新型試験艦（#893） 
2012年8月に就役した新型試験艦。艦橋構造物上に設置された球体状のアンテナカバーが目に付く。艦尾には大型のクレーンを装備している。共同交戦能力（CEC：Cooperative Engagement Capability）を持つ新型データリンクとC4Iシステムの試験用に建造されたという説もあるが詳細不明。
北調990
全長60m、全幅18m、吃水5.9m、速度38kts、航続距離1,000nm
第701研究所で設計され上海の武昌造船所で2009年に建造された双胴型（カタマラン型）試験艦。東日本フェリーの高速フェリー「ナッチャンWorld」の半分程度の大きさで、ウォーター・ジェット推進により最大速度38ktsを出す。船体はアルミニウム合金製で軽量化されており、荒天下でも高速発揮可能なよう船首部にセンター・バウを有している。北調990は中型高速双胴船の設計・運用研究のために建造されたと思われる。
第701研究所で設計され上海の武昌造船所で2009年に建造された双胴型（カタマラン型）試験艦。東日本フェリーの高速フェリー「ナッチャンWorld」の半分程度の大きさで、ウォーター・ジェット推進により最大速度38ktsを出す。船体はアルミニウム合金製で軽量化されており、荒天下でも高速発揮可能なよう船首部にセンター・バウを有している。北調990は中型高速双胴船の設計・運用研究のために建造されたと思われる。
勘察3号（906型試験艦）
1984年に建造された試験艦（625型測量艦の同型艦）。第708研究所によって運用され、主にソナーの試験に使用されている。
勘察2号（904-II型潜水艇母艦）
排水量1,330t、全長71.55m、吃水3.6m、ディーゼル2基、速力14kts
1983年に建造された深海潜水艇母艦の2番艦（991-II型敷設艦の同型艦）。フランス製SM360深海潜水艇や飽和潜水用の加圧チャンバーなど、深海調査用の装備を搭載している。
1983年に建造された深海潜水艇母艦の2番艦（991-II型敷設艦の同型艦）。フランス製SM360深海潜水艇や飽和潜水用の加圧チャンバーなど、深海調査用の装備を搭載している。
勘察1号（904-I型潜水艇母艦）
排水量1,360t、全長70.0m、吃水3.64m、ディーゼル2基、速力13.5kts
1981年に建造された深海潜水艇母艦（991-II型敷設艦の同型艦）。フランス製SM358-Z深海潜水艇を搭載している。
1981年に建造された深海潜水艇母艦（991-II型敷設艦の同型艦）。フランス製SM358-Z深海潜水艇を搭載している。
試験216
小型の双胴式試験艇。大型のマスト上にレーダー・リフレクター（レーダーの反射面積を増大させる装置）が設置されており、レーダーの目標として使用されているものと推測される。
881型無線誘導標的艇
024型ミサイル艇ベースに安徽省の蕪湖造船廠（425廠）で開発された小型標的艇。1975年から部隊での運用を開始し、1978年には全国科学大会賞を、1980年には安徽省科学大会産品設計賞を受賞した。大型マスト上にレーダー・リフレクターを装備しており、巡洋艦クラスのレーダー反射を再現可能。対艦ミサイルの目標として使用する場合は、無人で無線遠隔操縦（最大30km）される。
中国海軍
中国海軍