日本周辺国の軍事兵器 - FT-5誘導爆弾(飛騰5型)




性能緒元
全長
直径
翼幅
重量80〜100kg
射程 
誘導方式レーザー+慣性航法+赤外線+無線誘導方式
命中精度CEP:数m
装備機種戦闘機、爆撃機、ヘリコプター、UAVなど

FT-5誘導爆弾(飛騰5型小直径精確制導炸弾)は、2008年11月に開催された珠海航空ショーで初公開された新型の精密誘導兵器である。開発は中国航天科技集団によって行われた。

コンパクトなサイズなので戦闘機や爆撃機だけでなく、ペイロードの少ないヘリコプターやUAV(Unmanned Aerial Vehicles)などによる運用も可能となっているのが特徴。

FT-5は、爆弾本体と制御システムを搭載した尾部から構成している。爆弾本体には4枚の安定翼、尾部には4枚の制御翼が装着されている。誘導システムは、レーザー、慣性航法、赤外線、無線誘導の4つの方法を併用する方法を採用。高い命中精度を実現する事で、小口径弾の不利を補っている。また、目標のみを破壊して、周辺の無関係な施設への二次被害を少なく出来る利点もあるとの事。目標としては、敵側のテレビ局、通信センター、指揮所、高級幹部の住居などが提示されている。

【参考資料】
新浪網「中国推出最新型国産SDB小直径精確制導炸弾(図)」(2008年11月5日/東方網)

中国空軍