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rglc85tj8h 2010年11月06日(土) 15:50:04履歴



■性能緒元
全長 | 6.55m |
直径 | 76cm |
重量 | 2,095kg |
弾頭重量 | 510kg(HE/核) |
最大速度 | マッハ0.85 |
射程 | 50km |
誘導方式 | アクティブ・レーダー誘導(終末時) |
装備機種 |
中国は1959年に旧ソ連(ロシア)からP-15 Termit(SS-N-2 Styx)対艦ミサイルの供与を受けた。それを1967年から中国でコピー生産したのがSY-1である。SY-1は江滬級フリゲートや小型ミサイル艇に搭載され、また様々な派生型が開発された。
P-15 Termit(SS-N-2 Styx)は第3次中東戦争中の1967年10月、世界で初めて実戦で艦艇を撃沈した対艦ミサイルとして有名である。動力は液体ロケットで100〜300mの高度を亜音速で巡航し、終末期には装備しているアクティブ・レーダーで目標を補足し急降下して突入する。従って現在では迎撃が比較的に容易で、事実1973年の第4次中東戦争では、アラブ側の発射したP-15はイスラエル側の迎撃やECMによって全く戦果をあげる事が出来なかった。しかし非武装の補助艦艇や民間船舶にとってはその巨大な弾頭(ハープーンの約2倍)も相まって、今でも脅威である事に変わりはない。
制式名 | 輸出名 | NATOコード名 | タイプ | |
SY-1(上游1) | FL-1(飛龍1) | CSS-N-1 Scrubbrush | 旧ソ連製P-15のコピー | 液体燃料ロケット |
SY-1A(上游1A/甲) | SY-1の改良型 | 液体燃料ロケット | ||
HY-1(海鷹1) | CSS-C-2 Silkworm | SY-1の改良型 | 液体燃料ロケット | |
HY-1A | HY-1の改良型 | 液体燃料ロケット | ||
SY-2(上游2) | FL-2(飛龍2) | CSS-N-3 Seersucker | SY-1の改良型 | 固体燃料ロケット |
HY-2(海鷹2) | C-201 | CSS-N-5 Sabot | SY-2の改良型 | 固体燃料ロケット |
HY-2A | HY-2のIR誘導型 | 固体燃料ロケット | ||
FL-7(飛龍7) | SY-2の超音速型 | 液体燃料ロケット | ||
HY-4(海鷹4) | C-401 | CSS-C-7 Sadsack | HY-2の射程延伸型 | ターボジェット |
XW-41 | HY-4の巡航ミサイル型 | ターボジェット | ||
YJ-6(鷹撃6) | C-601 | HY-2の空中発射型 | 固体燃料ロケット | |
C-611 | YJ-6の射程延伸型 |
【参考資料】
艦載兵器ハンドブック改訂第2版(海人社)
Chinese Defence Today
中国武器大全
【関連項目】
中国海軍