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FC-31戦闘機「鶻鷹」（J-31/殲撃31）編集する

最終更新： rglc85tj8h rglc85tj8h 2025年04月25日(金) 21:12:26履歴

▼動画「中国 歼-31 Chinese Stealth J-31 鹘鹰 (FC-31) Demo Flight Air Show China 2014 第十届中国国际航空航天博览会 J-35」2014珠海航空ショーでデモフライトを行ったFC-31試作一号機（31001号機）

▼動画「2.0版FC-31加速试飞透露急切心情，何时才能出口」FC-31試作三号機（310003号機）に関する紹介動画

▼動画「Shenyang Aircraft Corporation Unveils Details of New Chinese J-31B Fifth-Generation Fighter」2024年に発表された宣伝動画に登場したFC-31の拡大改良型？「J-31B」に関する動画

▼遼寧省瀋陽市にある瀋飛航空博覧園に展示されているFC-31試作二号機。静強度試験機としてテスト後に展示された。機体には試作一号機と同じ機体ナンバー「31001」がペイントされているが、これは試作一号機を模したもので本当の31001号機ではないことに注意。（写真は執筆者による撮影）


▼2018年珠海航空ショーで展示されたFC-31（模型）を後方から撮影した写真。試作一号機の黒色からグレーに塗装が変更されている。エンジンノズル部の鋸歯状の加工に注意（執筆者撮影）

▼2018年珠海航空ショーで展示されたFC-31（模型）のウエポンベイの写真。4発の中距離空対空ミサイルが収納されているのが確認できる。（執筆者撮影）

■性能緒元（FC-31試作一号機/31001号機）[3][12][9][13][19]
空虚重量12.5t
通常離陸重量17.5t
最大離陸重量約28t
全長16.8m
全幅11.5m
全高4.8m
エンジンクリモフRD-33、もしくはRD-93（ドライ51.975kN N、A/B 84.5kNもしくは86.299kN）×2
最大速度M1.8
燃料搭載量5,000kg(機内のみ)
作戦行動半径800km/1,700〜1,800km（機内燃料のみ/増倉2本（合計3,800L）使用時）
兵器搭載量8,000kg(機内2t／機外6t)
ハードポイント10箇所（機内×4、機外6）
武装PL-12アクティブ・レーダー誘導空対空ミサイル（霹靂12/SD-10）
　PL-10短距離空対空ミサイル（霹靂10）
　各種ミサイル/爆弾/ロケット弾など
乗員1名

■性能緒元（FC-31試作三号機/31003号機）[3][12][9][13][19][21]
空虚重量13.5t
通常離陸重量18〜20t
最大離陸重量約28t
全長17.3m
全幅11.5m
全高4.8m
エンジン貴陽黎明 WS-13Eターボファンエンジン「泰山」（ドライ51.96kN、A/B 85〜86.3kN）×2
最大速度M1.8
燃料搭載量7,200kg(機内のみ)
作戦行動半径1,250/1,900km(機内燃料/増倉使用）
兵器搭載量8,000kg（機内2,000kg/機外6,000kg)
ハードポイント12箇所（機内×6、機外×6）
武装PL-15中距離空対空ミサイル（霹靂15）
　PL-12アクティブ・レーダー誘導空対空ミサイル（霹靂12/SD-10）
　PL-10短距離空対空ミサイル（霹靂10）
　各種ミサイル/爆弾/ロケット弾など
乗員1名
FC-31戦闘機「鶻鷹」（J-31/殲撃31）は中国航空工業第1集団公司（AVIC-I）傘下の瀋陽航空機工業（SAC）第601研究所によって開発されたステルス戦闘機である。設計主任はJ-15艦上戦闘機の開発も担当したSACの孫聡技師[1]。

同機はSACのプライベートベンチャーとして自主開発されている戦闘機であり、FC-31の名称も輸出向け戦闘機に付与されるもので、初めは中国空軍の戦闘機であることを示す「殲撃/J-××」の制式名称は存在しなかった。しかし、2024年になって兵器ショーにおいて「殲-31」の名称を記された模型が展示されたことで、同機の名称として「J-31（殲撃31）」が使用されているのが明らかになった[2]。公式のニックネームとして「鶻鷹」（和名シロハヤブサ、英語名GyrfalconもしくはFalcon Eagle）の名称が付与されている[3]。

【開発経緯】
SACは1980年代末から90年代初頭にかけて、「1993工程」「第三世代戦闘機」「戦闘機D」などと呼ばれる計画名称で次世代戦闘機に関する研究に着手した[4]。

2000年代にはいると、SACは中国空軍の次世代戦闘機計画に、カナード翼と主翼と尾翼を有する三枚翼機（「トライプレーン」配置）の設計案（外部からはJ-19や「雪鵠」と呼称された [4][5][6]）を提案するが、最終的には成都航空機工業（CAC）/第611研究所が提案した設計案（後のJ-20戦闘機）が空軍に採用される結果となった[4][5][6]。

次世代戦闘機競争で一敗地に塗れたSACでは、2007年から「310工程」の計画名称で、中国第四世代（西側第五世代戦闘機に相当）の中型マルチロールステルス戦闘機を開発していると噂されるようになった[3][7]。それが、具体的な形として明らかになったのは、2011年9月に北京で開催された無人機グランプリ大会「国际无人飞行器创新大奖赛（英語名International uav innovation Grand Prix）」 に「F-60」と命名された次世代戦闘機の模型が出展された時であった[3][7]。

