日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


▼航空ショーに出展された「天翼3」の模型


▼成都の飛行場で撮影された「天翅」


性能緒元
最大離陸重量2,350kg
全長8.9m
翼幅18.80m
全高3.44m
エンジンジェットエンジン×1
最高速度
上昇限度15,000m
連続飛行時間6時間
離陸距離1,000m
着陸距離1,200m

「天翼3」/「天翅」高高度無人偵察機は、成都飛機工業集団公司が自社資本により開発中のUAV(unmanned aerial vehicle:無人航空機)[1]。

2006年に開催された珠海航空ショーにおいて「天翼3」無人機として模型が展示されその存在が公にされた[2]。その後、「天翼(Tiānyì)」と同じ「Sky Wing」という意味を持つ「天翅(Tiānchì)」という名称も伝えられる様になった[1]。本稿では両者を同一機種として記述するが、情報が少ないため「天翼3と「天翅」が別の種類の機体である可能性もあることを付記しておく。

なお、当初は高高度無人偵察機「翔龍」UAVと混同されたこともあったが、後に別の機体であることが判明している。

【性能】
「天翅」の形状はアメリカのRQ-4グローバルホークによく似ているが、機体規模はRQ-4の3分の2程度のサイズ[1]。サイズが小型のため、グローバルホークほどの航続距離や滞空性能は有しておらず、主に戦術偵察や監視任務などに使用される[1]。

低翼の主翼にV字型の尾翼を備えた機体で、胴体後部にジェットエンジン1基を背負い式に搭載している。主翼はアスペクト比の高いグライダーのような細長い直線翼であるが、これは長時間の滞空性能を得るためのもの。降着装置は引き込み式。

「天翅」の胴体は機首が膨らんだ独特の形状をしているが、この部分にはグローバルホークと同じ様に衛星通信用のアンテナが収納されていると推測される[1]。試作機では未搭載だが、偵察任務の際には胴体下部に電子光学・レーザー測距器を内蔵した旋回式ターレットを搭載するものと思われる。

【今後の展望】
「天翅」は、すでに試作機が完成し2008年から地上試験が開始されている[4]。

「天翅」は軍の要求に応じて開発された機体ではなく、メーカー主導で開発されたもので実用化されたとしても直ちに中国軍に採用されるとは限らない。しかし、中国軍が今後の情報中心戦時代に対応してUAVの開発を重視していることは間違いなく、「天翅」は今後の動向が注目される装備であると見なすことが出来る。

【参考資料】
[1]空军世界「天翅高空无人侦察机」
[2]李浩 王奕「中国无人机集群起飞」(『兵工科技甦 2008珠海航展专辑』兵工科技杂志社)30〜36頁
[3]国产天翼3近程战术无人侦察机亮相(组图)_新浪军事_新浪网
[4]Richard D. Fisher, Jr.・Alexandria, Va.「China Seeks UAV Capability」(AVIATION WEEK/2011年8月8日)

中国空軍

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