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580 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/02(金) 18:35:26 ID:1TmyEPm7
>>578
ゆりかご起動前、玉座の間にて
その場には、三人の男女が居た。
玉座には王が座る。
今の世界でただ一人、この場に座ることを許された少女『ヴィヴィオ』が
その姿はもう、幼ない少女のものではなく
女性としての丸みを帯びた形へと変化していた。
カリムは、その姿をしばらく見つめる。
そして、そのまま玉座で眠る自らの主の体にしなだれかかった。
「やっと・・・やっと手に入れた。わたしだけの、聖王陛下」
「・・・・・・・」
ヴィヴィオは目を開かない。
僅かな呼吸音がなければ、生きているかどうかすら解らない。
そんな位に身動きの一つさえ、する事はないのだ。
「まだ不完全ではあるがね。ゆりかごが天にその身を置くときこそが、真の目覚めの時だ」
「陛下。わたしが・・・騎士カリムが、傍におります。ずっと・・・貴女をお守りします。
ですから、どうか・・・声をお聞かせ下さい」
「・・・・・・・・」
「言っただろう? それは、まだ目覚めていない。ただの入れ物だよ」
「・・・・それ以上陛下への暴言を吐くつもりでしたら、その首・・・切り落としますよ。ジェイル・スカリエッティ」
「おぉ・・・怖い怖い。しかし、その狂気と欲望に塗れた瞳はとても美しい。
実に、わたし好みだよ」
黒幕は聖王教会、と言うかカリム
カリムは聖王となったヴィヴィオへ狂信的な愛情を捧げる。
そんなネタを考えてた時代がありました。
ゆりかご起動前、玉座の間にて
その場には、三人の男女が居た。
玉座には王が座る。
今の世界でただ一人、この場に座ることを許された少女『ヴィヴィオ』が
その姿はもう、幼ない少女のものではなく
女性としての丸みを帯びた形へと変化していた。
カリムは、その姿をしばらく見つめる。
そして、そのまま玉座で眠る自らの主の体にしなだれかかった。
「やっと・・・やっと手に入れた。わたしだけの、聖王陛下」
「・・・・・・・」
ヴィヴィオは目を開かない。
僅かな呼吸音がなければ、生きているかどうかすら解らない。
そんな位に身動きの一つさえ、する事はないのだ。
「まだ不完全ではあるがね。ゆりかごが天にその身を置くときこそが、真の目覚めの時だ」
「陛下。わたしが・・・騎士カリムが、傍におります。ずっと・・・貴女をお守りします。
ですから、どうか・・・声をお聞かせ下さい」
「・・・・・・・・」
「言っただろう? それは、まだ目覚めていない。ただの入れ物だよ」
「・・・・それ以上陛下への暴言を吐くつもりでしたら、その首・・・切り落としますよ。ジェイル・スカリエッティ」
「おぉ・・・怖い怖い。しかし、その狂気と欲望に塗れた瞳はとても美しい。
実に、わたし好みだよ」
黒幕は聖王教会、と言うかカリム
カリムは聖王となったヴィヴィオへ狂信的な愛情を捧げる。
そんなネタを考えてた時代がありました。
2007年11月05日(月) 23:07:15 Modified by nanohayuri