日本周辺国の軍事兵器 - 051B型駆逐艦(ルハイ型/旅海型)



051B型は大連紅旗造船廠で建造され、1999年に就役した大型駆逐艦である。2隻の建造が予定されていたが、実際に就役したのは一番艦#167「深圳」のみ。それまでの中国海軍艦艇と異なり、上部構造物がステルス性を企図したと思われるデザインに改められており、1998年に日本人ジャーナリストにより本艦の存在が明らかになった時、西側関係者はこの新世代中国艦の登場に注目したという[5]。建造当初は艦名「煙台」(#114)で北海艦隊に配属されるとされていたが、実際の艦名は「深圳」となり配属地も南海艦隊となった[1]。NATOコードはLuhai class(ルハイ型/旅海型)

【船体性能について】
051B型の建造計画は1980年代末期に着手された。051B型に先駆けて1990年代初めに就役した052型駆逐艦は、中国海軍で初めて西側技術を大幅に導入して建造された駆逐艦であり、従来中国海軍が保有してきた旧式艦と比して飛躍的に近代化が進んだが、051B型はさらに1990年代以降急速に発達した中国造船技術を取り入れ建造された。中国海軍では、051B型の建造で得られた成果を基にして、次世代駆逐艦(「第三世代駆逐艦」)の開発を行うことを決めており、051B型は今後の駆逐艦の開発に必要な各種技術の実証試験を行うテストベッド艦としての位置付けが与えられた[1]。051B型の設計は第7研究院701研究所が担当した。設計主任の潘镜芙は051型駆逐艦(ルダ型/旅大型)の改良型や052型駆逐艦の開発を担当しており、駆逐艦の開発や80年代以降の西側技術の導入について経験を積んだ人物であった。

【性能】
051B型は従来の中国海軍の駆逐艦とは一線を画する大型の船体を有し、速度14Ktsで15,000nmという中国海軍の水上戦闘艦艇で最も長い航続距離を有している。余裕のある船体は良好な航洋性能を生み出しており、中国海軍が沿岸海軍から外洋海軍へとその方針を転換したことを象徴する艦であると見なされた。大型船体の採用については、アメリカのスプルーアンス級駆逐艦などを参考に、各種兵装や電子装備を余裕を持って搭載し将来の発展性を確保しうることが目されている[1]。ステルス性を考慮して舷側はV字型に傾斜し、上部構造物は逆方向に傾斜しており、上部構造物の設計も従来の中国海軍の艦艇よりステルス性への配慮が見られる設計になっている。これらの配慮により051B型のレーダー波反射率は3,000t級フリゲイト並みに抑えることに成功した[1]。

051B型が搭載している主機については諸説ある。Chinese Defence Today[5]やChinese Military Aviation、Global Securityなどの主要英語サイトでは何れもガスタービンを積んでいると書かれているが、中国語サイトでは国産の蒸気タービンを搭載とするのが主流である[1]。設計当時、中国は水上戦闘艦用のガスタービン機関を外国からの輸入に依存しており国産化の目処は立っていなかった。テストベッド艦として各種新技術を盛り込む予定の051B型に、無理にガスタービン機関を導入してこれ以上の不確定要因を増やすよりも国内で調達可能な蒸気タービン機関を搭載することで建造のリスクを減らす意図があったと考えられている[1]。

(以下の記述は基本的に参考資料[1]に拠る)051B型の453B型蒸気タービンは、051型駆逐艦の453型蒸気タービンの発展型。改良によりシステム重量の軽減と出力向上、燃費の改善を実現しており、最高出力は453型の72,000馬力から94,000馬力へと大幅な向上を実現している。453B型の運用実績は良好であり、その高速性能と加速・減速性能は海軍を満足させたとされる[1]。蒸気タービン機関としては排煙量が少ないのも特徴[1]。

【兵装】
051B型は052型に比べて排水量が1,500t以上増加しているが、兵装に関しては基本的に大きな差は無い。船体が大型化した分、兵装のプラットフォームとしては安定性を増したといえるが、参考にしたスプルーアンス級が受けた批判と同じく、大型船体の割には053H3型フリゲイト(ジャンウェイII型/江衛II型)ともあまり差の無い弱兵装であると指摘されることも多かった。

