日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


▼公開された試製精密誘導爆弾の写真。(「自由時報」記事より)


性能緒元
全長 
直径 
重量 
推進装置なし
射程24km(高度8,000mで投下時)
弾頭 
誘導方式GPS誘導方式

近年台湾は、中国軍の戦力強化に対応するため、中国軍の戦力を台湾域外で攻撃する能力の獲得を目指している。その一環として、アメリカに対してGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を利用した精密誘導爆JDAM(Joint Direct Attack Munition:「統合直接攻撃弾薬」の意)の売却を要請しているが、台湾に対する攻撃的兵器の供与を制限する台湾関係法の規定の存在もあり、アメリカの同意は得られていない。

「自由時報」2009年2月2日付の報道によると、台湾の国防技術研究機関である中山科学研究院では「台湾版JDAM」というべき精密誘導爆弾の開発を進めている事が明らかになった。

このたび試作品が公開された新型精密誘導爆弾は、本家のJDAMと同じく、通常爆弾に誘導システムキットを取り付けることで精密誘導兵器に変身させる事が可能。誘導システムキットは、弾道計算機・航法装置・サーボ制動器・バッテリー・制御用の尾翼4枚から構成されている。

本兵器は、F-CK-1「経国」戦闘機への搭載が想定されている。高度8,000mから投下された場合、約24kmの射程を有しているとの事。投下前に搭載母機から、目標位置、母機の位置や速度など、目標攻撃に必要なデータの入力を受けた後に投下される。投下後は搭載母機による誘導は必要なく、GPSにより得られる情報を基にして自律的に目標への誘導が行われる。搭載母機は、目標から距離を置いて攻撃を行う事が可能であり、投下後は直ちに退避行動に移るため、敵地攻撃の際の生存性を向上させる事が出来る。

軍関係者によると、この誘導弾の開発は民進党政権時代に、JDAMの供与が得られない事により着手された。国民党政権の成立後、中国との関係は改善の兆しを見せているが、JDAMの調達の必要性は依然として存在し、今後の国防整備計画での(JDAMの輸入/国産開発に関する)政治的判断を期待するとしている。

【参考資料】
[1]自由時報-インターネット版「美不売JDAM我研発出原型弾」(2009年2月2日)
[2]ミリタリー選書8-軍用機ウエポン・ハンドブック(青木 謙知/イカロス出版/2005年)

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