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今日はいちゃいちゃの日なの-1

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53 名前: ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:18:02 ID:Nt5hWgdP
なのはさんと、フェイトさんが、裸でいちゃいちゃしているという、あまりにありきたりで、捻りも何も無いものを作ってしまいました。

54 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:19:57 ID:Nt5hWgdP
 フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは、変な場所にいた。
 見渡す限り、タイルに囲まれた部屋。頭の上から、温かく細いお湯が絶え間なく降
り注いでくる。
 シャワー?
 フェイトは思った。だが、シャワールームにしては、異常に奥行きも幅も広く、天
井が高い上、間仕切りも無い。ホールといっても良い空間だ。
 そして、そこを横にした左の腕で両の胸の膨らみを隠し、茂みの辺りは右手をあて
がって、やや前かがみになりながら、フェイトはひたすらに歩いていた。
 なぜかフェイトが歩くのにしたがって、シャワーの噴出しもちゃんとついてくる。
 心の中は、早く自分の部屋へ行かなくてはという焦りでいっぱい。
 なぜかというと、周りに時空管理局の職員や同僚がごく普通に往来しているのに気
づいてしまったから。もちろん、彼らや彼女らは制服を着ていたり、なぜか私服だっ
たりするが、裸で居る者はいない。どういうわけか、シャワーについてこられている
のはフェイトだけらしい。
 そして、一人裸で歩くフェイトを、物珍しそうに眺めたり、何かヒソヒソと話をし
ている。
 早く、早く部屋に行ってなにか着なきゃ
 羞恥と焦りをいっぱいに感じながら、フェイトはひたすらに歩いた。
 やがて、正面に壁が見えてきた。
 そこにはドアがついている。自分の部屋のドアだと、なぜか判った。
 これで何か着れる!
 そう思ったフェイトは、必死の思いで手を伸ばし、ノブを回した──

 ──ところで、目が覚めた。

55 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:20:43 ID:Nt5hWgdP
 さっきまで立っていたはずなのに、重力は背中に感じる。右手がそこからまっすぐ、
天井に伸ばされ、何も無い虚空を握っていた。
 夢?……
 二、三度瞬きをして、フェイトはようやく今のが夢だったと気づいた。安堵のため
息を漏らし、右手を額の上に降ろす。
 本当にあんな事になったら………
 そう思うだけで、恥ずかしさで死にそうだ。絶対にごめん蒙りたい。
 右手をどけ、顔を少し傾けた。
 ベッドサイドの大きな窓に、降りしきる雨が見える。
 かなりの降りで、こうしていてもガラス越しに雨音が聞こえてくるほど。この雨音
が、シャワーを記憶の底から引き出して、あんな夢を見たのだろうか。
 まぁ、とにかく夢でよかったと思いながら、フェイトは身体を起こした。
 かけていた毛布がはらりと落ち、ハリのある豊かな双丘がまろびでる。
「なッ………」
 慌ててシーツを掻きあげて、胸を覆った。恥ずかしさに頬が赤くなる。
 これも、あの変な夢の原因だろうか。「終わった」あと、幸せで、だるくもあって、
そのまま寝てしまったのが悔やまれる。
 とにもかくにも、このベッドに入るまでは、ブラジャーとショーツは身につけてい
た。ディープパープルの、ちょっと奮発した品物である。
 それを、ベッドの中で脱いだ──というか脱がされたというか、まぁいろいろとあ
ったわけなのだが──とにかく、それを着たほうがいいだろう。
 そう思って、フェイトは毛布をめくりあげた。
 案の定、ショーツも身につけていないのが、ちょっと恥ずかしい。
 頬を染めつつ、ベッドの上を見渡す。

56 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:21:27 ID:Nt5hWgdP
 だが、無い。
 あれ?
 首を捻ったフェイトは、毛布のあちこちを捲った。
 だが、やはり無い。
 ついには、毛布全部を抱えるようにして持ち上げ、ダブルのベッドの上全体を見回
したが、ブラジャーとショーツは見当たらない。
 枕も持ち上げてみた。落ちてるのかと首をめぐらし、ベッドの周囲も見た。
 でも、何処にも無かった。
 代わりに、みつからなくていい、太筆が一本出てきて、フェイトは更に赤くなった。
 とにかく、何か着るものを………
 そう思って見渡したが、何も無かった。
 ハンガーに掛けたはずの、執務官の制服すら消えている。
 こ、困ったな………
 フェイトは悩んだ。
 なにぶん、はじめて来た部屋だ。どこに衣類がしまってあるのか、フェイトには判
らない。
 なんにしても、この部屋の持ち主に聞くしかないだろう。
 フェイトは裸のまま、ベッドから降りた。
 シーツか毛布で身体を覆う事も考えたが、両方ともダブルサイズだから、一人の身
体を覆うには大きすぎる。
 夢の続きのようで恥ずかしいが、このまま相手の所に行くしかあるまい。
 左の腕で両の胸の膨らみを隠し、茂みの辺りは右手をあてがって、やや前かがみに
なるという、まるであの恥ずかしい夢が正夢になったような格好で、フェイトは部屋
を横切った。