対空ミサイルについては、開発当初は、開発中のKS-1地対空ミサイルをベースとしたHHQ-8艦対空ミサイルの搭載が検討されていた[1]。051B型はHHQ-8の搭載により、中国海軍の駆逐艦としては初めてエリア・ディフェンス防空能力を付与されるはずであり、艦橋直前の第二甲板にはHHQ-8用のVLS(Vertical Launching System:垂直発射システム)を装備するスペースが用意された。しかし、HHQ-8の開発が頓挫したことにより、051B型の対空ミサイルは前級052型と同じHQ-7近距離対空ミサイルが使用される結果となった。

HQ-7はフランスのクロタール艦対空ミサイルの中国版であり、1990年代以降の中国海軍の標準的な個艦防空用ミサイルの地位を占めている。ミサイルの誘導は無線指令誘導方式を採用しているが、電子妨害などによりレーダーが使用できない状況に備えて赤外線/光学追跡モードも用意されている。有効射程は速度400m/sの目標に対し8,600m、速度300m/sの目標に対して1,0000m、ヘリコプターに対して12,000m、有効高度は30〜5,000m。最大30目標を探知し、そのうち12目標を追尾して、同時に4目標にミサイルの誘導を行うことが可能。目標の探知から6秒以内にミサイルを発射することが可能であり、低空から飛来する亜音速対艦ミサイルに対する迎撃成功率は85%とされている。ただし対艦ミサイルの迎撃可能範囲は、4〜8kmと航空機に対する迎撃範囲よりもかなり狭いものに留まっており、複数の対艦ミサイルに対する同時迎撃能力は限定されたものに留まっていることが指摘されている[1]。HQ-7の発射機の直後の甲板下には再装填装置があり、予備ミサイル24発が収納される。

艦橋と中央マストの間には国産のYJ-83対艦ミサイル(C-803)4連装発射機を4基(16発)装備している。対艦ミサイル16発という搭載数は、海上自衛隊護衛艦の搭載数8発の倍以上でかなりの重武装といえる。YJ-83はYJ-8対艦ミサイル(C-801)の改良型で150〜200kmの射程を持ち、ヘリコプターや航空機に搭載されたレーダーから得た情報を、データリンクで飛行中に受け取って中間軌道を修正する指令アップデート機能が追加されている。また飛行速度はより高速になり、最終段階ではマッハ1.5まで加速する(YJ-8はマッハ0.9)。弾頭は遅延信管付きの高性能炸薬(HE)165kgで、ハープーン等と比べると若干威力が劣るようだ。

艦載砲は92式56口径100mm連装砲(H/PJ-33A)が搭載されている。92式100mm連装砲は、79A式と呼ばれる56口径100mm連装砲(H/PJ-33)の発展型である。発射速度などの基本的な性能には大きな変化は無いが、砲のシールドが複合材製になり軽量化が施されるとともに、システムの自動化が進められ射撃制度や反応速度が改善されるなど実用性の向上が行われている。尚この砲は対艦・対空両用の多用途砲で、射撃管制レーダーと弾道コンピューターにより完全自動化されているが、砲手が光学照準器を用いて遠隔操作する半自動モードも備えている。近接防御火器はヘリコプター格納庫上部に76A式37mm連装機関砲を4基装備している。76A式37mm機関砲は自動化され、347G型レーダー(NATOコード:Rice Lamp/ライスランプ)によって管制される。射撃統制システムはイタリア製のダルド・システムを採用している。76A式37mm機関砲は中国海軍として初の本格的なCIWS(Close In Weapon System:近接防御火器システム)となったが、各国のCIWSと比べると発射速度に劣る所があり、76A式を採用した駆逐艦は051B型が最後となった。また051B型のCIWSの配置は艦首方面から飛来する対艦ミサイルに対して死角が存在することも問題視された[1]。

対潜兵装としては中国の駆逐艦、フリゲイトでは初めて対潜ロケット砲を装備しない艦となった。艦固有の対潜兵器はアメリカのMk46短魚雷をコピーしたYU-7 324mm短魚雷の3連装発射管2基が搭載されている。艦後部には艦載ヘリコプターの格納庫と発着スペースが設けられており、Z-9C対潜ヘリコプターを搭載する。搭載定数は1機であるが、格納庫は2機分の格納スペースが確保されている。ヘリコプター甲板にはフランスから導入した着艦拘束装置「バラクーダ」が設けられており、悪天候時の着艦において効果を発揮する。艦載ヘリコプターは対潜攻撃、哨戒、輸送、連絡、対艦ミサイルの中間誘導などの任務に充てられる。

