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rglc85tj8h 2025年12月27日(土) 23:09:20履歴
▼動画:YouTube-军迷天下「历时三年打造!独家探秘解放军新型120毫米车载迫击炮 某新型制导迫弹大量细节首次曝光!现场直击“曲射利刃”的强大威力!「国防科工」」(2022年1月6日)CS/SM5に関する特集番組。
■性能緒元
【参考:CTL-181A装甲シャーシ】
| 重量 | |
| 全長 | 6.45m |
| 全幅 | 2.38m |
| 全高 | 2.125m |
| エンジン | カミンズ ISDe 300-40 ディーゼル300hp |
| 最高速度 | 120km/h |
| 航続距離 | 700km |
【武装】
| 武装 | 120mm迫撃砲×1 |
| 砲弾重量 | 13.8kg(榴弾) |
| 砲弾種類 | 高性能榴弾、煙幕弾、照明弾、射程延長弾、精密誘導弾など。 |
| 最大発射速度 | |
| 最大射程 | 約8,000m |
| 最小射程 | 400m |
| 上下射角 | 45-80度 |
| 左右射角 | 360度 |
CS/SM5型車載式120m自走迫撃砲は、迫撃砲開発に携わってきた成都陵川特種工業有限責任公司が輸出向けに開発した輸出向け自走式迫撃砲で、2021年9月28日から10月3日にかけて開催された珠海航空ショーで実車展示が行われた [1][2]。CS/SM5は、第三世代「猛士」装輪装甲車の荷台に砲架を置いて、そこに前装式120mm迫撃砲を搭載することで自走迫撃砲化している[1]。それに先立つ2022年1月には、同迫撃砲システムを導入して、車体を変更したものがアルジェリア陸軍で採用されていることが明らかにされている[1]。
【シャーシ性能】
CS/SM5のシャーシは、「猛士」高機動車シリーズの第三世代型に当たる「第三世代『猛士』装甲車」ファミリーの一種であるCTL-181A型6×6装輪装甲車を用いている[3]。
CLT-181Aは貨物輸送や各種兵器のプラットフォームとしての活用を前提とする第三世代「猛士」装甲車の派生型の一つ。その構造は、車体前部が動力部、車体中央は乗員が乗る装甲キャビン、車体後部が積載区画となっており、CS/SM5ではそこに120mm迫撃砲と砲弾など関連装備を搭載する[3]。積載区画は4つのタイヤを配置して重量増に備えている。
CTL-181Aのサイズは全長6.54m、車幅2.38m、車高2.125m[3]。CS/SM5では、荷台の後端が車体からオーバーハングしていることもあり、原型のCTL-181Aよりも全長が伸びていると推測される。乗員は合計4名で、車体中央の装甲キャビンに乗車する。キャビン両側面にそれぞれ二つのドアがあり、迅速な乗り降りを可能としている。CTL-181Aの装甲は、小銃弾や砲弾の弾片から乗員を保護するレベルのものを備えている。
エンジンはカミンズISDe300 40V型6気筒水冷ターボチャージド・ディーゼル(最高出力300馬力)を搭載し、変速機は6段マニュアル式[3][4]。足回りは独立懸架装置を採用し、この油気圧サスペンションは車高調整が可能で、+100mmから-130mmの間で車高を変更する能力を有しており、車高調整により射撃プラットフォームとしての安定性を高める[3]。車高調節は自動制御で行われ、、迅速な射撃体勢への移行に功を奏している[3]。常時6輪駆動で路上最高速度は120km/hに達する[3][5]。最大傾斜角60度までの登坂能力、40度までの安定傾斜角度を有し、450mmの垂直な壁を乗り越え、700mmの幅の溝を突破し、水深1.2mまでの渡渉能力を備えている[3][5]。
CS/SM5は装輪車両としての高い路上機動力に加えて、中型輸送機に搭載して空輸を行うことでさらなる長距離展開を図ることが出来る[6]。CS/SM5は、良好な野外機動性を有するCTL-181Aをシャーシとすることで高い機動力を確保することに成功した[2]。すでに中国軍で広く用いられている第三世代「猛士」ファミリーの存在は、調達コストの低減や部品調達の容易さという利点も兼ね備えている。
【砲システム】
CS/SM5の砲システムはモジュール化されており、ユーザーの要望に応じて各種車両への搭載が可能[1]。砲架や弾薬ラックのレイアウトの変更にも柔軟に対応でき、珠海航空ショーで展示されていたCS/SM5は砲弾ラックの後ろに120mm迫撃砲を配置していたのに対して、その後公開された車両やアルジェリア軍向けの車両は車体中央に120mm迫撃砲を置いてその後方に弾薬ラックを配置するという真逆のレイアウトを採用している[1]。
荷台はオープントップであり側面板の一部は操砲時に要員の動作スペースを確保するために外側に跳ね上げて倒しておくことが出来る。オープントップ式は密閉砲塔式と比べると、対砲撃戦を受けた際に確実に不利になるが、CS/SM5が前者を選択したのは構造の単純化と重量軽減、それに伴う調達コストの節約を狙ったものとされている[6]。被害を局限するため、砲撃時間を極力短くすると共に、CLT-181Aの高い機動性を生かして素早く陣地転換を行うことで対砲兵射撃に対抗することが意図されている[6]。
