日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


▼米海軍時代のナバホ級航洋曳船「アパッチ」(ATF-67)。(C)NavSource Naval History

▼2006年3月16日、基隆港で撮影された「大万」(ATF-551。元アパッチ)。(C)NavSource Naval History


性能緒元[1][3]
基準排水量1,235t
満載排水量1,731t
全長62.5m
全幅11.7m
喫水5.2m
主機ディーゼル電気推進 1軸
GM 12-278Aディーゼルエンジン4基(4,400馬力)
ゼネラル・エレクトリック社製発電機1基(3,000馬力/2,24MW)
GM 3-268A 補助エンジン3基
速力16.5kts
航続距離6,000nm/14kts
乗員85名

【兵装】
近接防御ボフォース 60口径40mm単装機関砲1基
近接防御20mm機関砲もしくはM2 12.7mm重機関銃2基

【電子装備】
航海レーダー1基

大同級航洋曳船の前身は、アメリカで1941年から1945年にかけて建造されたナバホ級航洋曳航船である。同級は、空母機動部隊に編入され空母などの艦船が損傷した場合に曳航・救助任務に当たることを想定して建造された[1]。艦名にはアメリカ先住民の部族名が付与されている。

台湾海軍では1966年1月9日にサン・フランシスコのアメラダ海軍基地でナバホ級航洋曳船の「チカソー(Chickasaw)」(ATF-83)の引渡しを受け、「大同」(ATF-548)と命名、同年7月に台湾に回航された。その後、1975年に1隻、1991年に2隻のナバホ級を購入した[2]。

大同級航洋曳船は第二次大戦中に建造され艦齢は既に60年を超えているが、現在も台湾海軍での運用が継続されている。1987年には二番艦「大万」が基隆港で座礁事故を起こし、1年半を要する大規模な修復工事を余儀なくされた。この工事では竜骨を交換し、船体構造の多くを新品と換装するなど新造に匹敵する手間と経費が掛かっている[2]。

米海軍就役時の兵装は50口径76mm単装砲1基、ボフォース60口径40mm連装機関砲2基、エリコン20mm単装機関砲2基であったが、台湾海軍での就役後76mm砲や40mm連装機関砲は撤去され、76mm砲のあった砲座には40mm単装機関砲が搭載された。そのほか、近接火器として20mm機関砲もしくは12.7mm重機関銃2基が装備されている[2]。

1番艦大同Ta-tungATF-548旧Chickasaw(AT-83→ATF-83)1942年5月8日竣工。1966年1月9日台湾海軍に再就役[3]。
2番艦大万Ta-WanATF-551旧Apache(AT-67→ATF-67)1942年12月12日竣工。1975年1月12日台湾海軍に再就役[4]。
3番艦大岡Ta-kangATF-554旧Achomawi(ATF-148)1944年11月11日竣工。1991年台湾海軍に引渡し。1992年4月30日台湾海軍に再就役[5]。
4番艦大峰Ta-FungATF-555旧Narragansett(AT-88→ATF-88)1942年8月8日竣工。1991年6月台湾海軍に引き渡し。1992年4月30日台湾海軍に再就役[6]。

【参考資料】
[1]Jane's Fighting Ships 2009-2010(Stephen Saunders (編)/2009年6月23日/Janes Information Group)795頁。
[2]中国軍艦博物館「548 大同, 551 大萬, 553 大漢, 554 大岡, 555 大峰, 563 大台」
[3]NavSource Online: Service Ship Photo Archive「USS Chickasaw (ATF-83)」
[4]NavSource Online: Service Ship Photo Archive「USS Apache (ATF-67)」
[5]NavSource Online: Service Ship Photo Archive「USS Achomawi (ATF-148)」
[6]NavSource Online: Service Ship Photo Archive「USS Narragansett (ATF-88)」

台湾海軍

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