【電子装備などについて】
051B型は3種類の対空レーダーを搭載している。艦中央部マストの頂部には381C型(NATOコード:Rice Screen/ライススクリーン)3次元対空レーダーが装備されている。381C型は中国国産の3次元レーダーで、方位変化はレーダー自体の旋回で、俯仰角度変化はレーダー波の制御により対応する。051型駆逐艦(ルダ型/旅大型)の#166「珠海」に搭載された381A型をベースにして、ECCM(Electronic Counter-Counter Measures:対電子妨害手段)能力を強化し多目標追尾性能や信頼性を向上させたタイプが381C型である。なお381型シリーズを搭載したのは上記2隻に限られており、その性能が中国海軍を満足させ得なかったことが窺える。中央マスト直後には当初八木アンテナ状の517A型(NATOコード:Knife Rest/ナイフレスト)2次元対空レーダーを装備していたが、就役後の改装により改良型の517H1型に換装している。517型シリーズはその由来が1950年代に遡る旧式装備であるが、これ以降も中国の水上戦闘艦にしばしば搭載され続けている。UHF波を使用しており、探知精度は低いものの遠距離の目標を探知することが可能で、電子妨害にも強い特性が評価されている。最大170km先の目標の探知が可能。艦橋マスト頂部には中国国産のH/LJQ-360S型(SR-60)2次元対空/対水上レーダーが搭載されている。H/LJQ-360S型は制式名称で、SR-60は輸出向け名称。1980年代末から90年代初めにかけて中国で開発されたもので、捜索範囲、精度、電子妨害への抵抗力、目標追跡能力のいずれの面でも従来中国海軍のフリゲイトが搭載していた354型対空対水上用レーダーを上回っており、重量も3分の1に軽量化されている。探知距離は航空目標に対して最大100km、低空目標に対しては30km。同時に50目標を追跡することが可能。

火器管制用レーダーは艦橋上部の2段式の塔楼に設置された。下の段にはHQ-7近距離対空ミサイルの誘導管制に使用される345型射撃管制装置(MR-35)が搭載されており、上の段には92式100mm連装砲とYJ-83対艦ミサイルの誘導管制用の344型(MR-34)が設置されている。76A式37mm砲の管制用には、ヘリコプター格納庫上部に347G型(NATOコード:Rice Lamp/ライスランプ)が2基設置されている。このほかにRM-1290(Racal Decca)航海レーダー2基も設置されている。なお051B型は船体が大型化したことで電子装備の配置を余裕をもって行う事が出来た。052型駆逐艦(ルフ型/旅滬型)で発生したレーダー同士が相互に干渉して不具合が生じることを解消出来たのは、本級の隠れた利点の1つである。

戦闘情報システムは資料によって異動があるが、ZKJ-4-3A[4][5]もしくはZKJ-7[1]が搭載されている。いずれも、1980年代にフランスから調達したTAVITAC(Traitement Automatique et VIsualisation TACtique)をベースにした戦闘情報システムである。同システムは対空・対水上捜索レーダー、航海レーダー、IFF(Identification Friend or Foe:敵味方識別装置)、電子戦装備、ソナーの情報分析と処理を行い、各種目標に対する探知、識別、追跡、脅威判断、目標支持、使用兵器選定などを行う。システムは集中指揮、分散管制の概念に基づいた設計がなされ、完全なC3I(Command:指揮、Control:統制、Communication:通信)の統合を実現している。051B型は高い指揮能力を有することも特徴であり、中国海軍の艦艇として初めて艦隊指揮システムを搭載し、洋上での艦隊運用能力を大きく向上させることに成功した。情報化の流れに対応して建造時点から衛星通信装置を有しているのも051B型の特徴である。なお就役後に2番煙突後部にデータリンク用の衛星通信用レドームが追加装備された。051B型が搭載するHN-900型データリンクは、西側のリンク11に準拠するシステムと伝えられている[4]。

電子戦装備としてはSRW210A/946型(PJ-46)艦載ECCM装置、レーダー波警告装置、IFF、946型(PJ-46/ERC-1)100mm15連装チャフ・フレア発射装置、947型130mm10連装チャフ・フレア発射装置などが搭載されている[1][3]。

