最終更新:ID:A+0TOD0HUw 2024年06月19日(水) 00:01:06履歴
クリス「ロベルト殿、背中に干し草が…
また馬小屋へ
行っておられたのか?」
ロベルト「また…ってよく知ってるね。」
クリス「よくお姿をお見かけしました。
馬の扱いによく慣れておられるとか。」
ロベルト「何も特別なことはないよ。
馬に乗る人間だから少しわかるだけだ。」
クリス「そういうものですか…」
ロベルト「私はグルニア騎士だが、
少々複雑な一門の出自でね。
子供の頃から馬に乗ることは多かった。」
クリス「ああ、やっぱりそうなのですね。」
ロベルト「やっぱりって?」
クリス「馬の世話係の方が、
感心しておられました。
馬と話ができそうなくらいで、
きっと馬がお好きなんだろう、と。」
ロベルト「あの人もおしゃべりだな。
今、あそこには子馬がいるんだ。」
クリス「そうなんですか?」
ロベルト「また見せてもらうといいと思うよ。」
また馬小屋へ
行っておられたのか?」
ロベルト「また…ってよく知ってるね。」
クリス「よくお姿をお見かけしました。
馬の扱いによく慣れておられるとか。」
ロベルト「何も特別なことはないよ。
馬に乗る人間だから少しわかるだけだ。」
クリス「そういうものですか…」
ロベルト「私はグルニア騎士だが、
少々複雑な一門の出自でね。
子供の頃から馬に乗ることは多かった。」
クリス「ああ、やっぱりそうなのですね。」
ロベルト「やっぱりって?」
クリス「馬の世話係の方が、
感心しておられました。
馬と話ができそうなくらいで、
きっと馬がお好きなんだろう、と。」
ロベルト「あの人もおしゃべりだな。
今、あそこには子馬がいるんだ。」
クリス「そうなんですか?」
ロベルト「また見せてもらうといいと思うよ。」
クリス「ロベルト殿くらい
馬と親しいと…
やっぱり馬の言っていることが
わかったりするのですか?」
ロベルト「だしぬけに何?
そうだね…してほしいことと
嫌なことくらいは分かるけど。」
クリス「そうですか…」
ロベルト「がっかりした?」
クリス「いえ、そんなことは!
世の中にはポニーのしゃべることが
分かる人もいるそうなので…」
ロベルト「本当に? うそっぽいなぁ…」
クリス「本当なら素晴らしいことだと
思ったのですが。」
ロベルト「そうだね。
まぁでも、もし話ができたとしたら
謝らないといけないだろうな。」
クリス「何をです?」
ロベルト「こちらの都合で
戦乱に巻き込んで申し訳ない、って。」
クリス「そうですね…おれもそう言います。」
馬と親しいと…
やっぱり馬の言っていることが
わかったりするのですか?」
ロベルト「だしぬけに何?
そうだね…してほしいことと
嫌なことくらいは分かるけど。」
クリス「そうですか…」
ロベルト「がっかりした?」
クリス「いえ、そんなことは!
世の中にはポニーのしゃべることが
分かる人もいるそうなので…」
ロベルト「本当に? うそっぽいなぁ…」
クリス「本当なら素晴らしいことだと
思ったのですが。」
ロベルト「そうだね。
まぁでも、もし話ができたとしたら
謝らないといけないだろうな。」
クリス「何をです?」
ロベルト「こちらの都合で
戦乱に巻き込んで申し訳ない、って。」
クリス「そうですね…おれもそう言います。」
ロベルト「君は本当に何でもよく働くね…」
クリス「はい。
マルス様の近衛騎士ですから。」
ロベルト「近衛騎士は何でも屋か。」
クリス「それ、どなたかにも言われたような…
ああ、あの子馬は
どんどん大きくなってますね。
きっと強い馬になるでしょう。」
ロベルト「はは、そうだね。」
クリス「ロベルト殿には
大事なことを
気づかせていただきました。」
ロベルト「うん?」
クリス「戦わないで済むことが一番。
もちろんそれがマルス様の望みだとは
わかっていましたが…
おれは今まで…
戦う力を得ることに
とらわれていたように思います。」
ロベルト「武器を持たぬ彼らと接して、
戦わないことが一番だと思った?
…というか情が移ってしまったかな。」
クリス「はい。
今まで感じた事のない」
気持ちになりました…」
ロベルト「負傷したのを見ると辛いね。」
クリス「はい、確かに。
今朝も傷の具合の悪い馬がいて…
ロベルト殿、治療法に詳しいですか?
一緒に見てもらえませんか?」
ロベルト「君の仕事がまた増えたみたいだね…
わかった、様子を見に行こう。」
このページへのコメント
ひ、酷すぎる
ロベルトなど誰も使わぬということかっ!