994 名前：名無しさん＠秘密の花園[sage] 投稿日：2008/03/15(土) 00:23:29 ID:ayO6vbRn
995 名前：名無しさん＠秘密の花園[sage] 投稿日：2008/03/15(土) 00:24:10 ID:ayO6vbRn
996 名前：名無しさん＠秘密の花園[sage] 投稿日：2008/03/15(土) 00:24:56 ID:ayO6vbRn

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２レス程度です。
ルーテシアがキャロの部屋に遊びに来た設定です。
あと視点はフェイトさん。
では

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コップに注いだジュースを持ってキャロの部屋へと向かう。

―そういえば、こんなこと初めてだな。

同年代の子と仲睦まじく遊ぶ娘を想像し、思わず笑みが浮かぶ。
ちょっとした好奇心からわざと控えめにノックをした後、静かにドアを開く。

そこには目を疑う光景が広がっていた。

腰を浮かし、仰向けの四つん這いのような格好をしているルーテシアと
正面から逆向きで覆い被さるような体位のキャロ。

思いがけない光景に目が離せない。
しかし、そのことが私に新しい情報をもたらした。
床に敷かれた４×４のカラフルな水玉模様、どうやらツイスターゲームの最中らしい。

…それにしても密着しすぎだろう。
と思っている内にゲームが進行する。

「じゃあルーちゃんの右足を群青に…。私の左手を朱色に…」
キャロの指示によって２人はさらに絡み合う。

…ルーレットを使わずに全部キャロが指示してるのか。
しかもこのマット、よく見ると16色に分割されてる。

「ダメだよ、こんな遊びをしちゃあ」
「きゃっ!?」
声を掛けると可愛い悲鳴をあげてルーテシアが崩れた。

「えへへ、ルーちゃん罰ゲームだよ」
「キャロ！」

私を無視してゲームを続けるキャロに再度声を掛ける。
しかし、返ってきたのは反抗的な視線。普段、素直で大人しい分、迫力が…。

「と、とにかくこれは没収します」

ちょっと声が上擦ったけど保護者らしく主導権を奪う。ビビるな、私。

そっと、キャロを窺うと彼女はとても嫌そうな顔でこちらを見ていた。
この子がこんな顔をするなんて…

「じゃ、じゃあ、ごゆっくり」
無言のキャロに追い立てられるように私は退室するのだった。

自室に帰る道すがら、キャロについて考える。
確かに「行きたい所に行っていい」とは言ったけど、あんな方向に進むなんて考えもしなかった。
最近、彼女に対する理解が足りないのかな？

とりあえず、これをなのはと使いながらキャロの気持ちを考えてみよう。