対潜ソナーとしては、バウ・ソナーとしてDUBV-23が装備されているが、052型では搭載されていた曳航式の可変深度ソナー(VDS:Variable Depth Sonar)は廃止されている。対潜ロケットを廃止したことと合わせて、051B型の設計において対潜能力は余り重視されなかったのではないかと推測させる事例である。

【就役後】
大型駆逐艦に必要とされる船体の特性の把握や、洋上活動では不可欠な艦隊指揮システムなど、051B型での運用を元にしてその後の中国海軍の艦艇に広まった要素は多い。本級の建造では西側海軍の艦艇設計理念が大幅に取り入れられた。船体の建造仕上げの水準はそれまでの中国海軍の艦艇とは一線を画する高水準であり、海軍に引渡し後の試験では各種設備の合格率100%、優質率100%という中国海軍史上初の記録を達成している。船内の各種設備の充実度は高く、長期間の航海に備えて乗員の居住性もこれまでに無いほど配慮が施されている。ただし本格的な海戦経験の乏しさに起因するのか、アメリカや日本の水上戦闘艦ほど艦内の可燃物撤去には留意されておらず、被弾時のダメージコントロールにおいては問題が生じる恐れがあることが指摘されている[2]。

051B型は当初2隻の建造が予定されていたが、前述の通り二番艦(予定艦番号#115)はHHQ-8の実用化の目処が立たないことから2001年に建造計画は最終的に放棄された。しかし、2002年に大連紅旗造船廠では、051B型をタイプシップとしてロシア製のS-300FM長距離対空ミサイルを搭載したエリア・ディフェンス防空艦である 051C型駆逐艦(ルージョウ型/旅洲型)を建造することになった[1]。このことは051B型の船体設計自体には問題が無かったことを窺わせる事例である。

「深圳」は1999年の就役後南海艦隊に配属され、充実した指揮通信能力を生かして艦隊旗艦を勤めている。2004年には近代化改装を行ってHQ-7対空ミサイルを改良型に、100mm砲をステルス・シールド式の99式100mm連装砲に換装し、電子装備などの改良を実施している。本艦は2000年にマレーシア、タンザニア、南アフリカ共和国への親善航海を行い、続いて2001年にはヨーロッパを訪れるなど積極的に海外へ派遣されている。なお就役後に何度も遠方に派遣されたのは、主機等を含めたテストの一つだったとも推測されている。「深圳」は、2007年11月28日から12月1日にかけて、中華人民共和国の軍艦としては史上初めて日本を公式訪問している。

【近代化改修】
「深圳」は2014〜17年にかけて電子装備と兵装の大半を換装する大規模な近代化改修を実施[1]。HQ-7の発射器を搭載していた艦橋直前の第二甲板を撤去、そこにHQ-16C艦対空ミサイル(紅旗16)YU-8対潜ミサイル(長纓3号)を搭載する32セルのVLSを埋め込んでいる。当初搭載を予定していたHHQ-8の搭載が頓挫してから、20年近い時間を経てエリア・ディフェンス防空能力の獲得とVLS搭載が実現した形になる。水上打撃力についても、射程400km級のYJ-12艦対艦ミサイル(鷹撃12)を合計16発搭載することで大幅に強化された。

性能緒元
満載排水量6,000t
全長153m
全幅16.5m
吃水6.0m
主機蒸気タービン 2軸
 ボイラー4基/453B型蒸気タービン2基(94,000馬力)
速力30kts
航続距離15,000nm/15kts
乗員250名(内40名が士官)
注:051B型の機関についてはCODOG方式であるとの説もある。

【兵装】
対空ミサイルHQ-7近距離対空ミサイル / 8連装発射機1基
対艦ミサイルYJ-83対艦ミサイル(C-803) / 4連装発射筒4基
魚雷YU-7 324mm短魚雷 / B515 324mm3連装魚雷発射管2基
79A式56口径100mm連装砲(H/PJ-33A)1基
近接防御76A式37mm連装機関砲4基
搭載機Z-9対潜ヘリコプター1〜2機
注:2004年の近代化改装でHQ-7を改良型に、100mm砲をステルス・シールドの99式56口径100mm連装砲(H/PJ-33B)に換装している。

