日本の周辺国が装備する兵器のデータベース




1997年12月に就役した中国海軍最初の本格的な専用試験艦。NATOコードはDahua class(ダーファ型/大華型)。当初は艦番号の「試験970」で呼ばれていたが、命名規則改定に伴い試験艦には中国史における著名な発明家の名を付ける事になり、2002年10月に#891「畢昇」と改名した。ちなみに畢昇は11世紀の人物で、膠泥活字による印刷術を発明した人物として知られる。2番艦には20世紀の中国を代表する数学者の一人である「華羅庚」の名が与えられた。

畢昇はこれまで様々な新型装備を搭載して運用試験を実施してきた。特に052C型駆逐艦(ルヤンII型/旅洋II型)が搭載するHQ-9A長距離対空ミサイル及びそのVLS(Vertical Launching System:垂直発射システム)とフェーズド・アレイ・レーダーのテストを行った事で知られている。052C型のカマボコ状レーダー・カバーを見てフェーズド・アレイ・レーダーが装備されている事を疑問に思う声もあるが、画像を見ればアンテナ固定式の電子の位相を電気回路で制御する事で走査方法を制御するフェーズド・アレイ・レーダーである事が分かる。カマボコ状のものはただのカバーで、空冷式の冷却方式によるものである。HQ-9Aの試験を行った際には、HQ-16中距離対空ミサイルと見られる方形VLSも搭載しており、HQ-16の実験も行っている。2011年には2番艦の「華羅庚」がHQ-10近接対空ミサイル(紅旗10)のものと見られるミサイル発射機2基を搭載しているのが確認されている。また2012年には、同じ2番艦「華羅庚」がDH-10巡航ミサイルの艦載型と見られる角型のランチャー2基を装備しているのが確認されている。

本艦はミサイルだけでなく砲、魚雷など様々な兵器の試験を行っていると言われている。艦尾にヘリコプター用の発着甲板があるが、格納庫は無く固有のヘリコプターは搭載されていない。

性能緒元[5]
満載排水量6,000t
全長130.0m
全幅17.5m
喫水7.0m
主機ディーゼル 2基 2軸
速力20kts
乗員80名
艦載機なし(ヘリコプターの発着艦は可能)

同型艦
1番艦畢昇BiSheng試験970→8911997年8月就役。2002年10月に艦番号891「畢昇」と改名
2番艦華羅庚HuaLuoGeng8922007年就役(2008年の可能性もある)

052D型駆逐艦に装備する新型アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダーをテストする1番艦「畢昇」。第二甲板直前に設置された構造物は同じく052D型駆逐艦のために開発された新型VLSと思われる。

▼艦の前後にHQ-10近接対空ミサイルを、また煙突前にDH-10巡航ミサイルを装備した2番艦「華羅庚」


【参考資料】
[1]世界の艦船別冊 中国/台湾海軍ハンドブック 改定第2版(2003年4月/海人社)98頁。
[2]China Defence Blog
[3]中華網「中国海軍各型試験艦詳解」
[4]中国武器大全
[5]Jane's Fighting Ships 2009-2010(Stephen Saunders (編) /2009年6月23日 /Janes Information Group)157頁。

中国海軍

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