日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


▼珠海航空ショーで展示されたFL-3000Nの24連装発射機模型。

▼054A型フリゲイトにFL-3000Nを搭載したCG予想図。

▼ミサイルとランチャー



性能緒元
全長
直径
翼長
重量
弾頭重量
最大速度
最大射程9,000m
誘導方式無線誘導+パッシブ・レーダー誘導+赤外線誘導

FL-3000N「飛豹」近接防空システムは、2008年11月に開催された珠海航空ショーに出展された艦対空/地対空ミサイルシステム[1][2]。開発元は中国航空航天科技集団公司[2]。FL-3000N「飛豹」の名称は輸出向け呼称であり、中国海軍での制式名はHQ-10(紅旗10)との名称が伝えられている[3]。

FL-3000Nの外観は、米独共同開発のRIM-116艦対空ミサイル「RAM」に極めて良く似ており、短SAMとCIWSの防御区間の空白を埋めるというコンセプトもRAMと同じであり、設計においてRAMを大いに参照した事が窺える。

FL-3000Nは、モジュール式で各種艦艇に簡単に搭載が可能。艦対空向け、地対空向けにさまざまな発射形式を選択できるが、珠海航空ショーでは24連装発射器が出展された。ほかに4連装、8連装、12連装発射機が用意されており、艦艇の大小に合わせて発射機を選択する事が出来る[2]。ミサイルの尖端には、赤外線センサーの他にロッド・アンテナが二本取り付けられているが、これはRAMにも採用されているパッシブ・レーダー誘導用の装置ではないかと思われる。ミサイル本体前部には安定翼2枚、後端には制御翼4枚が装着されている。この形状はRAMとは異なっており、RAMの様に回転弾体方式を採用しているかどうかは現時点では不明。ミサイルの誘導方式は、無線誘導+パッシブ・レーダー誘導+赤外線誘導の複合式[2]。発射後の管制制御の必要性は無く、打ちっぱなし能力を獲得している[2]。最大射程は高空域で6,000m、低空域で9,000m。発射間隔は3秒/1発で、複数の対艦ミサイルに対処することが出来る[1]。ミサイルの再装填は、自動装填方式と人力装填のいずれかを選択する事が可能[1]。

珠海航空ショーに参加した中国航空航天科技集団公司の関係者によると、FL-3000Nは、現在空白になっているHQ-7艦対空ミサイル730型30mmCIWSの射程の中間領域である6,000〜9,000m区域の迎撃を担当し、対艦ミサイルの同時攻撃への対処能力を大幅に強化する事が可能であるとしている[1]。関係者は、現在FL-3000Nの開発は完了しており、ユーザーからの発注があれば量産を開始する事が出来るとしている[1]。

同システムを最初に搭載したのは970型試験艦の二番艦「華羅庚」であった[3]。「華羅庚」は、18連装と24連装と搭載弾数の異なるミサイル発射機2基を艦の前後に搭載し、HQ-10/FL-3000Nの実地試験が行われたものと推測される。その後、大連で修復工事を請けていた旧ソ連製の空母「遼寧」に「華羅庚」に試験搭載されたものと同様のHQ-10用ミサイル発射機が搭載されているのが確認されており、HQ-10が中国海軍の装備として採用されたことが明らかになった[3]。

2012年6月3日に進水した056型コルベット(056型軽型護衛艦)二番艦(艦番号596)には、HQ-10の8連装発射機が搭載されているのが確認された[4]。8連装発射機は、これまでの発射機よりもコンパクトであり、主に小型艦艇への搭載を前提として開発されたものと推測される。

【参考資料】
[1]新浪網「中国拉姆面世:FL-3000N飛豹近防系統公開展示」(2008年11月5日)
[2]飛揚軍事「中国版RIM-116B“拉姆/公羊(RAM)FL-3000N導弾系統”」(2008年11月2日)
[3]Information Dissemination「HQ-10 (aka Chinese RAM) for close in air defense」(2011年4月17日)
[4]HSH上海发烧友论坛-海洋舰艇科技发烧版「东亚某国596舰下水中…全球首发图!(更新舷号横幅清晰图)」(2012年6月2日)

中国海軍

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