日本周辺国の軍事兵器 - 541型装輪装甲車




▼車体右側面のガンポート


性能緒元
重量5.3トン
全長4.846m
全幅2.175m
全高1.890m
エンジンディーゼル 197馬力
最高速度125km/h
渡水深度1.5m
武装12.7mm重機関銃×1
 連装発煙弾発射機×2
装甲防弾鋼板

541型装輪装甲車(VAM-T6(2PK))は山西省の運城市にある運城市中信機電特殊車両有限公司が開発した装輪装甲車である。2006年に北京で開催された国際警用装備展で公開された。

541型装輪装甲車の重量は5.3トン、全長4.846m、全幅2.175m、全高1.890m。190馬力のディーゼルエンジンを搭載しており、最高時速は125km/h。4輪駆動方式でサスペンションは独立懸架方式を採用しており、良好な野外機動性を有している。浮航性能は有していないが、最大1.5mの深度の河川を渡河可能。

車体上部にキューポラが設けられており、12.7mm重機関砲を搭載することが出来る。また、車体の側面と後部にはガンポートが合計3基設置されており、必要に応じて乗車射撃を行うことが可能。

兵員の乗降は、車体両側面のドア、及び車体後部の大型ハッチから行う。

541型装輪装甲車に関する情報は乏しいのが現状であり、中国軍への採用の有無、同車の詳しい性能などについては不明な点が多い。

【参考資料】
西龐「神奇"水炮車"」『兵工科技 2006年増刊 備戦2008奥運-中国警用装備大掲密』(兵工科技雑誌社)
運林「警用装備展上軍警両用装備」『兵器知識』2006年7月号(《兵器知識》雑誌社)

中国陸軍