否定派の主張

戦後の中国もある時期までは南京大虐殺を問題にしていなかったのに、小平が出現すると中国教科書にいきなり「大虐殺」が書かれるようになった。

反論

小平は1904年生まれであるので、当然それ以前に「南京大屠殺」の記述などあるはずもない。

というのは冗談としても、復権して最高実力者となった1978年以降のことを言うなら、中国本土の小学校の教科書に初めて「南京大屠殺」が記載されたのは1991年のことであるので、小学校の教科書についてだけはこれは正しい。
しかし、中学、高校用の教科書には1960年版からすでに記載されていたのだから、やはり間違いである。

さらに、台湾の小学校では1968年版から、高校の教科書では1953年から南京陥落時の虐殺事件が記載されていた。
いずれも中国本土よりも早くから「南京大屠殺」が登場している。

したがって、この主張はまったくの間違いである。

「1937年11月、日本侵略軍は上海を占領し、続いて南京を包囲した。蒋介石は南京を六ヶ月間を守ると述べたものの、結局六日間で陥落した。南京の人民は日寇に非人間的な残虐きわまる暴行を受けた。けだもののような日寇は一ヶ月余に、我々三十万の同胞を殺害し、約二万余の女性に暴行を行い、市内の建物の三分の一が焼かれ、数えられないほどの金品を略奪した。これは日本侵略者が中国人民に残した大きな血の債務である。」
中華人民共和国 九年一貫制試用課本歴史第3冊、1960年版P111−112
http://jun-gw.sfc.keio.ac.jp/JP/thesis/WangXueping...
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