F-60は、カナードデルタ翼のJ-20とも、三枚翼式のJ-19とも異なり、通常の主翼とV字式垂直尾翼と水平尾翼を備えた双発エンジンの戦闘機であった。その翼配置やワンピースキャノピーなどの要素は、アメリカのF-22戦闘機との類似を感じさせたが、インテークについてはF-35戦闘機でも採用されているDSI（Diverterless supersonic airinlets）方式が採られていた[7]。この時点では、F-60の具体的な情報は不明であったが、この縮尺模型を用いて空力特製の調査や基本設計の確認・変更などが行われたと見られている[8]。

翌2012年9月になると、主翼を取り外して厳重に梱包された状態の戦闘機らしき機体が遼寧省瀋陽から陝西省西安に向けて路上輸送されている最中を撮影されたことで再び話題に挙がった[7]。この時点では、この新型戦闘機の名称は「J-21」ではないかと予測されていた。同年10月には、SACの保有する飛行場で地上駐機中の新型戦闘機が撮影された。この機体には、機首に機体番号「31001」、インテーク直後と垂直尾翼に鷹のイラストと「鶻鷹」のロゴが記入されており、この機体番号「31001」は、「310工程」の「01号機」を意味していると考えられ、同機の名称は「J-31」ではないかと推測されるようになった[7]。

同機の初飛行は同年10月31日に行われた[7]。この戦闘機の開発はSACのプライベートベンチャーであり、当初は外国市場への売り込みを目的としたことから機体名称は中国軍向けの型式名J-31ではなく、輸出戦闘機を表すFC-31（FCはFighter Chinaの略称）とされた[3]。

31001号機はSACでは「中型隠身验证机（中型ステルス技術実証機）」と位置付けられており、実用戦闘機開発の前段階となる技術実証機に当たる存在で、空力設計、機体構造、製造技術、素材技術など第五世代戦闘機開発に必要な各種技術の実用試験を行い、SACが第五世代戦闘機を開発できることを内外に示す目的があった[9][10]。各国に開発計画への関心を抱いてもらうため2014年の珠海航空ショーでは試作一号機によるデモフライトを行っている。そして、同航空ショーでは機体各部に設計変更を加えたFC-31の模型が展示され、今後の開発の方向性が示された[11]。

【試作1号機に関する技術的特徴について】
FC-31の試作一号機（31001）は、胴体中央にウエポンベイを備え、機体の各部パネルにはレーダー反射断面積抑制を意図したギザギザ状の加工が施され、DSIインテークを採用するなど、ステルス性を意図した設計が各部に見られる[12]。キャノピーは、模型機であるF-60の段階ではワンピース式だったが、試作一号機では分割式キャノピーに変更されており、後方に開いた後にパイロットが座席に乗り込む形となる。射出座席には、ロシア製ズヴェズダK-36Dを採用している[3]。

機体の規模としてはアメリカのF-35と比べられることが多い同機だが、試作一号機の外観はF-35よりも、同じく米軍のF-22戦闘機との類似性が多いことが指摘されている[3][9]。肩翼配備の低アスペクト比の先端切り落としデルタ翼、約25度外側に傾斜した大型の台形双垂直尾翼、全遊動式水平尾翼、主翼と水平尾翼を同一線上に配置、相応の揚力を生み出す平底胴体など、試作一号機とF-22には共通する特徴が多い[3][9]。一方で、主翼翼端の形状はF-35に近く、インテークにDSIを採用、胴体側面ウエポンベイを有さないなどの点も共通している。なお、機体背部にエアブレーキを備えているのは、F-22にもF-35にもない本機の特徴と言える[13]6頁。エアブレーキは試作機であるYF-22には存在したが、F-22としての量産化に当たって廃止されている[14]。

カナードデルタ＋双垂直尾翼という構成だった成都CACのJ-20戦闘機とは異なり、FC-31試作一号機は肩翼配置の先端切り落としデルタ翼に、外側に傾斜した双垂直尾翼＋水平尾翼という、一般的な戦闘機でよく見られる形式を採用している[12][15]。機体と主翼フレームは一体化して鍛造する製造方式が採用されており、これは機体強度の確保と軽量化を両立するための選択であった[9]。主翼の前縁後退角は約45度で、ほぼ全翼幅に渡って前縁フラップを配置しており、後縁には比較的大型のフラップペロンが備わっている[8]。双垂直尾翼は固定式で方向舵を持ち、水平尾翼は全遊動式で、J-20が装備したベントラルフィンは採用されていない[15]。水平尾翼の前縁後退角は約45度で、主翼の前縁後退角と統一されている[9]。

J-20が大型戦闘機として設計されたのに対して、FC-31は米F-35などと同クラスの中型戦闘機として開発され、機体サイズもF-35の艦載型F-35Cに近い寸法に収まっている。ただし、F-35と比べるとFC-31試作委一号機の方が、機体が扁平で、その分だけ空気抵抗は少なくなっていると見られている[3][9]。これは機内搭載量の差によるところが大きく、FC-31試作一号機とF-35の最大離陸重量には25tと31.6tとかなりの差が存在した[9][16]。F-35が大推力のF135ターボファンエンジンの存在を前提として単発エンジン戦闘機として実用化されたのに対して、FC-31では同等のエンジン推力を確保するために双発エンジン戦闘機となった点が大きく異なる[12]。FC-31の発展型であるJ-35の情報として、双発エンジンを採用したことで単発エンジンのF-35Cと比べて約600kg重量が増加し、全長と全幅もそれぞれサイズが大きくなりFC-3１試作一号機を例にとると単発エンジンに比べて約350kg重量が増してしまうと見積もられている[9]33頁。一グラムでも重量を軽くしたい航空機にとって、これは設計上の不利となりかねない要素である。また、双発エンジンは機内レイアウトにも影響を与えたのは必至であり、FC-31が単発機であるF-35よりも双発機であるF-22との類似点が多くなった理由と見なし得るだろう。

