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すれ違い2

972 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:44:44 ID:tJmC97p+
新スレ移行前にまた流れを読まず、
>816-823のなのはさん視点+前回入りきらなかったエピをば投下させてもらいます。
↑を読んでいることが前提なので詳細は飛ばし気味。生暖かい目でご覧下さい。7レスで。



私、高町なのはは途方に暮れていた。
目の前では十年来の親友が生まれたままの姿で泣いている。
また、私の無神経な行動でこの子を傷つけてしまった。
そう思い、ひたすら頭を下げるが、俯いたまま濡れた金色の絹糸のような髪を揺らし首を横に振るだけ。
何故こんなことになってしまったのだろう。呆然と今日の出来事を思い返す。



始まりは――シャーリーから入った通信。
最近、フェイトちゃんの様子がおかしいと、
このままでは任務中に最悪の事故が起きかねないから、無理やり休暇をとらせたと言う。
耳を疑った。一瞬何かの冗談かとすら思った。
昨夜のメールではいつも通りのフェイトちゃんで、読み返してみてもおかしな点は見当たらない。

半信半疑ながらも直接連絡を入れてみることにする。
あまり気は進まない。
きっと会いたくなってしまうから。
顔を見たら甘えてしまいそうだったから。

噂を耳にした時、血が凍るような思いがした。
フェイトちゃんはたくさん辛い目に遭ってきたのだから、その分幸せになる義務がある。
今でも彼女なりに幸せそうではあるけれど、まだ足りない。
誰よりも幸せになって欲しいと、そう願ってやまないのに……私が邪魔をしていたのだろうか。
恋だけが人の幸せではないけれど、身近な人をとても大切にする
フェイトちゃんなら、恋人が出来たらもっと幸せになれるはずだった。

だから、決めたんだ。
あの噂の原因が消えるまで。
フェイトちゃんに好きな人が出来るまで、二人では会わないと。

それなのに、久々に見たフェイトちゃんの顔色は、白い肌が透き通って見えるほどに蒼褪めていて、
それでいて赤い綺麗な瞳は輝いていて……異様に思えるほどに輝いていて、
何でもないと言われても信じることなど出来ず、放っておけるわけもなかった。
ヴィータちゃんに平謝りに謝って、仕事に遅刻していくことにして、フェイトちゃんの家へと向かった。

インターフォンを鳴らして応答を待っていると勢いよくドアが開き、
バスタオル一枚のフェイトちゃんが飛び出してきて唖然とする。
しがみつくように抱きつかれて、抱き返そうとして…………手を止めた。
何のために今まで距離を置いていたのか。
こんなところを見られたら全て水の泡だ。
ゆっくりと、けれども明確な意志を持ってフェイトちゃんの肩を押す。
身を離した寂しそうなフェイトちゃんの姿に胸が痛む。
けれど、まだシャンプーも完全に洗い流されていない状態で、
このままでは風邪をひくし、落ち着いて話すことも出来ないからすぐにお風呂へと戻るように言った。


973 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:45:09 ID:tJmC97p+
少し湿った服をハンカチで拭きながら考える。
シャーリーから聞いた話では元気が無いとか上の空だとかの意味で
おかしいとのことだったけれど、少し違った印象を受けた。
今朝よりも元気そうに見えたのは、お風呂に入って血色が良くなっていたせいだろうか。
……まずい。今の状態で目を離すんじゃなかった。
後を追おうと一歩足を踏み出した時、戻ってきたその姿に息を飲む。

やはり異状だった。
水が滴り落ちそうなほどに湿った髪をそのままに、迷子のように不安げに私をじっと見つめてくる。
私はそんなフェイトちゃんを見ていられなくて、髪を乾かそうと鏡台の前へと連れて行く。
手をとった時の嬉しそうな、とても嬉しそうな表情が印象的で……こうなった原因が分かりかけてしまった。

考えるのは後にしようと軽く頭を振った。
今は、元のフェイトちゃんに戻ってくれるように願いながら丁寧に丁寧に髪を梳いていく。
大分整ったところでフェイトちゃんの口から漏れた呟きに頭が真っ白になった。

