制御用の全遊動式カナード翼が設置されており、ミサイル尾部には切り落としデルタの安定翼が配置されている。これはモデルとなったAIM-9Lと同じ配置であり、形状も類似している。ミサイルのロケットモーターは固体燃料式で、排煙が少なく敵に発見されにくい推進剤を使用している。最高速度はM2.5。

ミサイル先端部にある赤外線シーカーは、広い視野を備えており、目標の正面からの攻撃も可能な全方位交戦能力を有している。弾頭部には高性能炸薬が搭載されており、目標撃墜率を高めるため近接信管とレーザー近接信管の2つの信管が用意されている。

天剣1型は、F-CK-1「経国」とF-5E/F戦闘機での運用が行われる。F-CK-1「経国」は、翼端パイロンに2発の天剣1型を装備するほか、主翼下にもさらに2発の天剣1型を搭載することが可能。台湾軍では、F-16A/B戦闘機「ミラージュ2000」戦闘機にも天剣1型の運用能力を付与することを計画している。

天剣1型の派生型としては、M48近距離地対空ミサイル「チャパレル」「アベンジャー」近距離地対空ミサイルの後継として開発された「捷羚」近距離地対空ミサイル(天剣1型/TC-1)がある。

【参考資料】
Air-Launched Weapons ISSUE 47-2006(Jane's Information Group)
『台湾百種主戦装備大観』 2000年 (杜文龍:編著/軍事科学出版社)

「捷羚」近距離地対空ミサイル(天剣1型/TC-1)
台湾空軍

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