FC-31試作一号機のスペックについては、2015年珠海航空ショーで公開されたデータが良く知られている。[13]30頁。それによると、試作一号機の性能諸元は以下のようになる[9][13]30頁。

▼FC-31試作一号機の性能諸元[3][9][19]
全長全幅空虚重量通常離陸重量最大離陸重量エンジン推力搭載兵装燃料搭載量作戦行動半径最高速度
FC-31試作一号機16.8m11.5m12.5t17.5t約25t84.5〜86.299kN×28,000kg（機内2,000kg/機外6,000kg)5,000kg前後800/1,700〜1,800km(機内燃料/増倉使用)マッハ1.8

FC-31試作一号機は、通常離陸重量での推力重量比は1.0であり、燃料50%、標準兵装搭載状態で推力重量比1.1となり、西側第四世代戦闘機に相当するとされる[13]31頁。

同機の航続距離については情報が錯綜しており、2015年の発表では詳しいデータはなかった。ただし、機内燃料のみでの作戦行動半径が1,200kmとの情報がある。ただし、空虚重量と通常離陸重量の差を考慮すると燃料搭載量は5t程度となり、これで1,200kmの作戦行動半径を実現するのは困難だと見られている[13]31頁。現実的に1,200kmの作戦行動半径を実現するには、機内燃料に加えて増加燃料タンク二本（燃料3.8t）を装備すれば、この数値を実現できる目途は立つだろうと推測されている[13]31頁。

この試算をもとに、FC-31試作一号機の航続性能を算出すると、機内燃料のみだと1700〜1800km前後で、作戦行動半径は最大でも800kmに届く程度と見積もられている[13]31頁。これはFC-31と同じ中型戦闘機である第五世代戦闘機F-35A戦闘機の1,093km以上にはかなりの差をつけられている[17]。これは同機の8tを越える燃料搭載量（8,278kg）に起因するものであり、F-35AとFC-31は、外観は似ていても機内容積は大きな相違があるのが見て取れる。機内容積の少なさは、同機の実用化に向けた開発の中で問題となり、その後、改善を意図した設計変更が施されることになる。

試作一号機には、ソ連のMiG-29戦闘機向けに開発されたロシア製のクリモフRD-33（もしくはその派生型であるRD-93）ターボファンエンジンが採用されたが、これは一時的な措置で将来的にはエンジンも国産化することが目されていた[12]。RD-33は各種タイプが存在するが、FC-31試作一号機が搭載したものは、ドライ51.975kN、アフターバーナー使用時84.5kNもしくは86.299kNの推力を有しているとされる[3][13]31頁。ただし、試作一号機に積まれたRD-33は、ステルス性改善などの措置を施すことなく搭載されている[2]。ゆえに、機体後方からのステルス性に悪影響が及ぶと考えられるが、これはエンジン換装を前提とした過渡的措置と割り切って許容されたものと推測し得る。試作一号機の推力は二発合計で169〜172.598kNとなるが、これは同クラスの中型ステルス戦闘機のF-35Aと比べると、同機は単発エンジンであるにもかかわらず、175kN級と、FC-31試作一号機のそれを凌駕していた[17]。F-35シリーズを設計上のベンチマークとするなら、エンジン推力もそれに見合った水準にまで高めることは不可欠であり、その後の開発作業では搭載エンジンの推力向上が重要なポイントとなった。

降着装置について、前脚・主脚共に前に引き上げる形で機内に収納される[3]。前脚はダブルタイヤになっているが、通常の陸上戦闘機ではシングルタイヤが一般的であるため、ダブルタイヤの前脚が用いられる傾向がある艦上戦闘機との類似性を指摘する向きも存在した[18]。これはSACが、FC-31の開発当初から海軍への採用を念頭に置いていたことを現すものだと判断することができるだろう。着陸時の減速に使用するドラッグシュートは、二基のエンジンノズルの中間にあるテイルコーン内に収納されている[3]。

【兵装】
FC-31試作一号機は、胴体中央部にウエポンベイを設けており、4箇所の搭載ステーションを用意している[3]。FC-31のウエポンベイは、胴体中央に配置され左右のドアを解放するF-22やJ-20のものと共通した方式を採用しており、F-35のように胴体中央に二箇所のウエポンベイを配置した方式とは異なっている。ただし、機体サイズの問題から、大型機のF-22やJ-20のような胴体側面ウエポンベイは採用されていない。ウエポンベイに搭載可能な兵装搭載量は2t程度と見積もられており、PL-12中距離空対空ミサイルであれば4発を収納[9][13]31頁。

主翼下に主ハードポイントがあり、内側の二箇所が重重量用、外側の一箇所が軽重量用となっている[15]。ステルス性を意識せずに済む任務の際には、これらのハードポイントに各種兵装を搭載して搭載兵装を倍増させることも想定されている。外部兵装の搭載ペイロードは最大で6t以上とみられている[13]31頁。

固定武装となる機関砲についての情報は無く、技術実証機であることも考慮すると未搭載である可能性が高いと思われる。

【アビオニクス】
FC-31のアビオニクスの設計ではオープン・アーキテクチャー概念が導入されており、先進的なレーダー・光学電子センサー・統合デジタルデータリンクシステムなどが採用されるとされる。ただし、試作一号機は技術実証機であるため、レーダーは未搭載で、アビオニクスについてもテストに必要なものを装備するにとどまっている[8][13]31頁。

