■性能緒元
| 全長 | |
| 直径 | |
| 重量 | |
| 弾頭重量 | 165kg |
| 最大速度 | M0.9 |
| 射程 | 180km〜200km |
| 誘導方式 | 慣性航法＋データリンクによる中間修正＋終末アクティブ・レーダー誘導 |
| 装備機種 | H-6爆撃機（轟炸6/B-6/Tu-16） |
| JH-7攻撃機「飛豹」（殲轟7/FBC-1） | |
| J-11B/BS戦闘機（殲撃11B/殲撃11BS/Su-27） |
空地88（KD-88）空対地ミサイルは、YJ-83K空対艦ミサイルをベースに開発されたスタンドオフ兵器である[1][3]。KD-88の存在が明らかにされたのは、2006年の珠海航空ショーであった。
KD-88は、胴体中央に翼端切り落としデルタ翼を4枚、尾部に4枚の方向舵を装備している。ターボジェット推進で亜音速で飛行し、180〜200kmの射程を有すると見られている。弾頭は165kgのHE弾。ミサイルの誘導方式は慣性航法誘導、中間段階でのデータリンクによる航法修正、終末時にアクティブ・レーダー誘導方式になると推測されている。将来的には、命中精度を向上させるために、GPS誘導やTV誘導方式などの方法が導入される可能性も考えられる。
KD-88はJH-7攻撃機「飛豹」（殲轟7/FBC-1）やH-6爆撃機（轟炸6/B-6/Tu-16）に搭載される。KD-88のようなスタンドオフ兵器は、これまでの中国軍では十分では無かった強固な防空体制下にある地域への打撃能力を与えることになり、空軍戦力の大きな質的向上を果たすことが見込まれる。
【参考資料】
[1]Chinese Defence Today
[2]中華網 「簡氏関注中国新殺手」新浪網 「武器資料：中国鷹撃-91反矢輻射導弾（附図）」
[3]defensemedianetwork「China’s Eagle Strike-Eight Anti-Ship Cruise Missiles: Designation Confusion and the Family Members from YJ-8 to YJ-8A」（Christopher P. Carlson/2013年2月4日）
中国空軍