日本の周辺国が装備する兵器のデータベース




性能緒元
基準排水量720t
満載排水量835〜920t
全長52.6m
全幅10.7m
主機パッカードID-1700ディーゼルエンジン4基(2,280hp) 2軸(永陽、永固、永徳)
WaukeshaL-1616ディーゼルエンジン4基(2,400hp) 2軸(永慈)
速力14kts
航続距離3,000nm/10kts
乗員86名(うち士官7名)

【兵装】
近接防御12.7mm重機関銃2基
掃海用装備SLQ-038係維掃海具1基
Bentho Super Sea Rover水中航行式機雷処分具1基
ピングイン水中航行式機雷処分具1基
磁気掃海装置SLQ-37(V)磁気掃海システム1基
音響掃海装置Mk4(V)音響掃海具1基
 Mk6(B)音響掃海具1基

【電子装備】
二次元レーダーSPS-64(V)91基
航海レーダーSPS-53L1基
ソナーSQQ-14可変深度ソナー(機雷探索用)1基
戦闘システムSATCOM SRR-11基

台湾は1994年にアメリカが1950年代に建造したアグレッシブ級掃海艦4隻を購入し、1995年に再就役させた。

アグレッシブ級(MSO-422型)は戦後第一世代の掃海艦で、1950年代中期から合計93隻が建造されている。うち58隻がアメリカ海軍で運用され、35隻が各国に提供された。本級は、掃海艦(MSO:Mine Sweeper Ocean)であるため、掃海艇(MSC:Mine Sweeper Coastal)に比べて掃海具の曳航能力が高く、係維、音響、磁気のいずれの機雷に対しても対応することが可能。長い就役期間の間に、機雷処理具や掃海システムの近代化が行われ、その能力は就役直後に比べて大幅に向上し掃海だけでなく機雷掃討も可能となったが、現在ではほとんどの国で退役している。

アグレッシブ級は、基準排水量720t、満載排水量835tであったが、長い就役期間の間にさまざまな追加装備が施されたため、台湾艦として再就役した時点で満載排水量は920tにまで増加していた。船体のサイズは全長52.6m、全幅10.7m。船体は磁気機雷に対応する目的で、3層の木板で製造されており、艦上の装備の多くも銅やアルミなどの非磁気金属を使用している。主機は、永陽(MSO-1306)、永固(MSO-1308)、永徳(MSO-1309)の3隻がパッカードID-1700ディーゼルエンジン4基(2,280hp) 永慈(MOS-1307)がWaukeshaL-1616ディーゼルエンジン4基(2,400hp) 。最高速力は14ktsで、航続距離は10ktsで3,000nm。乗員は、士官7名と水兵79名。

就役当初、アグレッシブ級は近接火器として、40mm機関砲1基と12.7mm重機関銃2基を搭載していた。艦首部に搭載されていた40mm機関砲は、1970年代に機雷捜索用のSQQ-14可変深度ソナーを搭載するスペースを確保するために撤去されている。SQQ-14は、高周波と低周波の2モードを持ち、最大探索距離1,646m、最大探索深度100mの性能を有している。40mm機関砲に換えてMk68 20mm機関砲が搭載されたが、台湾海軍に引き渡された際に20mm機関砲は撤去され、現在では近接火器としては12.7mm重機関銃2基のみとなっている。アメリカ海軍は、同級に各種の改装を行い、係維、音響、磁気などの各種の機雷の掃海能力を付与していった。掃海用装備としては、係維機雷掃海用のSLQ-038係維掃海具、音響機雷用のMk4(V)音響掃海具、Mk6(B)音響掃海具、磁気機雷用のSLQ-37(V)磁気掃海システムが搭載されており、フロッグマンによる掃海作業を行うための装備も用意されている。1988年からは、Bentho Super Sea Rover水中航行式機雷処分具を搭載する改装が開始され、掃海だけでなく掃討任務に従事することも可能となった。同処分具のスペックは、重量72.5kg、最大潜水深度300m、速力4kts。

台湾海軍が調達した4隻は、台湾海軍に就役する前に、船体外板の張替えや各種装備の近代化などの改装工事を施した上で引き渡された。また、台湾海軍に就役後、ピングイン機雷処分具の運用能力が付与されている。

アグレッシブ級4隻は、左営を母港とする第192掃/布雷(掃海・敷設)艦隊に配属され、永豐型掃海艇(MWW-50型)永平級掃海艇(アジュタント級)小型掃海艇(MSB-4/「50フィート」級 )と共に運用が行われている。アグレッシブ級は、建造から50年以上が経過しているが、台湾海軍では今しばらく運用を継続する模様。そのため、SYQ-12機雷探索ソナーの搭載やプルート機雷処分具の運用能力の付与を中心とした再度の近代化改装が計画されているとのこと。

1番艦永陽(Yung yang)MSO-1306旧Implicit(MSO-455)1954年3月就工1995年3月台湾就役
2番艦永慈(Yung tzu)MOS-1307旧Conquest(MSO-488)1955年3月就工1995年3月台湾就役
3番艦永固(Yung ku)MSO-1308旧Gallant(MSO-489)1955年9月就工1995年3月台湾就役
4番艦永徳(Yung teh)MSO-1309旧Pledge(MSO-492)1956年4月就工1995年3月台湾就役

【参考資料】
Jane's Fighting Ships 2006-2007(Jane's Information Group)
世界の艦船別冊 中国/台湾海軍ハンドブック 改定第2版(2003年4月/海人社)

Global Security 「MSO 422 Aggressive」
東亜軍事網「[図文]進取級掃海艇」
中国軍艦博物館

台湾海軍

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