FC-31試作一号機のコクピットはグラス化されており、LED技術を用いた三基の大型液晶多機能ディスプレイと、広角ホログラフィックHUD(Head Up Display)から構成されている[3]。レーダーは未搭載だが、機首レドームの基部に傾斜が見られることから、角度を付けてレーダーアンテナを搭載することが想定されていると見られる。これはステルス性向上の観点からの配置であろう。

機体制御にはフライ・バイ・ワイヤ方式が採用され、操縦桿はサイドスティック方式が取り入れられている[3]。

【総評】
SACにとっては、自社資金でFC-31の開発を行うことで、開発ノウハウを蓄積しつつ、FC-31の潜在的な顧客候補と見込まれていた国外ユーザーと、将来的に第五世代艦載戦闘機が必要になることは明白な中国海軍を意識して、彼らに対してアピールを行うことに意義があった[19]24頁。

FC-31試作一号機はSACにとってステルス戦闘機の開発ノウハウを積むための技術実証機としての側面が強く、飛行機としての性能はMiG-29やF-16、ラファール、ミラージュ2000などの第四世代戦闘機と大差ない水準に留まっていた[19]24頁。この技術実証機を実用戦闘機にまで昇華させるには、高推力エンジンの搭載、ステルス性能のさらなる改善、高度なアビオニクス、センサー、データリンクの実装など、数多くのハードルを越える必要があるのは明白で、潜在的なユーザーの関心を引くには至らなかった[19]24頁。

だが、それはSAC自身も既に織り込み済みであり、自社資金の供給を続けつつ、試作一号機により得られた技術的蓄積を基盤として、開発作業を継続していく事となった[19]24頁。

【FC-31試作二、三号機について】
初飛行と航空ショーでの展示飛行を成功させたFC-31試作一号機であるが、SACでは当初から同機は技術実証機であり、その成果を生かした実用化に向けた改良型の開発を進めていた。2014年珠海航空ショーで展示された模型が、その改良型に当たる機体であり、試作一号機と比較すると基本的なレイアウトこそ踏襲していたものの、その細部は大いに異なる設計が施されることになった[11]。

▼試作一号機との変更点[11]
主翼翼端形状の変更主翼翼端の切り落としが直線的な加工から、後端部も切り落とした形に変わる
垂直尾翼の形状変更F-22に似た台形から、後方に傾斜したものに変更され、先端部の前後が切り落とされた形状を取り入れている
水平尾翼の形状変更主翼翼端の処理と同じく、切り落としが直線的な加工から、後端部も切り落とした形に変わる。主翼形状と共通した形状を採用。
エンジンノズルの形状変更試作一号機の丸型ノズルから、ノズル先端部に鋸歯状のギザギザ加工を施した形状に変更。これはステルス性改善のための措置と推測される。
キャノピー形状の変更二分割式キャノピーから、リブの無いワンピースキャノピーに変更
光学電子センサーの追加機首下部にF-35のEOTS（電子光学目標指示システム）に類似した多角形フェアリングが増設された。これは赤外線暗視装置やレーザー照準装置などを内蔵した電子光学センサーと考えられた

しかし、FC-31の開発はSACによる自社開発であり、空軍の次世代戦闘機計画に採用され国家資金のバックアップを受けることが出来たJ-20戦闘機のような開発ペースは望めず、その進捗は遅々たるもので、一時は開発中止の噂まで囁かれるほどだった[21]。

しかし、SACではこの時期も開発を継続しており、31001号機に続いて静強度試験に用いるための試作二号機を製造していた[20]。試作二号機は、試作一号機（31001号機）と大きく異なる外観となっており、上記の2014年珠海航空ショーで展示された模型の設計を基にして製造されたことが伺える。ただし、試作一号機の特徴も見受けられるので、過渡的な存在であることも考えられる。地上試験用に製造されたため、飛行テストは想定されていない。試作二号機の機体ナンバーは明らかにはされていないが、「31002号機」と推測される。

同機はテストを終えた後、2021年7月からSACの作った瀋飛航空博覧園に展示されている[10]。機体には試作一号機と同じ機体ナンバー「31001」がペイントされているが、これは試作一号機を模したもので本当の31001号機とは別の機体であることに注意[20]。

外部からはその動向が明らかでなかったFC-31の開発が継続していたことが明らかになったのは一号機の初飛行から4年を経た2016年に入ってからであった。SACでは、三機目の試作機の細部設計を同年までに完了[9]。この時点では、静強度試験機である試作二号機の存在が知られていなかったので、これが試作二号機で機体ナンバー31002号機であると思われていた[9]、試作三号機は、2016年12月18日にタキシングしている所を撮影され、その5日後に当たる12月23日に機体ナンバーを施していない状態での初飛行に成功した[3]。その後、2019年9月までにライトグレーの機体塗装が施され「31003」の機体ナンバーを記載した状態の同機が撮影された[3][12]。これにより、この機体が試作三号機であると確証がとれた。

【試作一号機と試作三号機の相違点について】
ここでは、混乱を避けるため試作三号機に名称を統一して、試作一号機との相違点について記述する。

試作三号機は、2014年の珠海航空ショーで登場した模型との共通点が多い機体である。主翼と垂直／水平尾翼については、模型と同じ形状が採用されており、外観から受けるF-22との類似感はかなり減じられた。一方で、模型との相違点も存在する。キャノピーはワンピースキャノピーに変更されたが、模型のキャノピーには無かったリブが組み込まれている[13](6頁)。模型では存在した機首下部の多角形フェアリングは搭載されておらず、電子光学センサーの搭載は試作機三号機のロールアウトの段階では見送られた模様[13](6頁)。