主兵装である120mm迫撃砲は、砲架に設置され全周旋回が可能[1]。通常、迫撃砲は地面に設置させた底盤に砲撃の反動を逃がすが、車載化されたCS/SM5ではその手段が使えないので、砲架に駐退復座機を組み込むことで、120mm迫撃砲の射撃時の反動を吸収している[1]。この装置の反動吸収性能はかなりのもので、これによりCS/SM5は衝撃吸収用に車体に底盤や駐犂を設ける必要がなくなり、砲撃前準備の迅速化に資している[1]。
砲弾と装薬は車体後部の弾薬ラックに収納されており、装填の際には保護板を上に跳ね上げてラックを露出させ、そこから取り出した砲弾に装薬を取り付けて荷台上にいる装填手に手渡しする。
CS/SM5が用いている迫撃砲は砲弾を砲口から装填する前装式。中国軍では、ソ連/ロシア系の後装式120mm迫撃砲の技術を導入して05式120mm装輪自走迫撃砲(PLL-05)などを制式化している。後装式迫撃砲であれば、通常の榴弾砲などと同様に水平状態での装填が可能となり、砲塔内への搭載が容易となり、通常の迫撃砲の曲射射撃のみならず直射射撃を行うのも問題がない。それに対して、CS/SM5の前装式120mm迫撃砲の付仰角は45〜80度と曲射専用で水平射撃は行い得ない[6]。そして、砲口装填が必須となるため、前装式を搭載した自走迫撃砲は射撃時にハッチ等を開口して装填作業を行うのが一般的であり、被弾時やNBC対策の面で不利になることも否めない[6]。
しかし、前装式迫撃砲は構造を単純化できるメリットがあり、それは重量軽減やコストの節約に有利となる。そして牽引式の120mm迫撃砲と構造の多くを共通化できることも、操作を共通化し砲弾の共用という点においても利点が多い。それゆえアメリカをはじめとする西側の多くの国では、自走迫撃砲に前装式迫撃砲を採用しているのである[6]。
CS/SM5は射撃の際には、迫撃砲の右側に装填手が、左側に照準手が配置される。迫撃砲の性能としては、技術的な淵源となっているとみられるら86式120mm迫撃砲(W-86)を参考にすると、射程は400〜8,000m程度、砲の付仰角は45〜80度と推測されている[6]。
一発あたり15〜20kgもある120mm迫撃砲弾の装填の負担を軽減するために装填補助装置を採用しているのがCS/SM5の特徴。装填手が自動装填装置の砲弾ラックに砲弾を置くと、伸縮式のラマーが砲身の上にまで伸びて砲弾をせり上げた上で、砲弾ラックが下に下がって砲口と同一水準になると砲弾が装填される[1]。これにより重量のある120mm砲弾を砲口まで腕力で持ち上げずに済み、装填手の負担は大幅に軽減された。前装式迫撃砲に装填補助装置を取り付けることで装填作業の負担を減らす方法は近年各国で開発されるようになっており、CS/SM5もこの流れに掉さしたものと言えるだろう。
CS/SM5は高度な火器管制システムと自動操砲システムを備えている[1]。キャビンの車長席には火器管制端末を配置しており、砲架左側面の照準手用端末と合わせて操作を行う[1]。なお照準手用端末の近くにはバックアップとして光学照準器も配置されており、システムトラブルなどの際にはこちらを用いて照準・射撃を行う。この火器管制システムは、弾道計算機、付仰角検知器、方向検知器、ナビゲーションシステム、サーボモーター、各種端末、戦場情報システム、データリンクシステムなどで構成されており、完全自動照準モードと照準手による半自動照準モード、完全手動操作モードが用意されており、迅速な照準により砲撃から撤退までの一連の時間を短縮化させている[1][6]。上記の取り組みにより、通常の牽引式120mm迫撃砲であれば事前準備から射撃開始に20分は要するところを、CS/SM5であれば停車から30秒以内で砲撃を開始できる高い即応性を実現した[2]。
【砲弾】
CS/SM5は通常の120mm迫撃砲弾のほかに、輸出市場向けの競争力強化を目的に開発された各種の精密誘導砲弾の運用能力が付与されている。砲弾の軌道修正には内蔵する小型ロケットモーターによる制御システムを用いる[1]。誘導システムについては、ユーザーの要望に応えるため、簡易慣性誘導、セミアクティブ・レーザー誘導、衛星位置測定システムによる誘導など各種方式が揃えられている。珠海航空ショーで展示された衛星位置測定システムを用いたCS/BME1型120mm誘導砲弾の場合、命中精度はCEP(Circular Error Probability平均誤差半径)1m以下を確保するとされる[1]「2」。これは通常の120mm迫撃砲が通常砲弾を用いた場合のCEPとは比較にならない精度を得ている[2]。
CS/BME1には、偵察位置測定装置が用意されており、これを用いて前線観測員による情報を受けて、自走砲の位置情報と合わせて、自動的に諸元を算出する[1]。この一連の過程は、自走砲本体とは独立して実施し得るので、CS/SM5以外の通常の120mm迫撃砲と組み合わせて諸元を算出・伝達することもできる[1]。