57 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:22:14 ID:Nt5hWgdP
 ドアを開け、あまり長さの無い廊下に出ると、漏れた明かりが矩形を作っていると
ころがあった。
 良いにおいが漂ってくるから、キッチンだろう。
 フェイトは、廊下を壁際に沿って進み、入り口の前で背中を壁につけた。
 強制捜査の時の突入のようだが、この格好では仕方がない。なにしろ、フェイトは
一糸纏わぬ裸なのだ。なるべく自分の姿を見せずに、中を覗き込むとなると、どうし
ても突入マニュアルに近くなってしまう。
 そろそろと首を伸ばし、中に居るはずの人を呼ぶフェイト。
「あ……あの……なの……はぁッ!?」
 そこに見たもののあまりの衝撃に、思わず知らず大声をあげていた。
「あ、フェイトちゃん、おはよう」
 肩越しに後ろを振り返るようにして、こちらを見て微笑んでいるのは、高町なのは。
 左で一まとめにした、長い栗色の髪が揺れている。
 すっきりした首筋の辺りと、きゅっとくびれた腰の上で、それぞれエプロンの紐が
結ばれていた。
 それだけなら、決して叫ぶほどのものではないのだが、問題は、その結ばれた紐の
下に、見えてはいけないものが見える事だ。
 肩甲骨が描く二つの盛り上がり。背中をまっすぐに走る薄い一筋のくぼみ。ふっく
らと盛り上がったお尻を二つに分ける谷間までが見えていた。
 要するに、裸の上にエプロン一枚だけを身に付けている。
 疑う余地の全く無い、裸エプロンだった。
 エース・オブ・エース、高町なのはの裸エプロン──。
 そんなものを見てしまったら、叫ぶなという方に無理があるだろう。

58 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:23:18 ID:Nt5hWgdP
「な………な……」
 声を失い、口をパクパクさせつつも、目線を上に転ずるフェイト。
 フリルのついた胸当てでも隠しきれず、隙間から膨らみの一部が垣間見えて、えっ
ちな事この上ない。
 鼻血が噴出さなかったのが、奇跡のような気がした。
「どうしたの? フェイトちゃん?」
 なのはが小首を傾げ、不思議そうにたずねる。
「いや……その………なんで……そんな格好……なのかな……って」
「朝ごはんの支度だもん。エプロン着けるの、へん?」
 なんだか、さも当たり前の事をあえて聞かれたかのように、きょとんとして問い返
すのが罪つくりだ。フェイトは返す言葉を失った。
「もうすぐ出来るから、起こそうと思ってたんだよ。さ、顔を洗ってきて」
「う……うん………」
 言って、向いの洗面所に行こうとして、フェイトは目的を思い出した。
「あ……あの……なの……は?……私の……ブラとショーツ……」
「ああ、フェイトちゃんの下着なら、洗濯機の中」
 恥ずかしさに途切れがちなフェイトの質問を先取りし、なのはが答える。まるで当
たり前の事のように、レンジに向かったまま。
「せッ……洗濯機?!」
「うん、私のも、フェイトちゃんのも、み〜んな洗っちゃった」
 あっさりというなのはに、フェイトの目が点になる。
「だ……だって……なのは?……雨だよ?……すごく降ってるよ?……」
「乾燥器もついてるし、大丈夫だよ?」
 なのはの言い様を聞いていると、まるでフェイトの方が常識はずれであるかのよう
だ。つかみ所を失い、フェイトは唖然とするばかり。