前述の通り、垂直尾翼は、F-22に似た台形から、面積を縮小した上で後方に傾斜した形状に変更されている。これは、大向え角での飛行性能改善を意図する設計変更であるとされる[13]32頁。主翼翼端の切り落としが直線的な加工から、後端部も切り落とした形に変更されたのは、ステルス性改善を意図した設計であり、水平尾翼についても主翼翼端と同じ形状に統一したのも同様の目的による[13]32頁。ただし、先行するF-22、F-35、J-20といったステルス戦闘機と比較すると、主翼と機体の接合部分の処理は「簡単」で、その分だけステルス性においては不利になることが指摘されている[13]32頁。この辺りは、どの方向からのステルス性を優先するかという設計上のトレードオフであると見られており、正面からのステルス性についてはF-22やF-35と同等で、サイズが小さいがゆえにJ-20より優れている可能性もあるが、側面や後面については、正面ほどは優先されていないと推測されている[13]32頁。

降着装置収納パネルの形状が変更されたのも試作三号機の特徴。試作一号機では、前脚収納パネルは右開き式、主脚収納パネルは下開き式のそれぞれ一枚パネルだったが、試作三号機では、前脚は観音開き式の二枚パネルに、主脚パネルは前後に分割された二枚パネルとなり、上開き式に変更されている[13]6頁。

機体サイズは試作機一号機よりも50cm長い17.3mになり、胴体横幅も大きく取られている。これは機内容積拡大のための措置であり、キャノピー後方の胴体背部の盛り上がりが高くなり、エアブレーキが廃止されたのも同じ目的による設計変更[13]6頁。これにより、燃料搭載量の増加や各種機材の追加に必要な空間の確保に有利となった。機内容積の拡大は、ステルス性を優先して機外搭載が制限されるステルス機としては重要な改良点。最大離陸重量は25tから28tに増加し、機内燃料搭載量は5,000kgから7,000〜7,200kgにまで大幅な増加に成功している[9]28頁[13]32頁。

▼FC-31試作一号機と試作三号機の性能比較[3][9][19]
全長全幅空虚重量通常離陸重量最大離陸重量エンジン推力搭載兵装燃料搭載量作戦行動半径最高速度
FC-31試作一号機16.8m11.5m12.5t17.5t約25t84.5〜86.299kN×28,000kg（機内2,000kg/機外6,000kg)5,000kg前後800/1,700〜1,800km(機内燃料/増倉使用)マッハ1.8
FC-31試作三号機17.3m11.5m13.5t18〜20t約28t87.3kN×2（将来的には93.16kNに向上）8,000kg（機内2,000kg/機外6,000kg)7,200kg1,250/1,900km(機内燃料/増倉使用)マッハ1.8

機内容積の拡大は必然的に機体の大型化に繋がる。それは空気抵抗の増大や機体重量の増加として跳ね返り、飛行性能に悪影響を及ぼしかねない。これに対処するため、FC-31試作三号機は、主翼、水平/垂直尾翼、機体表面、ウエポンベイ部のドアなど、機体の広範囲にわたって複合材、チタニウム合金、アルミニウム・リチウム合金の使用範囲を拡大[13]32頁。さらに、重量増を最小限に抑えるため、当時導入が進んでいた3Dプリンタ製造技術と新型複合素材技術を活用して、試作一号機に比べて構造重量を26.8%減ずることに成功した[9]32頁。これらの設計変更により、機体の構造重量を400kg近く減量することが出来たとされる[9]28頁。

【兵装】
FC-31試作三号機が、機内容積拡大を追求したのは、ウエポンベイに割く容積を確保するのも狙いの一つであった[13]32頁。全長と胴体幅がそれぞれ増えたことでウエポンベイの容積も拡大され、縦は4m、横は2mに迫る長さを確保できたと見られている[13]32頁。これはJ-20の胴体ウエポンベイ（縦4.5m未満×幅2.5m以上）に近い大きさであり、通常型のPL-15中距離空対空ミサイルであれば4発、これを翼折りたたみ機構を採用すれば最大6発の収納が可能となった[13]32頁。この時点では、中国には主翼折りたたみ式の中距離空対空ミサイルは存在しなかったが、後の2024年珠海航空ショーでは折りたたみ機構を実装したPL-15Eが登場する[22]。主翼下には合計6箇所のパイロンが存在するので、ステルス性を考慮しなくて済む場合には合計12発の中距離空対空ミサイルを搭載することが出来る[13]32頁。

【エンジン】
FC-31試作一号機はロシア製RD-33エンジンを搭載したが、前述した通り、これは国産エンジンが出来るまでの繋ぎであった。FC-31が十分な性能を発揮するには推力向上が不可欠であり、外国製エンジンを使用した場合は第三国への輸出において供給国の認可が必要となるため、輸出において制約となるリスクが存在した。その点からも、FC-31用エンジンの国内供給体制の確立は、実用化にとって不可避の課題であった[13]33頁。

中国では完全新規設計の中型ターボファンエンジンWS-19（渦扇19）の開発を進めていた。これは将来の第五世代戦闘機向けに開発されていたエンジンで、その推力はミリタリーで76.492kN、アフターバーナー使用時98.066〜102.970kNを目標としていた[9]34頁。しかし、これは早期の実用化は困難であり、何らかの代替手段が不可欠であった。その代替手段として選ばれたのが、WS-13E「泰山」ターボファンエンジンである。

