最終更新:ID:wlaftnLG9g 2010年08月02日(月) 14:56:16履歴
クリス「ウルフ殿、お待ちください。」
ウルフ「お前は?」
クリス「アリティア騎士
クリスと申します。
マルス様の近衛騎士です。
ウルフ「クリス・・・
聞かぬ名だな。」
クリス「はい。
おれはまだ若輩の身ですから。
狼騎士団の長ウルフ殿・・・
ジェイガン様から
あなたの名は聞いていました。
ハーディン皇帝配下で
最強と名高い
オレルアン騎士団・・・
隊長のあなたは、
前の戦争でも最強の名に
相応しい圧倒的な強さだったと。」
ウルフ「・・・・・・。
軟弱なアリティア騎士ごときに、
戦いで劣るつもりはない。
それに・・・誤解するな。
狼騎士団の力は
おれ一人のものではない。
戦場で
おれを補佐してくれたザガロ、
それにビラクにロシェ・・・
何より、ハーディン様が・・・
あの方がいたからこそだ。」
クリス「・・・・・・。
ハーディン皇帝のことは・・・
その、何と申し上げれば良いか・・・」
ウルフ「・・・無用だ。
ハーディン様のお心は
おれたちが知っている。
おれは
ハーディン様を過ちに導いた
元凶の全てを討つ。それだけだ。」
ウルフ「お前は?」
クリス「アリティア騎士
クリスと申します。
マルス様の近衛騎士です。
ウルフ「クリス・・・
聞かぬ名だな。」
クリス「はい。
おれはまだ若輩の身ですから。
狼騎士団の長ウルフ殿・・・
ジェイガン様から
あなたの名は聞いていました。
ハーディン皇帝配下で
最強と名高い
オレルアン騎士団・・・
隊長のあなたは、
前の戦争でも最強の名に
相応しい圧倒的な強さだったと。」
ウルフ「・・・・・・。
軟弱なアリティア騎士ごときに、
戦いで劣るつもりはない。
それに・・・誤解するな。
狼騎士団の力は
おれ一人のものではない。
戦場で
おれを補佐してくれたザガロ、
それにビラクにロシェ・・・
何より、ハーディン様が・・・
あの方がいたからこそだ。」
クリス「・・・・・・。
ハーディン皇帝のことは・・・
その、何と申し上げれば良いか・・・」
ウルフ「・・・無用だ。
ハーディン様のお心は
おれたちが知っている。
おれは
ハーディン様を過ちに導いた
元凶の全てを討つ。それだけだ。」
ウルフ「お前・・・・・・
クリスといったな。」
クリス「ウルフ殿?」
ウルフ「・・・先日の無礼を謝ろう。
おれはお前の力を
侮っていたようだ。」
クリス「え?
いや、そのように頭を
下げられるようなことは何も・・・」
ウルフ「おれは強者には敬意を払う。
お前の戦いを見て、知った。
お前は強い。
おそらくはおれ以上の才がある。
そしてその強さ・・・
楽に身につけたものではない。
相当の苦痛に耐えて得たものだ。
俺と同じ・・・幼い頃から
ただひたすら主君のために
鍛錬を重ねた強さだ。」
クリス「はい。おれは
アリティアに仕えるべく
子供の頃から訓練を重ねました。」
ウルフ「お前ほどの騎士が
アリティアにいたとはな・・・
だが、わからんな。
マルス王子は・・・本当にお前が
命を賭けるに値する主君か?」
クリス「もちろんです。
あの方に仕えることが
おれの喜び。」
ウルフ「だが、
お前に相応しい
主君とは思えん。
マルス王子は
アカネイアに反逆し、各地を
力と恐怖で支配してきたという・・・
いずれは世界を
支配しようと企んでいる・・・
おれはそう聞いている。」
クリス「いえ、それは誤解です!
ウルフ殿もマルス様のことを
知ってくだされば、
きっとわかるはずです。
マルス様は
そんな方ではない。」
ウルフ「・・・・・・そうか。
無礼なことを言ったな、
許してくれ。
おれももし
自分の主君を
侮辱されれば許せぬからな・・・」
クリス「はい・・・
その気持ちはよくわかります。」
ウルフ「ハーディン様は
まるで悪魔のごとく
人々から忌み嫌われている。
何を言われようが構わぬ、
おれたちは優しかった
あの方を知っているのだから。
だが、お前には・・・
本当のハーディン様を
知っておいて欲しい。
ハーディン様は決して
悪人ではない。
あの方は、本当は・・・」
クリス「ウルフ殿・・・
では、お互いにもっと
話をしませんか?
おれたちの主君について。
おれはハーディン皇帝を知りません。
そしてあなたも
マルス様を誤解しておられる。
二人で話せば、
おれたちはきっと
わかりあえるはずです。」
クリスといったな。」
クリス「ウルフ殿?」
ウルフ「・・・先日の無礼を謝ろう。
おれはお前の力を
侮っていたようだ。」
クリス「え?
いや、そのように頭を
下げられるようなことは何も・・・」
ウルフ「おれは強者には敬意を払う。
お前の戦いを見て、知った。
お前は強い。
おそらくはおれ以上の才がある。
そしてその強さ・・・
楽に身につけたものではない。
相当の苦痛に耐えて得たものだ。
俺と同じ・・・幼い頃から
ただひたすら主君のために
鍛錬を重ねた強さだ。」
クリス「はい。おれは
アリティアに仕えるべく
子供の頃から訓練を重ねました。」
ウルフ「お前ほどの騎士が
アリティアにいたとはな・・・
だが、わからんな。
マルス王子は・・・本当にお前が
命を賭けるに値する主君か?」
クリス「もちろんです。
あの方に仕えることが
おれの喜び。」
ウルフ「だが、
お前に相応しい
主君とは思えん。
マルス王子は
アカネイアに反逆し、各地を
力と恐怖で支配してきたという・・・
いずれは世界を
支配しようと企んでいる・・・
おれはそう聞いている。」
クリス「いえ、それは誤解です!
ウルフ殿もマルス様のことを
知ってくだされば、
きっとわかるはずです。
マルス様は
そんな方ではない。」
ウルフ「・・・・・・そうか。
無礼なことを言ったな、
許してくれ。
おれももし
自分の主君を
侮辱されれば許せぬからな・・・」
クリス「はい・・・
その気持ちはよくわかります。」
ウルフ「ハーディン様は
まるで悪魔のごとく
人々から忌み嫌われている。
何を言われようが構わぬ、
おれたちは優しかった
あの方を知っているのだから。
だが、お前には・・・
本当のハーディン様を
知っておいて欲しい。
ハーディン様は決して
悪人ではない。
あの方は、本当は・・・」
クリス「ウルフ殿・・・
では、お互いにもっと
話をしませんか?
おれたちの主君について。
おれはハーディン皇帝を知りません。
そしてあなたも
マルス様を誤解しておられる。
二人で話せば、
おれたちはきっと
わかりあえるはずです。」
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