【アルジェリア陸軍のCS/SM5について】
アルジェリア陸軍が採用したCS/SM5は、シャーシをCTL-181Aからアラブ首長国連邦のニムル(NIMR)オートモービル社が開発した「ハフィート(Hafeet)」6×6装輪装甲車に変更している[1]。ハフィートはアルジェリアでライセンス生産されており、装輪装甲車型がすでに配備を開始している。
動力系統は、カミンズISBe 360ディーゼルエンジン(286〜300馬力)とアリソン3200SP六段自動変速機の組み合わせで、110km/hの最高速度と600kmの航続距離を有する[1]。操縦系統にはパワーステアリング機能を備え、足回りには油気圧ダンパーを備えたダブルウィシュボーン式サスペンションを採用[1]。
装甲はNATOの装甲車防御規格であるSTANAG 4569のレベル4クラス防弾能力とレベル3クラス対地雷能力を確保しており、200mmからの14.5mm重機関銃弾および炸薬8kgの地雷に抗湛する[1]。
アルジェリア軍では、すでに中国から86式120mm迫撃砲(W-86)および、W-86を90式/92式装輪装甲車(WZ-551/WZ-551A)に搭載したSM-4型120mm自走迫撃砲を導入しており、今回CS/SM5を採用したことで中国製の三種類の120mm迫撃砲を配備するに至った。この三者は砲弾規格が共通であり、すでに調達している120mm砲弾を共用できるだけでなく、新たに精密誘導砲弾を採用した場合でも三者それぞれで運用することが出来る[1]。
中国では、輸入先での兵器の独自改修やライセンス生産を容認する傾向が強く、W-86についてもメルセデスGクラスの荷台に機力式架台を設けて、そこにW-86を搭載して車載式迫撃砲化した車両が独自開発されている[8][9]。CS/SM5についても中国製シャーシの採用に拘らず、迫撃砲システムのみを売却し、アルジェリアでライセンス生産しているシャーシへの搭載を容認したことが同システムの採用に繋がる一要因だったと推測できる。
2025年9月に行われた西アフリカのマリ共和国での軍事パレードにおいて中国から導入されたCS/SM5が披露された[10]。これは同国が中国から調達した兵器パッケージの一角を占める新装備の一つだった。マリが導入したCS/SM5は中国製CTL-181Aをシャーシとしたタイプであった。
【参考資料】
[1]腾讯新闻「外贸120自动装填迫击炮已出口!装弹调炮全自动,打完就跑太刺激」(电波震长空/
2022年1月12日)https://new.qq.com/rain/a/20220112A03MBT00
[2]YouTube-军迷天下「历时三年打造!独家探秘解放军新型120毫米车载迫击炮 某新型制导迫弹大量细节首次曝光!现场直击“曲射利刃”的强大威力!「国防科工」」(2022年1月6日)https://www.youtube.com/watch?v=UA02kai0pvs&t=413s
[3]马克「全域作战机动火力 – 171E型122毫米车载榴弹炮」『兵工科技2021.19 2021中国珠海航展专辑(下辑/室内展品)』(兵工科技杂志社)10-14ページ
[4]雪球「我军最新型的轻型高机动122毫米车载榴弹炮解疑」(2019年3月31日/喜之狼的札记)https://www.toutiao.com/article/667441363702251572...
[5]听箭「装甲“猛士”车载炮– PCL-171型122毫米车载榴弹炮」『兵工科技2021.1 2021中国新兵器』(兵工科技杂志社)23-26ページ
[6]今日头条「小车扛重炮:中国猛士120毫米超轻迫击炮,自动装填8公里全无敌」(科大烽火/2022年1月7日)https://www.toutiao.com/article/705032799378012622...
[7]大公网「国产新型120毫米车载迫击炮:一键调炮到位仅需30秒」 (作者:马浩亮/大公报/2022年1月10日)http://www.takungpao.com/news/232112/2022/0110/675...
[8]CarNewsChina.com - China Auto News「Zhuhai Airshow: Dongfeng EQ2050 gets a 120mm mortar」(2014年11月6日/W.E. Ning)https://carnewschina.com/2014/11/06/zhuhai-airshow...
[9]Defence Web「New mortars for Algeria」(2018年5月4日/Written by defenceWeb) https://www.defenceweb.co.za/land/land-land/new-mo...
[10]Defense Web「Mali’s military displays new hardware during anniversary parade」(Guy Martin/2025年9月30日)https://defenceweb.co.za/land/malis-military-displ...
中国陸軍