中国は、冷戦終結後に関係改善したロシアからRD-33エンジンに関する技術を比較的安価な価格で入手することに成功した[23]。当初は、中国にはRD-33の搭載を想定した軍用機が存在しなかったため、同エンジンに関する技術と資料の入手は、中国の軍用ジェットエンジン研究開発力の向上を目指しての措置であったとされる[23]。

風向きが変わったのが1998年で、この年、中国とパキスタンの共同開発機であるFC-1戦闘機(殲撃9/JF-17/スーパー7)にロシア製RD-93（RD-33の改良型）を搭載することが決まった[23]。当初、ロシアは兵器の大口輸出先であるインドとの関係悪化を懸念したが、エンジンの大量輸出という機会をふいにすることも本意ではなかった。最終的に、中国に100基のRD-93を供給し、それを中国自身で使用、もしくは第三国への輸出を許可するライセンスが与えることで合意が得られた[23]。この契約では、エンジンのその後のメンテナンスと修理は中国が責任を負うとされ、RD-93は中国から輸出される形をとるため、「WS-13」の国内エンジンナンバーが付与されるに至った[23]。エンジンのニックネームは「泰山」の名が与えられている。

RD-33は1970年代に実用化された低バイパス比のターボジェットエンジンで、安定した性能、高い出力、圧縮機の高いマージンを備えていた。ただし、設計時期の問題から、1990年代になると一部の技術は時代遅れとなっていた。中国では、1980年代に開発に着手されたものの実用化に至らなかった国産中型ターボファンエンジンWS-12の技術を応用して、RD-93／WS-13の近代化を図ることを決めた。この開発は、624廠と貴陽黎明発動機設計研究所が担当した[23] [24]。これと並行して、ロシアのクリモフ設計局と協力してRD-33の改良型開発も進められ、RD-33MK/RD-33MKMと言った発展型が開発されている[23]。

WS-13の開発は段階を踏んで行われ、最初はRD-33の四段式ファンがWS-12の三段式ファンに換装された。これによりエンジン全長を短縮しつつ、強度の高いファンに換装したことでバードストライクに対する抵抗力の改善が実現した。ファンの更新で圧縮比がわずかに高まり、RD-33がミリタリー／アフターバーナー使用時の推力が49.4kN/84.5〜86.299kNだったのに対して、54kN/88.94kNに向上している[23]。

WS-13のテストは1996年に開始され、98年に最初の試験に合格した[23]。ただし、純粋な輸出モデルだったため開発作業は遅れがちであり、その実用化は1990年代後半から2015年まで延期された[23]。2006年に地上試験を開始、2010年にはFC-1戦闘機に搭載して試験飛行に成功、予定より一年早い2014年に制式化され開発作業を完了している[25][26]。ただし、WS-13はRD-93のバックアップ的存在であり、RD-93の再輸出が認可されなかった場合の選択肢としての意義は大きいものの、各国で採用されるFC-1/JF-17はRD-93搭載型であり、WS-13搭載FC-1/JF-17は現段階では販売ラインナップに掲載されただけの状態に留まっている。このようにFC-1戦闘機のエンジンのバックアップ需要だけでは生産数は限定されてしまうため、さらなる派生型の開発が図られている[25]。無人機などでの運用を想定してアフターバーナーを外したWS-13Aに続いて開発されたのが、軽量化と出力向上を狙った改良型であるWS-13Eであり、これがFC-31試三号機のエンジンとして採用されている[25][26]

試作三号機が搭載したWS-13Eは、WS-13をベースにして中国で改良・国産化が図られたエンジンであり、その推力は、初期は85〜86.3kN、次第に推力を向上させていき、改良型では93.16kNにまでパワーアップすることが目指された[13]32〜33頁[21]27頁。

改良・国産化作業においては、まず元の構造の見直しが行われ、エンジン重量の軽減、推力の向上を図ると共に、エンジンの制御をデジタル化するとともにアフターバーナーの換装が行われた[21]27頁。これにより、エンジンの信頼性と推進効率の改善に繋がった。WS-13Eの推力はミリタリー51.96kN、アフターバーナー使用時に85〜86.3kNと一定の能力向上を実現したが、燃費についてはRD-33と大差ない水準にとどまったとされる[21]27頁。RD-33を搭載した試作一号機は飛行の際にエンジン排気に黒煙が混じることがあったが、WS-13Eではスモークレス化が図られており、黒煙発生を抑制しているとされる[2]。WS-13Eは2017年に地上試験を行い、同年中に制式化と量産段階に入った[25]。

F-35と比較すると、充分な推力を持った戦闘機用ターボファンエンジンの欠如はFC-31の設計に影響を与えずにはいられなかった。F-35と比較して、機内搭載量の上で不利になるのもいとわず空力的な洗練を重視したFC-31の設計は、エンジンパワーの余裕のないエンジンを積んだうえで飛行性能を確保することを求められた設計陣の取捨選択によるものだと見なすことができる[13]32〜33頁。

FC-31は将来的には、WS-13Eから新開発のWS-19、もしくはWS-13Eの推力向上型であるWS-21に換装することで推力不足を完全に解決して、飛行性能やペイロードを改善することが想定されている[13]33頁。これらのエンジンについては、FC-31の発展型であり中国海・空軍に採用されたJ-35艦上戦闘機（海軍）、J-35A戦闘機（空軍）の項で解説を行う。

【中国軍への採用〜J-35への道】
SACのFC-31について、中国空軍はJ-20戦闘機の開発・配備に傾注し、FC-31に関心を示す事はなかった[10]41頁。SACでは、F-35の調達が期待できない国々からの採用を期待したが、こちらについても、FC-31がSACの自社開発であり、実用化までにはまだかなりの投資を要することから、共同開発のパートナーは得られなかった[10]42頁。