59 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 13:26:05 ID:Nt5hWgdP
「じゃ……じゃぁ、なにか着るものを……」
 そう最後の食い下がりを見せるフェイトを、なのはは、あっさりと突き放す。
「ここには、ないよ」
「え?」
「まだ運び込んでないの。だから着てきたの以外は、着るものはなにもないんだよ」
「じゃ……じゃぁ、どうするの? 乾燥終わるまで?……」
「寒い? エアコンの温度、上げようか?」
 そう言われて、フェイトはなのはの固い意志を読み取った。どうやら、乾燥が終わ
るまでの間は、自分に衣類を着せる気がないらしい。
 こうなっては、逆らう余地はない。
 とりあえず、向いの洗面所に行き、顔を洗う。
 フェイスタオルで顔を拭き、フェイトは少し考えた。
 昨日使ったバスタオルは無かった。一緒に洗ったのだろう。とすると、身体を覆え
るだけの布は、ベッドのシーツか毛布以外にはない。フェイスタオルでは身体を隠す
のは不可能だ。
「フェイトちゃーん、まーだー?」
 無情にもかかる、なのはからの催促。とりあえず、無いよりマシと、入浴をすると
きのように、身体の前にフェイスタオルを垂らし、フェイトはキッチンに戻った。
「!」
 思わず言葉に詰まるフェイト。なのはは、たった一枚身に付けていたエプロンを外
し、裸でテーブルに着いている。
 顔を埋めると気持ちイイ、ふっくらと盛り上がった豊かなバストと、その頂点を飾
るピンクの二つの乳首。にこやかに笑って、惜しげもなく晒されると、フェイスタオ
ルで隠そうとする自分がおかしいような気さえして、慌ててタオルを洗面台に返しに
いってしまった。

238 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/14(水) 23:46:50 ID:kFNCkjiM
「さ、座って」
 なのはに促され、椅子に腰を降ろす。お尻が直に椅子に触れる感覚が新鮮だ。
 朝食が並べられていたのは、なのはが座っている方を正面とすると、左側の面。つ
い、視線をなのはの身体のラインに沿って滑らせると、テーブルの面との僅かな間に、
魅力的にくびれた、ウェストから腰のカーブが見える。
「では、いただきます」
 なのはが両手を合わせ、言った。不埒な視線を咎められたような気がしたフェイト
も、慌てて手を合わせ、「いただきます」と復唱する。。
 朝食は、ご飯にお味噌汁、魚の干物にお漬物と、なのはの世界、日本の朝ごはんだ。
フェイトも何年も海鳴市に住んでいたから、こういう食事にも慣れている。
 だが、今日は味がさっぱりわからない。
 なのはが箸や茶碗を上げ下ろしするたび、そこにある胸の膨らみに目が行ってしま
う。出来るだけ見ないようにと思うのだが、身体の動きで揺れたりすると、つい見と
れてしまうのだ。
「なぁに?」
 なのはが細めた瞳で笑いながら、フェイトを見る。
 慌てて視線を逸らし、お味噌汁を流し込むフェイト。だが、なのはが柔らかい視線
のまま、まるでお返しのように自分の胸を見ているのに気づいて、頬が赤くなった。
 そんなに見つめないで……
 なのはの胸を散々見つめたくせに、都合のいい事を思うフェイト。だが、そんな勝
手なお願いが届いたのか、なのはが自分の食事に戻ると、今のお願いは何処へやった
のか、ついなのはを見つめてしまう。
 そして、暫くすると今度はなのはに見つめられ、頬を赤らめる繰り返し。フェイト
にとって、なんとも疲れる時間だ。


239 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/14(水) 23:47:53 ID:kFNCkjiM
「ご、ごちそうさま……」
 何を食べたのかすら判らないが、出された茶碗とお碗、そして皿は空になったので、
フェイトはご馳走様という事にした。
「おいしかった?」
 なのはが無慈悲な質問をする。答えに窮したフェイトだったが、まさか味が判らな
かったとも言えない。
「あ……うん……おいしかった。とっても……」
 もし、なにがどんな風に美味しかったか、レポートしろ、何て言われたらどうしよ
うと内心冷や冷やしながら答える。
 だが、幸いにもなのははフェイトの答えに満足したらしく、自分も「ごちそうさま
」と手を合わせ、食器を重ね始めた。
「手伝うよ……」
 言ってフェイトは自分の食器を重ねると、流しまで運ぶ。
「ありがとう……ああ、ついでなんだけど、そこの箱、部屋へ持っていってくれる?

 身体にエプロンを纏いながら、なのはは部屋の隅を目で示す。そこには無地の、み
かん箱くらいのダンボール箱がひとつ、鎮座していた。
「うん……」
 フェイトは返事をすると、一度屈み、段ボール箱を抱え上げる。
 大きさも中程度で、重さはそこそこだが、偏った感じが伝わってくる。密封のため
のガムテープを剥がした跡があるが、いったい何が入っているのだろう?
 そんな事を思いつつ、箱を持ってベッドのある部屋に戻った。
 あ、もしかして、何か着るものが入ってるかも……
 そう思ったフェイトは、箱をベッドの前に置くと、閉じられている上の部分を開け
てみる。

