日本の周辺国が装備する兵器のデータベース




1989年に計画が立案され1997年に就役した中国海軍初の航空機練習艦で、中国では民間船舶の戦時動員の訓練を行うための「国防動員艦」と呼ばれている。ベースはRORO(Roll-On/Roll-Off:自走搭載/自走揚陸)型コンテナ船である。ヘリコプター格納施設はモジュール化されており、発着艦スポットを二箇所有する。航空訓練のほかに一般的な航海実習や貨物輸送はもちろんのこと、医療関係のコンテナを搭載すれば病院船としても運用できる。教員40名と訓練生200名が乗り込む。艦内には指揮訓練、海図作業、通信実習、エンジン制御訓練など10余りの実習訓練室が接地され、同時に2ヶ所の教室で衛星システム情報やレーダースクリーン映像を使用しつつ航海作業の教育を受講できる施設がある。

世昌は北海艦隊の大連艦艇学院に所属している。平時には航海訓練、救護訓練、ヘリコプター訓練、国防動員訓練、コンテナ輸送(総容量6,000立方メートルでコンテナ300個の輸送が可能)兵器試験などの任務をこなす。有事の際には短期間の改装でコンテナ型船舶医療モジュールシステムを搭載し、傷病兵の高度な治療を可能とする病院船にされる。

性能緒元
満載排水量10,000t
全長120.8m
全幅18.0m
喫水7.0m
主機ディーゼル 2基2軸
速力19.3kts
航続距離8,000nm
乗員学生200名、教員80名

【兵装】
搭載機なし(ヘリコプター2機の同時発着艦可能)

同型艦
1番艦世昌Shichang82上海求新造船所で建造、1994年起工、1996年進水、1996年12月就役北海艦隊所属

▼ヘリコプター格納モジュールを搭載した「世昌」

▼コンテナ型医療モジュールを搭載した「世昌」


【参考資料】
世界の艦船(海人社)
平松茂雄『江沢民時代の軍事改革』「台湾軍事統一と民間船舶動員計画」(勁草書房/2004年)

【関連事項】
コンテナ型船舶医療モジュールシステム
中国海軍

amazon

▼特集:自衛隊機vs中国機▼


▼特集:中国の海軍力▼


▼特集:中国海軍▼


▼中国巡航ミサイル▼


























































メンバーのみ編集できます