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rglc85tj8h 2009年01月13日(火) 01:28:27履歴

■性能緒元
全長 | 2123cm |
直径 | 13.5cm |
翼幅 | 65.4cm |
発射重量 | 93kg |
弾頭部 | HE破片 |
最大速度 | M2.0 |
推進装置 | 一段式固体ロケットモーター |
射程 | 1300m〜11500m |
最大使用高度 | 23000m |
荷重制限 | 29G |
誘導方式 | パッシブ赤外線誘導 |
信管 | 赤外線近接信管 |
PL-6赤外線誘導空対空ミサイル(霹靂6)は、航空工業部所属の第612所(後の洛陽光電技術発展センター)が開発した近距離空対空ミサイルである。
PL-6は、次世代戦闘機での運用を前提として、高い機動性を実現する事が求められた。開発は1975年に開始され、1978年には最初の試製ミサイルが完成。1979年に空中発射試験が実施された。しかし、1981年には開発レベルが直近の実用化を意味しない予備研究段階に後退し、1983年には開発が中断された。
ミサイルの形状はフランスが開発したR550空対空ミサイル「マジックII」に類似しており、R550に特徴的なミサイル前部の二重の小翼も踏襲されていた。ただし、PL-6とR550との間にいかなる関連があったのかについては不明である。
PL-6の開発中止の原因についても不明であるが、PL-6の開発中止と前後して、R550似のPL-7赤外線誘導空対空ミサイル(霹靂7/R550マジック)の開発が株洲航空発動機廠(Zhuzhou Aeroengine Factory:ZAF)によって1982年から始まり、1987年から生産が開始されている。おそらく、PL-7の開発がPL-6の開発中断となんらかの関係を有しているものと推測される。
【参考資料】
鉄血社区「中国空空導弾之霹靂6」
中国空軍