240 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/14(水) 23:48:53 ID:kFNCkjiM
 だが、期待したものとは違っていた。
「お菓子……?」
 箱の中身は、ポテトチップやチョコレート。後、DVDが10枚ほど。それと他にも
何か入ってたように隙間が空いている。
「それね、アリサとすずかが送ってくれたんだよ」
 洗い物を終えたのか、なのはが戻って来た。
 手に持っているのは、グラスとジュースのボトル。もちろん、エプロンを外した裸
で、ふっくらした胸やお臍、それに髪と同じ色の、柔らかな叢が目にまぶしい。
「けっこう忙しかったから、向こうのものに触れるのも久しぶりだね」
 言いながらローテーブルにグラスとボトルを置いた。
 フェイトにとっても親友であるふたりは、こうして時々「故郷のもの」を送ってく
れる。まぁ、フェイトにとっては厳密には故郷ではないが、一番良い思い出があるの
は海鳴市だから、故郷のようなものだ。
「さて、どれをみようかなぁ」
 言いながら、入っていたDVDのケースを見る。テレビ番組を録画したもので、番
組名はアリサとすずかの手書き。なのはは、その中からドラマの1枚を選び出した。
 ベッドの対角の壁に設えられたプレーヤー。これは日本製だ。隣に置かれた変換機
で、魔力結像スクリーンに映像を変換して送るから、テレビのようなものは置いてい
ない。こっちの世界に地球──日本製のテレビを置いても見れないからだろう。
 なのはは、プレーヤーの前で跪き、更に左手を床について姿勢を下げた。電源ボタ
ンとイジェクトボタンを押し、出てきたトレイにディスクを載せる。
 だが、それを後ろから見ているフェイトは、半ばパニックに陥っていた。
 床に膝と手を突いて、四つんばいに近い姿勢になった、裸の人を後ろから見ればど
うなるか?


241 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/14(水) 23:49:53 ID:kFNCkjiM
 言わずもがなだが、見えてしまうのだ。なにもかもが。
 水密桃のようにふっくらとしたお尻の双丘と、その間にあるセピア色の窄まり。そ
のすぐ下から左右に分かれる恥丘の裾野。そして、それにヘラでまっすぐに切り入れ
たようなスリット。割れ目の間に肉色の襞をちょっぴり覗かせているのは、ある種の
貝を思わせる。それらがまるで薄く蜜を塗られたように、テラテラと濡れ光っている
様子は、美味しそうで見ていてかぶりつきたくてたまらない。
 いや、まぁ、実際に数え切れない程、かぶりついた事があるわけで、もっと本格的
に溢れた時の蜜の味も、入り口から無数に続く襞の舌触りも、そのときの甘い声も知
り尽くしてはいるが、こういう姿勢でここを見る事は滅多になかった。
 慌てて見ないようにしようともしたが、結局、フェイトはなのはの一番の秘密の場
所から目を離す事が出来なかった。それどころか、半ば身を乗り出して凝視してしま
う。
 このまま、後ろからキスしたら、どんな反応をするだろう?
 男性は、こういう姿勢で後ろからスルのが好きなものらしいが、フェイトにはそう
いう器官が無いからか、嗜好が今ひとつ理解できず、した事はない。
 でも、今はその嗜好が少しだけ判る。
 あの突き出されたお尻をしっかりと抱えて、獣のように鼻面を突っ込んで、思いっ
きり嘗め回したら──きっと抵抗できず、突っ伏して無意味にカーペットを引っかい
て、甘い声を弾ませるのではないだろうか。
 指を入れてもいい。人差し指と中指。中でバタ足みたいに動かすのがなのはのお好
みだが、いつもの優しく、そっとではなく、泡が出るくらいに激しくしたら。
 舌と指で一方的に責めたてられ、抵抗も出来ずに犬のように這いつくばって、喘ぎ
ながら許しを請うなのは。でも許さずに、登りつめても止めないで、気絶するまでし
続ける。不屈のエース・オブ・エースを完全屈服させるなんて、きっとすごい征服感
に違いない。


242 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/14(水) 23:50:57 ID:kFNCkjiM
「フェ〜イ〜ト〜ちゃ〜ん〜?」
 突然、声を掛けられて、フェイトは飛び上がった。見れば、四つんばいのなのはは、
首を巡らし、こっちを見ている。
「なぁーんか、エッチな目でみていませんかぁ?」
 可愛らしく抗議するなんてニュアンスは欠片もなく、わざとだろうが、妙に低く押
し殺した声で言いながら立ち上がる。その声を聞いただけで、何か怪しい神様にに祟
られそうな迫力だ。
「ち……ちが……なの……は」
 慌てて言い繕おうとするフェイトを見下ろし、なのはは不必要なくらいゆっくりと
近づいてくる。
 フェイトは、次の瞬間には、自分を吹き飛ばすピンク色の魔力光が来る事を半ば覚
悟した。行き着く果ては、地下の空洞か、それとも衛星軌道か……目を瞑り、命があ
る事をひたすらに祈る。
 とすん。
 覚悟に反して魔力光は来ず、代わりに聞こえたのが、小さな音だった。
 恐る恐る目を開けると、そこにはなのはが正座していた。
「フェイトちゃん」
「は……はい!」
 慌てて、フェイトも正座になってしまう。
「頭、ここ」
 なのはが言う。きょとんとして、意味が判らない様子のフェイトに、
「頭、ここ」
 再度繰り返して、自分の膝を指差す。
「え……と……」
 意味はようやく判ったものの、そのとおりにして良いものかどうか迷ったのか、フェ
イトはオロオロした。