この情況に変化が生じたのは、中国海軍の動向であった[10]42頁。中国海軍は、アメリカ海軍におけるステルス戦闘機F-35B/Cの配備の進捗具合を見て、ステルス戦闘機に対抗するにはこちらもステルス戦闘機を保有する必要があると認識。双発エンジンの中型ステルス戦闘機であるFC-31は、艦上戦闘機としての適性があると判断し、FC-31を艦上戦闘機として発展させるための資金供給を開始した[10]42頁。海軍の動きに空軍も追随することになり、ここに至ってFC-31は中国海・空軍での採用を前提として開発を進めることが決定され、新たにJ-35/35A（殲撃35/35A）の制式名が与えられる運びとなる。これ以降の動向は、J-35艦上戦闘機（海軍）とJ-35A戦闘機（空軍）の項で記載する。

【輸出向け戦闘機としてのFC-31/J-31】
J-35/35A戦闘機は、2024年珠海航空ショーで正式に一般公開され、デモ飛行や模型の展示が行われるようになったが、これと並行してFC-31も引き続き、外国での採用を目指して各国への売り込みが続いている。前述の通り、2024年になると兵器ショーで「殲-31」の名称を記された模型が展示されたことで、同機の名称として「J-31（殲撃31）」が使われるようになったことが明らかになった[2]。ただし、FC-31の名称もまだ見受けられることから、これが輸出向け軍用機の命名規則の変更なのか、一時的な措置なのかは今後の動向を注視する必要があると思われる。

2024年2月にサウジアラビアのリヤドで開催された兵器ショーには、「FC-31バージョン3.0」の通称で呼ばれるFC-31の新たなタイプの模型が展示された[27]。同機は、最新式のステルス塗料の採用などでステルス性のさらなる改善を図っている[27]。さらに、パイロットの視野角を大幅に拡張するヘルメットディスプレイシステムなど、J-20と同様のアビオニクスが実装された[27]。これによって、目標検出、外部情報の統合能力、状況認識および情報共有能力、視界外距離の複数目標攻撃および広範囲なオフボアサイトでの全方向攻撃能力、地上および海上目標に対する精密攻撃能力における優位性を獲得したとされる[27]。

中国軍が採用したJ-35/35Aと比べると、キャノピーはFC-31試作三号機の形状を踏襲しており、キャノピーが胴体背部に連続する形状を採用したJ-35/35Aとの識別点となっている[27]。

FC-31については、パキスタンが導入を検討していることが明らかになっている[28][29]。ただし、パキスタンが導入を考えているのは、中国空軍向けのJ-35A戦闘機の輸出版であるJ-35AEではないかという報道もあり、今後の展開が注目される[28] [30]。さらに、中国では、FC-31の中東諸国に向けた売り込み活動を行っている。中東では、アメリカからのF-35戦闘機の導入を希望する国々も存在したが、イスラエルとの関係を懸念したアメリカが輸出に消極的なため、それに代わる第五世代戦闘機の需要をFC-31によって獲得し得るという見込みがある。中国は、FC-31は第五世代戦闘機としては比較的手ごろな価格の機体であり、その販売には厳しい政治的条件を課さないことで、国際兵器市場における競争力を確保しようとしている[27]。

【発展型？J-31Bについて】
2024年6月29日に公開されたSACの73周年記念プロモーション動画の中でCGが公開されたのが、J-31B「鶻鷹」[31]。

CG画像から得られる情報をもとに検討すると、J-31Bの前輪は単輪であることから、陸上基地からの運用を前提とした戦闘機であると見られる。機体の外観はJ-35/35Aよりも、FC-31/J-31の流れを継いでいる印象が強い。最大の変更箇所は、胴体側面ウエポンベイの追加であり、これにより外部兵装を未搭載時の空対空兵装の搭載数の増加に成功している。CGを観察すると、このウエポンベイ一基には2発の空対空ミサイルが収納されていることが指摘されている[32]。これは、先行するF-22AやJ-20よりも胴体側面ウエポンベイのミサイル搭載数が多いことを意味し、両機よりも胴体側面ウエポンベイの容積が大きく取られている可能性が高い。ただし、もともとのFC-31/J-31が中型戦闘機であることを考慮すると、このような胴体側面ウエポンベイの追加を可能とするため機体サイズの大型化もありえると考えられている[32]。

