日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


台湾海軍ではドイツから輸入した永豐型掃海艇(MWW-50型)に続いて、ヨーロッパからの掃海艇調達を目指して1980年代末から活動を行っていたが実現には至らなかった[1]。その後、2008年頃から掃海艇6隻を台湾で建造する計画が存在している事が報じられた[2]。

台湾軍では、中国軍の「打(打導弾=弾道ミサイル攻撃)・登(両棲登陸=着上陸作戦)・封(潜艇水雷封鎖=潜水艦と機雷による海上通商路遮断)」に対抗する戦力の構築を目指しているが、その中でも「封」に対処するための対潜能力と掃海能力の立ち遅れが認識されていた[2]。現在、台湾海軍が保有する掃海艇部隊は左営港を基地とする第192掃海/敷設艦隊であるが、1990年代に就役した永豐型4隻以外は艦齢50年を越える艦艇ばかりで、その老朽化は明白であった。台湾海軍では掃海艇の不足を補うため、有事には民間船舶であるCT-5型/CT-6型機動漁船などを徴用して掃海具やGPS装置などを搭載した上で仮装掃海艇として運用する事を計画しているが、感応機雷など高度な対処能力が求められる機雷への対応は困難[3]。

2010年10月18日、台湾の立法院外交国防委員会において高華柱国防部長は国民党の林郁方議員の質問に答える形で2010年初めにアメリカが台湾への輸出を承認したオスプレイ型掃海艇2隻とは別に、掃海艇6隻を台湾国内で建造する計画がある事を認めた[4][5]。この翌日には、2012年の建造開始を予定しており、6隻の建造費用は合計300億台湾圓(9億3800万ドル)以上になると推定されている事も明らかにされた[4][5]。

ある軍事評論家によると、有事の際には、中国が台湾を経済封鎖するために台湾海峡に機雷を敷設して通商航路を途絶させる事が懸念されており、これに対抗するため掃海能力の向上が求められているとしている[5]。

台湾海軍では、掃海艇の建造ノウハウを有する欧米企業の技術協力を受ける形で国内建造を行うことを計画している。既に台湾国内の造船所2社が受注を目指して動きを見せており、フランスやイタリアのメーカーとの提携を模索しているとのこと[1]。

【参考資料】
[1]MDC軍武狂人夢「台灣 永豐級獵雷艦 MHC 1301」
[2]星島環球網「台灣扶植軍工業 自行研發掃雷艇與無人機」(2008年3月17日)
[3]豫夫「海峡水雷”暗戦”--台軍再購掃雷艦対抗解放軍新型水雷」(『軍事世界画刊POINT』2010年第9期・総第222期/現代軍事雑誌社)42〜46頁
[4]NOWnews今日新聞網「美同意為我F16 A-B戰機升級? 高華柱:目前還沒答應」(2010年10月19日)
[5]Taipei Times「Taiwan plans to build six minesweeping naval craft」(2010年10月20日)

台湾海軍

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