437 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/18(日) 12:21:15 ID:lACxQz37
「早く、頭、ここ」
 三度も指示をされては、どうすることもできない。
 フェイトは手を突き、一度四つん這いになると、恐る恐る、まさに礼拝をするよう
に、揃えられたなのはの太股に顔を近づけた。
 正面を向くなのはの右から寄ったので、顔を傾け、そっと左の頬を腿につける。
「ちゃんと、横になって」
 まだ緊張して、身体が浮き気味だったのを、なのはが咎める。
 フェイトは仕方なしに、身体は完全にカーペットに横たえ、なのはの腿に頭を預け
た。
 自分の膝の上のフェイトの顔の前で、なのははペン状の物のキャップを抜く。
 それは、金色の金属を加工して三重の輪のようにした、耳掻きだった。
「耳掃除♪」
 なんだか急に楽しそうに言いながら、なのははフェイトの耳に器具をそっと挿入し
ていった。
 なんの事はない。考えてみれば、なのはが自分に酷い事をするわけがないのだ。取
り越し苦労を哂うと共に、怖がった事を心の中で詫びた。
「今日はねぇ……」
 フェイトの耳を覗きながら、そこにそっと話しかけるなのは。
「一日中、フェイトちゃんと、いちゃいちゃしようって決めたんだ……」
 甘い囁きに頬を染めながら、フェイトが問い返す。
「ど……どうして?……夕べだって……」
「夜のは、えっち。えっちをいっぱいするのと、いちゃいちゃするのは、別」
 とろけるような声で言われ、フェイトはなにも言えなかった。
 こんな事を言うところからみて、どうやら、この新しい「隠れ家」の引越しにあわ
せて、最初から計画していたようだ。

438 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/18(日) 12:23:57 ID:lACxQz37
 「隠れ家」──それは、本局に勤務しているAAAクラス以上の魔導師が、隊舎に
与えられた居室以外に用意することが奨励される住居だ。自分で探しても良いし、頼
めば本局で物件を探してくれる。
 この「隠れ家」があるため、何らかの形で魔導師がマスコミに紹介されると、媒体
によって住所がバラバラなんて事も珍しくない。
 理由は簡単。魔法犯罪を計画した時、一番邪魔なのが、本局のAAA以上の魔導師
だからだ。もし、住居がひとつしかなく、いつもそこに帰るとなれば、意識操作の魔
法を送り込んだり、家族を人質にとったり、手っ取り早く住居ごと吹っ飛ばそうと考
えるだろう。
 それを防ぐため、ランダムに居場所を変える事がテロ防止として奨励されているの
だ。
 執務官として移動が多く、事実上、艦を住居としているフェイトには、その心配が
無いが、なのはのようにミッドに住んでいるS+の魔導師ともなれば、局側も気を使
っているに違いない。JS事件など、大事もあって、結構マスコミも動いたから、隠
れ家も換える事になったのだろう。
 だが、その引越しのタイミングをうまく謀って、自分が帰ってくるのに合わせて、
ふたりっきりになれる場所として使おうなんて、ハメられたような気がする。
 おまけに、誰も居ないのを良いことに、こうして着るものも与えてもらえず、裸で
転がされている。せめて人間扱いはして欲しいと、訴えるべきかもしれない。
 一方、獣の扱いはこんなものでいいと思っているのかもしれないと、少し反省した。
 夕べ、査察官としての任務を終えて、ミッドに戻ったフェイトは、港へ迎えに来た
なのはと、軽く夕食をした後、ここへ案内された。
 ここが新しい「隠れ家」である事や、ヴィヴィオは学校の合宿で今日は居ない事を
聞かされた後、
「今夜は、ふたりっきりだよ」
 なんて言われた途端、頭に血が上ってしまった。