J-31Bの詳細は現時点では不明であるが、今後の動向が注目される派生型であると見なし得る。
【参考資料】
[1]ETtoday新聞雲-ETtoday軍武新聞「請等待殲-31好消息　總設計師孫聰：不久將看見它的發展」（2019年7月10日）https://www.ettoday.net/news/20190710/1487039.htm
[2]Chinese Military Aviation「J-35/31/FC-31 Gyrfalcon」 http://chinese-military-aviation.blogspot.com/
[3]Yefim Gordon and Dmitriy Komissarov『Chines Air Power』(HIKOKI PUBLICATIONS/2021年)378〜382頁
[4]Andreas Rupprecht『DRAGON’S WINGS – CHINESE FIGHTER and BOMBER AIRCRAFT DEVEROPMENT』（Classic/2013年）208〜211頁
[5]新浪军事「沈飞四代机科幻方案曝光 曾是歼20最大竞争对手(图)」（迷彩派/2017年10月12日）http://mil.news.sina.com.cn/china/2017-10-12/doc-i...
[6]新浪军事「沈飞4代战机方案设计科幻 却因一致命缺陷败给歼20」（2017年10月13日）http://mil.news.sina.com.cn/jssd/2017-10-13/doc-if...]
[7]Andreas Rupprecht『DRAGON’S WINGS – CHINESE FIGHTER and BOMBER AIRCRAFT DEVEROPMENT』（Classic/2013年）216頁
[8]青木謙知「中国国産空母搭載のステルス戦闘機J-31」『軍事研究 2018年11月別冊 米中ロの最新主力戦闘機』（Japan Military Review/2018年11月1日）91〜98頁
[9]银河「谇火-中国海军舰载战斗机的技术积累与性能选代（下部）」『舰载武器』2024.12/No.447（中国船舶集团有限公司）26〜38頁
[10]马立华「奋飞新时代—中国空军第二款隐身战斗揆」『兵工科技�甦�2024年珠海航展专辑（上）（兵工科技杂志社/2024年）41〜48頁
[11]姜浩「详析歼-31的新变化」兵工科技�甦�2014年-2014珠海航展专辑（兵工科技杂志社/2014年）11〜14頁
[12]青木謙知「瀋陽飛機工業集団 SAC 殲撃31 鶻鷹 Jianji 31 Gyrfalcon」『戦闘機年鑑2023-2024』（イカロス出版/2023年5月25日）217頁
[13]银河「从F-35看中国第五代隐身舰载战斗机」『舰载武器』2018.08/No.295（中国船舶集团有限公司）5〜8、10〜37頁。
[14]青木謙知「ロッキードマーチン F-22 ラプター F-22 Raptor」『戦闘機年鑑2023-2024』（イカロス出版/2023年5月25日）28〜32頁
[15]「これも中国版ステルス機なのか？突如出現したF-35クラスの新世代戦闘機J-31」 JWings特別編集『イカロスMOOK世界のステルス戦闘機』（イカロス出版/2012年12月31日）28〜29頁
[16]青木謙知「ロッキードマーチン　 F-35C ライトニング�� F-35C Lightning �供廖慇鐺�機年鑑2023-2024』（イカロス出版/2023年5月25日）27頁
[17]青木謙知「ロッキードマーチン　 F-35A ライトニング�� F-35A Lightning �供廖慇鐺�機年鑑2023-2024』（イカロス出版/2023年5月25日）20〜23頁
[18]手机新浪网「歼-31的前轮为什么是双轮胎的？这里告诉你原因」（2018年7月8日）https://jmqmil.sina.cn/spider2/doc-ihezpzwt2627610...
[19]银河「峰嵘初露-中国第五代舰载隐身战斗机」『舰载武器』2021.12/No.375（中国船舶集团有限公司）16〜30d頁。
[20]Global Times「China’s FC-31 fighter jet prototype completes ‘crucial’ static testing」（Liu Xuanzun/2021年7月8日）https://www.globaltimes.cn/page/202107/1228122.sht...
[21]The War Zone「Video Shows China’s Newly Constructed And Enhanced FC-31 Stealth Fighter」（TYLER ROGOWAY/2016年11月4日）https://www.twz.com/5869/video-shows-chinas-newly-...
[22]蒋红磊、一清「航空工业空空导弹、空地导弹技术最新发展」『兵工科技�甦�2024年珠海航展专辑（下）（兵工科技杂志社/2024年）37〜42頁
[23]捜狐「涡扇13曲折传奇：借外国壳重生」（大水/2017年10月31日）https://www.sohu.com/a/201453766_819742
[24]ETtoday新聞雲-ETtoday軍武新聞「殲-15總師孫聰調研新航發　暗示殲-31換「中國心」？」（2018年10月18日）https://www.ettoday.net/news/20181018/1283958.htm
[25]今日头条「航空发动机」中国涡扇航发四线并进，全面发展」（丁老板日记/2020年6月4日）https://www.toutiao.com/article/683438539719206554...
[26]手机新浪网「2.0版歼31呼之欲出：新型中推航发已开始密集测试」（2016年5月3日）https://mil.sina.cn/zgjq/2016-05-03/detail-ifxrtzt...
[27]捜狐「土豪们有福了！3.0版FC-31亮相沙特防务展，下一个买家会是谁？」（2024年2月9日）https://www.sohu.com/a/757340137_121405410
[28]Defence News India「PAF Pilots Reportedly Training on Chinese J-31 Stealth Fighter, Signaling Potential Acquisition」（Raghav Patel/2024年8月3日）https://defence.in/threads/paf-pilots-reportedly-t...
[29]Arab News「Pakistan’s army chief praises air force’s advanced weapon induction, calls it vital for regional power balance」（2024年1月3日）https://www.arabnews.com/node/2435546/pakistan
[30]RESONANT NEWS「Pakistan Air Force (PAF) Chief of Staff, Air Chief Marshal in China– J35AE Deal? 」（Rnewsauthor in General/2025年4月10日）https://resonantnews.com/2025/04/10/pakistan-air-f...
[31]联合早报「军工企宣传片显示 中国或已装备新隐身战机」（杨靖/2024年7月2日）https://www.zaobao.com.sg/news/china/story20240702...
[32]腾讯新闻「披着中型外衣的重型隐身机？歼31B恐已不输歼20」（海事先锋/
2024年7月4日）https://news.qq.com/rain/a/20240704A05HFN00
【関連項目】
J-35A戦闘機（殲撃35A）
J-35艦上戦闘機（殲撃35）
次世代戦闘機
J-20（殲撃20/J-XX/718工程）
中国空軍
中国海軍
FC-31戦闘機「鶻鷹」（J-31/殲撃31） - 日本周辺国の軍事兵器 先頭へ
 

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