【電子兵装】
3次元対空レーダー381C型(Rice Screen)1基
対空レーダー517A型→517H-1型(Knife Rest)1基
対空対水上レーダーH/LJQ-360S型(SR-60)1基
火器管制レーダー345型(MR-35)SAM用1基
 344型(MR-34)SSM&砲用1基
 347G型(EFR-1/Rice Lamp)機関砲用2基
光学指揮装置OFD-630砲用2基
航海レーダーRM-1290(Racal Decca)2基
戦闘システムZKJ-4-3AもしくはZKJ-7 
ECMシステムSRW210A/946型(PJ-46)艦載ECCM装置 
 レーダー波警告装置 
 敵味方識別装置2基
 946型(PJ-46/ERC-1)100mm15連装チャフ・フレア発射装置2基
 947型130mm10連装チャフ・フレア発射装置2基
バウ・ソナーDUBV-23 
衛星通信装置SATCOM 
衛星通信装置データリンク用1基
データリンクHN-900 
航法装置ロランC/GPS/「北斗」衛星位置測定システム等 

《近代化改装後の状態》
【兵装】
対空ミサイルHQ-16C艦対空ミサイル(紅旗16)/AJK16型VLS(8セル)4基(YU-8と混載)
対艦ミサイルYJ-12艦対艦ミサイル(鷹撃12)/ 4連装発射筒4基
対潜ミサイルYU-8対潜ミサイル(長纓3号)/ AJK16型VLS(8セル)4基(HQ-16と混載)
魚雷YU-7 324mm短魚雷 / B515 324mm3連装魚雷発射管2基
99式56口径100mm連装砲(H/PJ-33B)1基
近接防御1130型30mmCIWS(H/PJ-11)2基
搭載機Z-9対潜ヘリコプター1〜2機

【電子兵装】
3次元対空レーダー382型(フレガートMAE-5の中国生産型)1基
対空/水上レーダー364型(MR-36A)1基
対空対水上レーダーH/LJQ-360S型(SR-60)1基
火器管制レーダーMR-90(Front Dome)SAM用4基
 TR47C(LR-66)砲用1基
光学指揮装置OFD-630砲用2基
航海レーダーRM-1290(Racal Decca)2基
戦闘システムZKJ-5 
 ZKB艦隊指揮システム 
ECMシステム726EWシステム 
 726-1/2電子戦支援システム 
 726-3ECMシステム 
 敵味方識別装置2基
 726-4型18連装デゴイ発射機4基
バウ・ソナーDUBV-23 
衛星通信装置SATCOM 
衛星通信装置データリンク用1基
データリンク三軍通用データリンク 
航法装置ロランC/GPS/「北斗」衛星位置測定システム等 

同型艦
1番艦深圳Shenzhen1671996年7月着工[3]([1]では1995年12月)、1997年10月16日進水、1999年1月就役南海艦隊所属

▼近代化改装前の#167「深圳」。前甲板の100mm連装砲のシールドが旧タイプ

#953補給艦「南倉」(現#885「青海湖」)に併走して洋上補給を受ける#167「深圳」

▼ヘリコプター格納庫のシャッターが2つ並んでおり、2機分用意されている事が分かる

▼YJ-83対艦ミサイルの発射シーン


【参考資料】
[1]MDC軍武狂人夢「旅海級驅逐艦」http://www.mdc.idv.tw/mdc/navy/china/dd167.htm
[2]AERA 2007年12月10日号 31ページ(田岡俊次/朝日新聞社)
[3]Jane's Fighting Ships 2006-2007(Jane's Information Group)
[4]陸易「中国軍艦のコンバット・システム その水準は?」(『世界の艦船』2011年10月号/海人社)94〜97ページ
[5]Chinese Defence Today「Type 051B (Luhai Class) Missile Destroyer」

世界の艦船(海人社)
戦場文集 第2巻 2006年6月専刊「碧海争鋒-中日両国駆護艦艇50年的発展対比與反思」(新民月報社)
国際展望-全球熱点追跡 2004年12月号(総第506期)「【独家図文】現場報道167艦海空操演実況-“深圳”号出撃」(張全跌・苗鶴青/国際展望雑誌社)
Jane's Defence Weekly
Chinese Military Aviation
環球展望軍事網
中国武器大全

中国海軍