439 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/18(日) 12:29:32 ID:lACxQz37
 その場で、なのはを素早くお姫様抱っこして、「先にシャワーを」と主張しながら、
じたばたと暴れるのを無視してベッドに放り込み、ろくに服を脱がせもしないで、シャ
ツとブラを押し上げ、レモン色のショーツは毟り取って、なのはの匂いと、味を思いっ
きり堪能し、良い声で、たっぷりと鳴かせてしまった。
 確かにちょっと獣じみてはいたんだけど、それは久しぶりだったからだし、その後、
ちゃんと丁寧にもしたし、なのはのしたいようにも、させてあげたんだから、許して
くれても良いのではないかと、フェイトは思った。
「はい、今度反対。こっち向いて」
 なんて言われて、なのはのお腹に鼻面を埋めながら、優しく耳の中を掻いてもらう
と、もうなんだか、どうでもいいような気がしてきた。
 温かくて、柔らかくって、とっても良いにおいがする。安心で、とろとろに溶けて
しまいそう。
「なのはぁ………」
 フェイトは思わず、自由になる左腕で、なのはの細腰を抱きしめて甘えた声を出し
てしまう。
「くすぐったいよ、フェイトちゃん。耳掃除してるんだから、あぶないよ」
 腰の辺りを撫でられたなのはが軽く嗜める。
 だが、フェイトはなのはのお腹に顔を押し付け、腰をぎゅっと抱きながら、くぐもっ
た声で、
「なのは………怒って……る?」
 と訊いた。
「ん? なにが?」
「夕べ、無理矢理したの怒ってる? 怒ってるから、私、裸にされてるの?……」
 蚊の鳴くような声で尋ねるフェイト。


440 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/18(日) 12:31:19 ID:lACxQz37
 なのははくすりと笑い、
「違うよ……裸なのは、雨が降ってたからだよ」
 意味が判らず、フェイトは少しだけ顔の位置を変え、片目だけでなのはを見上げた。
「起きたら雨だったから……私達が裸でいちゃいちゃするなら、やっぱり、初めての
時みたいに、雨がいいよね」
 しばらく、きょとんとなのはの顔を見上げていたフェイトだったが、やがて、「雨」
「裸」「初めて」のキーワードが、ある記憶と合致した。
 それを思い出したフェイトの顔に、朱が上る。
「あぁ〜? その顔は、忘れてたなぁ? 酷いなぁフェイトちゃんはぁ……わたしの
初めてを奪った日のこと、忘れるなんて……」
 膝の上のフェイトを見下ろしながら、なのはが拗ねたような表情を作る。その言葉
に、フェイトは慌てた。
「ち……違う!あの日は、お……お……ひ……ひとりでするのを、ふたりで一緒にし
てみようって……さ……誘ったのは、なのはだし……ゆ……指入れてみたのは、もっ
と、ずっと後だよ?」
 行為の直接の名前を口にするのが恥ずかしくて言葉に詰まったが、あんなに鮮烈な
体験は、時間が経っても忘れるものではない。
 必死に弁明するフェイトを、なのはは面白そうに見下ろして、
「なぁんだ、ちゃんと覚えてるじゃない」
 要するに、誘導尋問みたいなもの。本当に奪われたのでないのを百も承知で、こん
な事を言って、慌てるのを愉しんでいるようだ。
「なのはは、意地悪だ」
 フェイトは拗ねたように言い、なのはのお腹に顔を埋める。

441 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/18(日) 12:32:29 ID:lACxQz37
「そうかな? 私って意地悪かな?」
 そんな事を言いながら、なのはは耳掻きを仕舞い、フェイトの頭を撫でたり、金色
の髪を悪戯したりする。
 やがて、なのははカーペットに右手を突き、左腕でフェイトの頭を抱えながら、そ
っと膝を崩し、女のコ座りになる。
 少しリラックスした姿勢で、更にフェイトの頭を撫で、髪をいじるが、フェイトは
顔をあげるのが恥ずかしいのか、なのはのお腹に顔を押し付けたまま、上げようとし
ない。
 暫くの後、なのはは身体の支えを肘に変え、さらに姿勢を崩した。
 フェイトの頭が落ちないよう、支えながら、そっと身体を横たえる。
 腰が一番くびれてる辺りとカーペットの間に、身体を支える必要のなくなった右腕
を差し入れ、フェイトの骨盤の上あたりに頭を置き、両腕でぎゅっと抱きすくめた。
 フェイトもさすがにびっくりして顔をあげた。
 もしかして、同時に舐めっこする、アレかもと思い、ちょっと期待を持つ。
 だが、なのはは近くにあったリモコンを拾うと、さっきセットしたDVDの再生ボ
タンを押した。
 魔力スクリーンが空間に広がり、そこに変換されたDVDの映像が流れる。録画し
たそのままらしく、CMまで入っていた。
「?」
 少し頭を持ち上げて、不思議そうにしているフェイトに、
「フェイトちゃん抱き枕♪」
 そう言って、さらにギュッと抱きしめるなのは。
「う〜ん、いい抱き心地。すべすべで柔らかくって……」
 なのはは、フェイトのへその少し横あたりに頬を擦りつけ、更に左手で腰の辺りか
ら鳩尾にかけてを、何度も何度も繰り返し撫でる。

