7月15日に発売されるDSのファイアーエムブレム 新・紋章の謎 光と影の英雄の攻略サイト・wikiです。

カシムとクリス♀1

カシム「はぁ…
    困ったなあ。
    とても困ったなあ…」
クリス「カシム殿?
    どうしたのですか?」
カシム「これは、クリスさん。
    実は、母が病気でお金が…」
クリス「! それはお困りでしょう。
    少ないですがこのお金、
    足しにしてください。」
カシム「ううっ、ほとんど初対面のぼくに
    こんなに優しくしてくださるなんて…
    ありがとうございます!」
クリス「いえ、困っている人を助けるのも
    騎士の役目です。」
カシム「クリスさん…
    いえ、クリス様!
    あなたはぼくの恩人です。
    ぼくは、あなたに
    この命を捧げます!」
クリス「…気持ちは嬉しいですが、
    そこまでしてもらわなくても…」
カシム「いいえ!
    それくらいはしないと、
    ぼくの気がおさまりません!」
クリス「…カシム殿の気持ち、
    よくわかりました。
    が、私は一介の騎士の身。
    命を捧げるなら、
    我が主君に誓いを
    立ててもらった方が。」
カシム「しゅ、主君というと…」
クリス「マルス様です。では早速…」
カシム「ちょ、ちょっと待ってください。
    心の準備を…
    …え、えーと…
    マルス様にはなんて言って
    お金貰ったっけ…」
クリス「カシム殿?」
カシム「うわあなんでもないです!
    ご、ごめんなさい、
    急用を思い出しましたので
    これで失礼しますっ!」
クリス「あ、カシム殿?
    お金は良いのですか…?」

カシムとクリス♀2

クリス「カシム殿。」
カシム「ひぇっ!?
    クリス様!?」
クリス「先日はお金を渡しそびれました。
    これをどうぞ。」
カシム「は、はぁ、ありがとうございます。
    ……ではこれで。」
クリス「では、共に
    マルス様のもとに参りましょう。」
カシム「ええええーと…
    はぁ…仕方ない、正直に言います。
    クリス様に
    誓うのであればいいのですが、
    マルス様は高貴すぎて、
    どうも気後れして…」
クリス「なるほど…
    では、ジェイガン様なら
    どうですか?」
カシム「ジェ、ジェイガン様!?」
クリス「はい、あの方なら
    誓いを立てるに申し分ないです。
    そうだ、つい先日も
    ジェイガン様に命を捧げた
    若者がいたそうですよ。
    なんでも、
    その若者は祖母が病気で、
    お金が必要だったとか…」
カシム「へ、へえ…」
クリス「ジェイガン様がそのお金を
    差し上げたところ、
    そのお返しに命を捧げると…
    良い話ですね…」
カシム「そ、そうですねははは…」
クリス「だからカシム殿も、
    きっと暖かく迎えられます。
    さあ私と一緒に…」
カシム「ごごごめんなさい、
    また急用が入って…
    とにかくこれ、お返ししますっ!」
クリス「カシム殿…?」

カシムとクリス♀3

クリス「カシム殿。どうも先日から
    あなたの様子が
    おかしい気が…
    もしや、私やマルス様に
    良くない隠し事でも?」
カシム「ええええええーと…
    まさかそんな、ははは…
    クリス様、すみません。
    実はぼくは
    人前で誓うのは苦手で…」
クリス「そうですか。
    では誓いは心の内にとどめ、
    一緒に陰ながら
    マルス様をお守りする、
    ではどうですか?」
カシム「は、はい、それならば!」
クリス「良かった!
    では、明日から
    私と一緒に訓練を。」
カシム「く、訓練ですか?」
クリス「はい。夜明け前に起き、
    まず拠点周囲を十周走り、
    その後素振り千回…」
カシム「あ、あのー…
    確かにぼく、命を捧げるとは
    言いましたけど、
    マルス様のために
    そこまでするのはちょっと…」
クリス「…………
    …今、何と?」
カシム「い、いえいえ、冗談です!
    マルス様万歳!
    マルス様に命を捧げます!」
クリス「素晴らしいです。
    やはりカシム殿は、
    私が思っていたとおりの方です。」
カシム「え、えらいことに
    なっちゃったなぁ…」

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