7月15日に発売されるDSのファイアーエムブレム 新・紋章の謎 光と影の英雄の攻略サイト・wikiです。

オグマとクリス♀1

クリス「オグマ殿。」
オグマ「クリスか…
    どうした、改まった顔で。」
クリス「お願いがあります。
    オグマ殿の戦いの技術…
    私に学ばせてください。」
オグマ「…わからんな。
    お前は正騎士だろう。
    一介の傭兵に何を求める?」
クリス「オグマ殿は
    前の戦争の英雄の一人、
    今回もたった一人で
    ユミナ王女ユベロ王子を
    敵城からお救いした方です。
    一介の傭兵とは思えません。」
オグマ「悪いが、他をあたってくれ。
    おれは誰かにものを
    教えるような人間じゃない。
    …戦うことしかできん男だ。」
クリス「では…
    その戦いを望みます。
    一対一で私と
    手合わせを願えませんか?」
オグマ「何…?」
クリス「私の祖父が言っていました。
    相手を最もよく知る方法は、
    戦うことだと。
    相手の技はもちろん、
    相手の生まれ育ちや性格まで、
    戦えば全てわかると。」
オグマ「…なるほどな。
    お前の祖父は正しい。
    だが、わかっているのか?
    始めれば…冗談ではすまんぞ。」
クリス「…覚悟の上です。」
オグマ「…いいだろう。
    来い。」

オグマとクリス♀2

クリス「オグマ殿…」
オグマ「どうした、また勝負か。
    こないだの戦いは・・・
    決着がつかなかったな。」
クリス「いえ、私の負けです。
    最初に
    私が不意を打たれた時、
    あなたは手加減した…
    そうでなければ私は、
    二度と戦場に立てない体に
    なっていたでしょう…
    学ばせていただきました。
    あなたの戦い方は、
    騎士の戦いとはまるで違う…」
オグマ「汚い戦い…
    そうだろう?」
クリス「…以前の私なら、
    そう言っていたかもしれません。
    ですが、
    その汚い戦いに対し、
    私は何もできなかった…
    オグマ殿の戦いは、
    正規軍の戦い方ではありません。
    あれは…」
オグマ「剣闘・・・
    殺し合いの見世物の戦いだ。
    砂で相手の目を潰し、
    血と脂にまみれた剣で
    頭を叩き割る…
    獣のように吠え猛り、
    相手が動かなくなっても
    肉を潰す…
    おれはガキの頃に
    そんな場所に放り込まれ、
    戦ってきた。」
クリス「そんなことが…
    …想像もできません。
    そこは、戦場以上に
    残酷な場所なのですね…」
オグマ「お前は知らない方が良い世界だ。
    おれももう思い出したくはない…
    これでわかっただろう?
    おれはお前の目指す道とは
    違う場所にいる人間だ…」

オグマとクリス♀3

クリス「オグマ殿!」
オグマ「…クリスか。
    お前、どういうつもりだ?」
クリス「何のことですか?」
オグマ「とぼけるな。
    近頃のお前は戦場で…」
クリス「はい。あなたの戦いを見て、
    学ばせていただいています。」
オグマ「言ったはずだ。
    おれは剣闘出の傭兵。
    お前の目指す
    騎士の道とはまるで違う。」
クリス「私も…
    最初はそう思っていました。
    あなたの強さは、
    剣闘の…無法の戦いを
    くぐり抜けてきた凄みにあると。
    でも、その技を盗もうと
    ずっとあなたの戦いを見ていて、
    わかったことがあります。
    あなたは、私たち
    騎士と同じ心を持っています。」
オグマ「同じ心、だと?」
クリス「はい。
    あなたの心の中には誰かがいる。
    あなたは
    その人のために戦っている。
    違いますか?」
オグマ「……」
クリス「それが忠義なのか、
    それとも別の感情なのかは
    わかりません…
    でも、あなたはその人のために
    身も心も捧げている。
    まるで神聖な騎士のように。
    それが、あなたの本当の強さ。」
オグマ「……」
クリス「祖父の言葉です。
    「自分のためだけに戦う
    人間はたしかに強い」…
    「だが、真に強いのは
    誰かのために戦える人間だ」…
    戦いは、
    言葉よりもその人を語ります。
    オグマ殿…
    剣闘の技と騎士の心を
    持つあなたを、
    私は尊敬しています。」
オグマ「……」
クリス「だから、
    これからもお供いたします。
    オグマ殿から学ばせてください。」
オグマ「…とんだ押しかけ弟子だな。
    好きにするがいい。」
クリス「はい、
    ありがとうございます!」

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