652 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/21(水) 23:25:32 ID:gkMe38s2
「く……くすぐったいよ……」
 フェイトが抗議するが、なのははお構いなし。空中に浮かんだスクリーンを見たま
ま、ゆっくりと撫で続ける。
 最初、暫くは、くすぐったさと、それ以上進めてくれないじれったさに、もじもじ
としていたフェイトだったが、なのはの単調な撫で摩りが、心を落ち着かせていった。
 軽く頭を傾け、スクリーンから流れるドラマを見つつ、ぴったり寄り添ったなのは
の身体の温かさと肌触りを堪能する。
 ただ、淡々と時間は流れていく。暖かななのはの頬をお腹に感じ、ゆっくりと撫で
られる一方、自分もなのはの腰に頭を預けていると、なんだかドラマの時間があっと
言う間だ。エンドロールが流れるまでが、異常に早かったような気がする。
「う〜ん、これは続きが気になるねぇ」
 なのはが言った。
 フェイトも、なのはに撫でられ続けていたとはいえ、ドラマの筋は頭に入っていた
ので、それには同意見だった。 
 次に見られる時も、なのはに寄り添ってなら、なお良いが。
 断りを入れたあと、身体を起こしたなのはが、先ほどの箱からDVDのケースを取
り出す。
「どれが良いかな?」
 今度はフェイトに尋ねてくる。先ほどのドラマは自分が選んだから、今度はフェイ
トに選べという事らしい。
 暫く考えて、フェイトは一枚のディスクを選んだ。
「わ……私が入れてくるよ」
 そう言って、フェイトは立ち上がった。
 ラックに収められたプレーヤーの前に跪き、イジェクトボタンを押してディスクを
取り出すと、ケースに収めた。次に、自分が選んだディスクを取り出し、トレイに置
く。

653 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/21(水) 23:26:13 ID:gkMe38s2
 だが、たったそれだけの事が、すごくドキドキした。トレイに置くとき、ディスク
がカチカチと音を立てたほど。
 さっきと立場が逆。今のなのはの位置からだと、全てが見えているに違いない。
 見られているという羞恥と、見て欲しいという欲求、そして、見ていない──つま
りは自分のカラダに興味が持たれていないという不安。それらが複雑にフェイトの胸
中で絡み合う。
 ディスクが呑み込まれたのを確かめて、くるりと振り返ると、なのはは少しリラッ
クスした姿勢で、こっちを見ていた。
 安心と、そして羞恥が心の中で大きくなる。一方、ただこっちを見ていただけかも
しれないと不安にも思う。
 ゆっくりと、なのはの傍らに戻ると、
「フェイトちゃん……」
 と何故か手招きをする。
 何だろう? と顔を寄せると、なのはは口元に手をあて、フェイトの耳に、
「少し赤いけど、昨日の……ちょっと強すぎた? ヒリヒリしない?」
 ナイショ話のような潜めた声のその内容に、フェイトは一気に真っ赤になった。
 やっぱり見てた。後ろから見てた。全部見られた。じっくり見られた………
 恥ずかしさと、そして嬉しさで、フェイトの胸は弾け飛びそうだった。
「へ、平気………大丈夫……」
 言いながら、フェイトはなのはの傍らに座る。心臓の音がやかましい。
 リモコンで再生をスタートさせる。フェイトの選んだのは、家にある「お宝」の価
値を専門家が鑑定して、その値段に一喜一憂するというものだ。海鳴市にいる頃から
やっているのだから、比較的長寿のバラエティ番組になる。
 頭のCMがおわるやいなや、早速最初のゲスト、結構名前の知れたタレントが持っ
てきた骨董皿の説明を右から左にスルーさせながら、フェイトは気持ちを落ち着かせ、
この番組を選んだ理由を思い出していた。

654 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/21(水) 23:26:58 ID:gkMe38s2
 最初の皿は、結局はたいした価値のない量産品で、けちょんけちょんに貶されて苦
笑い。CMに入ったところでフェイトは声をかけた。
「ねぇ……なのは……」
「なぁに?」
「わたしも……枕にして……いい?」
 蚊の鳴くような声で訊く。ディスクをこれにしたのは、それほど内容が無いから、
他にしたい事をしながら見るのに都合がいいものだったから。
 何を枕にするのかという、主語を言っていないが、これで伝わらないわけはない。
「いいよ……」
 蕩けるような笑みで、なのはが言う。
「どうしたらいい?」
 なのはが尋ねる。それに対し、フェイトは、
「ふ、普通に寝てくれれば……いいよ……」
「こう?」
 言いながら、なのははごく普通に仰向けに横たわった。
 ほぼ「気をつけ」をそのまま横にしたような姿は、フェイトにはとても綺麗に映る。
 重たげに胸全体に広がった膨らみ。窪んだお腹に刻まれたお臍、髪と同じ色の柔ら
かそうな茂み──見つめていると、身体の奥からきゅんとした何かがこみ上げてくる。
「なのはッ!」
 フェイトは短く叫んで、なのはの身体に覆いかぶさった。
「きゃ! フェ、フェイトちゃん!」
 双丘の間に鼻面を押し付け、ぐにぐにとこね回すフェイトを、なのは引き剥がそう
とする。
「だ……ダメだって……あぁん……まだ昼間なのに……きゃ……そんなえっちな事し
ちゃだめぇ……」
 とか言いながら、その声音には「して欲しい」というニュアンスも感じられる。

