5-615
615 名前:単発ネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/03(水) 01:44:25 ID:xFxGOTtU
「送ったデータ、少しは役立てば良いんだけど・・・」
通信を終えると、僕は椅子に身を沈め
ため息をついた。
無限書庫に数日泊まり込みで調べ上げたデータだ。
僕に出来ることはこの位しか無いけれど、ほんの少しでもなのは達の力になればと思う。
「でも、なのはは何て言っても無茶するからなぁ・・・」
フェイトが上手く止めてくれれば良いんだけど
過去の戦いとは違って、今は隊長と言う責務もある。
だから常に一緒にもいられないんだろうし・・・
なのはは、確かに強くなったと思う。きっと、昔よりずっと。
でも・・・心は、初めて会ったあの頃より遥かに脆くなった。
大切なものを・・・自分の内側に入れてしまうようになったから。
なのはは誰にでも優しい
誰にでも笑顔を向けて、愛情を振り撒く
でも、それは与えるだけで
決して自分の中には受け入れようとしない
これまでにその中へ入れたのはきっとフェイトだけ、なんだと僕は思う。
フェイトには、なのはと一緒に歩いていける力がある。
だから、なのはも手を繋いで
一緒に歩いていこうとする。
先に行き過ぎた時でも、繋いだ手がきっと止めてくれると信じているから
618 名前:単発ネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02:23:16 ID:xFxGOTtU
「でも、なのはは口に出して言わないからなぁ・・・
フェイトもだけど」
二人ともお互いを信じ、手を繋ぎ合っているけれど
その繋がりが強固であり、それを信じすぎるからこそ、盲目になる。
繋いだ手から伝わる体温だけを信じて
お互いが、見えなくなる。
心配そうにする顔も
寂しい、悲しいという心も
「アリサやすずかは遠い海鳴市だし・・・
やっぱり僕が言うしか無いんだよね・・・きっと」
想いは・・・
言葉にしないと伝わらないモノもあるんだ
と言う事を
また、溜め息が出る。
最近溜め息ついてばかりな気がするな・・・
「おーい、ユーノ
コーヒー入ったぞー」
アルフの呼ぶ声が聞こえる。
僕は思索を中断し、その声に応えると
自分の日常へと戻っていった。
願わくば、大切な二人の友人が無事に戻ってくることを
祈りながら
619 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02:44:20 ID:xFxGOTtU
ごめんなさい、テンション下がってるせいかロクな文になりませんorz
最初に言い切ってから普通になのフェイ書けば良かったと後悔した。
でも、気付いたときには手遅れだった。
因みに
フェイトだけじゃなくヴィヴィオも中に入った一人だと思いますが。
ユーノはヴィヴィオと面識無いので省きました。
「送ったデータ、少しは役立てば良いんだけど・・・」
通信を終えると、僕は椅子に身を沈め
ため息をついた。
無限書庫に数日泊まり込みで調べ上げたデータだ。
僕に出来ることはこの位しか無いけれど、ほんの少しでもなのは達の力になればと思う。
「でも、なのはは何て言っても無茶するからなぁ・・・」
フェイトが上手く止めてくれれば良いんだけど
過去の戦いとは違って、今は隊長と言う責務もある。
だから常に一緒にもいられないんだろうし・・・
なのはは、確かに強くなったと思う。きっと、昔よりずっと。
でも・・・心は、初めて会ったあの頃より遥かに脆くなった。
大切なものを・・・自分の内側に入れてしまうようになったから。
なのはは誰にでも優しい
誰にでも笑顔を向けて、愛情を振り撒く
でも、それは与えるだけで
決して自分の中には受け入れようとしない
これまでにその中へ入れたのはきっとフェイトだけ、なんだと僕は思う。
フェイトには、なのはと一緒に歩いていける力がある。
だから、なのはも手を繋いで
一緒に歩いていこうとする。
先に行き過ぎた時でも、繋いだ手がきっと止めてくれると信じているから
618 名前:単発ネタ ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02:23:16 ID:xFxGOTtU
「でも、なのはは口に出して言わないからなぁ・・・
フェイトもだけど」
二人ともお互いを信じ、手を繋ぎ合っているけれど
その繋がりが強固であり、それを信じすぎるからこそ、盲目になる。
繋いだ手から伝わる体温だけを信じて
お互いが、見えなくなる。
心配そうにする顔も
寂しい、悲しいという心も
「アリサやすずかは遠い海鳴市だし・・・
やっぱり僕が言うしか無いんだよね・・・きっと」
想いは・・・
言葉にしないと伝わらないモノもあるんだ
と言う事を
また、溜め息が出る。
最近溜め息ついてばかりな気がするな・・・
「おーい、ユーノ
コーヒー入ったぞー」
アルフの呼ぶ声が聞こえる。
僕は思索を中断し、その声に応えると
自分の日常へと戻っていった。
願わくば、大切な二人の友人が無事に戻ってくることを
祈りながら
619 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02:44:20 ID:xFxGOTtU
ごめんなさい、テンション下がってるせいかロクな文になりませんorz
最初に言い切ってから普通になのフェイ書けば良かったと後悔した。
でも、気付いたときには手遅れだった。
因みに
フェイトだけじゃなくヴィヴィオも中に入った一人だと思いますが。
ユーノはヴィヴィオと面識無いので省きました。
2007年10月04日(木) 08:23:24 Modified by nanohayuri