DS ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 光と影の英雄 攻略wiki

クリス「チェイニー殿、
クリス「チェイニー殿ー！
クリス「全く、
クリス「もうじき軍議だというのに
クリス「チェイニー殿は一体どこに…」
クリス「全く、
クリス「もうじき軍議だというのに
クリス「チェイニー殿は一体どこに…」
クリス「え…？
クリス「あ、あなたは…？」
クリス「あ、あなたこそ…？」
クリス「私はクリス…」
クリス「私もクリス…」
クリス「そ、そんな馬鹿な…
クリス「く…さては
クリス「魔王ガーネフのまやかし…！
クリス「こんなまやかしになど…
クリス「覚悟っ！」
クリス「わーっ、待て待て！」
チェイニー「落ち着けって、おれだよおれ。
チェイニー「ただの冗談だって。」
クリス「チ、チェイニー殿！」
チェイニー「お前もマルスみたいに
チェイニー「真面目っぽい奴だからな。
チェイニー「緊張をほぐしてやろうと思って。
チェイニー「けどお前冗談通じないのな、
チェイニー「危うくおれの人生
チェイニー「終わるかと思ったぜ…」
クリス「し、失礼しました。
クリス「でもチェイニー殿も
クリス「悪い冗談はやめてください。」
チェイニー「まあまあ、悪気はないんだぜ。
チェイニー「これ、おれの特技なんだよ。」
クリス「ほらほら、
クリス「どこから見てもそっくりだろ？」
クリス「確かにそうかも
クリス「しれませんが…」
クリス「ん？ありゃ、しまった。
クリス「そっくりだと思ってたが、
クリス「ちょっと違ってたな。」
クリス「？
クリス「どこがですか？」
クリス「おれの方が女っぽくて
クリス「色気のある体つきだな。
クリス「本物のほうは男らしいっていうか
クリス「逞しいっていうか…」
クリス「…チェイニー殿…
クリス「今の発言、もう一度
クリス「言っていただけますか？」
クリス「ま、待て待て…！
クリス「さっき殺されかけた以上の
クリス「危険を今感じてるんだが…
クリス「じ、冗談だよ冗談、はは。
クリス「じゃあまたな。」
クリス「チェイニー殿！」

クリス「チェイニー殿ー！
クリス「またどこかへ
クリス「行ってしまったみたい…」
マルス「やあ、クリス。」
クリス「あ、これはマルス様。」
マルス「良いところで会ったよ。
マルス「君にお願い
マルス「したいことがあるんだ。」
クリス「はっ、マルス様のためなら喜んで。」
マルス「ありがとう。じゃあ…
マルス「この戦いが終わったら、
マルス「ぼくと結婚してくれないかな？」
クリス「…チェイニー殿ですね。」
チェイニー「ありゃ、やっぱりばれたか。」
クリス「当たり前です。
クリス「マルス様がそんなことを
クリス「仰るはずがありません。」
チェイニー「おかしいなー。
チェイニー「他の奴らは割りと騙されたんだけど…
チェイニー「ま、良いか。じゃあな。」
クリス「…お待ちください。」
チェイニー「な、なんだ？」
クリス「マルス様の姿のまま、
クリス「一体誰を騙していたのですか？
クリス「洗いざらい白状していただきます。」
チェイニー「げ。」
クリス「私はマルス様の
クリス「評判を下げる者の存在を
クリス「許すことは出来ません…
クリス「事と次第によっては…」
チェイニー「だ、だから怖いってその空気！
チェイニー「じょ、冗談だって。な？」
クリス「チェイニー殿！」

ジェイガン「クリス、
ジェイガン「突然ですまぬが…
ジェイガン「わしはそなたを
ジェイガン「愛してしまったようじゃ。」
クリス「こんにちはチェイニー殿。」
ジェイガン「ってもうバレてる！？」
チェイニー「なんだよつまんないなーお前は。」
クリス「あなたにはあれこれ
クリス「色んな手で騙されましたから、
クリス「もう慣れました。
クリス「でも、チェイニー殿。
クリス「これだけ長い間共にいても…
クリス「あなたはなかなか
クリス「私たちに本心を
クリス「見せてはくれないのですね。」
チェイニー「……。
チェイニー「まあな。
チェイニー「おれは人間じゃないしさ。
チェイニー「人間と竜…
チェイニー「どっちかに肩入れするには、
チェイニー「おれは半端すぎるんだよ。」
クリス「……」
チェイニー「お前やマルスのことは気に入ってる。
チェイニー「人間にしちゃ良い奴だよ。
チェイニー「でも、お前たちは人間だ。
チェイニー「人間はあっという間に
チェイニー「生まれて死んでいく…
チェイニー「深い関わりを持てば持つほど、
チェイニー「別れが寂しくなるしな。」
クリス「チェイニー殿…」
チェイニー「竜を捨てて
チェイニー「人になろうとした連中は…
チェイニー「何者にもなれなかった。
チェイニー「竜を捨てようとして果たせず、
チェイニー「人に変わろうとして果たせず、
チェイニー「人を滅ぼそうとして傷つき、
チェイニー「人に交わろうとして傷つく…
チェイニー「どこまでも哀れな連中さ。」
クリス「あなたもその一人なのですね。
クリス「あなたにも昔…
クリス「そのようなことがあったのですね。
クリス「人と共にあろうと…
クリス「でも、かなわなかった。
クリス「あなたは人間嫌いではない、
クリス「ただ…」
チェイニー「…どうだかな。
チェイニー「長生きしすぎて忘れちまった。
チェイニー「ま、でもこの戦いの間は…
チェイニー「昔みたいなのも
チェイニー「悪くないかな…」