655 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/21(水) 23:28:10 ID:gkMe38s2
 だが、ゆっくりと顔をあげたフェイトは、なのはの左の膨らみに頬を置くと、
「違うよ。えっちは事……じゃ、ないよ……」
 言いながら、左の掌を、そっともうひとつの膨らみの上に置く。
「だって……触ってるじゃない〜」
 なのはが甘く抗議すると、フェイトは、頬でなのはの膨らみを捏ねながら、
「違うよ。これは………なのはの、おっぱい枕……だよ」
「フェイトちゃ〜ん」
「うん……ぷにぷにで、すごく気持ちいい……最高の枕だね」
 ほお擦りしながら、少し上目遣いになのはを見て、フェイトは微笑んだ。
「もう〜」
 なのはの抗議の声。けれど、それは仕方ないというニュアンスで、決して非難して
いるようには感じられない。
「ねぇ、なのは? ああいうのって、高いの?」
 魔力スクリーンに写っているのは、故人の野球選手のグローブを持った、一般から
の応募らしい人。もちろん、フェイトはそんな物や値段に興味があるわけではない。
自分はえっちな事はしていない。なのはの膨らみを枕にして、映像を見ているのだと
いう言い訳だ。
「さぁ……私も知らない……から……って、フェイトちゃん?」
 なのはが声をあげるのも無理はない。フェイトは、左手でなのはの膨らみを鎖骨に
向かって押しあげては、ぱっと手を離し、ぷるんと揺れる様を愉しんでいる。
 本当に、映像をみているのかと疑いたくなるくらい、何度も、何度も、ぷるんと揺
らせては、えもいわれぬ笑みを浮かべ、また掌で乳房を押し上げる。
「フェイトちゃんって、おっぱい好きなんだだね。まるで、赤ちゃんみたい」
 ちょっとした当てこすりをなのはが言えば、
「……じゃぁ、これからは、ずっと『なのはママ』って呼ぼうかな? そうすれば、
毎日おっぱい触れそうだし」
 とフェイトがまぜっかえす。

656 名前:今日はいちゃいちゃの日なの ◆1gx5q3Ma8Y [sage] 投稿日:2007/11/21(水) 23:29:35 ID:gkMe38s2
「フェイトちゃんだって、こんなに立派なおっぱい、持ってるのにぃ〜」
 言いながら、抱き位置の関係でお腹の上で潰されているフェイトの膨らみを、外側
から撫でたが、
「自分で自分の触っても、面白くない」
 と、至極当然の反駁をされてしまった。
 フェイトは画面は見ているようで、時々話題は振るものの、頬をすりつけ、膨らみ
を震えさせて、愉しむのを止めない。結局、なのははずっと、フェイトの枕でありつ
づけ、ずっと胸の膨らみを揺らされていた。
 だが、時空管理局本局武装隊のエース・オブ・エース、高町なのは一等空尉は、や
られたままでは終わらない。
 次のディスクがスタートするやいなや、フェイトを押し倒し、先ほど自分がそうさ
れたように、左の膨らみを枕にして、柔らかさや、張りを愉しんだ。
 加えて、このディスクには、もうひとつ、大きな愉しみがある。
「ちょ……なのは……それ、ボタンじゃない……」
 とフェイトが甘く抗議する。
 さっきから、ポンポンと右の乳房を叩かれるのだ。番組で、「へぇ〜」というのに
あわせて。もちろん、痛くはないが、衝撃が膨らみの中で変に反響するようで、なん
だかムズムズする。
 しかも、番組中ではそれほど押されない内容にも、なのはは沢山押してくる。カウ
ンターが無いのを良いことに、間違いなく20回以上、押しているはずだ。
 こっちはお尻の膨らみでも代わりにしてやろうかとも思ったものの、位置的に届か
ないので諦めた。悔しいが、次の機会では、これを逃さないようにしようと誓うフェ
イトだった。



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2008年01月12日(土) 20:50:28 Modified by nanohayuri




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