――私は……なのはの友達だよね――

こんな……これ程根本的な問いかけをする程に追い詰められていた。
追い詰めたのはきっと……いや間違いなく……。

「当たり前、だよ」
泣きたい気持ちを抑えて端的に答える。
フェイトちゃんはそれを聞くとふっと肩の力を抜いて眉尻を下げた。
「そっか。それなら……私の勘違いだったのかな。
 なんだか、なのはに避けられてるような気がしたんだ」
ああもう、馬鹿だ私は。
二人で会わないように仕向けていた私でさえ寂しかったのに、
わけも分からず距離を置かれたフェイトちゃんがどんな気持ちだったか。
激しい後悔に襲われながら噂について説明する。
こんなことになるのなら初めから話しておけばよかった。
フェイトちゃんは大切で大好きな友達だと伝わるように抱きしめて、後は謝ることしか出来なかった。


食事をとった後、落ち着いた様子のフェイトちゃんを寝かしつける。
ベッドの横に腰掛けたままヴィータちゃんに通信を入れた。欠勤の連絡をするために。
無責任な行動をすることに心に重しが乗った気分になるが、フェイトちゃんを置いていけなかった。

「よお、テスタロッサはどうだ?無事だったか?」
ヴィータちゃんも気になっていたようで開口一番に聞いてきた。
「今は大丈夫。ここで寝てるよ」
「そーか。じゃ、午後には来れるな」
「……ごめん。今日は行けない」
「おいおいおい、こっちゃ、オメーのせいで……んだよ。なんかあったのか?」
「今度、詳しく話すけど……本当にごめん、ヴィータちゃん」
きちんと説明する必要はあったけど、今は冷静に伝える自信がなかった。
「……ちっとテスタロッサの様子見せろ」
少し迷ったけれど、断ることも出来ない。
私の手を握りしめたまま、ぐっすりと眠っているフェイトちゃんをモニターに映す。
ヴィータちゃんはその姿を少しの間眺めて、それから、やれやれといった感じで溜息をついた。


974 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:45:37 ID:tJmC97p+
なんだかとても優しい表情に見えた。
「ったく、ガキみてーな面でよー……」
「ごめん、ヴィータちゃん。今日は……迷惑、かけるけど……ごめん」
「ぶわーーっか!何が迷惑だ。こっちはお前なんか居ても居なくても変わんねーよ。余裕だっての。
 …………そいつにはなのはが付いてねーと駄目なんだろ。側に居てやれ」
「ごめんね、ヴィータちゃん……ありがとう」
「へんっ、礼なんて言われる筋合いじゃねー」
「うん……ありがとう」
「うるっせーっての。もう切るぞ。じゃあな!」
ヴィータちゃんはプイッと顔を背けて、照れを隠しながら通信を切った。
言葉遣いはいつものように荒かったけれど、
寝ているフェイトちゃんを気遣って声量は抑えられていて、言動もきっと同じだった。

「どうして、私はいつも傷つけちゃうんだろうね……」
フェイトちゃんの髪を撫でながら静かに話しかける。
あんなふうにちゃんと優しくなりたいのに、私はいつもフェイトちゃんを悲しませてしまっている。
それなのに、安心しきった表情で私の手を握っているフェイトちゃんを見ていると、
泣きたいようなわけの分からない感情が沸き上がってきて……どうしていいか分からなくなる。
側に居たいと、居て欲しいと思う。
フェイトちゃんもそう思ってくれている。

でも……私は……



(あれ、眠ってたのかな……?)
意識を取り戻すと柔らかなぬくもりに包まれていた。
ベッドの上で抱きかかえられているようだ。
そっと……脆いガラス細工を扱うように触れてくる人を私は一人しか知らない。
「ん……ふぇいと、ちゃん……?」
「もう少し寝てて……」
「うん……」
お言葉に甘えて、目の前の豊かな膨らみに顔を埋めて目を閉じる。
でも、もう子どもじゃないんだ。
こうしてていいのは私ではない誰か。
友達ではなく、好きな……恋をした相手。
心配性なフェイトちゃんの不安を和らげてくれる優しい人がいいな……。
慰めるのに必死で曖昧なままだった噂の処理、これからのことを起きたらきちんと話そう。
寂しいな……寂しいけど、そうしないと……。

ふと、しゃくりあげるような音が聞こえた気がした。
背に回された手に少し力がこもっていて、見上げるとフェイトちゃんが声を出さずに泣いていた。
目を背けようとするフェイトちゃんの頬に手で触れて真っ直ぐに見つめる。
今は私が側に居るのだから一人で泣いて欲しくなかった。
悩みごとがあるのなら一緒に考えようと聞く準備をする。
でも、届いた言葉は全くの予想外。

