否定派の主張

支那事変一周年目の7月7日蒋介石は「友好国への声明」と「日本国民への声明」を英文で発表したが、そのどちらの戦時宣伝のなかにも「虐殺」は書かれていない。
つまり蒋介石でさえ事件の存在を知らなかった。南京大虐殺など存在しなかったのである。

反論

蒋介石が南京での残虐行為に言及した資料があり、知らなかったとは言えない。

1938年1月22日の蒋介石日記に「倭寇(日本軍)は南京であくなき惨殺と姦淫をくり広げている。野獣にも似たこの暴行は、もとより彼ら自身の滅亡を早めるものである。それにしても同胞の痛苦はその極に達しているのだ。」とある。

また、1938年7月7日に抗戦一周年を期して出された声明「日本国民に告げる書(日本国民への声明)」には以下のようにある。
また日本軍が占領したどの地区においても掠奪、暴行火附けを行つた余勢で、わが方の遠くに避難出来なかつた無辜の人民および負傷兵士に対しても大規模な屠殺が行はれた。また数千人を広場に縛してこれに機銃掃射を加へ、あるひは数十人を一室に集めて油を注ぎ火炙りに処し、甚しきに至つては殺人の多少を以て競争し、互ひに冗談の種としてゐる。」
これを「虐殺」が書かれていないと読むのは無理である。
あえて言えば、この声明には「南京」という言葉は使われていないのだが、対日戦一周年を期して出された声明の中の、「占領された一地区」に、南京地区が入っていないという読み方が出来るわけもない。
「虐殺」が書かれていないというのは事実に反する。

中国は知らなかったか?
http://www.geocities.jp/yu77799/chuugoku.html
蒋介石『日本国民に告ぐ』(全文)
http://www.geocities.jp/yu77799/shoukaiseki.html

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