――…………好き、なんだ……なのはが……――



975 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:45:58 ID:tJmC97p+
…………………………えっ?
何を悩んでいるのか分からなかった。
私も大好きだよ、と普通に返してしまいそうになって、危うく言葉を止める。
友達としての好きじゃないことにすんでのところで気づいた。
でも友達でいたいとも言っていた。……私も友達でいてくれないのは困る。本当に困る。
フェイトちゃんが居なくなったら嫌だ。絶対に駄目だ。
それだけで頭がいっぱいになって、言葉を噛み砕けないまま会話をする。

話しているうちに少しずつ頭がまともに動き始める。
なんか、私……物凄い勘違いしてた?
私がフェイトちゃんの恋を邪魔していたわけじゃなくて……いや、原因ではあるけど、
私と一緒に居たいから恋人を作らなかったわけで。他の人だと駄目で。
それなら……一緒に居てもいいのかな。
フェイトちゃんの気持ちを完全には理解出来ていない気はするけれど、とにかくほっとした。
そして、嬉しかった。大切な人に好かれていて嬉しくないわけが無かった。
少し遅れてお礼を言うと、フェイトちゃんの表情が不安から戸惑いになって、そして笑顔になる。

気持ちを聞けて、こうして笑顔が見られてよかったと思う。
ただ一つ残念なのは、やはり恋という感情は私にはよく分からなくて、
今のまま友達でいいとフェイトちゃんは言ったけれど、届かない想いを抱いたままではきっと辛い思いをさせてしまうこと。
だから、応えたかった。
今までは恋より仕事で、忙しい日々を過ごしているうちに家庭を持つことになって、
恋愛をすることはないのだろうと漠然と考えていたけれど、少しそういったことも意識してみよう。



その後、フェイトちゃんと一緒に自宅へと帰ると、
ヴィヴィオがハシャいでフェイトちゃんにベタベタと甘えだす。
親子揃って、と苦笑しながらもようやく日常が戻ってきた気分になって心が落ち着く。

ヴィヴィオが寝ついてしばらく経つと、フェイトちゃんがお風呂へ入ってくると言い出した。
……ヴィヴィオが一緒に入ろうと言った時は、もう入ったからと断っていたのに。
指摘すると焦ったように誤魔化してそそくさと目の前から消えた。
迷った。親しき仲にも礼儀あり。友達でも言いたくないことはあるし、いつもなら突っ込んでは聞かない。
けれど、この無関心とも取れる態度がフェイトちゃんを長年一人で悩ませていたのではないだろうか。

「フェイトちゃーん、お邪魔するよー」
「な、なのはっ!?」
お風呂場へ突入していくと、シャワーで体を流していたフェイトちゃんは慌てて手で体を隠す。
隠したのは乳房。いや、違う……。
「フェイトちゃん、何それ」
無意識に声が鋭くなっていた。胸のあたりに見えた傷痕に。
「え、えっと……その、仕事で……」
「嘘」
あからさま過ぎる嘘。すぐ側に近寄ってぐいっと腕を掴む。
胸の谷間辺りに何かで引っ掻いたような赤い筋が走っていた。
「あ、あの……」
「誰にされたの?」
努めて優しい声を出す。隠したことを怒ってはいないと。でも、言い逃れはさせない。
「…………わたし、が…………」


976 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:46:19 ID:tJmC97p+
また嘘かと思った。
見つめると悪戯が見つかった子どものようにバツの悪そうな顔をしていた。
本当、なのかな……でも、どうして……。
「……私の、せい?」
「ち、ちがっ!?わ、私のっ……」
言い訳をしようと必死な様子だったけれど、もう分かった。
こんな……自傷行為に走る程に……苦しめて―――!!
自分への怒りでおかしくなりそうだった。
衝動のまま傷口に顔を寄せていく。
「な、なの!?……やっ、あっ……」
「ごめん、じっとしてて……」
口づけて赤い痕に沿って舌を這わせていく。
ちろちろと。獣同士が傷を癒すように。
「ひぅっ……う、く……っっ―――!!ごめ、ん……なの、は、やめ……」
フェイトちゃんは力が抜けたように床にへたり込み、さめざめと涙を流す。
その姿に我に返った。
「ぁ……ご、ごめんっ!嫌、だったよね。ごめんなさい!」
私も座り込んで土下座もかくやという勢いで謝っていく。
癒すどころか傷口を広げてどうする。
ああもう、私は……どうしていつも……。



そして――冒頭の場面に戻る。
体が少し冷えてきてフェイトちゃんも冷静さを取り戻してきた様子。
「……違う。謝らないで。嫌だったんじゃなくて……嬉しかったんだ……」
「え……あの、気を遣わなくても……嫌なことはちゃんと言って」
「本当に。でも……私、おかしくて。私は……なのはを守りたいのに……そんな目で見たくないのに……
 えっちな、こと考えちゃって……さっきも……ごめん、気持ち悪い、よね」
途切れ途切れの言葉を理解しようと頭の中で整理する。
ええと……つまり、その……舐められて、エッチなこと考えて、気持ちよくなっちゃったのかな。
別に気持ち悪いなんて思わないけど……うーん……どうしたらいいんだろ。
「嫌、じゃなかったんだよね?」
「うん……」
「そっか」
安心した。それなら……。
「っ!なのはっ!だめ、駄目だってば!」
「平気だよ……ん……」
さっきと同じように、さっきより優しく感じるように唇で触れる。
フェイトちゃんは座ったまま後ろに下がろうとして、壁に阻まれる。
「なのはぁ……だめ、やっ……」
「嫌なの?私はいいのに。……フェイトちゃんだから」
「やなわけっ、でも……ひぅ……」
「いいよ。好きなんだもんね。エッチなこと考えちゃっても、いい」
そんなに我慢することなんてない。
私は、フェイトちゃんなら嫌じゃないんだから。
エッチなことを考えても、それが欲望だけじゃないことは私でも分かるから。
逃さないように押さえつけて、胸のところに唇を押し当てていく。
数回キスをして舌先を傷口と熱い肌の間を往復させていく。
もはや愛撫そのものの動き。


977 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:46:44 ID:tJmC97p+
「あ、ふ……ぁっ……なの、はっ……あぅ……あぁぁッ――――」
フェイトちゃんは傷を舐める私の頭を抱きかかえ、
引き攣れたような声を上げると、ふるっと体を震わせた。
……イッたみたいだ。
敏感さに少々驚くけれど嫌な気分は全くしない。
泣いてるのか興奮してるのかはたまた両方か、潤んだ瞳で見つめてくるフェイトちゃんの頭を撫でた。


それから、お互いの髪や体を洗って湯船に浸かる。
「フェイトちゃん、おいでおいで」
「えっ、あ、あの……」
湯のせいではなく顔を赤くさせたフェイトちゃんを招き寄せて、背中側から抱きしめる。
耳も真っ赤っかだ。のぼせないように気をつけとこう。
「こ、これ……恥ずかしいんだけど……」
「嫌?」
「う〜、分かってて聞いてるでしょ」
「じゃ、嬉しい?」
「……うん。……でも、やっぱり恥ずかしいし……なのはが見えないし。
 ぎゃ、逆じゃだめかな?私となのはが入れ替わって……」
「だーめ。そしたら私から見えなくなっちゃうもん」
「うう……しょ、正面、は……恥ずかしすぎるかな……で、でも……うう……」
頭がぐるぐるしだしたみたいだ。これだとすぐにのぼせちゃうかな。
「フェイトちゃん、こっち向いて」
「……う、ん……」
ゆっくりと向きを変えて私の足に乗るようにして、向き合う形になる。
フェイトちゃんの息が浅く、荒い。視線が熱い。何かを求めるように唇の辺りを目線がさまよう。
「……キスとか、したい?」
「…………したい。けど、したくない。
 ……なのはが、私を好きになってくれたら……物凄くしたいけど、今はちょっとやだ」
「ん、分かった」
今は好きじゃない、みたいな言い方はちょっと複雑だな、と思いながら抱きしめるだけにとどめておく。
フェイトちゃんも私の首に腕を回してきて、嬉しそうな鼻声が耳元で聞こえた。

この子が可愛いと大切だと思う。
この気持ちが恋でも恋じゃなくても受け入れるだけなら容易い。
でも、この子の気持ちは真摯すぎて、私の曖昧なままの気持ちで応えるのは失礼な気がした。

もう少しだけ待っててくれるかな。
そうすればきっと、返せるから。
今まで愛してくれた分もまとめて返せるぐらいに気持ちが育つ予感がするから。
まだ何も言えないけど、待っててもらえるかな。

心の中で語りかけながら大切な人を抱きしめていた。



978 :【すれ違い】:2010/05/28(金) 14:47:35 ID:tJmC97p+
終わりです。

ちなみにフェイトさんは、この後のぼせて倒れました。
フェイトさんはなのはさんを包みこむために大きくなったのですよ。背もおっぱいも。
…失礼しました。
2010年07月25日(日) 16:48:59 Modified by sforzato0




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